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気づいたらフィロデンドロンのつるが、ひょろひょろと伸びていた。葉と葉の間があいて、なんだか寂しい姿になってきた。かといって、どこで切ればいいのか分からなくて、はさみを持ったまま手が止まる。そんな経験をする人は多いですよね。
先に結論をひとつ。つるが長く間延びするのは、光の足りなさが関わっていることがあります。切る時は、「葉と茎のつけ根(節)」の少し上で切ると、そこから新しい芽が出やすいと言われます。節とは、このつけ根のことです。位置を図で確かめながら、順番に見ていきましょう。切ると出る汁には注意が要るので、その話も最後にまとめます。
ケース別に読む:症状を早見表で見たい人|間延びした人|切る位置が知りたい人|切ったつるを活かしたい人|倒れそうな人|葉が焼ける・丸まる人
症状の早見表——何が起きているかを見分ける
| 症状 | まず見ること | 向かう章 |
|---|---|---|
| 節の間が長く、葉が小さい | 光の足りなさ | 第2章 |
| 形が崩れて整えたい | 節の位置と、切る位置 | 第3章 |
| 切ったつるがもったいない | 水に挿す考え方 | 第4章 |
| 倒れそう、場所が足りない | 支柱と置き場所 | 第5章 |
| 葉が白く焼ける・丸まる・垂れる | 日差しと水 | 第6章 |
間延びした時——光の足りなさを見直す
つるの途中の節と節の間が長く伸びて、葉が小さくなっている時は、光が足りていないサインのことがあります。植物は、光を求めて茎を伸ばす性質があるからです。切る前に、置き場所を明るくしてあげないと、同じことをくり返してしまいます。
窓辺の、レースカーテン越しの明るい所が置き場所の目安です。ただし、暗い所にいた株を急に直射日光に出すと、葉が焼けることがあります。少しずつ明るい場所に近づけてください。日差しをやわらげる方法は遮光カーテンの効果が参考になります。
鉢が窓から遠い場合は、向きをときどき変えると、片側だけ伸びるのを防げます。ただし、蕾や新しい芽がついた時は、動かさないほうが落ち着きます。
切り戻しの位置——節の少し上で切る
切り戻す時のポイントは、節の位置です。節は、葉と茎のつけ根にあたる部分で、茎のところどころにぷくっと膨らんで見えます。ここから新しい芽や根が出る力があるとされます。
切る位置は、残したい節の少し上(先端の側)です。上の図のように、いちばん先の節の少し上で切ると、残った節から新しい芽が動きます。節のない場所で切ると、切り口から先の茎は枯れ込みやすいので、必ず節を目印にしてください。
- 清潔なはさみを使う。使う前と後に拭きます
- 一度に切りすぎない。様子を見ながら少しずつ
- 切る時期は品種や育て方で違う。購入先や説明書きの案内に沿います
- 刃先は体と反対に向ける。子どもの手の届かない所で作業します
うっかり節のない所で切ってしまった時は、その先の茎が枯れ込むことがあります。枯れた部分だけ、近くの節の少し上(先端の側)まで切り戻してください。切る前に、どの節の上で切るかを指でなぞって確かめておくと、迷いません。
はさみの手入れははさみの研ぎ方を簡単に、くわしい研ぎ方ははさみの研ぎ方が参考になります。
切ったつるの使い道——水に挿す考え方
切り取った先の側のつるは、そのまま捨てずに、水に挿して根を出す方法があります。切り取ったつるのいちばん下の節の少し下で切り直し、その節が水に浸かるように、葉は水につけず、コップなどに挿します。
水は濁ったら替えます。根が出るまでにかかる日数は、季節や株で違います。数字で決めず、根の様子を見てください。根が出たら、土に植えます。うまくいかないこともあるので、気軽に試すつもりで大丈夫です。
切った葉やつるは、小さな子どもやペットが口に入れない場所で扱ってください。コップや瓶は、倒れて割れない場所に置きます。
支柱で整える——倒れない置き場所も一緒に
伸びたつるを切らずに活かしたい時は、支柱に誘導する方法があります。ココヤシ素材などの支柱に、つるを這わせて、気根が支柱に絡むのを待ちます。つるが長い場合は、ビニタイややわらかい紐で、きつく締めすぎないよう、ゆるめに留めてください。
背の高い鉢や、支柱を立てた鉢は、倒れる心配があります。ベッドやソファの上、子どもやペットの通り道は避けて、落ちても人に当たらない位置に置いてください。地震の時にも、動いたり倒れたりしにくい低い場所が安心です。
つるを垂らして楽しむ方法もあります。高い棚に置く時は、鉢が落ちないように、置く場所の安定を確かめてください。
葉焼け・丸まる・垂れる時——日差しと水を見る
- 葉が白っぽく焼ける。急に強い日差しに出した時に起きやすい症状です。焼けた葉は元に戻りません。明るい日陰から少しずつ慣らしてください
- 葉が丸まる。水が足りない、または乾燥している時に起きやすい変化です。鉢の重さと土の乾きを見て、鉢底から流れるまで水を渡します。じょうろがない時はじょうろの代わりになる物が参考になります
- 葉が垂れる。水不足、または根の傷みのことがあります。土がずっと湿っているなら、水を控えます
- 枯れそうに見える。茎が柔らかい、においがする時は、根の傷みの可能性があります。水を止めて、株元を確かめてください
ゆきこ( ゚Д゚)『切るのは勇気がいりますよね。でも、節の少し上を目印にすれば、あとで困りにくいと思います。切りすぎそうな時は、先に少しだけ切って様子を見るのが安心ですよね』
似た観葉植物との違いと、汁・子ども・ペットのこと
フィロデンドロンは、ハート形の葉でつるを伸ばす品種があり、ほかの観葉植物と見た目が似ていることがあります。見分けるには、葉の形や質感、葉と茎のつけ根の様子を見て、購入時の品種名で確かめてください。育て方は品種ごとに違います。
切り口から出る汁には、肌がかぶれることがあると言われます。作業の時は、手袋をして、目をこすらず、作業後は石けんで手を洗ってください。汁が肌についた時は、水でよく洗い流します。口に入れてしまった時は、医療機関や中毒の相談窓口に連絡してください。毒性の強さは種類や量、状況で変わるので、自分で判断しないことが大切です。
葉、切ったつる、落ちた葉は、小さな子どもが口に入れやすい物です。手の届かない所に置いてください。猫や小鳥などの小動物が、観葉植物をかじることがあります。気になる時は、動物病院で相談してください。
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うっかり節のない所で切ってしまった時は、その先の茎が枯れ込むことがあります。枯れた部分だけ、近くの節の少し上(先端の側)まで切り戻してください。切る前に、どの節の上で切るかを指でなぞって確かめておくと、迷いません。
はさみの手入れははさみの研ぎ方を簡単にとはさみの研ぎ方、日差しの調整は遮光カーテンの効果、水やりの道具はじょうろの代わりになる物へ。
まとめ:間延びは光から見直し、切るのは節の少し上
- つるの間延びは光の足りなさのことがある。急に直射日光に出さない
- 切る位置は、節(葉と茎のつけ根)の少し上。先端の側で、少しずつ
- 切ったつるは、いちばん下の節の少し下で切り直して水に挿す
- 背の高い鉢は倒れても人に当たらない位置に。支柱を使う時も同じ
- 汁は手袋と手洗い。口に入れた時は医療機関や中毒の相談窓口へ
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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