冷凍の手羽先は凍ったまま焼ける?揚げられる?——骨つきで火が通りにくい理由、煮る・グリルやオーブンで焼く・揚げるの向き不向き、くっついた時のはがし方、骨のまわりが赤い時の見方

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冷凍庫から手羽先を出したら、袋の中で全部がくっついて一つの固まりになっている。そんな経験、ありますよね。凍ったまま焼いていいのか、揚げて唐揚げにしてもいいのか、煮るならどうするのか。骨がついている分、中まで火が通るのか心配になって、手が止まってしまう人も多いようです。

先に考え方をひとつだけ。手羽先は骨がついていて、中心に火が通りにくい部位です。だから凍ったまま焼いたり揚げたりするより、煮る、またはオーブンやグリルでじっくり焼くほうが失敗しにくい、というのが基本の考え方になります。揚げたい時は、解凍して水気をよく拭くのが先です。煮る・焼く・揚げる・くっついた時・骨のまわりが赤い時の順に、見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ煮物にしたい→煮立った煮汁にほぐして入れる→第1章グリル・オーブンで焼く→受け皿の脂と煙に注意→第2章揚げたい・唐揚げ→解凍して水気を拭く→第3章くっついて離れない→袋の上から流水でゆるめる→第4章骨のまわりが赤い→もう一度加熱して確かめる→第5章

ケース別に読む:煮物にしたい人|焼きたい人|揚げたい人|くっついて困る人|骨のまわりが赤くて不安な人

4コマ漫画|冷凍の手羽先を使う日1固まりで凍ってる手羽先が全部くっついてる…離れなくて困る夕方2凍ったまま揚げるこのまま油に入れちゃえ!油が激しくはねて危ない3離して水気を拭く流水でゆるめて水気を拭こう無理にはがさない4骨のまわりも見る骨のまわりが赤くないか確認赤ければ加熱を足す

煮る時の考え方——煮立った煮汁にほぐして入れる

まず袋の裏の「調理方法」「加熱してお召し上がりください」といった表示を見てください。凍ったまま調理してよいとある商品は、その案内が優先です。表示がない物や自分で冷凍した手羽先は、少量ずつ、様子を見ながら進めると安心です。

煮物にするなら、凍ったまま使いやすい調理のひとつです。ただし、固まりのまま煮汁に入れると、鍋の温度が下がり、煮立つまでの間に肉の表面だけが長くぬるい状態になります。はがれる所までゆるめて、煮立った煮汁に少しずつ入れるのがポイントです。入れたあとは、強く煮立てすぎず、火を落ち着けてじっくり。調味料の分量は、レシピや市販のつゆの表示どおりにしてください。

  • 霜や氷は、軽く流すか拭いてから入れると、煮汁が薄まりにくい
  • 煮立ってから入れて、固まりを残さないようにほぐす
  • 煮込みは吹きこぼれと焦げつきに注意する。熱い煮汁がはねるとやけどのもとになる
  • 最後に、いちばん太い所の骨のまわりを見て、火が通ったか確かめる

鶏肉は中心まで十分に加熱して食べる食材です。厚生労働省は、鶏肉の生食や加熱不足による食中毒(カンピロバクターなど)に注意するよう呼びかけています。生の鶏肉に触れた手・まな板・包丁は、洗ってから他の食材に使ってください。

煮物にすると、骨からも味が出て、じっくり火が入るので、骨つきの肉に向いた調理と言われます。ただし、煮汁の中で肉が煮えすぎると、身が骨からほろっと外れすぎて、形が崩れることもあります。形を残したい時は、煮立ったら火を弱めて、ふたをして静かに煮るくらいにとどめると、扱いやすくなります。味が濃くなりすぎないよう、調味料は少しずつ足して、途中で味を見てください。

グリルやオーブンで焼く時——脂と煙、ホイルの置き方

手羽先を焼く時は、袋の表示どおりの調理方法が基本です。表示にない方法で作る時は、自分の判断で、少量ずつ試してください。骨つきの手羽先は、じっくり熱を入れられるグリルやオーブンのほうが、フライパンより向いていることが多いです。

グリルやオーブンで焼く時の流れ1霜を拭いて並べるくっつけない→2受け皿と脂煙が出たら止める→3ホイルに注意熱源に触れさせない→4骨のまわりを見る赤みが残らないか
気をつけること 理由 考え方
脂が落ちる 受け皿の脂から煙や火が出ることがある 焼く前後に受け皿を掃除し、そばを離れない
アルミホイル 熱源に触れると傷んだり、火花が出ることがある ヒーターに触れさせない。取扱説明書の範囲で使う
クッキングシート グリルやトースターの中では燃えることがある 使えるとある物だけ使う
取り出す時 天板も手羽先も熱い ミトンやトングで取り出す

焼く時間や温度は、機種や量で変わります。取扱説明書と、袋の表示を見てください。霜がついている時は、水分が飛び散ったり、焼き色がつきにくくなるので、キッチンペーパーで拭いてから並べると使いやすくなります。くっつけて並べると、そこだけ火が遅れるので、少し間隔をあけましょう。エアフライヤーで冷凍食品を使う時の考え方は冷凍食品とエアフライヤーでも触れています。

