※本記事にはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれています。
冬の庭や玄関先で、南天の葉が緑のままだと「あれ、赤くなるはずでは」と首をかしげますよね。葉が色づかない、実がつかない、実はあるのに赤くならない。同じ「赤くならない」でも、見るところが少しずつ違います。正月に飾りたい木だけに、色が出ないと気になるものです。
先に結論をひとつ。葉の赤い色は、寒さと日当たりで出やすいと言われます。日陰や暖かい場所では、緑のままのことがあります。実のほうは、花の時期の雨や日当たり、そして枝を切った場所が関わることが多いです。どれが当てはまるかを、状況別に順番に見ていきましょう。
もうひとつ、品種によって葉が赤くなりにくい物もあります。買った時の札や表示に品種名があれば、いったん見ておくと気持ちが楽になりますよ。
ケース別に読む:葉が緑のままの人|実がつかない・赤くならない人|実が少ない人|鉢植えの人|正月に飾りたい人
葉が赤くならない——寒さと日当たりで色づきやすい
南天の葉は、涼しくなって朝晩の冷え込みを感じるころから、赤みを帯びてくると言われます。反対に、暖かい場所や、建物の陰で日が届かない場所では、緑のままのことがあります。「枯れたのでは」と心配になりますが、葉がしっかりしていて枝にも張りがあるなら、色づかないだけ、ということも多いんです。
| 置いている場所 | 考えられること | 見直すこと |
|---|---|---|
| 北側や建物の陰 | 日が届かず色づきにくい | 日当たりのよい場所へ。鉢なら動かす。地植えなら周りの枝を整えて光を入れる |
| 暖かい玄関や室内 | 冷え込みを感じにくい | 風通しのよい外へ。急に変えず、少しずつ慣らす |
| 周りの木が茂った | 日差しがさえぎられた | 周りの枝を整理して、南天に光が当たるようにする |
| 品種の性質 | もともと赤くなりにくい物もある | 札や表示で品種を確かめる |
| 葉が黄色や茶色、落ちる | 色づきとは別のサインのことがある | 土の乾き具合と根づまりを見る。迷ったら園芸店や樹木に詳しい人に相談 |
赤くなる年と、あまりならない年があるのも、珍しいことではありません。その年の天気や冷え込みの具合で、色の出方は変わると言われます。一年だけで「だめだった」と決めずに、場所を見直したら、次の冬まで様子を見るくらいがちょうどいいですよね。
実がつかない・赤くならない——花の時期と切り方を見る
「実が赤くならない」には、実は2つの場合があります。ひとつは、実はあるけれど、まだ緑や黄色っぽい場合。実は熟す途中で色が変わっていくので、まずは時期を確かめてみてください。色づく前の実を見て、赤くならないと思い込んでいることもあります。
もうひとつは、そもそも実がつかない場合です。南天の花は枝先に房になって咲き、その後に実になります。つまり、花が咲かなかったのか、咲いたのに実にならなかったのかで、見る場所が変わります。
- 花の時期に雨が続いた。花が傷んだり、花粉を運ぶ虫が飛びにくかったりして、実になりにくいことがあると言われます。こればかりは天気次第なので、気に病まなくて大丈夫です
- 日当たりが足りない。日が届かないと花つきも実つきも落ちがちです。葉の色づきと同じ原因が重なっていることもあります
- 枝先を刈りそろえた。花のつく部分は枝の先のほうにできると言われるので、形を整えようと先を短く切ると、花や実を落としてしまうことがあります
- 枝が混み合っている。内側に日が届かず、花も実も外側に偏りがちです。切り方は次の章で見ていきます
実の色については、白や黄色など赤以外の実がなる南天もあります。札や表示に実の色が書かれていることがあるので、「赤くならない」と感じたら、いったん確かめておくと安心です。千両や万両など、似た赤い実の木で同じような悩みが出ることもあります。実がつかない時の見直し方は千両に実がつかない時でも触れているので、あわせて読んでみてください。
実が少ない・枝が混んでいる——古い幹を根元で間引く
南天は、株元から細い幹が何本も立ち上がる木です。年とともに幹が増えて、混み合いやすくなります。混んでくると、内側に日が届かず、実つきも色づきも落ちがちです。
