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春の庭先で、ブーンと重たい羽音をさせて飛ぶ、丸くて大きなハチ。目の前でぴたりと空中に止まって、こちらをじっと見ているような動きをされると、ちょっと不安になりますよね。「あれは刺すの?」「オスとメスで違うの?」と、気になる人は多いはずです。
先に結論をひとつ。クマバチのオスは顔の前に黄色っぽい(白っぽい)模様があり、メスは顔が黒いと言われます。そして、メスは刺すことがあり、オスには針がないと言われています。ただし、飛んでいる姿でオスとメスを見分けるのは難しいので、どちらも近づかない・触らないのが基本です。
このページでは、顔の色の見方、空中でとまるのがオスと言われる理由、刺された時や巣が気になる時の考え方を順番に整理します。気になる所から読んでください。
ケース別に読む:顔に黄色い模様があるハチ|顔が黒いハチ|空中でとまっているハチ|花に来ているハチ
顔に黄色っぽい模様があるのは、オスと言われる
クマバチは、丸みのある大きな体に、胸のあたりの黄色い毛が目立つハチです。オスは、この顔の前面に黄色っぽい、あるいは白っぽい模様があると言われます。遠くから見ると黒いハチに見えても、顔がこちらを向いた時に明るい色が見えたら、オスの特徴です。目も、オスのほうが大きめと言われることがあります。
この「顔の模様」は、ごく近くまで寄らないと確かめにくい特徴です。だからこそ、見分けようとして近づかないことが大切です。写真に撮れた時や、地面に落ちた姿を遠くから見る時など、安全な距離がある時に確かめる程度にしてください。
| 見るところ | オス | メス |
|---|---|---|
| 顔 | 前面に黄色っぽい(白っぽい)模様 | 黒い |
| 目の大きさ | 大きめと言われる | オスより小さめと言われる |
| ふるまい | 空中でとまるように飛ぶことが多いと言われる | 花や巣のあたりで動く |
| 針 | ないと言われる | あり、刺すことがある |
| 近づいていい? | 近づかない・触らない | 近づかない・触らない |
表のいちばん下の行がいちばん大事です。「オスなら安全」という考え方は、おすすめできません。飛んでいる姿で、顔の色を見分けるのは難しく、見間違えるおそれがあるからです。
顔が黒いのは、メスと言われる——刺すことがある
メスは、顔が黒いと言われます。そしてメスには針があり、刺すことがあります。ただ、クマバチはもともと、自分から人を襲うことは少ないと言われるハチです。つかまれたり、巣のあたりを荒らされたりと、身の危険を感じた時に刺す、というのが一般的な説明です。
だからこそ、メスかもしれない相手に、素手で触れたり、手で払ったりするのは避けましょう。「おとなしいハチ」というイメージで気を抜かず、一定の距離をとって、静かに離れるのが安全です。
- 素手でつかまない。針を持つメスかもしれません
- 手で払わない・叩かない。身の危険を感じさせてしまいます
- 顔を近づけて見ない。観察するなら離れたところから
- 追い回さない。その場でゆっくり離れます
空中でじっととまっているのはオス?——なわばりの見回りと言われる
庭先で、空中にとどまるように飛び続けるクマバチは、オスのことが多いと言われます。これは、なわばりの見回りをしている行動と説明されています。近くを何かが通ると、追いかけるような動きをすることもありますが、これも、なわばりを守る行動と説明されることがあります。
ただ、これも「オスだから安心」ではありません。体の大きなハチがすぐ近くで飛び回るのは、それだけで落ち着かないものです。小さな子や、ペットの犬や猫が近くにいる時は、そっと離れて、家の中に入るのがおすすめです。
花に来ているクマバチは、離れて静かに見る
クマバチは、藤やツツジなど、春の花によく来るハチと言われます。花の蜜や花粉を集めている間は、花に夢中で、人にはあまり興味がないように見えます。でも、だからといって、花に顔を近づけて撮影したり、そばで手を伸ばしたりするのは避けてください。
通り道や玄関の近くに花の咲く木がある場合は、人の動きでハチを驚かさないように、花の近くでは大きな動きを控える、というくらいの気配りが役に立ちます。黒っぽい服や強い香りがハチを引きつけると言われることもあるので、気になる時は避けてみてもいいかもしれません。