揚げたい時——解凍して水気を拭く、油はねに注意

唐揚げにしたくて、凍ったまま油に入れるのは避けてください。凍った食品の表面についた霜や水分は、油が激しくはねる原因です。顔や手にはねると、やけどのもとになります。

揚げる前に分けておくことこうすると安心解凍して水気を拭く一度に入れすぎない油から目を離さない油がはねる原因霜や氷がついたまま水気が残っている凍ったまま入れる
  • 揚げる前に、冷蔵庫でしっかり解凍する
  • 解凍したら、キッチンペーパーで水気をよく拭く
  • 一度に入れすぎない。油の温度が下がり、はねやすくもなる
  • 油の温度が上がりすぎて煙が出たら、すぐ火を止める
  • 揚げている間は、そばを離れない。燃えた油に水をかけるのは厳禁

油はね防止のネットやふたを使っても、そばを離れず、顔を近づけないようにしましょう。揚げた物の保存は唐揚げの保存が参考になります。

くっついて離れない時のはがし方

袋の中で手羽先が全部くっついて固まっている時は、焦って包丁を入れたくなりますよね。でも、凍った肉は刃がすべりやすく、手を切る原因になります。無理に切らず、はがれる所から少しずつ離すのが安全です。

くっついた手羽先のほぐし方1袋のまま水の下へ流水でゆるめる→2はがれる所から少しずつ離す→3無理に切らない刃がすべって危ない
  • 袋のまま、流水の下で表面を軽くゆるめる(袋が破れていないか確認)
  • はがれてきた所から、手で離していく
  • どうしても離れない時は、固まりのまま煮物に使う
  • 解けた分は、常温に置かずにすぐ調理する

一度解けた手羽先を、また凍らせるのは避けてください。自分で冷凍する時は、はじめから1本ずつ離して、平らにして凍らせると、あとで使いやすくなります。家庭での保存や冷凍のやり方は手羽先の保存にまとめています。

手羽先は、同じ袋でも大きさがまちまちなことがあります。大きい物と小さい物を一緒に焼くと、小さい物は焼けすぎ、大きい物は中が遅れる、という差が出ます。できるだけ大きさをそろえて並べるか、大きい物から先に火に入れて、焼き上がりの時間差を小さくしてください。焼き上がったら、いちばん大きい物を切って、中を確かめるのが安心です。

骨のまわりが赤い・ピンクに見える時の見方

焼き上がった手羽先を切ったら、骨のまわりが赤い。加熱が足りないのか、それとも骨の色なのか、判断に迷いますよね。骨の近くは、肉の色が赤く見えることもあるのですが、迷ったら、もう一度加熱するのが安心です。

  • いちばん太い所を切って、骨のまわりまで確かめる
  • 肉汁が赤い、または肉が生っぽく見える時は、加熱を足す
  • 加熱を足したあと、もう一度切って確かめる

骨のまわりの赤みが、加熱不足なのか骨髄の色なのかは、見た目だけで決められないこともあります。判断に迷う時や、食べたあとにおなかの調子が悪くなった時は、無理をせず、医療機関に相談してください。

ゆきこ( ゚Д゚)『手羽先は、骨があるぶん、見た目では火が通ったか分かりにくいですよね。迷った時は、加熱を足す。これがいちばん無難だと思います』

💡 この困りごとへの提案

凍った手羽先は、表面に霜や水分がついていることが多いので、キッチンペーパーで拭いてから調理すると、焼き色もつきやすく、油もはねにくくなります。薄い紙だと破れてしまうので、厚手のキッチンペーパーが使いやすいです。


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まとめ:手羽先は煮る・じっくり焼くが基本。揚げるなら解凍して水気を拭く

  1. まず袋の表示を見る。凍ったまま使えるかは商品の案内が優先
  2. 煮るなら、煮立った煮汁にほぐして入れる。強く煮立てすぎない
  3. 焼くなら受け皿の脂と煙に注意。ホイルを熱源に触れさせない
  4. 揚げるなら解凍して水気を拭く。凍ったままは油が激しくはねる
  5. 骨のまわりの赤みは、迷ったら加熱を足す。鶏肉は中心まで十分に

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

冷凍手羽先をそのまま調理する早見表:まず袋の調理方法の表示を見る。手羽先は骨つきで中心に火が通りにくいので、煮る、またはグリルやオーブンでじっくり焼くのが失敗しにくい。煮る時はゆるめてほぐし、煮立った煮汁に入れる。焼く時は受け皿の脂と煙に注意し、アルミホイルを熱源に触れさせず、そばを離れない。揚げる時は解凍して水気をよく拭き、凍ったまま入れると油が激しくはねるので避け、一度に入れすぎず、燃えた油に水をかけない。くっついた時は袋のまま流水でゆるめ、無理に包丁を入れない。骨のまわりが赤い時は、迷ったらもう一度加熱し、鶏肉は中心まで十分に加熱する

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