なでしこの花が終わったら——切り戻しの位置と、蕾が枯れる時の見直し

家事

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やさしいピンクの花が次々に咲いていたなでしこが、気づけば花が茶色くしぼんで、株もひょろりと乱れてきた。「このまま放っておいていいのかな」「どこで切ればいいんだろう」と、はさみを持って固まってしまう人は多いですよね。蕾が茶色く枯れてしまって、心配になることもあります。

先に結論をひとつ。なでしこの花が終わったら、咲き終わった花を細い茎ごと切り、株が乱れてきたら「葉のつけ根の少し上」で切り戻します。蕾が枯れる時は、蒸れと水の過不足を疑うのが近道です。切る位置を毎回同じ言葉で覚えておくと、迷いません。花がらの摘み方、切り戻しの位置、蕾が枯れる時、夏の蒸れ対策まで、順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ花が茶色くしぼんだ→細い茎ごと切る第2章へ ▶株が伸びて乱れた→葉のつけ根の少し上で切る第3章へ ▶蕾が茶色く枯れる→蒸れ・水・日当たりを見る第4章へ ▶梅雨や夏が心配→風通しをよくする第5章へ ▶一年草か多年草か→ラベルで確かめる第6章へ ▶

ケース別に読む:状態別の早見表を見たい人|花が茶色くしぼんだ人|株が伸びて乱れた人|蕾が枯れる人|夏の蒸れが心配な人|一年草か多年草か知りたい人|子どもとペットがいる人

4コマ漫画|花が終わったなでしこ花が終わる花が茶色くなってきた1花が茶色くしぼんできたやりがち全部ばっさり切っちゃおう2葉まで全部切ると芽が出にくい切る位置葉のつけ根の少し上葉のすぐ上で切ろう3葉のつけ根の少し上で切るその後また咲くかな4風通しよく置いて様子を見る

花が終わったら早見表——花がら摘み・切り戻し・蒸れ対策

いまの株の状態と、やることを表にしました。切る位置は、どの場合も「葉のつけ根の少し上」でそろえています。

株の状態 やること 切る位置
花が茶色くしぼんだ 花がら摘み 花を支える細い茎ごと、葉のつけ根の少し上
茎が伸びて株が乱れた 切り戻し 伸びた茎の、葉のつけ根の少し上
蕾が茶色く枯れた 蒸れ・水・日当たりを見直す 枯れた蕾は、葉のつけ根の少し上で切る
梅雨や夏が近い 混んだ所を間引いて風通しをよくする 切りすぎない。葉を残す

「どこで切るか」で迷う時は、茎に付いている葉を探してください。葉が付いている場所の、すぐ上。これがこの記事の合い言葉です。花がらの摘み方も、切り戻しも、蕾が枯れた時も、同じ位置で切れば、覚えることはひとつだけになります。まず、いまの株がどの行に近いかを見つけて、その行から読み進めてみてください。

花が茶色くしぼんだら——花がら摘みは細い茎ごと

咲き終わった花を付けたままにすると、株が種を作ろうとして、体力を使ってしまうと言われます。花が茶色くしぼんだら、早めに摘みましょう。見分け方は簡単で、花びらが色あせて、触るとくたっとしぼんでいたら、摘みどきです。水やりのついでに、株をぐるっと見て回る習慣をつけると、見逃しません。

花がら摘みの3段階1花がしぼむ茶色くしぼむ→2細い茎ごと切る葉のつけ根の少し上→3葉は残す葉が残れば芽が出る
  • 花だけをちぎらない。花の根元だけ残すと、そこから傷みやすくなります。花を支える細い茎ごと、はさみで切ります
  • 切る位置は葉のつけ根の少し上。葉のつけ根からは、次の芽や蕾が出てきます
  • はさみは清潔に。細い刃先のはさみが扱いやすいと言われます。刃先を自分や子どもの方に向けず、使い終わったら閉じて、子どもの手の届かない所へ
  • 切った花は早めに片付ける。足元で滑ったり、鉢の中で傷んだりします

なでしこは、品種によって、花がらを摘むと次の花が上がるものがあります。咲く回数や時期は品種で違うので、苗のラベルや購入先の案内も見てください。

株が伸びて乱れたら——切り戻しは「葉のつけ根の少し上」

花が一段落して、茎が間延びしたり、株が横に広がって乱れたりしたら、切り戻しの出番です。伸びた茎を短くすると、株元から新しい芽が出やすくなり、形が整います。

切り戻しの位置のNGとOK葉が残らない所まで芽が出にくい葉のつけ根の少し上ここで切る

切る位置は、ここでも「葉のつけ根の少し上」。葉が残っていれば、そこから新しい芽が動き出します。反対に、葉が1枚も残らない所まで切ると、芽が出にくくなります。迷ったら、少し長めに残して、様子を見ながら少しずつ切りましょう。

  1. 伸びすぎた茎を探す
  2. 茎の途中にある葉を見つける
  3. その葉のつけ根の少し上で、はさみを入れる
  4. 切ったあとは風通しのよい明るい場所へ。水は土の様子を見て

