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黄色い花がしぼんで、茎だけがひょろりと残った。「花が終わったら、水仙はどうすればいいの?」と、手が止まる時期ですよね。葉を切るのか、花がらだけ摘むのか、球根を掘り上げるのか。迷っているうちに、葉が倒れてぐったりしてくると、ますます気になってきます。
先に結論をひとつ。花が終わったら、花がらだけを摘み、葉は黄色くなるまで残すと、次の年の球根が育つと言われます。咲かないと悩む人も、葉を早く切ってしまった、日当たりが足りない、球根が込み合っている、のどれかに当てはまることがあります。増えすぎるとき、においが気になるときまで、順番に見ていきましょう。
はじめに安全のこと。水仙の葉や球根は、口に入れると体調を崩すことがあると言われます。葉の形がニラやネギに似ているため、野菜の近くには植えないでください。小さな子どもとペットの届かない所に置き、球根や切り花の汁に触れたあとは手を洗いましょう。誤って口に入れたときは、医療機関や中毒の相談窓口に相談してください。
ケース別に読む:花が終わった人|咲かなかった人|増えすぎて困る人|においが気になる人|切り花を飾る人|ヒヤシンスとの違い
花が終わった後の手順表——花がらは摘む、葉は残す
水仙は、花が終わったあとの葉が大切です。葉が日光を受けて栄養を作り、それが球根にたまって、次の春の花になります。見た目がだらしなくても、緑のうちは切らずに待ちましょう。
| 場面 | すること | 気をつけること |
|---|---|---|
| 花がしぼんできた | 花の茎を根元近くで切る | 種を作らせず、球根に力を残すため |
| 葉が緑のまま倒れてきた | 切らずに残す | 見た目が気になっても我慢する |
| 葉が黄色く枯れてきた | 枯れた葉を根元から取る | 引っ張らず、軽く手で外れるまで待つ |
| 来年も同じ場所に咲かせたい | そのまま植えておく | 目印を立てて、掘り間違えを防ぐ |
葉が倒れて邪魔なときは、きつく縛らずに、ゆるく束ねる程度にとどめます。きつく結ぶと、葉が光を浴びにくくなってしまいます。花がらを切るときは、清潔なはさみを使い、刃先を自分や子どもの手のほうに向けないよう気をつけてください。
植えた場所がわからなくなる人は、花が終わったらすぐに目印を立てておくのがおすすめです。葉が枯れて地上から消えると、うっかり別の苗を植えたり、スコップで球根を傷つけたりしがちです。
「葉が枯れるまで待つ」と言われても、どのくらい待てばいいのか、不安になりますよね。目安は、葉が黄色くなって、ひっぱらなくても手で外れるくらいになったときです。時期は品種と地域で違うので、買った球根の説明書きもあわせて見てください。それまでは水やりも続け、鉢植えは土の表面が乾いたらあげます。
咲かない時の見直し——葉を切った・日当たり・込み合い
前の年は咲いたのに、今年は葉ばかりで花が出ない。水仙でよくある悩みです。見直すポイントは3つあります。
- 葉を早く切ってしまった。花後に緑の葉を切ると、球根に栄養がたまりにくくなります
- 日当たりが足りない。木や建物の影になる場所では、葉が光を受けにくくなります
- 球根が込み合っている。年数がたつと球根が増えて、場所が足りなくなることがあります
鉢植えの場合は、鉢が小さすぎないか、水はけがよいかも見てください。土が湿りっぱなしだと、球根が傷みやすくなります。鉢の土を替えるときの捨て方は、植木鉢の土の捨て方を参考にどうぞ。
なお、植えた年や、買った球根の大きさによっては、1年目は咲かないこともあります。品種や環境で違うので、球根の袋の案内も見ておくと安心です。
庭に植えたものは、場所によって日当たりが変わります。去年は日が当たっていたのに、まわりの木が育って影になった、ということもあります。咲かない原因が見つからないときは、場所を少し変えて植え直す方法もあります。植え直す時期は、球根の袋に書かれた案内を見てください。
増える・増えすぎる時——掘り上げて分ける考え方
水仙は、球根の横に小さな球根ができて、年々増えていきます。株が大きくなったのは元気な証拠ですが、込み合うと花つきが悪くなることがあります。
込み合ってきたら、葉が枯れたあとに球根を掘り上げて、分けて植え直す考え方があります。掘る時期の目安は、葉が黄色くなって枯れたあとです。球根を傷つけないよう、株から少し離れた所にスコップを入れ、土ごと持ち上げます。掘り上げた球根は日陰で乾かし、風通しのよい場所で保管します。余った球根は、知り合いに譲るか、地域のルールを確かめて処分しましょう。
集合住宅の花壇や共用部の植え込みは、管理規約と管理会社の決まりが先です。勝手に掘ったり増やしたりしないでください。
掘り上げた球根は、小さな子どもやペットの口に入らない高さで、風通しのよい所に置きます。猫や小鳥が球根をかじることもあるので、届かない場所を選んでください。球根を触ったあとは、石けんで手を洗いましょう。袋に入れたまま湿気をためると傷みやすいので、通気のよいネットや紙袋が向いています。
においが気になる時——飾る場所と量で変わる
水仙の花は、遠くまで香るほど強く匂うことがあります。「いい香り」と感じる人もいれば、「きつくて頭が重くなる」と感じる人もいます。感じ方には個人差があるので、好みの問題として考えるのが気楽です。
切り花を飾るときは、玄関や寝室など、狭くて香りがこもる場所を避けて、風が通る広い部屋に置くと、においが気になりにくくなります。本数を減らす、窓を少し開けて空気を入れ替える、といった方法もあります。苦手な人がいる家では、飾る前に家族に聞いてみましょう。
切り花の汁——手袋と手洗い、ほかの花との花瓶
水仙の切り口からは、ぬるっとした汁が出ます。肌が敏感な人は、手がかゆくなったり、赤くなったりすることがあるので、切るときは手袋をして、終わったら手を洗いましょう。汁が目に入ったときは、こすらずに水で洗い流し、気になるときは医療機関に相談を。
ほかの花と同じ花瓶に入れるときは、一般的に、水仙の汁がほかの花を傷めることがあると言われます。別の花瓶にしておくと安心です。花瓶の水や切った茎は、小さな子どもとペットが触れないように、すぐに片づけてください。
ヒヤシンスとの違い——似ていても別の花
水仙とヒヤシンスは、どちらも春に咲く球根の花で、植えるのが秋という共通点があります。違いは花の形です。水仙は平たく開く花びらの中央に、筒のような部分があるものが多く、ヒヤシンスは小さな花が房になって咲きます。育て方の基本は似ていますが、花後の扱いや葉の形が違うので、ラベルの名前を確かめて、それぞれに合った世話をしましょう。
ゆきこ( ゚Д゚)『花が終わると、つい片づけたくなりますよね。でも、葉を残す時期がいちばん大切だと言われます。見た目が気になる気持ちは、よくわかります』
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まとめ:花がらだけ摘み、葉は黄色くなるまで残す。野菜の近くには植えない
- 花が終わったら花がらだけ摘む。葉は黄色くなって枯れるまで残す
- 咲かないときは、葉・日当たり・込み合いを見る。葉を早く切らない
- 増えすぎたら葉が枯れたあとに掘り上げて分ける。時期は葉の様子で決める
- においは飾る場所と量で調整する。玄関や寝室を避ける
- 葉をニラやネギと間違えないよう野菜の近くには植えない。触れたら手を洗い、子どもとペットの届かない所に
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手順を1枚にまとめています。



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