クロスジギンヤンマとギンヤンマの違い——胸の黒い筋で見わける

生活

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水辺の上をすばやく飛び回る大きなトンボを見ると、「ギンヤンマかな、それとも別のヤンマかな」と気になりますよね。名前を調べると「クロスジギンヤンマ」と「ギンヤンマ」が並んで出てきて、どちらなのか迷う人も多いようです。

先に結論です。いちばんの目印は、胸の横の黒い筋です。クロスジギンヤンマは胸に黒い筋がはっきり入り、ギンヤンマの胸は黄緑色で、黒い筋は目立ちません。ギンヤンマのオスは、腹のつけ根が水色に見えるのも手がかりです。くわしい見方と、水辺で観察する時の決まりを、順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ大きなトンボの名前が知りたい→胸の黒い筋を見る第1章へ ▶胸の筋の見方が知りたい→止まった時や写真で確かめる第2章へ ▶似たヤンマかもしれない→写真を撮って図鑑で見比べる第3章へ ▶水辺に観察に行く→柵の外に出ない・ヤゴを持ち帰らない第4章へ ▶

ケース別に読む:名前が知りたい人|胸の筋の見方が知りたい人|似たヤンマが気になる人|水辺に観察に行く人|写真を撮りたい人

4コマ漫画|ヤンマの見分けと水辺の決まりひと目見て大きなトンボどっち?ヤンマの名前は?1やりがちなNG柵の外から近くで見よう柵の外に出ない2正しい対処胸の筋を見てみよう胸の黒い筋があるか3見たあとは写真と図鑑で見比べよう近づかず写真で確かめる4

見分けの早見表——胸の黒い筋と腹のつけ根の色

見る所は2つだけです。種類をたくさん覚えなくても、まずは胸の横に黒い筋があるかどうかを見てみてください。

見る所 クロスジギンヤンマ ギンヤンマ
胸の横 黒い筋がはっきり入る 黄緑色で、黒い筋は目立たない
腹のつけ根 写真を撮って図鑑で確かめる オスは水色に見える
見分ける目印は2つと、迷った時クロスジギンヤンマ胸に黒い筋がはっきり入る1ギンヤンマ胸は黄緑色・オスは腹のつけ根が水色2迷った時写真を撮って図鑑と見比べる3

あくまで目安です。飛んでいる間は胸の筋が見えにくいので、止まった時や、撮った写真で確かめるほうが確実です。同じ種類でも、光の当たり方や見る角度で色の見え方が変わるので、「だいたいこちらかな」くらいに考えておくと、迷いすぎずに済みます。

見た場所や日付も、手がかりのひとつになります。水辺のどのあたりを飛んでいたか、いつごろだったかをメモしておくと、あとで図鑑を見る時に役立ちます。見られる季節は地域によっても変わるので、月日と一緒に残しておくのがおすすめです。

胸の筋の見方——止まった時と写真でゆっくり確かめる

ヤンマのなかまは、水辺を速く飛び回るので、飛んでいる最中に胸の色まで見きわめるのはむずかしいものです。追いかけると足元がおろそかになるので、止まる時を待つか、写真に頼るほうが安心です。見る順番は、次の3つです。

  1. 横から見る。胸の横に、黒い筋が通っているかを見ます
  2. 胸の色を見る。全体が黄緑色にそろっていて、黒い筋が目立たないかを見ます
  3. 腹のつけ根を見る。オスなら、水色に見えるかどうかを確かめます
胸の筋を見つける3つの順番1 横から見る胸の横に黒い筋があるか12 胸の色を見る黄緑色にそろっているか23 腹のつけ根オスなら水色に見えるか3

双眼鏡があれば、離れた所からでも胸の様子が見えます。ただ、トンボは動きが速いので、はじめのうちは見つけるだけでも大変です。見えなかった日があっても、気にしなくて大丈夫です。

「黒い筋がはっきり入っていたら、クロスジギンヤンマ」「胸が黄緑色で筋が目立たなければ、ギンヤンマ」と、目印は少なく覚えておくと、次に出会った時にも思い出せます。

見る時のコツは、トンボが止まる場所を先に探しておくことです。水辺の草の先や、柵の杭の上など、休みやすそうな所を決めて、少し離れた位置で静かに待ちます。動かずに待つほうが、追いかけるよりも、ずっと落ち着いて胸の様子を見られます。

風が強い日や、曇って暗い日は、色が見えにくくなります。そんな日は無理をせず、見えた範囲をそのままメモに残して、また別の日に確かめれば大丈夫です。

似たヤンマが気になる時——オオギンヤンマ・カトリヤンマは図鑑で

ヤンマのなかまには、ほかにもよく似た種類がいます。名前が出てきやすいのは、オオギンヤンマやカトリヤンマです。ここで細かく比べるよりも、写真を撮って、図鑑のページと見比べるほうが、確かな手がかりになります。撮る時は、次の点を意識してみてください。

