パキラが伸びすぎた時——そのままでいいか、切る位置の考え方、葉がベタベタする時

家事

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気づけばパキラが天井に届きそう。ひょろっと上にだけ伸びて、葉と葉のあいだがあいている。切ったら枯れてしまいそうで、手が出せない。そんな悩みは、育てやすい観葉植物ならではかもしれません。

先に結論をひとつ。伸びすぎは置き場所と光で起きます。切り戻すか、そのまま育てるかは「置ける高さ」と「季節」で決めます。切る位置は、葉の付け根の少し上が目安です。もうひとつ、葉がベタベタする時は、虫が出す汁のことがあるので、葉の裏と茎を見てください。

切り方の細かい手順や時期は品種や環境で違います。ここでは、迷わないための考え方を中心にまとめます。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ天井まで伸びた→置ける高さで決める第1章へ ▶そのままでいい?→伸び方と季節を見る第2章へ ▶どこで切るか知りたい→葉の付け根の少し上第3章へ ▶枯れた葉を切りたい→付け根から切る第4章へ ▶葉がベタベタする→葉の裏と茎を見る第5章へ ▶

ケース別に読む:伸び方を知りたい人|そのまま育てたい人|切る位置を知りたい人|枯れた葉を切りたい人|ベタベタが気になる人|子どもとペットが気になる人

4コマ漫画|天井まで伸びたパキラ気づいたらもう天井に届きそう…1天井に届きそうやりがち思い切って全部切っちゃえ2位置を決めず一気に切る先に決める高さを決めて付け根の上で切る置ける高さを決める葉の付け根の少し上清潔なはさみで3置ける高さと切る位置整ったちょうどいい高さになった4すっきりした姿に

伸び方の早見表——どう伸びているかを見る

パキラは、光を求めて上へ上へと伸びる性質があります。部屋の奥や窓から遠い場所では、とくに間延びしやすくなります。まず、今の姿が次のどれに近いか見てみましょう。

伸び方 考えられること ひとこと
上にだけ伸びる 光が上から来る・枝が少ない 切ると枝分かれしやすい
葉と葉の間が長い 光が足りない(徒長) 置き場所を明るくする
葉が小さく薄い 光不足・水が多い 水やりも見直す
片側に傾く 光の来る方向が偏っている 鉢を時々回す

光不足で間延びした部分は、あとから明るい所へ動かしても、詰まった形には戻りません。これから出る新しい葉が、しっかり育つようにするのが目的になります。

伸びすぎを防ぐには、置き場所の見直しが近道です。窓に近い明るい場所へ移し、時々鉢を回して、光が全体に当たるようにします。ただし、暗い所から急に強い日差しの下へ出すと、葉が焼けてしまうので、少しずつ慣らしてください。

そのままにする?切る?——置ける高さと季節で決める

伸びすぎたからといって、必ず切らなければいけないわけではありません。天井や照明にぶつからず、倒れず、葉が元気なら、そのまま育てても構いません。判断の目安は次のとおりです。

  • 天井や照明、カーテンレールにぶつかりそう:切り戻す
  • 鉢が軽く、傾いて倒れそう:切るか、置き場所を見直す
  • 葉が元気で、置き場所に余裕がある:そのままでもよい

切る時期は、パキラが元気に育つ季節がよいとされます。ただ、何月がよいかは地域や育てている環境で変わります。購入時の説明書きや栽培案内を見て、成長期を確かめてください。

置ける高さを決める時は、天井までの余裕だけでなく、人の通り道やカーテン、照明の位置も思い浮かべてください。高い所に枝先がある株は、手入れもしにくくなります。踏み台を使う時は、平らな床の上で、ぐらつかない物を選んで、足元に気をつけてください。

切る位置と切り方——葉の付け根の少し上

切る位置は、残したい高さのところにある、葉の付け根の少し上です。切ったあとの枝や幹の、葉の付け根のあたりから、新しい芽が出てくることがあります。一気にばっさり切るより、置ける高さを決めて、無理のない位置から整えるほうが、株への負担が少なくなります。

パキラを切る時のOKとNGOK置ける高さを先に決める付け根の少し上で切る清潔なはさみで切るNG位置を決めずに切る汚れた刃で切る汁の手で目をこする
  • 道具は清潔な剪定ばさみ:太い枝は、細い枝用のはさみでは切りにくく、切り口がつぶれがちです。枝の太さに合った道具を選びます
  • 刃先は自分に向けない:枝を押さえる手の位置を決めてから切ります
  • 切り口の汁:切り口から出る汁に触れた手で、目や口をこすらないようにします。触れたら洗ってください
  • 切ったあとの株:日当たりのよい場所で、水の与えすぎに気をつけながら見守ります

