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夜、上の子が寝返りを打つたびにギシッ、ギシッ。下の子が「うるさい」と起きて、上の子は「動いてないもん」とふてくされる。ネジは全部締めたはずなのに、どうして鳴るんだろう。二段ベッドのきしみは、寝ている子の頭のすぐ上で鳴るので、普通のベッドより何倍も気になりますよね。
先に結論をひとつ。ギシギシは「どこかがゆるんでいる」か「どこかがこすれている」合図で、二段ベッドなら出どころはだいたい5か所に絞れます。場所が分かれば、指定の工具で締め直すか、薄いフェルトを1枚挟むかで、たいていは寝られる程度まで静かになるんです。ただし、音と一緒にぐらつきがあるなら、それは音の話ではなく落下の話。そこだけは先に線を引いておきますね。出どころ、見つけ方、対処、やめる目安の順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:音の出どころを知りたい人|鳴る場所を探したい人|締めたのに鳴る人|自分で直したい人|やらないことを知りたい人|ぐらつきがある人
音の出どころは5つ——連結金具・はしご・すのこ板と枠・床との接地・マットレス
二段ベッドは、下段の枠に上段の枠を「連結金具」でつないで、はしごを引っかけた構造です。つなぎ目が多く、上段の動きが高い位置から下に伝わるので、同じゆるみでも音が大きく響くんですね。出どころは大きく5つ。
- 上下の連結金具。上段と下段をつなぐ柱の継ぎ目。ここがわずかにゆるむと上の子が動くたびに「ギシッ」「ミシッ」と柱全体が鳴ります。第一候補です
- はしご。フックで上段の枠に引っかけているだけのはしごは、体重の移動でフックと枠がこすれて「キュッ」「カタッ」と鳴ります。ベッドが揺れるとはしごが枠を叩くことも
- すのこ板と枠。上段・下段それぞれのすのこ板が枠や桟(さん)の上で動いてこすれる、木と木の「ギィ」という音
- 床との接地。脚が浮いている、床が傾いている、ラグの端にまたがっている。背が高い分、脚1本のわずかな浮きが上段では大きな揺れになって、フレームごと「ギシギシ」いいます
- マットレスや布団。マットレスの底とすのこがこすれる、スプリングが鳴る。揺すっても鳴らないのに寝ると鳴るならここです
音の種類で少し絞れます。硬い「カタッ」「ミシッ」は金具やネジ、こすれる「キュッ」「ギィ」は木と木か木と金属、フレーム全体がゆっさゆっさなら床、というふうに。すのこベッド全般の音の見方はすのこベッドがギシギシうるさい時の直し方に書いているので、下段だけが鳴るならそちらもどうぞ。
どこが鳴っている?——子どもを乗せずに、大人が下から見つける手順
音を探すために子どもを上段に乗せるのはやめておきましょう。揺すったり、はしごを外したりするので危ないんです。昼間に大人だけで、下からこの順番で。
- 上段と下段のマットレス・布団を全部おろす。鳴らなくなれば出どころは寝具側です
- 床に立ったまま、上段の枠の四隅を手で押して揺する。1か所だけ「カタッ」と動く角があれば、その柱の連結金具かネジのゆるみです
- はしごを手で揺する。フックと枠の間にすき間があってカタカタ動くなら、はしごが犯人です
- すのこ板を1枚ずつ手で押す。「キュッ」と鳴る板、浮いている板、溝から外れかけた板を探します。上段の板は、はしごに上らず脚立から。ベッドには体重をかけないように
- 脚の下に紙を1枚差し込む。すっと入る脚があれば浮いています。重いので、持ち上げるより紙のほうが早くて安全です
作業の間、子どもは部屋の外に。外したはしごや板を「手伝う」と持ち上げたがるので、指をはさむ心配があります。
ネジは締めたのに鳴る——「締めた」と「効いている」は別の話
「組み立てのときに全部締めたのに」という声、本当に多いんです。でも締めたことと、今も効いていることは別なんですよね。
- 木がなじんでゆるんだ。木製家具は、数週間かけて木がわずかにやせて、ネジが必ず少しゆるみます。新品で鳴り出すのは不良品とは限らず、「増し締めの時期」の合図であることが多いです
- 連結金具は「締める」部品ではない。ダボやピンは差し込んでいるだけの構造が多く、締める場所がありません。ここのあそびが鳴っている時は、ネジをいくら締めても止まりません。フェルトの出番です
- 締めすぎてネジ穴がつぶれた。電動ドライバーで力任せに回すと、木のネジ穴がつぶれて逆にゆるみやすくなります
- 上の子の動きが増幅されている。高さがある分、上段の小さな動きが柱を通して、てこのように大きくなります。普通のベッドなら気にならないゆるみが、二段では音になるんです
だから「締めたのに鳴る」時は、ネジの見直しと締められない部分へのフェルトを、セットでやるのが近道です。
自分でできる対処——増し締め・フェルト・床の水平・脚のゴム
