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冬のはじめに石油ストーブを出して火をつけたら、「ボン」という音がした。びっくりして、壊れたのかな、爆発しないかな、と不安になりますよね。年に一度しか使わないと、去年はどうだったか思い出せなくて、余計に心配になります。
先に結論をひとつ。石油ストーブのボンという音は、点火や消火の時に小さく鳴るなら、取扱説明書に書いてある機種もあります。一方で、大きい音、何度も鳴る、炎が大きく揺れる、赤い炎や黒い煙が出る、においが強い、という時は、すぐ消火して使うのをやめ、メーカーや販売店に相談してください。いつ鳴ったか、どんな様子だったかで、見るべき所が変わります。順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:いつ鳴るかを整理したい人|音の場面別の早見表を見たい人|すぐ止めるサインを知りたい人|自分で確かめていい所を知りたい人|やってはいけないことを知りたい人
石油ストーブがボンと音がする——いつ鳴ったかを思い出す
音の意味を考える時、いちばん手がかりになるのは「いつ鳴ったか」です。同じボンという音でも、場面によって見方が変わります。
- 点火の時:スイッチを入れたり、つまみを回したりして、火がついた瞬間に鳴る
- 消火の時:火を消した時や、消えかけた時に鳴る
- 使っている途中:ふつうに燃えている最中に、突然鳴る
音の原因は、機種や使い方、灯油の状態によって違い、聞いただけで見分けるのは難しいものです。ですから、このあとの章では「原因はこれ」と決めるのではなく、「この場面ならまず説明書を見る」「この様子ならすぐ止める」という判断の線引きを紹介します。
音がしたあとの様子も、よく見ておいてください。炎の色や形、においの強さ、煙やすすが出ていないか。鳴った回数が1回だけか、続くか。あとで相談する時にも、そのまま伝えられます。
音の場面別の早見表——説明書を見る音、すぐ止める音
| 音の場面 | 様子 | まずすること |
|---|---|---|
| 点火の時 | 小さく1回鳴って、そのあと炎が落ち着く | 取扱説明書に「音がすることがある」と書いてあるか確かめる |
| 消火の時 | 小さく鳴って、そのまま消える | 同じく説明書を確かめる。毎回のように鳴る時は、販売店に聞いてみる |
| 使っている途中 | 突然鳴る、何度も鳴る | すぐ消火して、使うのをやめ、相談する |
| どの場面でも | 音が大きい、炎が大きく揺れる、赤い炎・黒い煙・すすが出る | すぐ消火して換気し、使うのをやめて相談する |
| どの場面でも | においが強い、いつもと明らかに違う | すぐ消火して換気し、冷めてから確かめる。続く時は相談する |
点火や消火の時に小さく鳴る音は、機種によっては説明書に書いてあることがあります。ただ、書いていなければ安心とは限りません。いつもと違うと感じたら、説明書を確かめ、わからなければメーカーや販売店に聞くのがいちばん早いです。
においについては、石油ストーブの臭いは体に悪い?で、いつ臭うかで原因が変わる話をまとめています。
すぐ消火して相談する音とサイン
次のような時は、その場で消火して、使うのをやめてください。様子を見ながら使い続けるのは、やめておきましょう。
- 大きな音がした、何度も続けて鳴る
- 炎が大きく揺れる、不規則に上がったり下がったりする
- 炎が赤い、黒い煙やすすが出ている
- においが強くなった、いつもと違う
- 本体の外側が、いつもより異常に熱い
消火の手順は、お使いの機種の取扱説明書のとおりです。消したあとは、窓を開けて空気を入れ替えます。そして、冷めるまでそのままにして、本体を動かしたり、給油したりしないでください。
もし炎が消えない、火がほかの物に広がる、という時は、無理に消そうとせず、すぐ避難して119番に連絡してください。自分の安全を最優先にして、まず外へ逃げることが大切です。
換気をしたあとで、頭が痛い、気持ちが悪いといった不調を感じる時は、無理をせず、外の空気を吸って、医療機関に相談してください。石油ストーブは、使っている間もこまめに換気するのが基本です。
自分で確かめていい所——消火して冷めてから
異常がなく、小さい音が1回きりだった、という時や、止めたあとの確認では、消火して本体が冷めてから、次の所を確かめます。
- 灯油が、前の冬の物ではないか:古い灯油や、色やにおいがおかしい灯油は使いません。使い始めの時期の目安は石油ストーブはいつから?に書いています
- タンクに水やごみが混ざっていないか:混ざっているようなら、その灯油は使わず、処分の仕方を購入した店や自治体に確かめます
- まわりに燃えやすい物がないか:カーテン、洗濯物、布団、紙類などを離します
- 芯の高さや位置は、説明書の範囲で:調整の方法が説明書に書いてあれば、そのとおりに。書いていない作業はしません
- ガラス筒やまわりのほこり:掃除の順番は石油ストーブのガラス筒の掃除にまとめています。冷めてからです
ここまで確かめても音の様子が変わらない時や、不安が残る時は、メーカーや販売店に相談します。自分で直すより、相談したほうが安全です。
やってはいけないこと——使いながら様子を見ない
- 音や炎が変なのに、そのまま使いながら様子を見る
- 分解する、芯を自分で切る、自己流で交換する
- 火がついたまま、または本体が熱いうちに給油する
- こぼした灯油をそのままにする:給油のあとは、こぼれていないか確かめて拭き取ります
- 前の冬の灯油を使う
- 換気をしないで使い続ける
- ストーブのまわりに燃えやすい物を置く、洗濯物を干す
💡 この困りごとへの提案
小さな子どもやペットがいる家では、ストーブに近づけない備えも欠かせません。ストーブのまわりを囲うガードは、不意に触れてしまうやけどを防ぐのに役立ちます。ただし、ガードがあっても、本体から必要な距離をとること、燃えやすい物を近づけないことは変わりません。置き方は、お使いのストーブの取扱説明書の指示に従ってください。
よくある質問
点火の時にたまにボンと鳴るだけなら、大丈夫ですか?説明書に書いてある機種もありますが、機種や状態によって違います。説明書を確かめて、書いていない時や、音が大きくなってきた時は、販売店に聞いてください。
灯油は、去年の残りを使えますか?前の冬から残った灯油は使いません。古い灯油は燃え方が変わり、不調の元になることがあります。残っているものは、購入した店や自治体に処分の方法を聞いてください。
音がしたあと、しばらく様子を見て使ってもいいですか?異常な音や炎の様子があった時は、使いながら様子を見るのはやめて、消火したうえで相談してください。
ゆきこ( ゚Д゚)『音が鳴ると、つい「もう少し様子を見よう」と思いがちですよね。でも、石油ストーブは火を使う道具なので、迷ったら止めて聞くのが、いちばん安心だと思います』
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まとめ:場面を見て、異常ならすぐ消火。炎が消えない時は避難して119番
- まず「いつ鳴ったか」を見る。点火・消火・使用中の3場面
- 点火や消火の小さい音は、説明書を確かめる。書いていなければ販売店に聞く
- 大きい音・何度も・赤い炎・黒い煙・強いにおいは、すぐ消火。換気して使わず相談する
- 炎が消えない、火が広がる時は、避難して119番。無理に消そうとしない
- 確かめるのは冷めてから。分解や自己流の芯の作業、前の冬の灯油はNG
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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