  • 横から全体が入るように撮ります
  • 胸のあたりが大きく写る写真も、1枚あると助かります
  • 撮った日と場所を、あとで思い出せるように残します

目印は胸の筋だけではありません。大きなトンボでも、目のつき方で見分けるなかまもいます。その見方はオニヤンマとコオニヤンマの違いで確かめられます。

名前が決まらない時は、「ヤンマのなかま」と覚えておくだけでも、立派な観察です。無理に当てにいかなくて大丈夫です。写真とメモが残っていれば、あとからゆっくり調べられます。

水辺で観察する時の決まり——柵の外に出ない、ヤゴを持ち帰らない

ヤンマを見られるのは、池や水路、田んぼのまわりといった水辺です。見るのに夢中になると、足元への注意が薄れます。安全のために、次の決まりを守ってください。

  • 柵の外に出ない。水辺の縁は、ぬれていて滑りやすい所もあります
  • 子どもは大人と一緒に。水辺では、子どもから目を離さないようにします
  • 水に手を入れない。田んぼや水路の中にも入りません
  • トンボはつかまない。素手でつかまず、見るだけにします
  • ヤゴを持ち帰らない。卵や幼虫、ヤゴを見つけても、そのままにします
  • 犬は放さない。短いリードで、水辺に近づけすぎないようにします
水辺の観察、3つの決まり柵の外に出ない足元がすべりやすい所もあります1大人と一緒に子どもから目を離さない2つかまない見るだけにしてヤゴも持ち帰らない3

私有地や立入禁止の場所には入りません。農作業をしている人の邪魔にならないよう、道の端を静かに歩いてください。日ざしの強い日は帽子をかぶり、飲み物を持って、無理のない時間で切り上げましょう。

写真の撮り方と記録——離れた所から、横向きで

写真は、水辺に近づきすぎず、離れた所から撮れる範囲でかまいません。スマホでも、拡大して見られるように、トンボが止まった時に横から撮ると、胸の様子が分かりやすくなります。撮れなかった時は、見た場所と時間帯をメモするだけでも手がかりになります。

  • 撮った日と、おおまかな時間帯を残します
  • 見た場所を、池・水路・田んぼのまわりなどの言葉で書きます
  • 気づいたことを、胸の筋や色について一言だけ書き添えます

子どもと一緒に見る時は、「胸に黒い線はあるかな」と、特徴を探す遊びにすると盛り上がります。名前を当てるより、見つけた特徴を言葉にするほうが、観察の力がつきます。

ゆきこ( ゚Д゚)『大きなトンボは、近くで見たくなりますよね。でも名前は写真で調べられるので、水辺では足元と子どもから目を離さないことを先にしたいです』

💡 この困りごとへの提案

トンボのなかまを写真つきで見比べたい時は、昆虫図鑑が1冊あると便利です。胸や腹のつけ根のページを、撮った写真と並べて見てみてください。


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よくある疑問——飛んでいても見分けられる?

Q. 飛んでいる間に見分けられますか?
胸の筋は飛んでいると見えにくいので、止まった時や写真で確かめるほうが安心です。

Q. 胸に黒い筋がなければ、ギンヤンマですか?
そうとは限りません。ヤンマのなかまはほかにもいるので、迷ったら写真を撮って図鑑と見比べてください。

Q. 腹のつけ根の水色は、どちらにも見えますか?
水色はギンヤンマのオスの手がかりです。それ以外は決めつけず、図鑑で確かめます。

Q. 名前が分からないままでもいいですか?
かまいません。「胸に黒い筋のある大きなトンボ」のようにメモを残しておけば、あとで調べられます。

Q. ヤゴを見つけたら、持ち帰っていいですか?
持ち帰らず、そのままにしてください。水辺では、卵や幼虫にも触れません。

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まとめ:胸の黒い筋を見て、迷ったら写真で図鑑と見比べる

  1. いちばんの目印は胸の黒い筋。はっきり入るのがクロスジギンヤンマ、黄緑色で目立たないのがギンヤンマです
  2. ギンヤンマのオスは、腹のつけ根が水色に見えるのも手がかりです
  3. 飛んでいる間は見えにくいので、止まった時や写真で確かめます
  4. 似たヤンマは、写真を撮って図鑑と見比べます。無理に名前を決めません
  5. 水辺では、柵の外に出ず、子どもは大人と一緒に。ヤゴは持ち帰りません

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

クロスジギンヤンマとギンヤンマの違いの早見表:いちばんの目印は胸の横の黒い筋。クロスジギンヤンマは胸に黒い筋がはっきり入る。ギンヤンマの胸は黄緑色で、黒い筋は目立たない。ギンヤンマのオスは腹のつけ根が水色に見える。飛んでいる間は見えにくいので、止まった時や写真で確かめる。オオギンヤンマやカトリヤンマなど似たヤンマは、写真を撮って図鑑と見比べる。水辺では柵の外に出ない、子どもは大人と一緒、水に手を入れない、ヤゴを持ち帰らない

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