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取り込もうとして洗濯物にさわったら、全体は乾いているのに、脇の下だけひんやり湿っている。冬の部屋干しや、日の短い季節には、よくあることですよね。もう一度干すのも面倒ですし、そのまましまうのも気になって、手が止まってしまいます。
先に結論をひとつ。洗濯物の脇の下が乾かないのは、生地が重なって縫い目が厚く、袖と胴がくっついて風が通らないからです。つまり、干し方で「脇に風の通り道をつくる」ことができれば、かなり変わります。ハンガーの合わせ方、裏返し、筒干しと、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:理由を知りたい人|Tシャツやシャツを干す人|パーカーや厚手を干す人|取り込む時に湿っていた人|乾かないまま着ていいか迷う人
洗濯物の脇の下が乾かないのはなぜ?——生地の重なりと風の通り道
洗濯物は、水分が表面から空気に逃げていくことで乾きます。ですから、風が当たる面が少ない所ほど、乾くのが遅いんです。脇の下は、その条件がそろっています。
- 生地が重なっている:胴の布と袖の布が合わさる所で、何枚も重なっています
- 縫い目が厚い:縫い代が折り込まれていて、水を含んだまま残りやすい形です
- 袖と胴がくっつく:ハンガーにかけると、袖が胴にぴったり沿って、風が入るすき間がありません
冬は気温が低く、空気が動かないと水分も逃げにくくなります。そのうえ部屋干しでは、洗濯物どうしが近すぎると、そこだけ湿った空気がたまります。冬の部屋干しと外干しの使い分けは冬は部屋干しと外干しどっちが乾く?で整理しています。
脇の下が湿ったままだと、においの元にもなります。乾く前に時間が長引くと、生乾きのにおいが出ることがあるので、においが気になる時は洗濯物の生乾き臭を消す方法も見てみてください。
Tシャツやシャツの干し方——ハンガーで脇を開く
薄手のシャツやTシャツは、ハンガーの使い方を少し変えるだけで、脇の乾きが違ってきます。コツは、脇の下に空気の通り道をつくることです。
- 肩幅に合ったハンガーにかける。幅が広すぎると肩が出っぱり、せまいと服が下に垂れて、胴と袖がくっつきます
- 袖は、胴に沿わせず外に広げる。角ハンガーの下の横棒やピンチで袖口を軽くはさんで、脇の下が開く形にします
- 隣の洗濯物と、手のひら一枚分くらいあける。ぎゅうぎゅうに詰めると、そこだけ湿気が抜けません
- 厚い洗濯物は、風が当たる外側に。薄い物は内側でも乾きます
💡 この困りごとへの提案
ハンガーを幅広の角形のものに替えるだけでも、洗濯物の間隔がとりやすくなります。間隔をあけて干せるピンチハンガーは、あると使いやすい道具のひとつです。もちろん、今あるハンガーでも、袖を広げる干し方はできます。
パーカー・厚手・ジーンズの干し方——裏返しと筒干し
パーカー、トレーナー、厚手のニット、ジーンズは、脇だけでなく生地全体が厚いので、ふつうの干し方では乾きにくいです。ここでは、部位ごとの特徴を表にしました。
| 部位 | 乾きにくい理由 | 干し方の目安 |
|---|---|---|
| 脇の下 | 生地が重なり、袖が胴に沿う | 袖を広げて脇を開く。裏返して縫い目を外に |
| 袖口 | ゴムや折り返しで厚みがある | 折り返しを広げて干す。ピンチは折り目にかけない |
| フード | 二重になっていて、内側に水が残る | フードを広げて、内側に風を入れる |
| ポケット | 袋状で、中に湿気がたまる | 袋を裏返して外に出す |
| ジーンズの縫い目 | 厚い縫い代が何枚も重なる | 裏返して、ウエストとすそを筒状に広げる |
基本は二つです。ひとつは裏返すこと。縫い目やポケットの袋が外に出て、風が当たります。色落ちや生地の傷みが気になる服は、洗濯表示を見て、裏返しで干してよいか確かめてください。
もうひとつは筒干しです。ピンチハンガーに、胴の裾を円を描くように広げてはさむと、中が空洞の筒になって、内側にも風が通ります。
