※本記事にはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれています。
寒くなってきたので去年の充電式カイロを引き出しから出したら、ケーブルをつないでもランプがつかない。ついたと思ったら、朝の通勤の途中でもう冷たくなっている。こういう時、「壊れた?」と「買い替え?」の間で気持ちが揺れますよね。小さな本体の中にはモバイルバッテリーと同じリチウムイオン電池が入っていて、実は不調の理由もほとんど同じなんです。
先に結論をひとつ。充電できない原因は、本体より先に「ケーブル・充電器・端子・寒さ」の4つで見つかることが多いです。この4つを順に見て、それでもだめなら電池の劣化。そして、もし本体が膨らんでいたり、熱かったり、変な匂いがしたりする時は、原因探しより先に充電をやめてください。順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:ランプがつかない人|すぐ切れる人|去年のが使えない人|膨らんだ・熱い人|買い替えと捨て方を知りたい人
ランプがつかない——ケーブル・充電器・端子・寒さ・劣化の順に見る
ランプがつかない時、いちばん多いのは本体の故障ではなく、ケーブルか充電器の側です。付属のケーブルは細くて短いものが多く、1シーズン使うと根元が傷んでいることがよくあります。まずはこの3コマの順番で試してみてください。
- ケーブルを替えてみる。端子の形(今はタイプCが多く、少し前のものはマイクロUSB)が同じなら、スマホ用のケーブルで構いません。差した時にぐらつく、角度を変えるとランプがついたり消えたりする、という時は、ケーブルの断線がほぼ答えです
- 充電器を替えてみる。パソコンのUSBの口やテレビの裏の口は出力が小さく、ランプがつかないことがあります。スマホに付いてきたUSB充電器につなぎ直してみてください。PSEマークのある充電器を使うのも基本です
- 端子の中を見る。ポケットやバッグの中で使うものなので、口の中にホコリや糸くずがたまりやすいんです。明るい所でのぞいて、乾いた柔らかいブラシや爪楊枝の先で軽くかき出します。金属のピンでこじらないように。濡れたまま充電しないでください
それでもだめなら、残りの2つです。
- 部屋が寒すぎないか。リチウム電池は低温だと充電を受け付けないことがあります。冷えた車内や玄関に置いてあった本体は、暖かい部屋で1時間ほど置いてから充電すると入ることがあるんです
- 電池の劣化。ここまで全部試してランプがつかない、または一瞬ついてすぐ消えるなら、中の電池が寿命の可能性が高いです。第3章と第5章へ進んでください
ランプの意味は機種で違うので、説明書のランプの見方を一度だけ確かめておくと迷いません。
すぐ切れる・温まらない——寒さで弱っているのか、電池の寿命か
充電はできるのに、外に出て1時間もしないうちに冷たくなる。これは「充電できない」とは少し違って、電池が蓄えられる量が減っているか、寒さで一時的に力が出ていないかのどちらかです。様子で見分けてみてください。
| 様子 | 考えられること | どうするか |
|---|---|---|
| 満充電にしても、屋外ですぐ切れる | 寒さで電池の力が落ちている | 内ポケットなど体に近い所で使う。屋内で試して持つなら本体は問題なし |
| 屋内でも去年より明らかに短い | 電池の劣化(充電回数の積み重ね) | 買い替えを考える時期。第5章へ |
| 温まるが弱い。強にしても熱くない | 残量が少ない状態で使い始めた、または劣化 | 満充電から使ってみる。変わらなければ劣化 |
| すぐ100%になって、すぐ0%になる | 電池が「空の容器」に近づいている | 寿命のサイン。充電を繰り返さず第5章へ |
リチウム電池は寒さに弱い性質があります。コートの外ポケットより内ポケット、手袋の中、というように体温に近い場所で使うと、同じ本体でも持ち時間が変わります。
強で使い続けると電池の減りも速くなります。冷える前に弱でつけておく方が長く持つことが多いですよ。ただし、同じ場所に長く当て続けると低温やけどの心配があります。肌に直接当てず、ときどき当てる場所を変えてください。
去年のが使えない——残量ゼロで放置した電池は戻りにくい
春にしまう時にどうしていたか、思い出してみてください。使い切ったまま引き出しへ、という家庭が多いのではないでしょうか。リチウム電池は残量ゼロのまま何か月も置くと深く放電して、次に充電しても受け付けなくなることがあります。これが「去年のが使えない」の正体で、いちばん多いものです。
ただ、深く放電した電池は保護の仕組みで最初はランプがつかないだけで、しばらくつないでおくと目を覚ますことがあります。暖かい部屋で、目の届く机の上で、30分から1時間ほどつないで様子を見る。それでランプがつけば、あとは普通に満充電まで待ちます。ただし、この時に本体が熱くなる・膨らんでくる・匂うなら、すぐ外して第4章へ。