切る時の考え方は、枝先をそろえて刈りこむのではなく、古い太い幹や込み合った幹を根元近くから切って、数を減らすこと。実のついた枝は残します。こうすると光と風が通り、新しい枝が育ちやすくなります。
切る時期は、花が咲いている時期や実がついている時期を避けて、実を楽しんだあとに整える、という考え方が向いています。月の目安は住んでいる地域で変わるので、庭木の様子を見て決めてください。
- 道具は、よく切れる剪定ばさみを。切れ味が悪いと、枝をつぶして傷めてしまいます
- 手袋をはめて、刃先は自分や人に向けない。使い終わったら刃を閉じて、子どもの手の届かない所へ
- 手の届く範囲で作業する。背伸びが必要な高さは、無理をしないでください
- 切った枝は、何ゴミになるかを住んでいる自治体の分別表で確かめます
株元から新しい芽が次々に出て、広がりすぎた時の間引き方は南天が増えすぎたの記事で詳しく見ています。増えすぎと混みすぎは、似ているようで少し違う悩みです。
鉢植えの南天——置き場所は少しずつ変える
鉢植えのいいところは、場所を動かせることです。色が出ない時は、日当たりのよい外に出して、朝晩の冷え込みに当ててみましょう。
- 急に環境を変えない。日陰から強い日なたへ一気に移すと、葉が傷むことがあります。時間をかけて、少しずつ慣らすように動かしてください
- 暖房の風やエアコンの風が当たる所は避ける。乾いて葉が傷みやすくなります
- 水やりは土の乾き具合を見て。回数で決めず、表面が乾いてからたっぷりと。受け皿に水をためたままにしないでください
- 鉢の底から根が出ているようなら、窮屈になっているサインです。植え替えも考えましょう
日当たりの良し悪しは、天気や季節で毎日のように変わります。晴れた日と雨の日で庭の明るさは違うので、短い期間の様子で決めつけず、冬のあいだ全体で見るのがコツです。天気と日当たりの見方は梅干しの土用干し中に雨!の記事にも通じるところがあります。
正月に飾る時——枝の選び方と扱い方
南天は「難を転ずる」に通じるとされ、正月飾りに使われることが多い木です。飾るなら、実がしっかり色づいた枝を選びます。実が赤くならなかった年は、葉の色づいた枝を使うのもひとつの手です。
- 枝は必要な分だけ切り、木全体の形を崩さないようにする
- 水に挿して飾り、水が濁ったら取り替える
- 実や葉は子どもやペットの口に入れない。低い所に飾らず、落ちた実はすぐに拾う
- 飾りが終わった枝は、自治体の分別表で確かめて処分する
よくある迷い——切ったのに赤くならない・毎年色が違う
切ったのに、翌年も実がつかない。切り方の結果がすぐに出ないこともあります。日当たりや花の時期の天気も重なるので、切り方だけを責めず、場所と一緒に見直してください。
毎年、色の出方が違う。これは自然なことです。冷え込みや日照は年ごとに違います。毎年同じようにはいかないと考えておくと、気が楽ですよね。
実が赤くなったのに、気づくと減っている。鳥が食べに来ることもあります。実を楽しみたい時は、早めに切って飾る手もあります。
ゆきこ( ゚Д゚)『色が出ない年があっても、慌てて切りすぎないほうが安心ですよね。日当たりを見直して、気長に待つくらいがちょうどいいと思います』
💡 この困りごとへの提案
枝を整える時は、手になじむ剪定ばさみが1本あると作業が安定します。切れ味のよい物を選んで、刃先の向きと保管の場所に気をつけて使ってくださいね。
あわせて読みたい
実がつかない悩みを別の木でも見たい人は千両に実がつかない時を、株元から芽が増えすぎて困っている人は南天が増えすぎたをどうぞ。日当たりと天気の関係は梅干しの土用干し中に雨!も参考になります。
まとめ:まず日当たりと冷え込み。実は花の時期と切り方を見る
- 葉は寒さと日当たりで色づきやすい。日陰や暖かい場所では緑のままのことがある
- 実が赤くならないのか、つかないのかを分ける。時期と花の有無を見る
- 枝先は刈りそろえない。古い幹を根元から切って数を減らす
- 鉢植えは少しずつ動かす。暖房の風を避け、水やりは土の乾き具合で
- 実や葉は子どもやペットの口に入れない。切った枝は自治体の分別表で確かめる
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



コメント