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冷凍のエビフライの袋に「凍ったまま揚げてください」と書いてあるけれど、本当にそのままでいいのか。解凍してからの方がいいのでは、と迷う人は多いと思います。揚げ時間は何分なのか、油をたくさん使いたくない、揚げずにトースターで作れないか。そのうえ、尾の先から油がはねて怖い、という声もよく見かけます。
先に結論をひとつ。調理方法は、袋に書いてあるとおりが先です。凍ったまま揚げる表示の商品が多く、解凍すると衣がはがれたり、水気で油がはねたりしやすくなります。揚げない方法は、袋にその表示がある時だけ。揚げ物は、はねと火事の心配が大きい調理なので、油の扱いは特に丁寧に見ていきましょう。凍ったまま揚げる理由、尾の油はねと油火災、揚げ焼きやトースター、見直しの点、子どもに出す時の順で進めます。
ケース別に読む:凍ったまま揚げていいか知りたい人|尾の油はねが怖い人|油少なめ・揚げずに作りたい人|衣がはがれる・中が冷たい人|子どもに出す人
凍ったまま揚げる理由と、袋の調理方法の読み方
冷凍エビフライは、凍った状態で衣が固まっていて、その状態から加熱する前提で作られている商品が多いです。解凍すると、衣が水分を吸って湿り、油に入れた時にはがれたり、水気でぱちぱちはねたりしやすい、とよく言われます。だから、袋に「凍ったままお揚げください」とあれば、その表示どおりにしてください。
揚げ時間や油の温度は、商品ごとに決められています。大きさも衣の厚さも違うので、数字は商品ごとに変わります。「何分?」の答えは、袋の調理方法の欄にある、と覚えておくと迷いません。
袋で確かめたい点は、次のとおりです。
- 凍ったまま揚げるのか、解凍してからか。商品ごとに指定があります
- 油の量や、鍋の大きさ。一度に入れる本数も書かれています
- 加熱済みの商品か、生の状態で衣をつけた商品か。中まで火を通す必要が違います
- アレルギー表示。えび・小麦・卵などの表示を見ておきましょう
表示にない方法で作る時は、袋のとおりではなくなるので、自己判断になります。少量ずつ、様子を見ながら試してください。エビフライを家庭で冷凍する時のやり方や保存の目安は、エビの保存にまとめています。
尾の油はねと油火災——霜を落とす、そばを離れない
エビフライの油はねは、尾の先にたまった水や、表面の霜が原因になりやすいです。冷たい水気が熱い油に落ちると、一気に蒸気になって、油ごと飛び散ります。尾の先は、特に水が残りやすい部分です。
- 表面の霜を落とす。袋の表示に反しない範囲で、軽く落とします。尾に水がたまっていれば、拭き取ります
- 一度に入れすぎない。油の温度が下がって、衣が油を吸いやすくなります
- 入れる時は、手前から静かに。油がはねても、体に向かわないように
- 油はね防止ネットを使っても、そばを離れない。はねを減らす道具であって、火事を防ぐ道具ではありません
油の温度が上がりすぎて、煙が出てきたら、すぐに火を止めてください。もし油に火がついてしまったら、水をかけてはいけません。水は油の下に潜って一気に蒸気になり、燃えた油を飛び散らせます。大きな炎になってしまったら、無理をせず、避難して119番に連絡してください。揚げ物をしている間は、電話やスマホに気を取られず、そばを離れないことが何より大切です。
油少なめ・揚げずに作りたい時——表示がある時だけ
| 方法 | 考え方 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 揚げ焼き(フライパン) | 袋にその調理方法がある時だけ | ふたをすると蒸気で衣がしんなりする。油はねは同じ |
| トースター・オーブン | 衣だけの商品か、揚げ調理済みかで可否が違う | 受け皿を確認。ホイルを熱源に触れさせない。そばを離れない |
| エアフライヤー | 機種の取扱説明書と袋の表示の両方を見る | 入れすぎると加熱ムラ。庫内の油や粉の掃除 |
| 電子レンジ | 袋に表示がある時だけ | 衣がしんなりしやすい。加熱ムラ。取り出す時のやけど |
