※本記事にはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれています。
草むらや庭先で、緑色の細長いバッタのような虫に出会って、「これはクサキリ?それともクビキリギス?」と迷う人は多いですよね。どちらも緑の体で、頭が前にとがっていて、パッと見ると同じに見えます。図鑑を開いても、似た絵が並んでいて余計に分からなくなることがあります。
先に結論をひとつ。クビキリギスは頭の先がとがり、口のまわりが赤いことで知られています。成虫で冬を越すと言われ、春にも見られる虫です。クサキリは頭の先のとがりが弱く、口が赤くないとされ、夏の終わりから秋に見かけやすい虫です。さらに大きなカヤキリもいます。この記事では、見る所を順番に絞っていきます。
ケース別に読む:見分けの早見表を見たい人|季節で見分けたい人|カヤキリとも迷う人|緑と茶色の体が気になる人|見つけた時の決まりを知りたい人|よくある疑問を見たい人
見分けの早見表——頭・口・大きさ・季節
似た虫に出会ったら、見る所は「頭の形」「口のまわりの色」「大きさ」「季節」の4つに絞れます。3種を並べると、次のようになります。
| 見る所 | クビキリギス | クサキリ | カヤキリ |
|---|---|---|---|
| 頭の形 | 先が円すい形にとがる | とがりが弱い | やや丸みがある |
| 口のまわり | 赤いことで知られる | 赤くない | 赤くない |
| 大きさの目安 | 親指くらいかそれ以上 | 同じくらいの細長さ | ひと回り大きい |
| 見られる季節 | 春にも見られる | 夏の終わりから秋 | 夏から秋 |
| いる場所 | 草むらや林のふち | 草むらや低い木 | 背の高い草むら |
表の中で頼りになるのは、口のまわりの赤です。クビキリギスは、口のまわりが赤く見えることで知られています。遠くからでも、赤い点があるように見えれば手がかりになります。ただし、虫は動くので、近づきすぎないで離れて見てください。
次が頭の形です。クビキリギスは頭の先が前にとがり、横から見るとくさびのような形に見えます。クサキリは、それよりとがりが弱いと言われます。ただ、見る角度や個体によって差があるので、頭の形だけで決めるのは難しいこともあります。
どちらも体は細長く、長い触角を持っています。大きさは「親指くらい」と考えると近いですが、はっきりした差ではないので、色と口に注目するほうが見分けやすくなります。
もうひとつ、虫は体を動かして向きを変えるので、頭の形は見る角度で印象が変わります。横から見るととがって見えても、正面ではそう見えないこともあります。慌てず、少し間を置いて、同じ虫を別の角度から眺めてみてください。
季節で見分ける——春に見られるか、夏の終わりから秋か
見分けの大きなヒントになるのが、出会った季節です。クビキリギスは成虫で冬を越すと言われ、春先にも姿を見られることがあります。一方、クサキリは夏の終わりから秋に見かけやすいと言われます。
つまり、まだ肌寒い春に緑の細長い虫に出会ったなら、クビキリギスの可能性が高くなります。秋の草むらで出会ったなら、クサキリのほか、クビキリギスや別の虫の可能性もあります。
ただし、季節だけで決めつけるのは禁物です。地域や、その年の気温によって、見られる時期は前後します。季節は「口や頭を見る前の手がかり」くらいに考えてください。
カヤキリとの違い——ひと回り大きい虫
似た虫として、カヤキリもよく名前があがります。カヤキリは、クサキリやクビキリギスよりひと回り大きく、背の高い草むらにいると言われます。庭先や公園の低い草むらで出会う虫としては、あまり多くありません。
草の背が高い場所で、大きめの緑の虫に出会ったら、カヤキリかもしれません。ただ、大きさは見る距離でずれて見えるので、「大きめ」という感覚だけで決めないでください。
