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Anker(アンカー)のBluetoothスピーカー「soundcore 2」と「soundcore 3」。名前は数字が1つ違うだけなのに、値段も見た目もそこそこ近くて、商品ページを行ったり来たりしているうちに分からなくなってくるやつです。型落ちの2が安く売られていると、なおさら迷いますよね。
実はこの2機種、メーカーの公式サポートページに「主な違い」がはっきり列挙されています。この記事ではその公式情報を土台に、違いが生まれる仕組みとどっちが向いているかの分岐を整理します。どちらかを持ち上げてどちらかを下げる話ではなく、「公称でここが違う、だからこういう人はこっち」という選び方の話です。
先に全体像:公式が挙げる違いは6つ、共通点は2つ
soundcoreの公式サポートページ「The Main Differences Between Soundcore 2 and Soundcore 3 Speaker」に列挙されている違いを、そのまま表にします。
| 項目(公称値) | soundcore 2 | soundcore 3 |
|---|---|---|
| 出力 | 6W×2(計12W) | 8W×2(計16W) |
| ドライバ構成 | ネオジムドライバー×2+パッシブラジエーター×1 | 1.5インチ チタニウム振動板ドライバー×2+パッシブラジエーター×2 |
| アプリ(イコライザー調整) | 非対応 | soundcoreアプリ対応 |
| 複数台接続 | TWS(2台でステレオ) | PartyCast(100台以上と接続) |
| 充電端子 | Micro-USB(公式比較の記載) | USB-C |
| AUX入力(有線接続) | あり | なし |
※数値・仕様はメーカー公称値です。一方で共通点も大事で、IPX7の防水と、公称最大24時間の連続再生はどちらも備えています。「お風呂で使いたい」「電池持ちがいいのがほしい」という理由だけなら、実はどちらを選んでも条件を満たすんです。だからこそ、残った6つの差のうち自分に関係あるものはどれか、が選び方の本体になります。
軸1:音の土台——出力とドライバ構成の差は「箱の設計」の差
いちばん根っこの違いがここです。soundcore 3は出力が計16Wに上がっただけでなく、ドライバの振動板がチタニウム系の素材になり、低音を支えるパッシブラジエーターが1基から2基に増えました。
仕組みの話を少しだけ。スピーカーの音は振動板が空気を揺らして生まれますが、小型スピーカーは箱が小さいぶん低音がどうしても細くなります。それを補うのがパッシブラジエーターという「電気で駆動しない振動板」で、箱の中の空気の揺れを受けて一緒に震え、低音を増強する部品です。これが2基になるということは、低音の増強を担う面積が増えるという設計変更で、soundcore 3が「低音強化」をうたう根拠になっています。
また、振動板に固くて軽い素材(チタニウムなど)を使うのは、大きな音でも振動板がたわみにくくする定番の手法です。公称では高域の再生上限の広さもアピールされています。念のため書き添えると、これは「2の音が悪い」という意味ではありません。2も同クラスで長く売れた実績のある構成で、差が出やすいのは低音の量感と大音量時の余裕、という関係です。
軸2:アプリ対応——「音を後から調整できるか」の差
日常の使い勝手でいちばん効くのは、実はここかもしれません。soundcore 3はスマホのsoundcoreアプリに対応していて、イコライザー(EQ)で音のバランスを自分で調整できます。低音を持ち上げる、こもりを抑えて人の声を聞きやすくする、といった変更が後からできるわけです。
soundcore 2はアプリ非対応なので、本体の音がそのまま完成形。ポッドキャストやラジオ中心なら素の音で困ることは少ないものの、「曲によって低音を変えたい」「置き場所を変えたら響きが変わったので調整したい」といった欲が出てきたときに、打つ手があるかないかが分かれます。買った後に育てられるのは3、と覚えておくと分かりやすいです。
軸3:端子まわり——充電端子とAUX入力は逆方向の差
ここは面白いことに、一方的な進化ではありません。
