ノートパソコンのバッテリー膨張——押さない・刺さない・充電しないの理由、外せる機種と外せない機種、処分の道の早見表、0%のまま使う話まで

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キーボードの真ん中あたりが、なんだか浮いている気がする。パームレストを押すとカタカタ動く。閉じたはずのふたが、少しだけ開いてしまう。そんな変化に気づいた時、真っ先に疑ってほしいのが内部のバッテリーです。膨張は見た目の変化だけでなく、そのまま使い続けると発火や破裂につながることがある、れっきとした故障のサインなんです。

先に結論をひとつ。膨張に気づいたら、まず「すぐ使用をやめる」こと。押したり刺したりして中の様子を確かめようとせず、充電もしないでください。外せる機種か、処分はどうするか、0%のままで使ってもいいのか、順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へキーボードやふたが浮いてきたやってはいけないことを先に→第1章自分で外せるか知りたい外せる機種と外せない機種→第2章処分の仕方を知りたい可燃ゴミに出さない→第3章0%のまま使っている電源直結の可否は機種→第4章

ケース別に読む:やってはいけないことを先に知りたい人外せるか知りたい人処分の仕方を知りたい人0%のまま使っている人

膨張のサインと「やってはいけないこと」——押さない・刺さない・充電しない

まず、膨張のサインを整理します。キーボードの中央部が浮く、パームレストがカタカタする、本体の底面が反って机の上でぐらつく、閉じたふたにわずかな隙間が残る。どれも「バッテリーが内部で膨らんで、周りの部品を押している」状態です。ここまで来たら、原因を確かめようとする前に、行動を止めることが先になります。

膨張に気づいた時のOKとNGOKすぐ使用をやめる電源を切ってふたを閉じる涼しい場所に置くメーカーや修理店に相談保管の仕方も聞いておくNG押して確かめる先の尖った物で刺す充電する高温の場所に置くそのまま使い続ける

膨らんだバッテリーは、内部でガスが発生して外装が変形している状態です。押す・刺すという行為は、そのガスや内部の物質を無理に外に出そうとする刺激になり、発火や破裂のきっかけになりえます。充電も同じで、膨らんだ状態で電流を流すのは避けてください。真夏の車内や、直射日光の当たる窓辺のような高温の場所も置き場所として避け、涼しい場所で電源を切ったまま保管するのが基本です。この段階で「様子を見よう」と使い続けるのが、いちばんやってほしくないことなんです。

外せる機種と外せない機種——内蔵型はメーカー・修理店へ

ひと昔前のノートパソコンは、底面のロックを外すだけでバッテリーが取り出せる機種が多くありました。今は薄型化が進んで、本体を分解しないと届かない「内蔵型」が主流です。まず自分の機種がどちらに当たるか、早見表で確認してみてください。

タイプ 見分け方 膨張時の対応
着脱式 底面にロックやスイッチがあり、パネルを外すと現れる ロックを解除して取り外し、袋に入れて保管。無理な力は加えない
内蔵型 底面全体がねじで固定され、パネルの奥に基板が見える 自分で分解しない。メーカーや修理店に相談する

着脱式であっても、膨張して固くなったバッテリーは、無理に引き抜かないでください。コネクタ部分が固着している時は、こじって外すよりも、そのまま業者に持ち込む方が安全です。内蔵型は、そもそも分解の時点で内部のケーブルや基板に触れることになり、素人作業でのけがや二次故障のリスクが高くなります。膨張したバッテリーの分解そのものについては、モバイルバッテリーの分解でも扱っていますが、考え方はノートパソコンでも同じで、内蔵型は「自分で外そうとしない」が基本の答えです。

処分の道——メーカー回収・量販店・自治体の表を最優先

使用をやめたバッテリーは、いつまでも自宅に置いておくものでもありません。ただ、膨らんだバッテリーは、可燃ゴミや不燃ゴミとして出さないのが大前提です。回収の窓口を早見表にしました。

「メーカー→量販店→自治体」の3つの窓口1メーカーに相談回収窓口を確認する修理や引き取りの案内→ 内蔵型はまずここへ2量販店に確認回収ボックスの有無店頭で扱えるか聞く→ 着脱式は持ち込みやすい3自治体の表を見る収集方法は地域で違う案内表を最優先で確認→ 迷ったらまず自治体へ