次の冬に同じことにならない保管の仕方が、こちらです。
| 保管のポイント | OK | NG |
|---|---|---|
| しまう時の残量 | 50%前後(ランプが半分くらい) | 0%のまま・100%のまま |
| 途中の手入れ | 数か月に一度、少しだけ足す | 春から冬まで一度も触らない |
| 置き場所 | 涼しくて乾いた引き出し | 直射日光・夏の車内・暖房のそば |
| 一緒にしまう物 | ケーブルと一緒に袋へ | 鍵やクリップなど金属と一緒 |
「50%前後」はランプが半分ついているくらい、と覚えておけば十分です。しまう時に少し足してから、が習慣になると、来年の秋にがっかりせずに済みますよ。
膨らんでいる・熱い・匂う——充電しないで、その本体は使わない
ここがこの記事でいちばん大事なところです。次の様子が一つでもあれば、充電できるかどうかを試すこと自体をやめてください。
- 本体のふたやケースが浮いている、机に置くとぐらぐらする、去年より厚くなった気がする(膨らみ)
- 充電中や使用中に、持てないほど熱くなる。カイロなので温かいのは当然ですが、「熱くて持てない」は別物です
- 甘いような、薬品のような、焦げたような匂いがする
- 落とした後から、充電できない・ランプの様子がおかしい
膨らみは、電池の中でガスが発生しているサインで、元には戻りません。充電するとさらに熱を持ち、最悪の場合は発煙につながります。中を確かめたくなっても分解はしないでください。ケースを開ける時に電池を傷つけると、そこから発火することがあります。
普段の充電で守ってほしいのは、布団の中で充電しないこと。寝る前に温めておこうと布団に入れたまま充電すると、熱の逃げ場がなくなります。充電は机の上で、使う直前に布団に入れる、の順番にしてください。
それから、カイロ全般にいえる低温やけどのこと。体温より少し高いくらいの温度でも、同じ場所に長時間当て続けると皮膚の奥が傷むことがあります。寝ている間、感覚の鈍い部分、小さな子どもや高齢の家族には、直接肌に当てないこと、ときどき場所を変えることを忘れないでください。赤みや痛みが引かない時は受診を。
買い替えの目安と、使えなくなった本体の捨て方
買い替えの目安を、迷いにくい形にしておきますね。
- 第1章の順番を全部試しても、ランプがつかない
- 満充電から屋内で使っても、去年の半分も持たない
- 膨らみ・熱・匂いのどれか一つでもある(これは迷わず)
- 充電の口がゆるくて、押さえていないと充電できない
何年もつかは使う回数と保管で変わるので言い切れませんが、リチウム電池は充電を繰り返すほど少しずつ容量が減っていきます。
使えなくなった本体は、普通ごみに出せません。中のリチウム電池がごみ収集車や処理施設で発火する事故が、各地で起きています。自治体の小型充電式電池の回収、家電量販店やホームセンターの回収ボックス、メーカーの回収窓口など、電池のルートで出してください。膨らんだものは回収ボックスに入れられないことがあるので、先に自治体へ確認を。同じリチウム電池の製品の出し方はハンディファンの捨て方、膨らんだ時の扱いはモバイルバッテリーが膨らんだらにまとめています。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、充電式カイロの不調は「本体が悪い」と決める前に、ケーブルを1本替えるだけで解決することが多いと思っています。膨らんでいる時だけは、迷わずやめてくださいね』
💡 この困りごとへの提案
ケーブルは本体側に合ったものを冬の間は1本決めておくと、朝の「充電できてなかった」が減ります。PSEマーク付きで2ポートあるUSB充電器なら、カイロとスマホを同時に充電できて楽ですよ。
あわせて読みたい
同じリチウム電池の製品で「充電できない」の見る順番は、ハンディファンが充電できない時に確かめる4つとほぼ同じです。買う前の失敗しやすい点はモバイルバッテリーを買って後悔した7つの理由、電熱ベストのバッテリーの扱いは電熱ベストの洗い方へどうぞ。
まとめ:ケーブル→充電器→端子→寒さ→劣化の順。膨らんだら充電しない
- まずケーブルと充電器を替える。本体の故障より先に見つかることが多い
- 端子のホコリと寒さ。乾いたブラシで軽く、暖かい部屋で1時間置いてから
- 去年のが使えないのは残量ゼロ放置。しまう時は50%前後、数か月に一度足す
- 膨らみ・熱・匂いは充電しない。分解しない、布団の中で充電しない、低温やけどに注意
- 捨てる時は電池のルート。普通ごみNG、膨らんだものは自治体に確認
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめました。



コメント