- 指定の工具で全ネジを増し締め。説明書の工具(付属の六角レンチなど)で、上段の四隅→柱の継ぎ目→下段の四隅→はしごの順に、全部のネジを一度ずつ締め直します。コツは「止まったところから、ほんの少しだけ」。電動より手回しのほうが安心です。作業は上段に誰も乗っていない状態で、床に立ったまま。届かない所は脚立で
- 連結金具・はしごのフック・板にフェルトを挟む。柱の継ぎ目、はしごのフックが枠に当たる所、すのこ板が枠や桟に乗る所に、裏がシールの家具用の薄いフェルト(2〜3mmくらい)を貼ります。締められない部分の音は、これでしか止まらないことが多いです。厚すぎると部品が浮いてガタつくので、薄いものから
- 床の水平を出す。浮いている脚の下にフェルトや薄いゴム板を1〜2枚重ねて、4本すべてが床に着くようにします。動かす時は2人で、子どもを部屋の外に
- 脚の裏にゴムやフェルト。床とこすれる音や下の階に響く振動は、脚の裏に貼るゴムで和らぎます
- マットレスの下に滑り止めシート。マットレスとすのこの間で鳴っている時は、滑り止めシートを1枚敷くと、こすれとずれの両方が減ります
ほとんどの音は増し締めとフェルトの2つで寝られる程度まで落ち着きます。直った後も、2〜3週間後にもう一度、そのあとは季節の変わり目ごとに増し締めを。ゆるみが音で済んでいるうちに止めるのがいちばんです。
やらないほうがいいこと——穴あけ・接着・部品の省略・上段での作業
- 自分で穴を開けてネジを足さない。柱や板の厚みは上段の体重を受ける前提で決まっていて、穴を増やすとそこから割れやすくなります
- 接着剤で固めない。継ぎ目を固めると、分離も分解もできなくなるうえ、別の場所に力が集まって割れの原因になります
- 部品を省略しない。「余ったから」と付けなかった補強金具、「邪魔だから」と外した柵の一部。上段の強度に直接関わります。説明書の部品は全部使うのが前提です
- 上段に乗ったまま作業しない。体重で枠が動いて締め具合が変わるうえ、はしごを外していると降りられません
鳴りやまない・ぐらつく時——使うのをやめて、メーカーへ
音だけなら「直す話」ですが、ぐらつきがあるなら「使わない話」です。上段は大人の背より高い位置からの落下になります。
- 四隅を揺すると、フレームごとぐらぐら動く → 接合部の傷みか、部品不足か、連結の外れかけ。ぐらつきは落下の前兆なので、直るまで上段は使わず、下段か布団に
- 増し締めしても数日で元に戻る、ネジが空回りして締まらない → ネジ穴がつぶれています。太いネジに替えたりせず、メーカーに補修部品の相談を
- 柱や板に割れ・ひび・曲がり、金具に変形がある → ひびの入った部品はある日いきなり折れます
- はしごのフックが変形している、受け側がすり減って浮く → 上り下りの途中で外れる心配があります。まず販売店かメーカーへ
相談の時は、型番・組み立てた時期・どこがどう鳴るか(動画があると早い)をそろえて。買い替えを考える段階なら、二段ベッドで後悔した理由と選び方で、きしみの声から逆算した「次に見るところ」をまとめています。上段をもう使わないなら、無理に直さず二段ベッドを分離して2台にする時の見分け方と落とし穴で、分けてしまうのもひとつの手です。
ゆきこ( ゚Д゚)『下の子の寝返りのギシギシで上の子が「寝られない」と言い出して、正体は脚が1本浮いていただけ、という話はすのこベッドでもよく聞きます。二段は上に人がいる分、同じゆるみでも音が何倍にもなるはずです。はしごのフックにフェルトを貼っただけで嘘みたいに静かになった、という声もあって、なるほどと思いました。』
場所が分かったら、薄いフェルトの緩衝材が1枚あれば、連結金具にも、はしごのフックにも、板と枠の間にも、脚の下にも使えます。シールタイプの大きめのシートを持っておくと、机やいすのがたつきにも使い回せて便利ですよ。
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すのこ板の音の見分け方をもっと詳しく知りたい方は、すのこベッドがギシギシうるさい時の直し方をどうぞ。買い替えを考える段階なら二段ベッドで後悔した理由と選び方、上段を使わなくなったなら二段ベッドを分離して2台にする時の見分け方と落とし穴もあわせて読んでみてください。
まとめ:場所を見つけて、締めて、挟む。ぐらつくなら使わない
- 出どころは連結金具・はしご・すのこ板と枠・床・マットレスの5つ。音の種類で絞れる
- 探すのは大人が昼間に床から。子どもを上段に乗せて確かめない
- 締めたのに鳴るのは木のなじみ・締められない連結金具・締めすぎ。ネジ見直しとフェルトをセットで
- 対処は指定工具で少しだけ増し締め・フェルト・床の水平・脚のゴム。2〜3週間後にもう一度
- ぐらつき・割れ・締まらないネジは落下の前兆。上段を使わずメーカーへ
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手順を1枚にまとめました。



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