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公園や河川敷、林のふちを歩いていると、オレンジ色に黒い点がたくさん入ったチョウが、ひらひらと飛んできてとまることがありますよね。羽のふちがぎざぎざしていて、ちょっと落ち葉のようにも見えます。「あのチョウ、何だろう」と調べると、キタテハやシータテハという名前が出てきて、どちらも似ていて迷います。
先に結論をひとつ。どちらも、オレンジ色に黒い点のあるタテハチョウのなかまです。シータテハは、羽のふちのぎざぎざが深く、後ろの羽の裏に白い「C」の字の模様があると言われます。キタテハは、ぎざぎざが浅めで、裏の模様が目立たない、とされます。見る所を順番に整理していきましょう。
ケース別に読む:見分けの早見表を見たい人|羽の裏の模様で見分けたい人|夏と秋で色が違う人|ほかのタテハが気になる人|観察のしかたを知りたい人
見分けの早見表——羽のふち・裏の模様・色・いる場所
2種類を見比べるコツは、見る場所を決めることです。羽のふちの形、羽の裏の模様、全体の色。この3つに、いる場所と季節を足せば、おおよその見当がつきます。下の表は目安として使ってください。
| 見る所 | キタテハ | シータテハ |
|---|---|---|
| 羽のふち | ぎざぎざが浅めで、なだらか | ぎざぎざが深く、切れ込みがはっきり |
| 後ろの羽の裏 | 模様が目立たず、茶色っぽく見える | 白い「C」の字の模様がある |
| 表の色 | オレンジ色に黒い点。季節で濃さが変わると言われる | オレンジ色に黒い点。やや濃い印象と言われる |
| いる場所 | 道ばた、河川敷、公園など、身近な場所 | 林のふちや山あいなど、やや自然の多い場所と言われる |
| 大きさの目安 | どちらも手のひらに乗りそうな大きさ | キタテハと並ぶと似た大きさ |
いちばん確かな手がかりは、羽の裏の模様です。羽を閉じてとまった時に、後ろの羽の裏に白い「C」の字が見えたら、シータテハの可能性が高いと言われます。もちろん、羽の表だけを見て決めるのは難しいので、裏を見るのが近道です。
迷った時の見る順番を決めておくと、気持ちが落ち着きます。
- 羽を閉じた瞬間を待つ。後ろの羽の裏に、白い線があるかを見ます
- 羽のふちを見る。切れ込みが深いか、なだらかか
- 場所と季節を思い出す。道ばたか、林のふちか
3つのうち2つが同じ方向を向いていれば、おおよその見当はついたと考えてよさそうです。残りは、次に出会った時の楽しみにしておきましょう。
羽のふちのぎざぎざも、大事な見どころです。切れ込みが深くて、羽の端が尖って見えるのはシータテハ、なだらかなのはキタテハ、というのがおおまかな目安です。ただし、羽が傷んでいたり、季節で形が変わったりするので、これだけで決めないほうが安心です。
羽の裏の模様で見分ける——白い「C」の字を探す
タテハチョウのなかまは、羽を閉じてとまることが多く、その時に見えるのは羽の裏です。裏は、落ち葉や枯れ葉のような色で、まわりに溶け込みやすいと言われます。目が慣れてくると、「あ、白いCの字がある」と気づけるようになります。
シータテハの名前は、この白い模様が英語の「C」に見えることに由来すると言われます。後ろの羽の裏のまんなかあたりに、細くて白い線が曲がって見えたら、手がかりになります。
一方、キタテハは、裏が茶色っぽく、模様が目立たない印象です。「C」の字がはっきり見えない時は、キタテハの可能性があります。
ここで気をつけたいのは、羽の裏が見える時間が短いことです。チョウは、とまってすぐ羽を開いたり閉じたりします。うまく見えなかった時は、無理に近づかず、少し待ってみましょう。写真を撮っておけば、あとで画面を拡大して見比べられます。
夏の色と秋の色——季節で見た目が変わる
キタテハは、季節によって見た目の印象が変わると言われます。夏のころに見られるチョウは、明るい黄色っぽいオレンジ色に見え、秋になると、濃いオレンジ色に見えることがあると言われます。同じ種類でも、季節で色が違うんです。
