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釣りを終えて片づけようとしたら、並継ぎの竿の継ぎ目が抜けない。振出し竿を仕舞おうとしても縮まない。力任せにひねりたくなりますが、それをやってしまうと、竿そのものを傷める心配があります。固着には理由があり、外し方にも順番があります。
先に結論をひとつ。継ぎ目が抜けない時は、ひねらず、こじらず、真っ直ぐに引くことが一番大切です。それでも抜けない時は無理をせず、次の手段に進みましょう。固着が起きる理由、外し方の順番、振出し竿の場合、分解できる範囲まで、順番に見ていきます。急いでいる時ほど力任せになりがちなので、落ち着いて手順を追うことを意識してみてください。
ケース別に読む:継ぎ目が抜けない人|振出し竿が縮まない人|分解できる範囲を知りたい人|予防の仕方を知りたい人

継ぎ目が抜けない理由と、真っ直ぐ引く外し方
並継ぎの竿の継ぎ目が固まってしまう理由は、砂や塩の結晶が隙間に入り込んだり、海水が乾いて固まったりすることがほとんどです。差し込みすぎや、日光による熱で竿がわずかに膨張していることも重なります。継ぎ目に塗ってあったワックスが切れて摩擦が増えていることも、固着の一因になります。
- ゴム手袋か滑り止めの布を用意し、手が滑らないようにする
- 両手を継ぎ目のすぐ近くに添える。竿から離れた場所を持つとてこの力がかかりやすい
- ひねらず、こじらず、真っ直ぐに引く。ブランク(竿本体)が割れる原因になります
- 一気に引かず、少しずつ力を加える。急に抜けた時の勢いを抑えられます
1人で抜けない時は、もう1人と背中合わせになり、同時に真っ直ぐ引く方法も有効です。この時も呼吸を合わせて、ひねる動きは加えないようにしてください。それでも動かない場合は、継ぎ目を軽く濡らしてから、氷水や保冷剤で少し冷やしてみると、金属やパーツのわずかな収縮で抜けやすくなることがあります。熱湯やドライヤーで温める方法は、塗装や接着剤を傷める心配があるのでおすすめしません。
ガイド(糸を通す輪の部分)やリールシートを持って引っ張ったり、膝で竿を押さえつけたりするのは、破損の原因になるので避けてください。抜ける瞬間は勢いがつくことがあるので、周りに人がいないか確認してから作業すると安心です。
抜けた瞬間に体勢を崩して転んだり、竿の先が誰かに当たったりしないよう、作業する場所は広めに空けておきましょう。屋外であれば、地面に座り込んで低い姿勢で作業すると、万一手が滑っても被害を小さくできます。何度か試しても変化がない時は、無理を重ねず、いったん時間を置いてから改めて試すのも一つの方法です。
振出し竿が縮まない時——まずは継ぎ目の砂を洗い流す
伸縮する振出し竿がうまく縮まない時は、継ぎ目に入り込んだ砂やほこりが引っかかっていることが多いです。真水で継ぎ目をよく洗い流し、乾かしてから改めて縮めてみましょう。
それでも動きが渋い時は、竿を逆さにして軽く振ったり、手のひらで軽く叩いたりすると、中の砂が落ちて動きやすくなることがあります。無理に強く叩いたり、力任せに押し込んだりするのは避けてください。あくまで一般的な対処法として試すレベルにとどめましょう。何度か繰り返しても改善しない時は、継ぎ目の内部で細かい傷や変形が起きている可能性もあるので、無理を続けず釣具店に相談することも選択肢に入れてください。
分解できる範囲——ガイドやリールシートの交換は釣具店へ
継ぎ目を外して真水で洗う、乾かして保管する、というところまでは自分でできる範囲です。一方で、ガイドの交換や、リールシートの分解・修理は、専門の道具と技術が必要な作業なので、釣具店やメーカーに相談するのが安心です。竿先が折れてしまった場合の修理も、同じように専門店に相談する範囲になります。
自己流で分解してしまうと、メーカーの保証の対象外になることが多く、かえって修理の選択肢を狭めてしまうこともあります。「継ぎ目を外して洗う」までを自分の作業範囲と考え、それ以上のパーツの分解には手を出さないようにしましょう。迷った時は、無理に自分で判断せず、購入した店に竿を持ち込んで見てもらうのが一番確実です。
固着を防ぐ予防——フェルールワックスと真水洗い
継ぎ目の固着は、事前のケアである程度防げます。継ぎ目専用のフェルールワックスを薄く塗っておくと、砂や塩がこびりつきにくくなり、抜き差しもスムーズになります。
釣行から帰ったら、継ぎ目を含めて竿全体を真水で洗い、しっかり乾かしてから収納するのが一番の予防になります。差し込みすぎないことも、次に固着させないための小さなポイントです。
収納する時は、継ぎ目を組んだままにせず、いったんばらして保管すると、次に使う時の抜き差しがスムーズになりやすいです。長期間使わない予定がある時ほど、継ぎ目にほんの少しワックスを足しておくと、久しぶりに取り出した時の固着を防ぎやすくなります。海釣りのあとは特に、真水での洗浄を念入りに行うことを習慣にしておくと安心です。
ゆきこ( ゚Д゚)『こういう「固まって動かない」系の相談、仕事柄よく見ます。力ずくで何とかしようとする前に、まず洗う・冷やす・人を呼ぶ、この順番を思い出してもらえたらと思います。焦る気持ちは分かりますが、竿は道具なので急ぐ必要はありません』
💡 この困りごとへの提案
継ぎ目のお手入れ用に、専用のワックスを1本持っておくと、釣行のたびに軽く塗るだけで済むので習慣にしやすくなります。
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まとめ:ひねらず真っ直ぐ、分解の範囲を守る
- 継ぎ目が抜けない時はひねらず真っ直ぐ引くのが基本です
- 1人で無理な時は2人で背中合わせに、同時に真っ直ぐ引きます
- 振出し竿は継ぎ目の砂を洗い流してから試しましょう
- ガイドやリールシートの分解は釣具店へ、保証外になる恐れがあります
- フェルールワックスと真水洗いで固着を予防できます
保存版:この記事の早見表
外し方の順番を1枚にまとめました。



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