カナブンとコガネムシの違い——見分け方と、ハナムグリ・カメムシとの違い

生活

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夏の夜、網戸や街灯のそばに、つやのある丸っぽい虫がとまっていることがありますよね。「これはカナブン? それともコガネムシ?」と迷う場面は意外と多いものです。どちらも甲虫で、色も大きさも似て見えますし、花に来る仲間やカメムシまで混ざって、ますますこんがらがりやすいんです。

先に結論をひとつ。見分けの目安は、頭の形・食べ物・飛び方の3つです。カナブンは頭が四角っぽく、木の樹液に集まる。コガネムシは丸っぽくてつやが強く、葉や花を食べる。そう覚えておくと迷いにくくなります。大きさはあくまで目安にとどめて、まずは形と、その虫がいた場所を見てみましょう。

なお、どの虫でも素手でつかまず、触れたら石けんで手を洗うのが基本です。くわしくは第5章でまとめています。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ頭が四角っぽい・樹液→カナブンの目安。表で確かめる第1章へ ▶丸っぽくつや強め・葉→コガネムシの目安。表で確かめる第1章へ ▶花に来て小さめ→ハナムグリの仲間かも第2章へ ▶盾の形・においがする→カメムシかも。さわらない第3章へ ▶頭や胸に角がある→カブトムシの仲間。呼び名は第4章第3章へ ▶

ケース別に読む:カナブンかコガネムシか見分けたい人|花に来る虫が気になる人|カメムシやカブトムシと迷う人|呼び名の違いを知りたい人|庭の葉・手洗いが気になる人

4コマ漫画|カナブンとコガネムシの見分けどっちの虫だろう?1夜の網戸夜の網戸に丸っぽい虫さわってみようかな✕2やりがちなNG素手でさわらない頭が四角い樹液の木かな3形と場所を見る頭の形と来た場所を見る石けんで手を洗おう✓4見分けたあと触れたら手を洗う

見分けの早見表——頭の形・食べ物・飛び方・来る場所

同じ「丸っぽい甲虫」でも、見る場所を決めると整理しやすくなります。次の表は、一般に言われている目安です。個体差があるので、表のとおりでないから別の虫、というわけではありません。見当をつけるための道具として使ってください。

見る所 カナブン コガネムシ
頭の形 先が平たく、四角っぽく見える 丸みがある
体の形 平たい楕円で、つやは控えめなことが多い 丸くふくらみ、つやが強く、緑や銅色に光ることが多い
食べ物 木の樹液、熟した果物 木や草の葉、花
来る場所 樹液の出る木、雑木林、明かり 庭、畑、公園の草木、明かり
飛ぶ時 硬い外側の羽を閉じたまま飛ぶと言われる 外側の羽を開いて飛ぶと言われる
大きさ 指先くらいか、それより少し大きめ カナブンよりやや小さめと言われる
見分けの目安2つカナブン頭が四角っぽい樹液に集まるコガネムシ丸っぽくつや強め葉や花を食べる

頭の形は、真上から見ると分かりやすいです。カナブンは頭の前が平たく角ばって見え、コガネムシは前が丸く見える、と言われます。ただし虫が動いていると見えにくいので、無理に近づかず、写真に撮ってあとで拡大して見るのがおすすめです。撮った写真や動画をどこに残すかで迷う人は、アクションカメラの動画はどこに保存する?の考え方が参考になります。

食べ物は、見分けのヒントとしてとても頼りになります。樹液の出ている木にいたならカナブンの可能性が高く、庭の木や草の葉にいたならコガネムシの仲間の可能性が高い、と考えます。ただ、夜の網戸や街灯のそばは、どちらも明かりに寄ってきているだけなので、場所だけでは決まりません。そういう時は、頭の形と、つやの強さで見比べてください。

飛び方は、飛んでいる場面に出会えた時だけの手がかりです。外側の硬い羽を閉じたまま飛ぶのがカナブンの特徴だと言われ、羽を開いて飛ぶ虫が多いのがコガネムシだと言われます。止まっている虫には使えないので、補助のヒントくらいに考えましょう。大きさも「カナブンのほうが少し大きめ」と言われますが、重なる範囲が広いので、決め手にはなりません。

迷った時は、次の順番で見ていくと整理しやすくなります。まず、どこにいたか(樹液の木か、葉や花か)。次に、頭の先が平たいか丸いか。最後に、つやが強く金属のように光るか。この3つで答えがそろえば、その見当で大丈夫です。そろわなくても、無理に決めなくてかまいません。名前が分からなくても、触らずに見守るだけなら困ることはありません。

ハナムグリとの違い——花に来る仲間

花に集まっている、小さめでつやのある甲虫は、ハナムグリの仲間であることが多いです。ハナムグリはカナブンと近い仲間と言われ、体の形も似ています。ちがいを探すなら、まずどこで見かけたかです。樹液の木ではなく、花の蜜や花粉に来ているなら、ハナムグリの可能性が上がります。