切った枝は、挿し木で増やせることもありますが、手順は品種や環境で違います。気になる人は、園芸店で相談してみてください。

切ったあとは、傷口から傷みが入らないよう、清潔さを保つのが大切です。道具は使うたびに拭いて、乾かしてしまっておきます。切り口に何か塗るかどうかは、製品の表示や園芸店の案内に従ってください。

枯れた葉の切り方——付け根から切る

下のほうの葉が茶色く枯れたら、葉の柄の付け根から、はさみで切り取ります。葉の途中で切ると、残った部分が見た目にも気になり、湿気もこもりやすくなります。枯れた葉は、触ってぱりぱりと乾いているか、またはやわらかく傷んでいるかを見てください。

葉が全体的に落ちてきた時は、置き場所の急な変化や水の多さ、冷えが関係していることがあります。冬の窓辺の冷えは窓の結露と冷えを防ぐ100均グッズが参考になります。切った葉や落ちた葉の片づけは落ち葉掃除が楽になる方法を見てください。

枯れた葉を放っておくと、見た目だけでなく、湿気がこもって虫の居場所にもなります。見つけたらこまめに取り除くと、株のまわりの風通しもよくなります。全部の葉が一度に黄色くなった時は、水の与えすぎや根の傷みも考えられるので、土の湿りぐあいも見てください。

葉がベタベタする時——葉の裏と茎を見る

パキラの葉や、その下の床や棚がベタベタする、透明なしずくが付いている。そんな時は、小さな虫が出した汁の可能性があります。次の順番で見てください。

ベタベタの見方は「見る→ふき取る→風を通す」の3つ1葉の裏を見る葉の裏と茎に小さな虫がいないか→2ふき取る濡らした布で葉と周りを拭く→3風を通す空気を動かし置き場所を見直す

虫が見つかったら、濡らした柔らかい布で、葉と茎をそっと拭き取ります。床や棚のベタベタも、拭き取っておきます。虫が増えてしまった、拭いても続く、という時は、園芸店で相談してください。駆除用の薬剤を使う場合は、製品の表示のとおりに、換気をして、子どもとペットを近づけないようにします。

虫が見つからないのにベタベタする時は、葉の表面のほこりや、水やりの飛び散りということもあります。葉の裏と茎を見て、様子を確かめましょう。

ベタベタが落ち着いたら、再発を防ぐために、葉の裏を時々のぞく習慣をつけると安心です。水やりのたびに、葉の裏と茎をざっと見るだけでも、早く気づけます。床や棚にビニールシートや新聞紙を敷いておくと、汁が落ちた時の掃除も楽になります。

切った枝と葉は、子どもとペットの届かない所へ

切った枝や落ちた葉は、小さな子どもが口に入れたり、猫や小鳥、小動物がかじったりすることがあります。切ったらすぐに片づけて、植木鉢も届かない場所に置いてください。口に入れた時や、いつもと様子が違う時は、人なら医療機関や中毒の相談窓口へ、ペットなら獣医さんへ相談してください。

ゆきこ( ゚Д゚)『切るのは怖いですよね。でも、先に置ける高さを決めておくと、どこで切るかも自然に決まります。決めてから、はさみを持つのが安心だと思います』

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まとめ:置ける高さを決めて、葉の付け根の少し上で切る

  1. 伸びすぎは光不足で起きる。伸びた形は戻らない
  2. 切るかは置ける高さと季節で決める。元気ならそのままでも構わない
  3. 切る位置は葉の付け根の少し上。清潔な剪定ばさみで、刃先は自分に向けない
  4. ベタベタは葉の裏と茎を見る。虫がいたら拭き取る
  5. 切った枝は子どもとペットの届かない所へ。汁で目をこすらない

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

パキラが伸びすぎた時の早見表:伸びすぎは光不足で起き、間延びした部分は戻らない。切るかそのままかは置ける高さと季節で決め、天井や照明にぶつかりそうなら切り戻し、倒れず元気ならそのままでもよい。切る位置は残したい高さの葉の付け根の少し上、清潔な剪定ばさみで刃先を自分に向けず、切り口の汁に触れた手で目をこすらない。枯れた葉は柄の付け根から切る。葉や床がベタベタする時は葉の裏と茎に小さな虫がいないか見て、濡らした布で拭き取り、風を通す。切った枝と葉は子どもとペットの届かない所へ

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