夏の草むらにはほかにも似た虫がいます。体の細さや背中の線で見分けるツユムシとウマオイはツユムシとウマオイの違いにまとめています。
緑と茶色の体——どちらの色もいると言われる
クサキリもクビキリギスも、緑色の体の個体がいる一方で、茶色っぽい体の個体もいると言われます。色の違いだけで別の種類と決めずに、口のまわりと頭の形を見てください。
枯れ草の多い季節や場所では、茶色っぽい体のほうが目立たないため、見つけにくいこともあります。色は見分けの決め手にしないほうが安心です。
後で調べたい時は、虫に近づきすぎず、離れた位置から頭を横向きに写した写真があると便利です。口のまわりと頭の先が写っていれば、帰ってから図鑑と見比べやすくなります。ただし、写真のために追いかけたり、草むらの奥へ入りこんだりはしないでください。
見つけた時は触らずに見る——素手でつかまない
虫を見つけると、つい手を伸ばしたくなりますが、クサキリやクビキリギスはかむことがあると言われます。素手でつかまず、離れて見るのが基本です。
- 素手でつかまない。かまれると痛いことがあります
- 持ち帰らない。見つけた場所にそのままにしておきます
- 子どもと見る時は、手を出さずに眺めるよう声をかけます
- 草むらに入る時は、足元に気をつけて、長そでや長ズボンで
- 水辺や斜面の近くの草むらには、子どもだけで行かせない
- 私有地や立入禁止の場所には入らない
家の中に入ってきてしまった時は、素手でつかまず、コップをかぶせて、下に紙を差し込み、そのまま外の草や木の根元へ放すのが安全です。家の中で見つけた小さな虫の探し方は、カネタタキが家の中にいる時でも書いています。
よくある疑問——緑の虫は全部クサキリ?かまれたら?
Q. 緑の細長い虫は、全部クサキリかクビキリギス?
いいえ、似た虫はほかにもいます。体の細さや背中の線、触角の長さも見ると整理しやすくなります。決めきれない時は、「緑の細長い虫」のままで大丈夫です。
Q. 春に出会ったのに、口が赤く見えません
虫は動くので、角度や光の具合で口の色が見えにくいことがあります。無理に近づかず、頭の形や季節を手がかりにしてください。決めなくてもかまいません。
Q. かまれてしまったら?
まず流水で洗います。痛みや腫れが続く時、気になる様子がある時は、医療機関に相談してください。
Q. 子どもが触りたがります
手を出さずに眺めるルールにして、「見るだけ」と先に伝えておくと分かりやすいです。虫は動物なので、手のひらにのせる遊びは控えます。
Q. 家の周りに来るのはなぜ?
草むらや林のふちに暮らす虫なので、庭の草や生け垣があれば、近くに来ることがあります。家の中に入ってしまった時は、さきほどの手順で外へ出します。
ゆきこ( ゚Д゚)『似た虫の名前を調べるのは、分かるまでの時間も楽しいですよね。決めきれない時は、「緑の細長い虫」とメモしておくだけでも、たのしめると思います』
💡 この困りごとへの提案
名前をゆっくり確かめたい時は、昆虫の図鑑が1冊あると便利です。草むらの虫が並んで載っている本だと、口の色や頭の形の絵を見比べやすくなります。
あわせて読みたい
体の細さや背中の線で見分ける虫はツユムシとウマオイの違い、家の中に入った小さな虫はカネタタキが家の中にいる時へどうぞ。草むらから帰って靴ひもがほどけやすい日は、靴紐がすぐほどける原因と結び方もあわせて読んでみてください。
まとめ:口のまわりの赤と頭の形を見る。触らず、離れて眺める
- クビキリギスは、頭の先がとがり口のまわりが赤いと言われます
- クサキリは口が赤くなく、夏の終わりから秋に見かけやすい虫です
- 春に出会うならクビキリギスの可能性。成虫で冬を越すと言われます
- カヤキリはひと回り大きく、背の高い草むらにいると言われます
- 素手でつかまず、持ち帰らず、離れて眺めます
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



コメント