見た目では、ハナムグリは全体にやや小さめで、背中に細かい模様や毛が見える種類があります。こうした特徴は種類によってばらばらなので、名前まで当てたい時は図鑑で写真と見比べるのが確実です。当てられなくても、「花に来る、カナブンに近い仲間」と分かれば、整理としてはそれで足ります。

カメムシ・カブトムシとの違い——形と角を見る

まぎらわしい虫は、ほかにもいます。次の3種類の絵を見て、形の差をつかんでください。

まぎらわしい3つハナムグリ花に来るカメムシ盾の形・さわらないカブトムシオスは角

カメムシは、体が盾のような形で、背中に三角形が見え、先がとがっています。丸っぽいカナブンやコガネムシとは、輪郭がかなり違います。強いにおいを出すことがあるので、見つけてもつかまないでください。

カブトムシは、体が大きく、オスは頭や胸に立派な角があります。角がなくても、体のがっしりした大きさで見分けられることが多いです。公園や雑木林にいる虫は、見るだけにして、持ち帰らないでください。

呼び名の違い——黄金虫・ブイブイ・アオドウガネ

調べていると、いろいろな名前が出てきて混乱しますよね。整理しておきます。

  • 黄金虫。金属のように光る甲虫をさす言葉で、コガネムシを指すことが多いと言われます
  • ブイブイ。地域や世代によって使われる呼び名で、カナブンのような甲虫をさして言うことがあります。決まった種類の名前ではありません
  • アオドウガネ。コガネムシに似た仲間で、にぶい緑や銅色の光沢があり、葉を食べると言われます

呼び名は地域や人によって違うので、「ブイブイ=カナブン」のように決めつけず、頭の形と食べ物で見ていくと混乱しません。

触った後と庭の葉——手を洗う・葉が食べられた時

見分けるのに夢中になっても、先に守っておきたい決まりがあります。

虫に触れた時の3つ✕素手でつかまない✓石けんで洗う✕目や口をこすらない
  • 素手でつかまない。どうしても動かしたい時は、使い捨ての手袋か、厚めの紙を使います
  • 触ったら石けんで手を洗う。つかんだ時に出る臭い液がついた時も同じです
  • 目や口をこすらない。洗う前に顔を触らないようにします
  • 液が目や口に入った、肌が赤くなった、などで気になる時は、医療機関に相談してください。毒があるかどうかを決めつけず、念のために洗って確かめる気持ちで
  • 犬や猫、小鳥が虫を口にしないよう、近づけないでください。猫は動く虫に前足を出しがちです。口に入れてしまった時や様子がおかしい時は、動物病院に相談してください

庭の木の葉が穴だらけになっている時は、コガネムシの仲間が食べていることがあります。素手で触らず、困る時は園芸店や自治体の案内に相談してください。土の中の幼虫が根を食べることもあるので、庭の木が弱ってきた時も同じ窓口に相談してください。

また、集合住宅の共用の植え込みや公園の木にいる虫は、勝手に動かしたり持ち帰ったりせず、そのままにして、気になる時は管理会社や管理者に伝えてください。

ゆきこ( ゚Д゚)『虫の名前は、全部を当てなくても大丈夫だと思います。形と食べ物で見当がつけば、さわらずに距離を取る判断はできますよね』

💡 この困りごとへの提案

散歩の途中で、その場で見分けたくなった時は、昆虫図鑑が1冊あると便利です。写真で見比べると、頭の形や色の違いがつかみやすくなります。


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カナブンが家の中に入ってきた時はカナブンが家の中にいる時で、外へ出す手順と臭いの理由をまとめています。茶色いコガネムシのような虫が気になる人は茶色いコガネムシの正体へどうぞ。

まとめ:頭の形・食べ物・飛び方で見て、素手でさわらない

  1. 見分けは3つ。頭の形・食べ物・飛び方で見当をつける
  2. カナブンは四角い頭と樹液。コガネムシは丸い頭と葉や花
  3. 花に来るのはハナムグリの仲間。盾の形はカメムシで、さわらない
  4. 呼び名は決めつけない。ブイブイは地域や世代で使われる呼び方
  5. 触れたら石けんで手を洗う。目や口をこすらず、気になる時は相談する

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

カナブンとコガネムシの違いの早見表:見分けは頭の形・食べ物・飛び方の3つ。カナブンは頭が四角っぽく、樹液や熟した果物に集まり、硬い羽を閉じて飛ぶと言われる。コガネムシは丸っぽくつやが強く、葉や花を食べ、羽を開いて飛ぶと言われる。花に来る小さめの甲虫はハナムグリの仲間、盾の形でにおいを出すことがあるのはカメムシ、角があるのはカブトムシ。ブイブイは地域や世代で使われる呼び名。素手でつかまず、触れたら石けんで手を洗い、目や口をこすらない。気になる症状は医療機関に相談する

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