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部屋に侵入した一匹のハエ。追えば逃げ、諦めれば顔の周りに戻ってくる。ハエ叩きなんて上等な装備はうちにない——さて、何を握って立ち上がるのが正解でしょうか。
実は、ハエ叩きがあの網目の形をしているのには理由があります。ハエは接近してくる物の風圧を感じて逃げるので、風圧が抜ける網目が「当たる」ための必須条件なんです。つまり代用品選びも「風圧が逃げるか」で決まります。当たる順に紹介して、最後に「そもそも叩かない」方法まで。
当たる代用ランキング
1位:タオル・ゴム手袋を「鞭」のように振る
意外な優勝候補がこれ。フェイスタオルの端を持って、鞭のようにスナップを効かせて振ると、風圧が少なく先端速度が速いので、ハエの回避が間に合いません。ゴム手袋をだらんと持って振るのも同じ原理。当たりの感触があったら、床に落ちた獲物を確認してください。
2位:新聞紙・チラシ(丸め方が9割)
定番の新聞紙は、ぎゅっと固い棒にせず、平たくふんわり丸めるのがコツ。固く丸めるほど風圧の壁ができて、直前で逃げられます。振りは大振りせず、最短距離でスッと。
3位:スリッパ
面の広さと硬さで、当たれば確実。ただし風圧も大きいので、成功率は狙い方次第です(狙い方は後述)。そして使用後は裏面を洗剤で洗うこと。ハエは雑菌の運び屋なので、そのまま履いて歩くのはナシです。
狙い方:後ろ斜め上から、二度打ち前提
道具が決まったら、あとは狙い方です。ハエの反応速度は人間の数倍と言われていて、正面からの振りかぶりはほぼ読まれます。コツは3つ。
- 止まって手足をこすっている時が狙い目——あの瞬間がいちばん油断しています
- 後ろ斜め上から振る——ハエは飛び立つ時にやや後方に跳ぶとされ、進行方向を塞ぐ形になります
- 一撃必殺を狙わない——外したら即・二の太刀。連打の圧で仕留めるくらいの気持ちで
叩かない派へ:洗剤スプレーという静かな解決
高い場所に止まって降りてこない、食器棚の上で手が出せない——そんな時は、食器用洗剤を水で数倍に薄めたスプレーを直接吹きかける方法があります。界面活性剤が呼吸するための気門を塞いで、ハエはすぐ飛べなくなります(ゴキブリの洗剤ワザと同じ原理です)。落ちたところを回収して終了。床に飛んだ洗剤は滑るのですぐ拭く、食品や食器の近くではやらない、この2点だけ守ってください。
なお、めんつゆトラップはショウジョウバエ(コバエ)用なので、ブンブン飛ぶイエバエにはほぼ効きません。相手を見て武器を選びましょう。
ゆきこ( ゚Д゚)『新聞紙を固く丸めた「剣」で10連敗した夫と、タオルの鞭で2秒で終わらせた私。武器選びって大事ですね(ドヤ顔は3日続けました)』
戦後処理と、次を入れない話
仕留めたハエはティッシュ越しに回収して、当たった壁や床はアルコールか薄めた洗剤で拭いてください。ハエは生ごみや排水口を歩き回った足で家中に降り立つので、戦後の消毒までがハエ退治です。
再侵入の予防は、網戸の隙間チェックと生ごみの密封が二本柱。夏の虫対策シリーズとしては、蚊取り線香ホルダーの代用も書いています。
ちゃんと装備するなら
ハエ叩きは100円台からあり、電撃ラケットタイプなら「振って当てる」のが苦手な人でも空中戦ができます。
そもそも入れたくない方は、網戸の隙間テープと生ごみの防臭袋で入口を塞ぐのが一番です。
まとめ:風圧を逃がす武器で、後ろ斜め上から
- ハエは風圧で接近を察知する。風圧が逃げる物ほど当たる
- 1位はタオル・ゴム手袋の鞭振り、新聞紙は平たくふんわり
- 狙いは手足こすり中に、後ろ斜め上から、二度打ち前提
- 叩けない場所は薄めた洗剤スプレーで飛べなくする
- 戦後はティッシュ回収+当たった面の消毒まで
保存版:この記事の早見表
戦い方を1枚にまとめました。



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