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Ankerのイヤホンで「ノイズキャンセリングが評判のやつ」を探すと、必ず最後に2つ残るのがSoundcore Liberty 4 NCとP40iです。どちらもノイキャン付き、どちらもアプリ対応、どちらも評判がいい。それなのに値段には差がある——「この差額、何の代金?」というのが正直なところですよね。
結論を先に言ってしまうと、この2つは優劣ではなく「シリーズの役割」が違います。差額の中身はノイズキャンセリングの世代と音のコーデックの幅。一方で再生時間のようにP40iが上回る項目もあって、使い方によって答えが変わる組み合わせなんです。この記事では公式スペック(公称値)だけを頼りに、差額の中身をひとつずつ分解していきます。
先に関係を整理:同じsoundcoreでも「ライン」が違う
soundcoreはAnkerのオーディオブランドで、イヤホンは大きく2つの系統に分かれています。Libertyシリーズは音質とノイズキャンセリングを磨き込む上位ライン、Pシリーズは価格を抑えつつ人気機能を全部載せする普及ライン。Liberty 4 NCとP40iは、それぞれの看板選手です。
つまりこの2つの比較は「どっちが良い製品か」ではなく、上位ラインの磨き込みに差額を払うかどうかという話。ここが見えていると、スペック表の数字がぐっと読みやすくなります。ちなみにsoundcoreの型番の迷子は昔からで、Soundcore 2と3の違いでも同じような整理をしています。
ノイズキャンセリングの違い——「3.0」と「2.0」、世代がひとつ違う
いちばん大きな違いがここです。公式の表記で、Liberty 4 NCは「ウルトラノイズキャンセリング 3.0」、P40iは「ウルトラノイズキャンセリング 2.0」。同じ名前の技術の、世代がひとつ違います。
Liberty 4 NCの3.0は、耳の形を計測して一人ひとりに合わせて効きをパーソナライズするのが特徴。P40iの2.0は、周囲の騒音レベルに応じて強さを自動調節するタイプです。どちらも「自動でいい感じにしてくれる」方向ですが、耳の形まで見にいくぶん、上位ラインの3.0のほうが仕組みとして手が込んでいます。
効きの感じ方は環境や耳の形で変わるので「何倍静か」とは言えませんが、製品名に「NC」を掲げているのはLiberty 4 NCだけ、というAnkerの看板の立て方がそのまま答えのヒントになっています。通勤電車や飛行機のゴーッという低い音をとにかく減らしたい人ほど、この世代差に差額を払う意味が出てきます。
音まわりの違い——LDACに「対応するか」の差。ただしiPhoneは対象外
音質そのものの優劣は好みの世界なので断定しません。スペックとしてはっきり違うのはコーデックの幅です。公称値で、Liberty 4 NCはSBC・AACに加えてハイレゾ級の情報量を送れるLDACに対応。P40iはSBC・AACのみです。ドライバーはどちらも11mmのダイナミック型なので、カタログ上の主な差はここに出ます。
ただし大事な注意がひとつ。LDACはiPhone(iOS)では使えません。これはAnkerではなくApple側の仕様で、iPhoneはAAC接続になります。つまりiPhoneユーザーにとってLDAC対応の差額は効かないんです。Androidでハイレゾ音源やサブスクの高音質プランを聴いている人には意味のある差、iPhoneの人には気にしなくていい差——ここで答えが分かれる人がかなり多いはずです。
バッテリーとケースの違い——実は再生時間はP40iの勝ち
「高いほうが全部上」ではないのがこの比較の面白いところで、電池の持ちは公称値でP40iのほうが長いんです。本体のみで最大12時間(Liberty 4 NCは最大10時間)、ケース込みで最大60時間(同50時間)。ノイズキャンセリングをオンにしても最大10時間/50時間と、1日中つけっぱなしでも余裕の数字です。
さらにP40iには隠し芸があって、充電ケースがスマホスタンドになります。動画を見ながら充電ケースを立てかけ台にする、という地味に便利な機能。一方のLiberty 4 NCもワイヤレス充電対応など装備は充実していて、ケースまわりで困ることはありません。マルチポイント(2台同時接続)とワイヤレス充電はどちらも対応です。
ゆきこ( ゚Д゚)『安いほうが電池長持ちでスタンドにもなるの、ちょっと待ってってなる』
スペック早見表(公称値)
ここまでの違いを表にまとめます。数値はすべてAnker公式ページの公称値、価格は執筆時点の目安です。
| 項目 | Liberty 4 NC | P40i |
|---|---|---|
| 位置づけ | 上位のLibertyシリーズ | 普及帯のPシリーズ |
| ノイズキャンセリング | ウルトラNC 3.0(パーソナライズ対応) | ウルトラNC 2.0(騒音に応じ自動調節) |
| コーデック | SBC/AAC/LDAC | SBC/AAC |
| 再生時間(通常) | 本体最大10時間・ケース込み最大50時間 | 本体最大12時間・ケース込み最大60時間 |
| 防水(本体) | IPX4 | IPX5 |
| マルチポイント | 対応 | 対応 |
| ワイヤレス充電 | 対応 | 対応(ケースはスタンド兼用) |
| 価格(執筆時点の目安) | 12,990円前後 | 7,990円前後 |
発売後のアップデートで細かい仕様が変わることもあるので、購入前にAnker公式の製品ページで最新の公称値を確認してください。
用途別、どっちを選ぶ?
差額の中身がわかったところで、使い方別に当てはめてみます。
- 通勤電車・飛行機の騒音をとにかく消したい——世代の新しいノイキャンとパーソナライズを持つLiberty 4 NC
- AndroidでLDACの高音質を活かしたい——対応しているのはLiberty 4 NCだけ
- iPhoneで、コスパよくノイキャン入門したい——LDAC差が効かないぶんP40iの割安感が際立ちます
- 動画や長時間のながら聴きが中心——電池が長くケースがスタンドになるP40i
- 運動で汗をかく場面が多い——防水はP40iがIPX5と一段上(どちらも水没NGです)
まとめると、「しずけさと音の情報量」に価値を感じるならLiberty 4 NC、「価格・電池・気軽さ」を取るならP40i。どちらを選んでも同じアプリでイコライザー調整ができるので、致命的な失敗にはなりにくい組み合わせです。
ちなみに充電まわりも同じAnker沼で、充電器の型番には数字3桁の読み方があります。イヤホンと一緒に揃えるならAnker充電器の型番の違いもどうぞ。旧モデルのSoundcore 2から買い替えを考えている人はSoundcore 2の改善版はどれ?が入口として読みやすいはずです。
在庫メモ
まとめ:差額の中身は「ノイキャンの世代」と「LDAC」
- Liberty=上位ライン、P=普及ライン。優劣ではなくシリーズの役割の違い
- ノイズキャンセリングは3.0と2.0で世代が違う。耳に合わせるパーソナライズは上位のLiberty 4 NCだけ
- LDAC対応はLiberty 4 NCのみ。ただしiPhoneではLDAC自体が使えないので、iPhoneユーザーにはこの差額は効かない
- 再生時間とケースの遊び心はP40iが上。本体最大12時間・ケース込み最大60時間(公称値)で、ケースはスマホスタンドになる
- 静かさ重視ならLiberty 4 NC、コスパと電池重視ならP40i。購入前に公式ページで最新の公称値を確認
保存版:この記事の早見表
2機種の違いと選び分けを1枚の画像にまとめました。スマホに保存しておくと、セールで値段が動いたときにも「自分はどっち派だったか」をすぐ思い出せます。



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