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目を閉じて、まつげの端をつまんで、えいっ。外れた瞬間に「痛っ」と声が出て、指先を見たら自まつげが何本か一緒についてきていた……。翌朝まぶたを鏡でのぞき込みながらへこむ、という話は本当によくあります。おまけにまぶたには白いのりがぺろっと残っていて、こするほど赤くなるんですよね。
先にひとつだけお伝えしますね。つけまつげは「引っ張って外すもの」ではなく、のりをゆるめてから自然に離れるのを待って外すものなんです。この一点を変えるだけで、痛みも自まつげの抜けもぐっと減ります。外し方、まぶたに残ったのりの落とし方、つけまつげ側のお手入れ、保管まで、鏡の前で迷わない順番でお話ししていきますね。
使い捨てのつもりで買ったものでも、洗って形を整えておけば何度も使えます。もったいないと思っていた方は、後半の洗い方までのぞいてみてください。
「そのまま引っ張る」がいちばん痛い理由
つけまつげは、細い軸に塗ったのりでまぶたのきわの皮膚にくっついています。ところが実際には、のりが自まつげの根元にも回り込んで、まつげ同士を軽く束ねた状態になっているんです。ここでいきなり引っ張ると、皮膚とまつげの両方が同時に引っ張られます。
- まぶたの皮膚は体の中でもとくに薄い場所。強く引くと赤くなったり、たるみの原因になったりします
- 自まつげは、のりで束ねられた分だけまとめて引っ張られるので、数本まとめて抜けやすい
- 抜けたまつげが生えそろうには時間がかかります。焦って何度も引っ張ると、いつまでも薄いまま
だから外し方のコツは、力ではなく「のりをふやかす時間」。30秒待てるかどうかで、次の日のまぶたが変わりますよ。
痛くない外し方の順番——目尻からゆっくり、下まぶたは押さえない
- 手を洗ってから始める。目のまわりを触るので、指先は清潔に。爪が長い方は、指の腹を使うことを意識してみてください
- コットンにぬるま湯かクレンジングを含ませて、まぶたのきわに30秒あてる。ぎゅっと押しつけず、ふわっと乗せて待つだけ。のりがふやけて白っぽくゆるんできます
- 目尻の端をそっとつまんで、目頭に向かってゆっくりはがす。真上に引っ張るのではなく、まぶたに沿わせるように寝かせて動かすのがコツ。抵抗を感じたら止めて、もう一度コットンを当てます
- 下まぶたを引っ張って押さえない。目を開けたいときは、まぶたのすぐ下ではなく眉のあたりを軽く支えると、皮膚が伸びません
- 外れたつけまつげは、そのままケースへ。ティッシュに包んでポケットに入れると、翌朝ぺしゃんこになっています
抵抗があるのに無理やり続けると、そこで自まつげが持っていかれます。「引っかかったら、また30秒」。この繰り返しでほとんど痛みなく外れますよ。
まぶたに残ったのりの落とし方——綿棒でひと筋ずつ
つけまつげが外れても、まぶたのきわに白いのりの筋が残ることがありますよね。ここを爪でこそげ落とすのがいちばんやってはいけないこと。皮膚が薄いぶん、こすった跡が赤く残ってしまいます。
- 綿棒にオイルタイプのクレンジングかポイント用の落とすものを含ませて、まぶたのきわに置く。10秒ほど置いてから、目尻から目頭に向かって一方向にすべらせます
- 往復させない。行って戻ってを繰り返すと、ほどけたのりが自まつげに絡まってしまいます
- 残りが固いときは、蒸しタオルを30秒あててから同じ手順を。温めるだけでずいぶんゆるみます
- 最後はぬるま湯でしっかりすすいで、油分を残さない。ここが残っていると、翌日アイシャドウがよれます
- まぶたを閉じたまま作業して、目の中に落とすものが入らないように。入ってしまったらこすらず、すぐに流水で洗い流してくださいね
マスカラも一緒に落としたい日は、順番としてはつけまつげ→のり→マスカラが楽です。落とすものを切らしている日の代わりの手はマスカラの落とし方(専用のものがない時)にまとめました。
つけまつげ側ののりの取り方——乾かしてからが正解
外したばかりのつけまつげの軸には、透明なのりがぬるっと残っています。ここで慌てて指でこすると、軸が曲がって次から左右のバランスが取れなくなるんですよね。これで何枚も駄目にした、という声は多いんです。
- まず完全に乾かす。ケースのふたを開けたまま30分ほど置いておくと、のりが半透明のゴムのような状態に変わります
- 軸の端をピンセットの先で軽くめくって、そのまま引き上げる。うまくいくと、のりが一本の細い帯になってするっと外れます。この瞬間がちょっと気持ちいいんです