まず充電端子。公式の比較ではsoundcore 2はMicro-USB、soundcore 3はUSB-Cとされています。いまの手持ちのケーブルがUSB-Cに揃っている家庭では、Micro-USBのためだけにケーブルを1本管理し続けるのは地味にストレスです。なお、soundcore 2は販売期間が長く、国内の商品ページにはUSB-C充電と記載された後期の販売分も見られます。型落ちや中古を検討する場合は、その個体の商品ページで充電端子の表記を必ず確認してください。
一方で、AUX入力(3.5mmの有線入力)はsoundcore 2にしかありません。3では省略されました。Bluetoothを積んでいない古い音楽プレーヤーやテレビ、パソコンとケーブル1本でつなぎたい人にとっては、2を選ぶ積極的な理由がここに残っています。「新しい方が全部入り」ではないのが、この2機種の選び分けを面白くしているところです。
軸外の差:PartyCastとTWS——複数台つなぐ人だけ関係する
soundcore 2は同じ機種2台をペアにしてステレオ再生(TWS)、soundcore 3はPartyCast対応機どうしを多数連結できる方式です。とはいえ、正直なところ1台だけで使う人には関係のない項目です。「家族で2台持っていて連結したい」「対応スピーカーを買い足していきたい」という計画がある人だけ、方式が違って相互接続できない点に注意してください。
ちなみに同じsoundcoreブランドでも、イヤホン側の型番違い(P31iとP40iなど)はまた別の軸で差がついています。イヤホンを検討中ならsoundcore P31iとP40iの違いの記事もどうぞ。
用途別の早見:どっちを選ぶ?
| 使い方 | 向くのは | 理由 |
|---|---|---|
| お風呂・キッチンのBGM | どちらも可 | IPX7防水・長時間再生は共通(公称) |
| 低音の量感・音を自分で調整したい | 3 | ラジエーター2基+アプリEQ対応 |
| テレビや古いプレーヤーと有線接続 | 2 | AUX入力があるのは2だけ |
| ケーブルをUSB-Cに統一したい | 3 | 公式比較で2はMicro-USB(個体差は要確認) |
| 複数台をつなげて鳴らしたい | 3 | PartyCastで多数連結に対応 |
| とにかく安く1台目がほしい | 型落ちの2も候補 | 次章の注意点を確認のうえで |
現行モデルとして探すなら、在庫と価格(変動するので執筆時点の目安として見てください)はこのあたりから確認できます。soundcore 3:楽天市場で見る / Amazonで見る
中古・型落ちで買うときの注意——安さの理由を確認してから
soundcore 2は発売から年数が経っているぶん、中古やアウトレットで安く出回ります。狙うのは全然ありですが、スピーカーの中古には固有のチェックポイントがあります。
- バッテリーは消耗品。公称の再生時間は新品時の値で、使い込まれた個体は確実に短くなっています。内蔵電池は自分で交換できない前提で、再生時間の実測に触れている出品を選ぶ
- 充電端子の状態を確認。Micro-USBは抜き差しに弱い端子です。「充電できるか」だけでなく「ケーブルを軽く動かしても給電が切れないか」が記載されていると安心
- 防水は経年で当てにしない。IPX7は新品時の試験に基づく等級です。パッキンの劣化した中古品を湯船のそばで使うのはリスクと考えてください
- 並行輸入品は国内保証の対象外になる場合があります。保証の窓口が生きているかは価格差と天秤に
そして防水等級にかかわらず、充電しながらの水回り使用は厳禁です。感電・故障の両面で危険なので、お風呂で使うのは充電ケーブルを抜いた状態のときだけ、は固定ルールにしてください。
ゆきこ( ゚Д゚)『「防水だから大丈夫」は、ケーブルを挿した瞬間に消えるのね』
まとめ:数字1つの差だけど、選び分けの軸ははっきりしている
- 公式が挙げる違いは出力・ドライバ構成・アプリ対応・複数台接続・充電端子・AUX入力の6つ。IPX7防水と公称24時間再生は共通
- 音の調整までしたい人・低音重視・USB-C統一派は3。パッシブラジエーター2基とアプリEQが効く
- 有線(AUX)でつなぎたい人は2。新しい方が全部入りではない
- 型落ち・中古はバッテリー劣化と端子の状態を前提にチェック。充電しながらの水回り使用はどちらの機種でも厳禁
保存版:この記事の早見表
2と3の選び分けを1枚の画像にまとめました。セールで型落ちを見かけたときに、スマホからさっと確認できます。



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