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夏休み明けに久しぶりにアイロンを出して、蒸気ボタンを押したら「うっ」。生臭いような、どこかカビっぽいような匂いが、子どもの体操服にふわっと乗る。これ、着せて大丈夫? アイロン自体が壊れた? と一気に不安になりますよね。新学期の朝に、これで出鼻をくじかれた、という話はよく聞きます。
先に結論をひとつ。スチームアイロンの匂いは、元が4つのどれかで、いちばん多いのは「タンクに残した水」です。ただ、同じ「臭い」でも新品の樹脂の匂いと、水垢が焦げた匂いと、かけ面に付いた糊の焦げでは、やることがまるで違います。匂いの種類から原因を見分ける方法と、それぞれの直し方、服に移った時の対処まで、順番に見ていきましょう。ひとつだけ先に。煙が出る、電気が焦げるような匂いがする時は、この先を読む前にプラグを抜いて使うのをやめてください。
ケース別に読む:新品の人|生臭い・カビ臭い人|白い粉と焦げ臭さの人|茶色いカスが付く人|服に匂いが移った人|煙や焦げ臭さが続く人
匂いを4つに分ける——どの匂いかで、やることが決まる
- ①プラスチックっぽい・油っぽい匂い、買ったばかり → 新品の樹脂やコーティングの匂い。数回使えば薄れることが多い
- ②生臭い・カビ臭い・ぬめった感じ、しばらく使っていなかった → タンクに残した水。捨てて空吹きで直ることがほとんど
- ③焦げ臭いのに、かけ面はきれい。蒸気の穴に白い粉、蒸気が弱い → 水垢が熱で焦げている。掃除は説明書の方法で
- ④焦げ臭くて、かけ面に茶色や黒のカス。服に茶色い跡が付く → かけ面に付いた糊や化繊の焦げ。かけ面の掃除
「うちはどれだろう」と迷ったら、かけ面を見る→タンクの水を見る→買った時期を思い出すの順で当てはめると、たいてい一つに絞れます。②と④が同時ということもあるので、その時は上から順に一つずつ。
①新品の樹脂・コーティングの匂い——最初の数回で薄れることが多い
買ったばかりのアイロンから、温めるとプラスチックが熱くなったような匂いがするのは、製造時に付いた油分やコーティングの保護剤が熱で飛んでいるためで、取扱説明書に「初めて使う時は要らない布で試しがけをしてから」と書かれている物が多いです。口コミを読んでいても「最初の2〜3回は匂った」という声はよく見かけます。
- 窓を開けて換気しながら、要らない布の上で、蒸気を数回出しつつ数分かける
- 大事な服は、匂いが薄れたのを確かめてから
- 数回使っても消えない、むしろ強くなる、本体が熱くなりすぎるなら初期不良の可能性があるので、販売店へ。分解して中を見ようとしないでくださいね
②タンクの水の放置——生臭い・カビ臭いの正体はほとんどこれ
使い終わったあとタンクに水を残したまま、数週間。この間に水の中で雑菌やカビが増えて、それが蒸気と一緒に出てくるのが、生臭さ・カビ臭さの正体です。「壊れた」と思う匂いのうち、いちばん多くて、いちばん簡単に直るのがこれなんです。
- プラグを抜いて冷めてから、残った水を全部捨てる
- タンクに真水を入れて、流しや洗面器の上で蒸気を数回出して中を洗い流す(空吹き)。熱い蒸気が出るので顔を近づけず、子どもは別の部屋に
- もう一度水を捨て、給水口を開けたまま立てて乾かす
- タンクが外せる機種で、中に黒い点やぬめりが見えるなら、説明書の方法で洗う。外せない機種は空吹きを何度か繰り返す
ここでやってはいけないのが、「匂いを消したいから」とタンクに消臭剤・アロマ・洗剤・お酢を入れること。内部のポンプやパッキンを傷めたり、次の蒸気で服に付いたりして、かえって困ります。匂い消しは「水を替えて空吹き」だけで十分ですし、それで消えないなら原因が別の所にあります。予防は本当に単純で、使い終わったら水を捨てて立てて冷ます。これだけで②はほぼ起きません。吊るして使う衣類スチーマーの方は、タンクの構造が少し違うので、衣類スチーマーの蒸気が臭い時とタンクのカビにまとめています。
③水垢がヒーターで焦げる——白い粉と焦げ臭さがセットなら
かけ面はきれいなのに、蒸気を出すと焦げたような匂いがする。蒸気の穴のまわりに白い粉が付いている。蒸気の出が前より弱い。この3つがそろったら、水道水のミネラルが穴の中やヒーターの近くにたまって、熱で焼けている匂いです。毎日使う家ほど早くたまります。
- 掃除の方法は機種ごとに決まっています。セルフクリーニング(カルキ抜き)機能があればその手順で。クエン酸を入れてよい機種と、内部を傷めるので禁止の機種があるので、説明書か型番で調べてから
- お酢や重曹、塩素系の漂白剤をタンクに入れるのは、どの機種でもやめてください。匂いが増えるか、部品が傷むかのどちらかです
- 掃除のあとは真水で数回空吹きして、要らない布で試してから服へ
水垢の目詰まりと蒸気の弱さは同じ話なので、詳しい手順と精製水を使うかどうかはスチームアイロンの蒸気が出ない時に見る順番にまとめています。匂いだけでなく「出が弱い」も感じているなら、そちらを先に見た方が早いです。