「前に見たチョウと色が違う」と感じたら、季節の違いかもしれません。タテハチョウのなかまには、成虫のまま冬を越すものがいると言われます。秋に見かけたチョウが、春先にもう一度見られることがあるのは、そのためです。
- 色だけで決めない。季節や、羽の傷み具合でも見え方が変わります
- ふちの形と裏の模様を見る。色より、形と模様のほうが手がかりになります
- 地域差もある。住んでいる場所や気温で、見られる時期は違います
ほかのタテハが気になる時——ヒメアカタテハ・アカタテハなど
オレンジ色のチョウは、キタテハとシータテハだけではありません。近い仲間に、ヒメアカタテハやアカタテハがいます。見分けの手がかりを、短くまとめます。
- ヒメアカタテハ:羽の表が鮮やかなオレンジ色で、黒い模様が大きく目立つ。羽の先に白い点が見えることがあると言われます
- アカタテハ:黒っぽい羽に、赤みのある太い帯が入る。キタテハとは雰囲気が違うと言われます
「オレンジ色に黒い点がたくさん」「羽のふちがぎざぎざ」なら、キタテハやシータテハ。「黒い模様が大きい」なら、ほかのタテハを疑うと整理しやすくなります。
青い小さなチョウで迷った時は、羽の裏の点で見分けるシジミチョウの話がルリシジミとヤマトシジミの違いにまとまっています。ここまで来たら、チョウの見分けは「裏を見る」がコツだと分かるはずです。
見つけたチョウの名前を調べる時は、「いつ」「どこで」「羽を開いていたか閉じていたか」を、スマホのメモに残しておくと、あとで見比べやすくなります。羽の表と裏、両方の写真が撮れたら、さらに心強いです。撮る時はズームを使い、チョウが飛び立つまでそっと待ちましょう。追いかけたり、手を伸ばしたりしないことが、いちばんの近道です。
観察のしかた——つかまえない・羽を持たない・幼虫に触らない
チョウの羽は、とても薄くて繊細です。指で触ると、羽の粉がついて傷んでしまいます。観察する時は、次のことを守ると安心です。
- つかまえない。見つけたら、その場で眺めるだけにします
- 羽を持たない。つまんだり、引っぱったりしません
- 幼虫・さなぎ・卵に触らない。はがさない、持ち帰らない、飼わないようにします
- しゃがんで、少し離れて見る。写真を撮る時も、近づきすぎないようにします
- 公園の決まりを守る。草花を折ったり、立ち入りできない所に入ったりしません
- 人の庭をのぞかない。見る場所は、道から見える範囲にとどめます
- 犬や猫に追いかけさせない。ひらひら飛ぶ姿に、ペットが反応しやすいので、短いリードで気をつけます
ゆきこ( ゚Д゚)『名前が分からなくても、「オレンジ色の落ち葉みたいなチョウ」と気づけただけで、もう観察の入り口に立っていると思います。決められなくても、楽しいですよね』
💡 この困りごとへの提案
羽の裏の模様は、肉眼だと一瞬で、よく見えないものです。撮った写真と見比べながら、模様を調べられる図鑑が1冊あると便利です。チョウだけがまとまっていると、似たなかまも見つけやすくなります。
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青い小さなチョウの見分けはルリシジミとヤマトシジミの違いにまとまっています。ところで、冷凍の鮭をフライパンやグリルで焼く時の考え方は、冷凍鮭は凍ったまま焼く?解凍してから?もどうぞ。
まとめ:羽のふちと裏の「C」の字を見る。つかまえず、羽を持たない
- どちらもオレンジ色に黒い点のあるタテハチョウ。見分けはふちと裏で
- シータテハは、ぎざぎざが深く、後ろの羽の裏に白い「C」の字があると言われる
- キタテハは、ぎざぎざが浅めで、裏の模様が目立たない
- 色は季節で変わる。色だけで決めず、形と模様を見る
- つかまえない・羽を持たない。幼虫やさなぎに触らず、離れてしゃがんで見る
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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