スダジイの花が臭い時——においの時期と庭で気をつけること

家事

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初夏になると、近くの木からむっとするような強いにおいがして、「何のにおい?」と足を止めることがありますよね。窓を開けたら入ってきて驚いた、洗濯物にうつらないか心配、という人もいると思います。

先に結論です。強いにおいの正体として心当たりがあるのは、スダジイの花です。スダジイは初夏(5〜6月ごろ)に、淡い黄色の細長い花の穂をたくさんつけ、その花が独特の強いにおいを出します。においは花の時期だけで、花が終わると落ち着きます。木が弱っているわけではありません。まずは、においの元が本当に花なのかを見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ初夏に強いにおいがする→花の時期かどうかを見る第1章へ ▶落ちた花で汚れて困る→掃除の仕方と置き場所第3章へ ▶自分の庭の木で困る→手の届く範囲まで・あとは業者第4章へ ▶隣の家の木のにおい→切らずにまず相談する第5章へ ▶

ケース別に読む:においの元を知りたい人|いつまで続くか知りたい人|窓や洗濯物で困る人|庭の木で困る人|隣の家や公園の木の人|口に入れない注意を知りたい人

4コマ漫画|スダジイの花のにおいベランダでこのにおい…何だろう初夏の強いにおい1やりがちなNG枝を引っぱって確かめよう枝は折らない2花を見る細長い花の穂が黄色っぽい離れて眺めて写真3見分けられた花が終われば落ち着くのね花の時期だけ4

においの元を見分ける——細長い花の穂が目印

においをたどって木を見上げたら、まずは次の目印を探してみてください。においだけで木を決めるより、目で見える手がかりと合わせるほうが迷いません。

  • 細長い花の穂が、枝にたくさん垂れていませんか
  • 木の上の方が、黄色っぽく見えませんか
  • においが強いのは花の時期のあいだだけではありませんか
見る所 スダジイの花
咲く時期 初夏(5〜6月ごろ)
花の形 淡い黄色の細長い穂が、たくさんつく
木の見え方 木の上の方が黄色っぽく見える
においの出る期間 花の時期だけ。終わると落ち着く
花の目印は3つ細長い花の穂淡い黄色の穂がたくさん1木の上の方黄色っぽく見える2花の時期だけ花が終われば落ち着く3

同じ時期に、マテバシイやクリも似たにおいの花を咲かせます。「似たにおいの木がある」と覚えておくと、においだけで決めつけずに済みます。マテバシイについてはマテバシイとスダジイの違いで、葉の大きさやどんぐりの形を整理しています。

木の名前に自信がない時は、花の穂と葉を写真に撮って、図鑑や公園の名札と見比べてください。枝を引き寄せたり折ったりして確かめるのは、やめておきましょう。写真に残す時は、次の順番だと見比べやすくなります。

  1. 木の全体を、少し離れた所から撮ります
  2. 黄色っぽく見える部分を、できるだけ近づかずに撮ります
  3. 葉は、地面に落ちている物があれば、置いて撮ります
  4. 日付と場所をメモしておきます

においだけを頼りにすると、マテバシイやクリの花を取り違えることもあります。写真があれば、あとで落ち着いて見比べられます。

いつまで続く?——花の時期だけで、木が弱っているわけではない

においが出るのは、花が咲いている間です。花が終わると落ち着きます。毎日強いにおいが続くと、「木の具合が悪いのでは」と心配になりますが、においが出ること自体は、木が弱っているしるしではありません。

終わる頃を日付で当てるより、木の上の方の黄色っぽさが薄れて、花が落ちたかどうかを見るほうが分かりやすいです。庭や道に細かい花が落ち始めたら、終わりが近いと考えてよいでしょう。

ただし、花以外にも気になる様子がある時は別です。葉に白い粉のようなものがつく、枝が枯れ込むといった変化があれば、葉や枝を持って園芸店に相談してください。薬の名前や使い方は、お店で聞くのが確実です。自己判断で何かをまくことはしないでください。

花の時期にできること——窓・洗濯物・落ちた花の掃除

期間が限られているので、その間をやり過ごすつもりで、暮らしの側を少し変えてみましょう。

  • 窓の開け方:においが強い間は、開ける時間を短くしたり、木と反対側の窓を使ったりします
  • 洗濯物:木から離れた場所に干すか、室内干しにします。においの感じ方は人によるので、気になる人だけ試せば大丈夫です
  • 落ちた花の掃除:乾いた日にまとめて掃くと、手間が少なくなります
  • ごみの出し方:掃いた花や落ち葉、切った枝は、自治体の分別に従って出します
花の時期にできること窓の開け方強い間は開ける時間を短く1落ちた花を掃く乾いた日にまとめて2干す場所を変える木から離して室内干しも3

