オオヤマザクラとヤマザクラの違い——花の色と大きさ、見かける場所で見わける

家事

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花が大きくて紅色の濃い桜を見かけて、「これはヤマザクラ? それともオオヤマザクラ?」と迷う人は多いですよね。名前がよく似ていて、どちらも名前に「ヤマ」がつく桜です。

先に結論をひとつ。オオヤマザクラは名前のとおり花がやや大きく、ヤマザクラより花の紅色が濃いことが多いと言われます。寒い地域や山で見られることが多く、エゾヤマザクラとも呼ばれます。花と同じころに若葉が出るのは、どちらも同じです。順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ花が大きく紅色が濃い→オオヤマザクラかも第1章へ ▶淡い色・赤茶色の若葉→ヤマザクラかも第1章へ ▶葉より先に花だけ→ソメイヨシノ(別の記事)第2章へ ▶観察したい→折らない・摘まない第3章へ ▶庭に植えたい→大きくなる木・業者へ第4章へ ▶

ケース別に読む:花の色と大きさで見分けたい人|ほかの桜と迷う人|観察の決まりを知りたい人|庭に植えたい人|実や葉の扱いが心配な人

4コマ漫画|オオヤマザクラとヤマザクラの見わけ桜の前で花が大きい…どっちだろう色と大きさが気になる1やりがちなNG枝を引き寄せて見よう折らない・引き寄せない2正しい対処離れて写真に撮ろう花・葉・木全体3見比べる図鑑と見比べよう迷ったら決めない4

見分けの早見表——花の大きさ・色・若葉・呼び名

2つの桜を、並べて比べてみます。見る点は、花の大きさと色、若葉の出方です。

見る点 オオヤマザクラ ヤマザクラ
花の大きさ やや大きい 比べると、やや小さめ
花の色 紅色が濃いことが多い 比べると、淡め
若葉の出方 花と同じころに出る 花と同じころに、赤茶色っぽい若葉が出る
見かける場所 寒い地域や山で見られることが多い 場所だけでは決められない
呼び名 エゾヤマザクラとも呼ばれる ―
迷った時 花と葉を写真に撮り、図鑑と見比べる
花の大きさと色で見わけるオオヤマザクラ花がやや大きい紅色が濃いことが多いヤマザクラ比べると淡め赤茶色っぽい若葉迷ったら花と葉を写真に図鑑と見比べる

入口は、花の大きさと色です。花がやや大きく、紅色が濃いなら、オオヤマザクラの可能性があります。反対に、色が淡めで、赤茶色っぽい若葉がいっしょに見えるなら、ヤマザクラの可能性が高くなります。

ただ、花の色は、同じ種類でも木ごとにちがいがあります。天気や光でも見え方が変わるので、色だけで決めるのはおすすめしません。「大きさ」「色」「若葉」の3つを組み合わせて、近いほうを選ぶ、くらいの気持ちで見てください。

大きさは、「何センチ」と測るものではありません。ほかの桜の花や、手のひらと並べて、「やや大きいな」と感じられるかどうかの目安です。測れなくても、写真に残しておけば、あとで見比べられます。

見る順番を決めておくと、迷いにくくなります。

  1. 木全体を離れて見る:花の色が濃いか、淡いか
  2. 花に近づいて見る:花が大きめか、ほかの桜と比べてどうか
  3. 葉を見る:花と同じころに、赤茶色っぽい若葉が出ているか

近づいて見る時も、枝には触れず、足元に気をつけてください。写真は、花のアップ、葉のアップ、木全体の3枚があると、図鑑と見比べやすくなります。

ほかの桜との違い——ソメイヨシノと白い穂の桜

桜は種類が多く、似た名前もたくさんあります。ここでは、迷いやすい2つの方向だけ紹介します。

ひとつは、ソメイヨシノです。ソメイヨシノは葉が出る前に花が咲き、木全体が花の色に見えます。一方、ヤマザクラは花と同じころに若葉が出ます。この違いは、ヤマザクラとソメイヨシノの違いで、樹皮の見方まで含めてまとめています。

もうひとつは、小さな白い花が穂のように集まって咲く桜です。花の姿が大きく違うので、桜のなかまと聞いて驚く人もいます。イヌザクラとウワミズザクラの違いは、イヌザクラとウワミズザクラの違いで扱っています。

オオヤマザクラは、エゾヤマザクラとも呼ばれます。図鑑や案内の札で名前が違って見えても、同じ桜を指していることがあります。名前が複数ある桜は珍しくないので、「別の名前でも同じ桜かもしれない」と考えておくと、混乱しにくくなります。

よくある疑問を、まとめておきます。色が濃ければ、すぐオオヤマザクラと言える?——花の色は木ごとの差が大きいので、大きさと若葉もあわせて見ます。山でしか見られない?——場所だけでは決められないので、花と葉の様子で考えます。子どもと見に行ってもいい?——離れて見る、触らない、口に入れない、の3つを先に決めておくと安心です。