「揚げずに作れる」と書かれた商品もあれば、「必ず揚げてください」とある商品もあります。袋に揚げない方法の表示がなければ、揚げない作り方は商品の想定外です。衣が生のまま焼け残ったり、中が冷たいまま残ったりしやすいので、無理に試さないでください。
トースターで加熱する時は、脂や衣の粉が落ちて、煙や発火の元になることがあります。受け皿を掃除してから使い、加熱中はそばを離れないでください。取り出す時は、庫内も天板も熱くなっているので、やけどにも気をつけましょう。冷凍コロッケで同じ話を書いた冷凍コロッケを揚げずに作る時の考え方と、エアフライヤーで冷凍食品を調理する時の注意も、あわせて見ておくと判断しやすくなります。
衣がはがれる・中が冷たい時の見直し
うまくいかなかった時は、次の点を順番に見てください。
- 解凍してから揚げていなかったか。袋が凍ったまま、の指定なら、解凍で衣がはがれやすくなります
- 一度に入れすぎていなかったか。温度が下がって、衣が油を吸い、中心も温まりにくくなります
- 入れてすぐ、何度も触っていなかったか。衣が固まる前に動かすと、はがれやすくなります
- 中心が冷たい時。割って確かめて、冷たいままなら、少し追加で加熱します。中まで熱くなるまで、食べないでください
揚げ油のはねを心配して、時間を短く切り上げるのはやめておきましょう。中が冷たいままのエビフライは、おいしさだけでなく、食べる人の体にも負担です。割って中心が熱いか、半透明のところが残っていないか、を見るのが確実です。
揚げ物の基本のコツは、天ぷらをうまく揚げるコツも参考になります。冷凍のフライドポテトを加熱する時の考え方は、冷凍ポテトをレンジで加熱する時の注意にまとめています。
子どもに出す時——中が熱い、尾と小骨を取る、アレルギー表示
子どもに出す時は、まずメーカーの案内(袋の表示や公式のよくある質問)を先に見てください。年齢の目安は商品ごとに違い、離乳食の進め方は、自治体の案内やかかりつけの医師に相談するのが確実です。
- 中心まで熱いので、割って冷ましてから出す。衣は冷めにくく、中の熱で口の中をやけどしやすくなります
- 尾と小骨を取る。尾は固くて、口に刺さることがあります
- 小さく切って、のどに詰まらせない。衣は固めなので、丸ごとではなく一口大より小さく。食べる間は、大人がそばで見守ります
- アレルギー表示を見る。えび・小麦・卵などの表示が、袋に書かれています。初めて食べさせる時は、体調のよい日にして、様子を見てください
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、揚げ物は「早くおいしく」より、「安全に」を先に決めておくのがいちばんだと思います。袋の調理方法を読むのも、ひと手間ですけど、結局いちばん近道なんですよね』
💡 この困りごとへの提案
尾の先の水が気になる人や、はねが怖い人には、油はね防止のネットがあると、気持ちが楽になります。ただし、ネットをしていても、油の温度が上がりすぎることはあります。そばを離れず、煙が出たら火を止める、という約束事は変わりません。使うフライパンや鍋の大きさに合うサイズを選んでください。
あわせて読みたい
同じ冷凍フライでも、白身魚フライやイカフライ、チキンカツの違いは冷凍の白身魚フライ・イカフライ・チキンカツの揚げ方にまとめています。揚げずに温め直す考え方は冷凍コロッケを揚げずに作る時の考え方、エアフライヤーを使う場合はエアフライヤーで冷凍食品を調理する時の注意、揚げ物全般のコツは天ぷらをうまく揚げるコツをどうぞ。
まとめ:袋の調理方法が先。油の事故を防ぎ、中心まで熱いかを確かめる
- 調理方法は袋のとおり。凍ったまま揚げる表示が多く、解凍すると衣がはがれやすい
- 尾の水と霜を落とし、入れすぎない。ネットを使ってもそばを離れない
- 煙が出たらすぐ火を止める。燃えた油に水をかけない。大きくなったら119番
- 揚げない方法は袋に表示がある時だけ。トースターは受け皿とホイルに注意
- 子どもには冷まして、尾と小骨を取り、小さく切る。アレルギー表示も見る
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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