④かけ面に付いた糊・化繊の焦げ——服に茶色い跡がつくなら
アイロン用の糊スプレーの残り、化繊のシャツが少し溶けて付いた物、洗剤のカス。これらがかけ面に薄く付いていて、温めるたびに焦げて匂います。かけ面を斜めから見て、茶色や黒のカス、ザラつき、ベタつきがあればこれです。服に茶色い跡が付き始めたら、もうかなりたまっています。
- プラグを抜いて、かけ面が完全に冷めてから。温かいうちに触ると、やけどのうえに汚れが伸びます
- かけ面の素材を確かめる。フッ素やセラミックなどのコーティングがある物は、研磨剤入りの物や金属たわしでこすると剥がれます。説明書に「かけ面の手入れ」の項があるので、まずそこを
- 素材に合うかけ面クリーナーか、説明書で認められている方法で、やわらかい布に取って拭く。換気して、手袋をして、クリーナーは子どもの手の届かない所に
- 金属たわし・刃物・紙やすりで削るのは、コーティングも蒸気の穴も傷めるのでやらない
- 拭き終わったら、要らない布で低温から試しがけをして、跡が付かないのを確かめてから
予防は、糊スプレーを使う時に当て布をするか、かけ面に直接スプレーがかからないように服にだけ吹くこと。化繊は表示どおり低温で、迷ったら当て布。これだけで④はぐっと減りますよ。
服に匂いが移ってしまった時——陰干しと洗い直し
すでに子どもの服に匂いが乗ってしまった時は、あわてて消臭スプレーをかけるより、風通しのよい所で陰干しが先です。蒸気で運ばれた匂いは表面に乗っているだけのことが多く、乾いた空気に当てると数時間で抜けます。
- 陰干しで抜けない、湿っぽい匂いが残る → 普通に洗い直す。洗ったあとは完全に乾かしてからしまう
- 茶色い染みが付いた → 水垢か焦げが混じっているので、こすらずに洗い直し。乾かすと目立たなくなることも多い
- 着る前に、袖の内側などで匂いを確かめてから
大事なのは、元のアイロンを直さないと、次に着る服にまた移るということ。服の方だけ何とかしても、いたちごっこになってしまいます。
焦げ臭さが続く・煙が出る——故障を疑う目安と、やってはいけないこと
ここまでの①〜④をやっても焦げ臭さが消えない、あるいは次のどれかがあるなら、内部の配線やヒーターの不具合が考えられます。
- 蒸気ではなく本体から煙が出る、電気が焦げるようなツンとした匂いがする
- コードやプラグが熱い、被膜がひび割れている、本体が変形・変色している
- 掃除をきちんとしたのに、使うたびに焦げ臭さが強くなる
- 落とした・ぶつけたあとから匂うようになった
こうなったら、プラグを抜いて使わない。そして分解して中を見ようとしないでください。高温と水と電気が一か所にある道具なので、開けたら元に戻せないうえ、感電や水漏れの心配が残ります。保証期間内なら販売店、過ぎていればメーカーに見積もりを聞いて、直すか買い替えるかを決めるのが安心です。買い替えを考えるなら、スチームアイロンで後悔した理由と選び方の失敗例で、匂いや手入れの手間で後悔した口コミを先に読んでおくと、同じ道を歩まずに済みます。
ゆきこ( ゚Д゚)『夏休み明けにアイロンを出したら蒸気がプールの脱衣所みたいな匂いで、タンクに7月の水が入ったままだった、というのはよくある話ですよね。捨てて空吹きしたら普通に戻って拍子抜け、という声も多いです。うちなら「使い終わったら水を捨てる」と書いた紙をアイロン台に貼っておきます』
匂いの元がかけ面の汚れだった場合は、素材に合うかけ面クリーナーを1本持っておくと、糊や化繊の焦げを削らずに落とせて安心です。買う前に、自分のアイロンのかけ面がコーティングありかどうかだけ確かめてくださいね。
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匂いが直っても、今度は「出かけたあとに切ったか思い出せない」という不安が続くことがありますよね。スチームアイロンをつけっぱなしにした時の確認と対策もあわせてどうぞ。蒸気の出が弱い、白い粉が付く、という方はスチームアイロンの蒸気が出ない時に見る順番に手順をまとめています。
まとめ:匂いを4つに分ける。いちばん多いのは残した水、焦げ臭さが続くなら使わない
- 匂いは新品の樹脂・残した水・水垢の焦げ・かけ面の汚れの4つ。見分けてから掃除する
- 生臭い・カビ臭いは水を捨てて真水で空吹き。消臭剤・アロマ・酢は入れない
- 焦げ臭くて白い粉なら水垢。掃除は説明書の方法で、クエン酸は可否を確認
- かけ面の茶色いカスは冷めてから素材に合うクリーナー。削らない
- 服に移ったら陰干しか洗い直し。煙・電気の焦げる匂いは使用中止、分解しない
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手順を1枚にまとめました。



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