- 洗濯表示を先に見る。ニットなど型くずれしやすい物は、吊るさず平らに干す表示があります。その場合は表示が優先です
- 筒干しは、重さのある服をピンチ数か所に分けてはさむ。1か所にかけると、生地が引っぱられて伸びます
- ジーンズは、ウエストを輪にして干すと、ポケットと縫い目に風が通ります。すそを下にして広げる形です
干す場所に風を送る道具があれば、さらに乾きが違います。置き方はサーキュレーターで部屋干しはどこに置く?に詳しく書いているので、一緒に見てみてください。
取り込む前に確かめる——湿っていたら脇だけ追加で乾かす
見た目が乾いていても、脇と袖口、フードの内側、ポケットの中、ジーンズのウエストは、最後まで残りやすい所です。取り込む前に、この4か所を手でさわって確かめる習慣をつけると、生乾きを防げます。
湿っていた時は、脇だけを部屋でもう少し干します。
- その服だけ、風の通る場所にもう一度かける。脇を広げて、間隔をあけて
- ドライヤーを使う場合は、近づけすぎず、同じ所に当て続けない。生地が傷んだり、熱くなりすぎたりします。使っている間は、そばを離れません
- 布団乾燥機で乾かせるかは、機種の取扱説明書しだい。説明書に衣類の使い方がない機種では、衣類には使いません。くわしくは布団乾燥機で洗濯物を乾かすで確かめてください
そして、とても大事なことがあります。石油ストーブや電気ストーブの前や上、暖房器具のすぐそばには、洗濯物を干さないでください。熱で服が乾きやすく見えても、火災につながるおそれがあります。暖房を使う部屋で干す時は、器具からしっかり離れた場所を選びます。
乾かないまま着ない・しまわない——におい対策
脇が少し湿っているだけだから、と、そのまま着たりしまったりするのは、おすすめしません。湿ったままだと、においが出やすくなります。
- 着る前に、脇を手でさわって確かめる。冷たく感じたら、まだ湿っています
- 湿った服を、他の服と一緒にしまわない。ほかの服に湿気とにおいが移ることがあります
- 引き出しやクローゼットに入れる前に、一晩風を通す。ハンガーのまま、部屋の空気に触れさせます
においが出てしまった時は、もう一度洗い直すのがいちばん確かです。洗い直しの時間がない時は、先ほどの追加で乾かす方法で、水分を飛ばしてからにしましょう。
よくある質問
裏返しで干すと、色あせませんか?色の濃い服は、裏返しのほうが日光や摩擦による色あせが出にくい場合があります。ただし、洗濯表示に従ってください。
脇だけ、ドライヤーで乾かしてもいいですか?近づけすぎず、短い時間ずつ、そばを離れずに。熱に弱い素材は避けて、取扱表示を見てください。
ピンチハンガーがない時は?角ハンガーに洗濯バサミを使って、袖口を広げて留める形でもできます。大切なのは、脇と胴のあいだに風の通り道があることです。
ゆきこ( ゚Д゚)『脇だけ乾かない問題は、干す前の「袖を広げる」ひと手間で、ずいぶん変わるんだと思います。面倒ですけど、やり直すよりは楽ですよね』
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部屋干しと外干しの使い分けは冬は部屋干しと外干しどっちが乾く?、においが残った時は洗濯物の生乾き臭を消す方法、風の当て方はサーキュレーターで部屋干しはどこに置く?へどうぞ。
まとめ:脇に風の通り道をつくって、最後に手でさわって確かめる
- 脇の下は、生地が重なり風が通らないから乾きにくい。干し方で通り道をつくる
- ハンガーの肩幅を合わせ、袖を広げて脇を開く。間隔もあける
- パーカーや厚手は、裏返しと筒干し。洗濯表示が優先
- 取り込む前に、脇・袖口・フード・ポケットを手で確かめる。湿っていたら追加で乾かす
- 暖房器具のそばには干さない。乾かないまま着ない・しまわない
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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