落ち葉や落ちた花の掃除全般は、落ち葉掃除が楽になる方法も参考になります。車や玄関先に花が落ちて気になる時は、こまめに掃くほうが、まとめて片付けるより汚れが固まりにくくなります。

自分の庭の木で困る時——手の届く範囲まで、それ以上は造園業者へ

庭にスダジイがあって、花の時期のにおいが気になる場合も、木に触れる作業は手の届く範囲までにしてください。大きくなる木は、見た目より作業が危ないものです。

  • 手の届く低い枝先を、手袋をして整える程度にとどめます
  • 脚立に乗る作業は、しません
  • 高い所の枝、太い枝、幹を切る作業や、木を抜く・植え替える作業は、造園業者に相談します
  • においを減らしたくて大きく切りたくなっても、先に業者や園芸店に聞いてから決めます
庭の木で困った時手の届く範囲低い枝先まで手袋をして1高い所・太い枝造園業者に相談する2様子を写真に園芸店で見せて相談3

庭の広さや隣の家との距離、木の大きさは家ごとに違います。現地を見てもらえば、その庭に合った答えがもらえます。相談する時は、花の時期に困っていること(においや落ちた花の量)と、木の全体の写真を用意しておくと話が早く進みます。

花の時期は短いので、「毎日がまんする」のではなく、「いつ頃まで」と見通しを持つだけでも気持ちが違ってきます。庭仕事は無理のない範囲で、できることだけにしましょう。

隣の家の木・公園や神社の木——切らない、折らない、摘まない

においの元が隣の家の木だった場合、境界の向こうの枝を勝手に切らないでください。ご近所づきあいに響きますし、トラブルのもとになります。まずは落ち着いて相談し、話し合いが難しい時は、自治体や管理会社に相談する方法もあります。

公園や神社の木は、みんなの木です。次のことを守って、離れて眺めましょう。

  • 枝を折らない、引っぱらない
  • 花や実を摘まない、持ち帰らない
  • 立入禁止の場所には入らない
  • 落ちている物も、むやみに拾い集めない

においの感じ方は人によって違う——口に入れない注意

同じ花でも、「ツンとして強い」と感じる人もいれば、あまり気にならない人もいます。感じ方には差があるので、家族や近所で「気になる・ならない」が分かれても、不思議なことではありません。

そして、落ちた花・葉・実(どんぐり)は、口に入れないでください。子どもは落ちている物を拾って口に入れやすいので、大人が見守りましょう。犬の散歩でも、木の下で拾い食いをさせないよう、ひもを短く持ちます。

ゆきこ( ゚Д゚)『においは気になっても、花の時期だけと分かっていれば、少し気持ちが楽になりますよね。まずは窓の開け方から変えてみるのが、手軽だと思います』

💡 この困りごとへの提案

花の穂や葉の形を見比べたい時は、樹木が載っている図鑑があると便利です。持ち歩いて、公園で名札と見比べることもできます。


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よくある疑問——病気?洗濯物にうつる?

Q. 強いにおいは、木の病気ですか?
花の時期に出るにおいで、木が弱っているしるしではありません。葉や枝に気になる様子がある時は、持って園芸店に相談してください。

Q. いつまでにおいますか?
花が咲いている間です。花が落ちて、木の上の方の黄色っぽさが薄れてきたら、落ち着いていきます。

Q. 洗濯物ににおいがうつりますか?
感じ方は人によります。気になる時は、木から離して干すか、室内干しにしてみてください。

Q. 隣の家の木の枝が出ています。切っていいですか?
勝手には切らず、まず相談してください。

Q. 大きな木を小さくしたいです。
自分で切らず、造園業者に相談してください。

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シイの木の見分けは、ツブラジイとスダジイの違いでも整理しています。においつながりでは、製氷皿の氷が臭い原因も参考になります。

まとめ:においは花の時期だけ。窓と干す場所で乗り切り、大きい木は業者へ

  1. 強いにおいは、スダジイの花が出どころかもしれません。初夏に細長い花の穂が目印です
  2. においは花の時期だけです。木が弱っているわけではありません
  3. 窓の開け方と干す場所を変え、落ちた花は乾いた日に掃きます
  4. 庭の木は手の届く範囲まで。高い所や太い枝は造園業者に相談します
  5. 隣の木は切らずに相談。花・葉・実は口に入れません

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

スダジイの花が臭い時の早見表:初夏(5〜6月ごろ)に淡い黄色の細長い花の穂がたくさんつき、強いにおいを出す。においは花の時期だけで、花が終わると落ち着く。木が弱っているわけではない。マテバシイやクリにも似たにおいの花がある。窓の開け方や洗濯物を干す場所を変え、落ちた花は乾いた日に掃いて自治体の分別で出す。庭の木は手の届く範囲まで、高い所や太い枝は造園業者へ。隣の家の木は切らずに相談。公園や神社の枝を折らない、花や実を摘まない。実や花や葉は口に入れない。子どもとペットに注意する

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