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和室の障子。昼の光はやわらかくて好きなのに、夜は外から透けそうで落ち着かない、冬は窓の冷気がそのまま来る、寝室にするには暗さが足りない。だからカーテンをつけたい。でもレールがないし、障子は残しておきたい。賃貸なら「外して困るのも、穴を開けるのも避けたい」ですよね。この相談、本当に多いんです。
先に結論をひとつ。障子はそのままで、カーテンはつけられます。方法は大きく4つあって、選ぶ決め手は「穴を開けていいか」「どれくらいの重さをかけるか」「障子とぶつからないか」の3つ。どれが正解かは窓と暮らし方で変わるので、比べ方から順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:残すか外すか迷う人|方法を比べたい人|障子とぶつかりそうな人|外した障子をしまいたい人|落下や賃貸が心配な人
障子を残す?外す?——どちらにも良さがある
「そのまま」と決めている方も、一度だけ両方を並べてみてください。残すか外すかで、選べる方法とカーテンの厚さが変わるからです。
- 残す良さ。昼の光がやわらかい。障子とカーテンの二重で、冬の冷気がやわらぐ。和室らしさが保てる。賃貸なら退去の時にそのまま返せる
- 外す良さ。カーテンの厚さと種類を自由に選べる。部屋が広く見える。子どもが障子紙を破る心配がなくなる。掃除が楽
- その中間。障子は残して、ふだんは開けたままにしておく。カーテンを主役にして、障子は「必要な時だけ閉める断熱の一枚」という使い方。実はこれが一番多い落としどころだと思います
この記事は「残す」前提で進めますが、外す場合の置き場所は第4章にまとめています。どちらにしても、カーテンと障子はお互いの動きを邪魔しない位置に付けるのが大前提なんです。
取り付け方法の早見表——穴・耐荷重・向くカーテンで比べる
レールがない和室でカーテンを吊るす方法は、大きく4つ。どれも穴を開けずにできる(または開けずにできる型がある)ものです。
| 方法 | 穴 | 耐荷重の目安 | 向くカーテン | 見た目・注意 |
|---|---|---|---|---|
| 突っ張り棒+カフェカーテン | なし | 軽い(製品表示) | レース・薄手・のれん風 | 窓枠や鴨居の内側に。長いほど耐荷重が落ちる |
| 鴨居フック+簡易レール | なし(挟む) | 中くらい | 薄手〜中厚 | 鴨居の厚みが合うか。障子の開け閉めと干渉しやすい |
| つっぱりカーテンレール | なし | 中〜(製品表示) | 中厚・製品によって遮光も | 壁と壁の間で突っ張る。両側の壁が平行で硬いことが条件 |
| ロールスクリーン | ネジ式と突っ張り式がある | 製品表示 | 遮光・目隠し | 鴨居や窓枠の内側に。賃貸はネジの扱いを先に確認 |
選び方の順番は、「穴」→「重さ」→「見た目」です。穴を開けられないなら上の3つと突っ張り式のロールスクリーンに絞られ、そのなかで吊るしたいカーテンの重さに耐荷重が足りるものを選び、最後に見た目で決めます。逆の順番(見た目から)で選ぶと、「かわいいけど落ちる」になりがちなんですよね。
💡 この困りごとへの提案
目安として、レースや薄手なら突っ張り棒で足りることが多く、厚手の遮光カーテンを2枚吊るすなら、突っ張り棒では荷が重いと考えてください。ドレープのある厚手は見た目より重く、しかも開け閉めのたびに引っ張る力がかかります。こういう時は、レールとして設計された「つっぱりカーテンレール」のほうが安心です。
なお、ネジで固定するカーテンレールを鴨居や壁に付ける方法は、下地の有無で失敗が多いので、この記事では扱いません。そちらを考えている方はカーテンレールの取り付けで失敗しやすい点を先に読んでみてください。カーテンそのものを別のもので代用する考え方はカーテンの代わりになるものにまとめています。
障子とカーテンの干渉——奥行きと動線を先に測る
障子は横に滑って動き、カーテンは手前でひだをつくって広がります。この2つが同じ面にあると、障子を開けるたびにカーテンが引っかかって、そのうち障子紙が破れたりレールがずれたりします。だから、付ける前に3つだけ測っておくのがおすすめです。
- 鴨居の内側の幅と、鴨居の厚み。幅は左右で数mm違うことがあるので両端で。厚みは鴨居フックや突っ張り式が対応する範囲に入っているかを見ます
- 障子を全開にした時の、手前の奥行き。カーテンのひだが通る空間が10cm以上あると、開け閉めがぶつかりません。足りない時は、カーテンを鴨居より手前の壁側に付けるか、ひだの少ないフラットなカーテンを選びます