黄色くない、黒いクマバチもいる
クマバチと聞いて「胸が黄色いハチ」を思い浮かべる人が多いのですが、地域や種類によっては、胸が黄色くなく、全体に黒っぽいクマバチの仲間もいると言われます。黒っぽいクマバチを見ると、「別のハチだろうか」と迷うこともあるでしょう。
こういう時は、色だけで決めず、「丸くて大きな体」「重たい羽音」といった特徴も合わせて見てください。同じ時期に出会うほかのハチ(マルハナバチなど)との違いは、クマバチとマルハナバチの違いで整理しています。それでも迷う時は、図鑑の写真と見比べるのが確実です。
刺された時は——落ち着いて離れ、医療機関へ
万一刺されたら、慌てずにその場から離れます。ほかのハチが近くにいる場合もあるので、まず安全な場所へ移動してください。そのうえで、医療機関に相談しましょう。症状や痛みの程度は人によって違うので、「大丈夫そう」と自己判断せず、医療機関に連絡しておくのが安心です。
息苦しい、全身にじんましんが出る、気分が悪いなどの症状がある時は、すぐに救急に連絡してください。迷う時は、近くの医療機関や、自治体の相談窓口に連絡するのも一つの方法です。
巣の穴が気になる時は、自分で壊さない
クマバチは、枯れた木や竹などに穴をあけて巣にすると言われます。家の庭の木材や、ウッドデッキ、柵などに丸い穴があいていると、「クマバチの巣かな」と気になりますよね。
そんな時は、自分で穴をふさいだり、壊したりしないでください。ハチを刺激して危険になるおそれがあります。気になる時は、自治体の窓口か、専門の業者に相談するのが安全です。窓から入ってきてしまった時の対応はクマバチが家に入ってきた時にまとめています。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、オスかメスかを確かめるより、「どちらでも近づかない」と決めておくほうがずっと安全だと思います。知識は、近づくためじゃなくて、落ち着いて離れるために使いたいですよね』
💡 この困りごとへの提案
顔の色や体つきを後からゆっくり確かめたい時は、昆虫図鑑が1冊あると、写真で見比べられて安心です。近づかなくても調べられるのが、図鑑のいいところです。
よくある疑問——スズメバチとの違い・子どもやペットがいる時
Q. スズメバチとは違うの?
クマバチは、丸くてずんぐりした体で、羽音が重たいのが特徴です。スズメバチは、細めの体に黄色と黒のしま模様がはっきりしています。ただ、遠くから一瞬見ただけでは判断が難しいことがあります。どちらにせよ、大きなハチを見つけたら、まず近づかずに距離をとってください。
Q. 子どもやペットがいる家では?
ハチが庭にいる間は、庭遊びをいったん切り上げて、家の中に入るのが安全です。小さな子には、「ハチが来たら、走らずにゆっくり離れる」と、先に伝えておくと安心です。犬や猫がハチに近寄ってしまわないよう、リードや見守りも忘れずに。
Q. 公園や他人の敷地で巣を見つけたら?
自分で何かせず、管理している自治体や施設の窓口に伝えてください。巣の穴や、飛んでいるハチを持ち帰ったりしないことも大切です。
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体の毛や色でほかのハチと見分けたい時は、クマバチとマルハナバチの違いを。家の中に入ってきた時の離れ方はクマバチが家に入ってきた時へ。庭や公園へ出かける日の靴の傷みが気になる方は、スニーカーのつま先がはがれた時の直し方も出かける前にどうぞ。
まとめ:オスでもメスでも、近づかない・触らない
- オスは顔に黄色っぽい模様、メスは顔が黒いと言われる
- メスは刺すことがあり、オスには針がないと言われる。見分けは難しい
- 空中でとまるのはオスのことが多いと言われる。それでも近づかない
- 刺されたら離れて医療機関へ。息苦しい時はすぐ救急へ
- 巣の穴は壊さない・ふさがない。自治体か業者に相談する
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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