- 途中でちぎれたら、また端からめくり直す。急いで指でこそげ落とすと、毛が抜けます
- お湯につけ込まない。接着タイプの軸は水分に弱く、ふやけて形が崩れてしまいます
- のりが取り切れないまま重ねて塗ると、だんだん軸が太くなって、つけた時にごろごろします。毎回きれいにしておくのがいちばんの近道
ピンセットは先が細くて、先端が平らなものが扱いやすいです。眉用の毛抜きでも代わりになりますが、先がとがったものは軸を傷つけやすいので、あるものの中では平らな方を選んでみてくださいね。細かい道具の代わりについてはビューラーの代わりになるものでも触れています。
繰り返し使うための洗い方と保管
「洗っていいの?」とよく聞かれますが、毛の部分は洗えます。むしろ、まぶたに触れるものなので皮脂とメイクが残ったまま使い回さないほうが安心なんです。
- 小さな器にぬるま湯と中性洗剤をほんの少し。台所用の中性洗剤でも大丈夫です
- つけまつげを浮かべて、指の腹でそっと押し洗い。もむ、ねじるは禁物。毛の流れに沿って、上から下へ数回押すだけ
- きれいな水でよくすすぐ。洗剤が残ると毛がごわつきます
- タオルの上に置いて水気を吸わせ、指でカールの形を整えてから陰干し。ドライヤーの熱風は毛が縮れるので当てません
- 完全に乾いたら、元のケースに戻す。ティッシュに包むとカールがつぶれてしまうので、必ず形を保てる入れ物へ
アイライナーの粉やアイシャドウが軸に付いていると、まつげの根元が黒ずんで見えます。アイライナーの引き方と落ちにくさの話もあわせて読むと、朝の仕上がりが変わるかもしれません。
自まつげを守る使い方——毎日つけっぱなしは休ませて
- のりを目のきわぎりぎりまで塗らない。少し内側に控えたほうが、外す時に自まつげを巻き込みません
- つけたまま眠らない。枕でこすれて、まつげごと引っ張られてしまいます。眠い夜ほど外してから、が結局は近道です
- 毎日は続けない。週に何日か休む日を作ると、まぶたの負担が減ります
- のりの量は米粒よりずっと少なく。多いほど外す時に大変になるだけで、持ちはあまり変わりません
- かゆみ・赤み・充血・腫れが出たらすぐに中止。のりに反応することもありますし、目のふちの皮膚はとても敏感です。症状が続く時は、我慢せず眼科で相談してくださいね
子どもの発表会に使う時は、水で落ちるタイプを
ダンスや発表会で「まつげを付けてください」と言われる日、ありますよね。小さな子に使うなら、大人用の強い接着タイプではなく、水やぬるま湯で落とせるタイプを選んでおくと安心です。
- 本番前に一度、家で短時間だけ試して、赤くならないか見ておく
- 会場では触らせない。目をこすった手でそのまま何かを触ることが多いので、休憩ごとに手を洗わせる
- 終わったらその場で外して、まぶたをぬるま湯で流す
- のりも道具も子どもの手の届かない所に置く。口に入れてしまう事故を防ぐためです
ゆきこ( ゚Д゚)『眠くて付けたまま寝て、翌朝の枕にまつげが1枚、しかも自まつげ付き、という話は本当によく聞きます。「眠い夜こそ先に外す」を鉄則にしておくのがいちばんの予防ですよね。洗って乾かして、ケースに戻すまでを一日の締めくくりにすると長持ちします』
外したあとの置き場所が決まっていないと、いつのまにか形が崩れて捨てるはめになります。ふたが浅くて仕切りのある小さなケースをひとつ用意しておくと、それだけで持ちがまるで違いますよ。まぶたに残ったのりを落とす時も、綿棒に含ませる専用のものがあると、こする回数が減ります。
あわせて読みたい
目もとまわりの困りごとは、つけまつげ以外にもいろいろありますよね。マスカラの落とし方(専用のものがない時)では、家にあるもので落とす順番を。アイライナーの引き方と落ちにくさの話は、粘膜に入れずに目を大きく見せるコツをまとめています。道具そのものが見当たらない日はビューラーの代わりになるものもどうぞ。
まとめ:ゆるめてから、目尻からゆっくり
- 引っ張らない。コットンで30秒ふやかしてから外すのが基本
- はがす向きは目尻から目頭へ。下まぶたは押さえない
- まぶたののりは綿棒で一方向。往復も爪も禁物
- つけまつげ側は乾かしてからピンセットでめくる
- かゆみ・充血・腫れは中止して眼科へ。休む日も作る
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手順を1枚にまとめました。



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