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窓を開けて風を通していたら、「ぶーん」という大きな羽音。見ると、丸々とした黒いハチが部屋の中を飛んでいる。クマバチかな、と思っても、体が大きいのでどきっとしますよね。子どもやペットがいる家なら、なおさら落ち着かないと思います。
先に結論をひとつ。叩かず、追い回さず、部屋の明かりを消して窓を大きく開け、離れて待つのが基本の手順です。ハチは明るい方へ向かう習性があると言われ、外が明るければ、自分から出ていくことが多いとされています。クマバチはおとなしいと言われていますが、メスは刺すことがあります。あわてないための手順を、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:飛んでいる人|叩きたくなる人|床で動かない人|何度も入ってくる人|刺された・近づかれた人
外へ出す手順——明かりを消して、窓を大きく開けて、離れて待つ
部屋の中でハチが飛んでいる時は、「出ていきやすい環境をつくって待つ」のがいちばん安全です。追いかけたり捕まえたりするのではなく、ハチが自分で外に向かえるようにしてあげる、という考え方ですね。順番は次の4つです。
- 部屋の明かりを消す。ハチは明るい方へ向かうと言われるので、部屋の中を暗くして、窓の外との差をつくります
- 窓を大きく開ける。網戸がある場合は、網戸を開けて、ハチが通れる広さにします。ほかの窓や扉は閉めておくと、飛んでいく先がまぎれません
- カーテンを寄せる。窓の前に何も垂れていない状態にして、出口を見つけやすくします
- 離れて静かに待つ。部屋の隅などに離れて、ハチを見ながら動かず待ちます。数分で出ていくこともあれば、少し時間がかかることもあります
待っている間に、ハチが自分の方に向かってきたとしても、手で払わず、ゆっくり後ろに下がります。羽音が大きいと不安になりますが、ハチは人を狙って飛んでいるわけではなく、出口を探して飛んでいると言われます。窓を開けたまま、様子を見守ってください。
ここで、子どもとペットを先に別の部屋へ移動させます。ドアを閉めて、ハチと同じ部屋に入らないようにするだけで、ぐっと安心です。ペットが興味を持って追いかけると、刺されることがあるので、必ず離しておきましょう。
夜に明かりをつけた部屋へ入ってきた場合も、考え方は同じです。外が暗い時間は、ハチが出口を見つけにくいので、無理に出そうとせず、窓を開けたまま部屋の明かりを消して、朝まで待つ方が安全なこともあります。ほかの部屋に続く扉は閉めておき、寝る部屋に入ってこないようにしておきましょう。
しばらく待っても出ていかない時は、ほかの窓も開けて、風の通り道を変えてみてください。それでも動かない時は、無理をせず、自治体の窓口に相談します。ハチの方も、追い立てられなければ、落ち着いて外に向かいやすくなると言われます。
やってはいけないこと——叩く・追い回す・スプレー・掃除機・つかまえる
つい手が出そうになる場面ですが、次の行動はどれもやらないでください。ハチを興奮させて、かえって刺される危険が高まると言われます。
- 叩く・手で払う。手に当たったハチは、身を守ろうとして刺すことがあります
- 追い回す。逃げ場を失ったハチが、部屋の中を飛び回って落ち着かなくなります
- スプレーをかける。部屋の空気が汚れるうえ、弱ったハチが落ちてきたり、思わぬ方向に飛んだりします。小さな子やペットの安全にも気を配る必要があります
- 掃除機で吸う。機械の中で生きていることがあり、後から出てくると困ります
- コップや紙で捕まえようとする。距離が近くなり、刺されやすくなります
クマバチはオスとメスがいて、メスは刺すことがあり、オスには針がないと言われます。でも、飛んでいる姿でオスとメスを見分けるのはむずかしいので、どちらであっても触らない、近づかないのが決まりです。見分け方に興味がある人は、クマバチのオスとメスの違いも読んでみてください。
床で動かない時——触らず、窓を開けて様子を見る
ハチが床に落ちて動かなくなることがあります。力尽きたのか、弱っているのか、判断がつきにくいですよね。こんな時も、素手で触らない・拾わない・ほうきでつつかないのが基本です。
弱っているように見えても、近づくと急に飛び上がることがあります。まず、窓を大きく開けたまま、離れた所からしばらく様子を見てください。動き出して外に向かうこともあれば、動かないままのこともあります。
動かないままの場合も、近くで確かめたり、自分で動かしたりはしないでください。窓を開けたまま、そっとしておくのが基本です。心配な時や、そのままでは困る場所にいる時は、お住まいの自治体の窓口に相談するのも手です。
何度も入ってくる時——網戸とすき間を見る
一度出ていったのに、また入ってくる。そんな時は、入り口になっている場所を探してみましょう。クマバチは、庭の花や木の近くを飛び回ることが多いので、花のそばの窓は特に注意が必要です。
- 網戸の小さな破れ。部屋の内側から、明るい窓の外に向かって網戸を見ると、小さな穴が見つかることがあります
- 窓や戸のすき間。ぴたりと閉めたつもりでも、少しずれていることがあります
- 開けっぱなしの窓。換気の時は、網戸をきちんと閉めておくと安心です
- 洗濯物の取り込み。干した物にハチが止まっていることがあるので、取り込む前にベランダで一度見回してから
💡 この困りごとへの提案
網戸の小さな破れなら、補修用のシールで直せます。大きく破れている場合は、網戸そのものの張り替えを考えるのが確実です。網戸のすき間から虫が入る時で、すき間の見方をまとめています。
クマバチは、木の穴や竹などに巣をつくることがあると言われます。家のまわりで羽音が続いたり、同じ場所に出入りしたりする様子が気になる時は、自分で巣に手を出さず、自治体の窓口か、専門の業者に相談してください。
刺された時・近づかれた時——離れて、医療機関へ
万が一刺されてしまった時は、落ち着いて、その場を離れます。ハチの近くにいると、さらに刺されることがあるからです。そのうえで、医療機関に相談してください。痛みや腫れの強さは人によって違い、自己判断は禁物です。
息苦しい、じんましんが広がる、気分が悪い、といった時は、すぐに救急を呼んでください。以前にハチに刺されて具合が悪くなった覚えがある人は、特に早めの相談が大切です。
子どもやペットが刺された時も同じで、慌てずに離れて、医療機関や動物病院に連絡を。ペットは、興味から追いかけたり、口でくわえたりすることがあるので、ハチが見つかった時点で別の部屋に移しておくと安心です。
ゆきこ( ゚Д゚)『ハチが入ってきても、「あわてない」が最大の対策だと思います。明かりを消して窓を開けて、離れる。それだけ決めておくと、かなり気持ちが楽になりますよね』
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まとめ:叩かず追わず、明かりを消して窓を開け、離れて待つ
- 部屋の明かりを消して窓を大きく開け、離れて待つのが基本
- 叩く・追い回す・スプレー・掃除機・捕まえようとするはやらない。逆に危ない
- 床で動かない時も触らない。窓を開けて様子を見て、心配なら自治体へ
- 網戸の破れとすき間を見直す。巣が気になる時は自治体か業者へ
- 刺された時は離れて医療機関へ。息苦しい時はすぐに救急
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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