一度に全体を短くしすぎないのも大事です。株が弱ることがあるので、乱れの強い所から先に整えていきます。切った直後は少し寂しく見えますが、葉のつけ根から新しい芽が動き出すのを待ちましょう。水は土の様子を見て、日当たりと風通しのよい場所で見守ります。

蕾が茶色く枯れる時——蒸れ・水・日当たり

蕾が開かずに茶色く枯れる時は、次の順に見直してみてください。

  • 蒸れ。茎や葉が混み合って、風が通らない状態です。梅雨のころは特に起きやすいと言われます
  • 水の過不足。乾ききってから大量にやる、受け皿に水がたまり続ける、どちらも根を弱らせます。土を触って判断しましょう
  • 日当たり不足。暗い場所だと、蕾が育たずに落ちることがあります

枯れた蕾は、葉のつけ根の少し上で切って片付けます。残しておくと、そこから傷みが広がることがあるからです。切ったあとは、水やりの量と置き場所を見直しましょう。受け皿の水をためたままにしない、鉢の下に空気が通るようにする、という2点だけでも、状態が変わることがあります。

夏の蒸れを避ける——風通しと鉢の置き場所

なでしこは暑さと蒸れが苦手と言われます。夏越しで意識したいのは、風通しです。

  • 鉢と鉢の間をあける。詰めて並べると風が通らない
  • 鉢を床に直置きせず、すのこや台で少し浮かせる
  • 雨が続く時期は、雨の当たりにくい軒下などへ移す
  • 混み合った所は、葉のつけ根の少し上で切って、間引く

何度まで耐えられるか、いつ移すかは、品種と地域で違います。苗の購入先の案内や、お住まいの地域の園芸の案内で確かめてください。ベランダの鉢は、落ちても人に当たらない位置に置き、手すりの外には出さないでください。避難経路や隣家とのしきりをふさがないことも忘れずに。共用部については、管理規約と管理会社の案内に従います。

一年草か多年草か——ラベルで確かめる

なでしこの仲間には、一年草として扱われるものと、冬を越して毎年咲く多年草として扱われるものがあります。同じ「なでしこ」の名前でも、品種で性質が違うんです。切り戻したあとの育ち方や、来年も咲くかどうかは、ここで変わってきます。

確かめる方法は、苗に付いていたラベルや、購入先の案内を見ること。ラベルを捨ててしまった時は、買った店に問い合わせるか、花の形や名前を控えておくと調べやすくなります。多年草として扱う品種なら、花が終わったあとに株を整えて夏を越す考え方になります。一年草として扱う品種なら、花の時期を楽しみきる考え方もあります。どちらの場合も、傷んだ花や葉を早めに取り除くことは同じです。次の年に向けて、花が終わった株の様子を見ながら、切り戻すかどうかを決めましょう。

子ども・ペットの注意

  • 葉や花を、子どもが口に入れないよう、手の届かない所に置きます。口に入れた時は、様子を見る前に、医療機関や中毒の相談窓口に連絡を。毒性の強さは品種で違います
  • 猫・犬・小鳥は、植物をかじることがあります。気になる時は獣医さんへ
  • 切った茎や花は、すぐに片付けます。切ったあとは、手を洗いましょう

ゆきこ( ゚Д゚)『正直、切り戻しは「どこで切るか」さえ決めておけば、怖くないと思います。葉のつけ根の少し上、と覚えておけば迷いませんよね』

💡 この困りごとへの提案

花がらや枯れた蕾を切る時は、刃先が細いはさみが扱いやすいです。茎や葉を傷めずに、葉のつけ根の近くまで入れられます。


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はさみの切れ味が落ちた時はハサミの研ぎ方は「研ぐ前」が8割、はさみにサビが出た時はメラミンスポンジでサビは落ちる?が参考になります。古い土の始末は植木鉢の土の捨て方、白い小花の見分けはイベリスとアリッサムの違いもどうぞ。

まとめ:切る位置は、いつでも「葉のつけ根の少し上」

  1. 花が終わったら、細い茎ごと切る。位置は葉のつけ根の少し上
  2. 株が乱れたら切り戻し。葉のつけ根の少し上で、葉を残して切る
  3. 葉が1枚も残らない所まで切らない。迷ったら長めに残す
  4. 蕾が枯れる時は、蒸れ・水・日当たりを順に見る。風通しをよくする
  5. 葉や花は口に入れない。はさみは清潔に、刃先を人に向けない

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

なでしこの花が終わったらの早見表:切る位置はいつでも葉のつけ根の少し上。花が茶色くしぼんだら花がら摘みで、花を支える細い茎ごと切る。株が伸びて乱れたら切り戻しで、伸びた茎を葉のつけ根の少し上で切る。葉が1枚も残らない所まで切らない。蕾が茶色く枯れる時は蒸れ、水の過不足、日当たり不足を順に見直し、風通しをよくする。夏は鉢の間をあけ、台で少し浮かせ、雨の当たりにくい場所へ。一年草か多年草かは品種で違うのでラベルで確かめる。葉や花は子どもが口に入れないよう手の届かない所へ。はさみは清潔にして刃先を人に向けない

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