観察の決まり——枝を折らない、木に登らない

桜を観察する時は、周りの人や木に迷惑をかけないことが大切です。次のことを心がけてください。

観察の3つの約束折らない・摘まない引き寄せて見るのもやめておく木に登らない高い所は見上げて写真に撮る道から外れない私有地・立入禁止の所には入らない
  • 枝を折らない・花を摘まない:木が傷みます。枝を引き寄せて見るのもやめておきます
  • 木に登らない:高い所の花は、見上げて写真に撮ります
  • 私有地や立入禁止の場所に入らない:見える範囲から観察します
  • 登山道や園路から外れない:足元の草木を踏まないためにも
  • 公園や山の決まりに従う:看板の案内を先に読みます

公園や山の桜は、管理している人がいる木です。

写真を撮る時は、足元の段差や、ほかの人の通り道に気をつけます。夢中になって後ずさりすると、つまずくことがあります。落ち着いて、少し離れた所から撮りましょう。

木の根元を踏み固めないよう、決められた歩道から見るようにします。

高い所の枝は、脚立などに乗って近づく必要はありません。ズームで撮れば、花や若葉の様子ははっきり確認できます。落ちた花びらや枝も、持ち帰らず、その場で見るだけにしましょう。

庭に植えるなら——大きくなる木の考え方

庭に桜を植えたい時は、先に大きさのことを考えておきます。桜は大きくなる木です。苗のうちは小さくても、年数がたつと、高さも枝の広がりも増えていきます。

庭と暮らしの注意3つ大きくなる木手入れは届く範囲まで高い所は造園業者へ口に入れない実・葉・花・若芽子どもとペットに注意犬はリードを放さない拾い食いに気をつける落ちた実や葉に注意
  • 手入れは、手の届く範囲まで。高い所の枝は、無理をしません
  • それ以上は造園業者へ。高所の剪定や、幹を切る作業は個人でしません
  • 隣家や道路との境界を確かめる:枝が伸びた先まで想像して、植える場所を決めます

真上に電線や屋根がないか、根が広がる余裕があるかも、考えておきたいところです。落ち葉も出るので、掃除の手間と、通路や排水口との距離も、あらかじめ想像しておくと安心です。

植える前に、苗のラベルで種類の名前を確かめておきます。どんな桜に育つのかが想像しやすくなります。迷った時は、店の人に相談してください。

実や葉は口に入れない——子どもとペットにも注意

桜のなかまは、実がつくことがあります。実・葉・花・若芽は、口に入れないでください。見分けが不確かな植物を口にするのは危険です。小さな子どもやペットが、落ちた実や葉を拾って口に入れないよう、大人が見守りましょう。犬は、リードを放さないようにします。

落ちた花びらや実を、小さな子が口に入れていないか、庭や公園で遊ぶ時は大人が近くで見ておくと安心です。ペットが木の下で拾い食いしないよう、散歩の時もリードを短めに持ちます。

ゆきこ( ゚Д゚)『桜は、種類がわかってくると、見るたびに「ちがうな」と気づけて楽しいですよね。花の色と大きさの2つを見て、決まらなければ写真に撮って図鑑に任せる、くらいがちょうどいいと思います』

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花と葉を図鑑で見比べられると、見分けがぐっと楽になります。写真と照らし合わせながら、ゆっくり調べてみてください。


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まとめ:花の大きさと色を見る。枝は折らず、迷ったら決めない

  1. オオヤマザクラは花がやや大きく、紅色が濃いことが多いと言われます。エゾヤマザクラとも呼ばれます
  2. ヤマザクラは比べると淡めで、赤茶色っぽい若葉が花と同じころに出ます
  3. 花の色は木ごとの差が大きいので、大きさ・色・若葉を組み合わせて見ます
  4. 枝を折らず、木に登らず、私有地や立入禁止の場所には入りません
  5. 実・葉・花は口に入れない。大きくなる木は、高い所の手入れを造園業者に相談します

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

オオヤマザクラとヤマザクラの違いの早見表:オオヤマザクラは花がやや大きく、ヤマザクラより花の紅色が濃いことが多いと言われる。寒い地域や山で見られることが多く、エゾヤマザクラとも呼ばれる。ヤマザクラは比べると淡めで、花と同じころに赤茶色っぽい若葉が出る。花の色は木ごとの差が大きいので、大きさと色と若葉を組み合わせて見る。迷ったら花と葉を写真に撮って図鑑と見比べる。枝を折らない、花を摘まない、木に登らない、私有地や立入禁止の場所に入らない。実・葉・花は口に入れない。庭に植えるなら大きくなる木で、高所は造園業者へ

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