持ち込む時は、テープで端子部分を覆い、袋に入れて運ぶと、移動中の刺激を減らせます。回収の受け入れ方法や料金は、メーカーや自治体によって差があるので、この記事では金額を断定しません。処分先が見つからない時に自宅で保管する期間についても、モバイルバッテリーの保管で触れている「涼しく乾いた場所」という考え方がそのまま当てはまります。

回収の申し込みをしてから実際に取りに来てもらう、あるいは持ち込みの予約が取れるまでには、数日から数週間かかることもあります。その間の保管場所は、火気のない場所・直射日光が当たらない場所・家族や子どもが触れない場所を選び、金属製の缶や耐熱性のある袋で包んでおくと、万が一の変化にも備えやすくなります。「すぐに取りに来てもらえないから」と保管を後回しにせず、まず窓口に連絡を入れて順番を確保しておくのがおすすめです。

0%のまま使い続ける話——電源直結の可否は機種による

「バッテリーがもう膨らんでいるので、外して電源ケーブルだけで使いたい」という声もよく聞きます。ここは機種によって答えが分かれるところです。着脱式でバッテリーを外した状態のまま電源に直結して使える機種もありますが、設計上バッテリーが入っていないと起動しない機種や、突然の電源断に弱くなる機種もあるため、一概には言えません。内蔵型は、膨らんだバッテリーを入れたまま使い続けること自体が本題の「やってはいけないこと」に当たるので、まず修理店に相談する流れになります。

いずれの場合も、バッテリー残量0%の表示のまま、膨張したバッテリーを使い続けるのはおすすめできません。表示上は動いていても、内部では膨張が進んでいることがあるからです。判断に迷う時は、機種の型番を伝えてメーカーや修理店に確認するのが確実です。

膨張は、ある日突然始まるわけではありません。使用年数が長い・満充電と0%を繰り返している・高温の場所で使うことが多いといった条件が重なると、進みやすくなると言われています。日頃からできる予防としては、真夏に車内へ置いたままにしない、就寝中も電源をつないだまま長時間放置しない、通気の悪い布団の上で使わない、といった置き場所の見直しが挙げられます。数年使ったノートパソコンで、動作が急に遅くなる・電源が入りにくくなる、といった変化と一緒にキーボードの浮きが出てきたら、バッテリーの寿命が近いサインとして捉えておくと、慌てずに次の相談先を探せます。

ゆきこ( ゚Д゚)『正直、キーボードの浮きに気づいた時点で、多くの家は「まだ動くから」と後回しにしがちだと思っています。動いているうちに相談する方が、選べる道が多く残っているんですよね』

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まとめ:膨張に気づいたらすぐ使用をやめる。内蔵型は分解せずメーカーへ

  1. 膨張のサインに気づいたら、すぐ使用をやめる。押さない・刺さない・充電しない・高温に置かない
  2. 着脱式は無理に引き抜かない。コネクタが固い時は業者に相談
  3. 内蔵型は自分で分解しない。メーカーや修理店に相談するのが基本
  4. 膨らんだバッテリーは可燃ゴミに出さない。メーカー回収・量販店・自治体の表を確認
  5. 0%のまま使い続けるのはおすすめできない。電源直結の可否は機種による

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

ノートパソコンのバッテリー膨張の早見表:キーボードやパームレストが浮く、底面がぐらつく、ふたに隙間が残るのが膨張のサイン。気づいたらすぐ使用をやめる、押さない・刺さない・充電しない・高温の場所に置かない。着脱式は無理に引き抜かず固い時は業者へ、内蔵型は自分で分解せずメーカーや修理店に相談する。処分は可燃ゴミに出さず、メーカーの回収窓口・家電量販店の回収ボックス・自治体の案内表の順に確認する、持ち込む時は端子部分をテープで覆って袋に入れる。0%のまま膨張したバッテリーを使い続けるのはおすすめできず、電源直結の可否は機種によって異なるため型番を伝えて確認する。金額や回収方法は地域や販売店で異なるため断定しない。

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