- 吊るしたいカーテンの重さと、製品の耐荷重。カーテンは家の体重計で量れます。厚手を2枚吊るすと数kgになることもあるので、耐荷重には余裕を持たせてください
干渉を減らすもう一つの手は、カーテンを「引く」のではなく「上げ下げする」型にすること。ロールスクリーンやシェードなら手前に広がらないので、奥行きが少ない窓でも障子と共存しやすいです。遮光や目隠しが目的なら、この選び方もぜひ候補に。
外した障子はどこに置く?——立てて、固定して、湿気から離す
結局外すことにした時、いちばん困るのが置き場所です。障子は上に持ち上げて下から抜く構造なので、外すのは2人いれば脚立なしでできることが多いですが、そのあとの置き方で反ったりカビたりします。
- 平置きはしない。重ねて寝かせると、枠が反って戻らなくなることがあります
- 壁に沿って立てる。倒れないように、上の方を紐や突っ張り棒で壁側に固定。子どもがいる家では、倒れてこない場所を最優先に
- 紙を守る。直射日光で黄ばみ、湿気でしみになります。古いシーツや不織布で包んで、押し入れの奥の湿気の多い場所は避ける
- どこの障子か分かるように。退去や戻す時のために、枠に付箋やマスキングテープで「右」「左」「和室窓側」と書いておくと、はめ直す時に迷いません
- 保管の間に紙が破れたら、貼り替えの手間は障子のりの代わりになるもので。強く貼りすぎると次の貼り替えで困る話も書いています
賃貸で「外したいけど戻せる自信がない」なら、無理に外さず、障子を開けっ放しにしてカーテンを付ける第1章の中間案が結局いちばん楽です。外すのは、置き場所が確保できてからで十分ですよ。
落ちてこない・割れない・倒れない——安全と賃貸で先に確かめること
穴を開けない方法は手軽なぶん、落ちる・割れる・倒れるの3つが起きやすいです。どれも取り付けの時にひと手間かければ防げるので、ここは面倒がらずに読んでください。
- 突っ張り棒の落下。耐荷重はカーテンの重さに余裕を持たせて選び、長さは伸ばしきらない(伸ばすほど弱くなります)。子どもの頭の上、ベッドや布団の上に付けない。落ちれば重いカーテンごとです。取り付け後は数日おきに手で確かめ、ゆるんでいたら締め直す。落ちる原因と対策は突っ張り棒が落ちない付け方と100均で突っ張り棒の落下を防ぐ方法に詳しく書いています
- 鴨居の割れ。鴨居は薄い木で、フックを強く締めすぎたり、突っ張り棒の圧を1点にかけたりすると割れることがあります。古い家の鴨居は特に注意。当て板や滑り止めで力を分散し、力を入れる時は「ゆっくり、少しずつ」で
- 脚立の転倒。高い所の作業は2人で、1人が脚立を支える。天板に立たない、靴下で登らない、床のものをどかしてから。踏み台ですむ高さなら踏み台を
- ネジや穴を使う場合。賃貸では、小さな穴でも契約によって扱いが違います。ここで「これなら大丈夫」とは断定できないので、付ける前に管理会社に確認し、付ける前後の写真を残しておくと安心です
ゆきこ( ゚Д゚)『和室にカーテンって合わないと思われがちですが、障子を残して重ねると、意外と落ち着いた雰囲気になるんですよね。選ぶなら、まず落ちない方法を決めてから柄を選びたいところです』
穴を開けずに厚手のカーテンまで吊るしたいなら、突っ張り棒よりもつっぱり式のカーテンレールのほうが、開け閉めのたびの力に耐えやすいです。壁の間で突っ張る型なので、両側の壁が平行で硬いことを確かめてから選んでください。
あわせて読みたい
突っ張り棒で付けると決めたなら、先に突っ張り棒が落ちない付け方を読んでおくと、付け直しが減ります。カーテン以外で目隠しや断熱をしたい時はカーテンの代わりになるもの、ネジで固定するレールを考えているならカーテンレールの取り付けで失敗しやすい点、外している間に障子紙が破れたら障子のりの代わりになるものもどうぞ。
まとめ:穴→重さ→見た目の順で選ぶ。付ける前に3つ測って、落ちない位置に
- 障子はそのままでカーテンは付けられる。方法は突っ張り棒・鴨居フック・つっぱりレール・ロールスクリーンの4つ
- 選ぶ順番は穴→重さ→見た目。厚手2枚は突っ張り棒では荷が重い
- 付ける前に鴨居の幅と厚み・手前の奥行き・重さと耐荷重を測る。奥行きは10cm以上
- 外した障子は立てて固定し、湿気と日光から離す。平置きは反る
- 落下・鴨居の割れ・脚立の転倒に注意。子どもの頭上に付けない。賃貸は管理会社に確認
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめました。



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