ヤブコウジが増えすぎた時——広がる仕組みと手の届く範囲での整え方

家事

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庭の隅に植えたつもりのヤブコウジが、気づくと通路や隣の植え込みのほうまで広がっている。そんな状態になると、どこまで手を入れていいのか迷いますよね。抜いたのにまた出てくる、という悩みもよく聞かれます。

先に結論をひとつ。ヤブコウジは地面の下を横に伸びる茎で広がるので、気づくと周りに増えていることがあります。広がってほしくない所は、手の届く範囲で、手袋をして、地面の際から切るか、株を分けて数を減らす考え方があります。抜いた株や切った茎は、山や空き地に捨てず、自治体の分別で出してください。順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へなぜ増えるのか知りたい→地下の茎で広がる第1章へ ▶通路にはみ出した→その部分を切る第2章へ ▶増やしたくない→鉢や仕切りの考え方第3章へ ▶抜いた株や切った茎→自治体の分別で出す第4章へ ▶子どもやペットがいる→赤い実は口に入れない第5章へ ▶

ケース別に読む:増える理由を知りたい人|はみ出した所を整えたい人|増やしたくない人|抜いた株を出したい人|子どもやペットがいる人

4コマ漫画|ヤブコウジが増えすぎた困った場面庭のあちこちで増えてきたなあ通路にまで広がった1やりがちなNG全部まとめて山に捨てよう山や空き地に捨てない2正しい対処手袋をして手の届く所を切る無理のない範囲で3結果分別して出しすっきりしたよ自治体のルールで4

広がる仕組み——増えるのは地面の下に理由がある

ヤブコウジは、背が低く、赤い実をつける植物です。地面の上に見えているのは、葉や実のついた短い部分だけ。広がる力のもとは、地面の下を横に伸びる茎にあると言われます。

ヤブコウジが広がる仕組み地面の上葉と赤い実目に見える部分地面の下横に伸びる茎広がるもとと言われる

この茎が、少しずつ横へ伸びて、離れた場所から新しい芽を出すことがあります。だから、地面の上の葉だけを見て「ここまでだな」と思っていても、地下ではもう先へ進んでいる、ということが起こります。

抜いたはずなのに、またそこから出てくることがあるのも、地下に茎が残っていると、そこから再び芽が出ることがあるためです。「抜いてもまた出る」のは、育て方が悪いからではありません。この植物の性質だと考えると、気がラクになります。

気になること 考えられること 先にすること
通路にはみ出す 地下の茎が横へ伸びている はみ出した部分を切る
抜いてもまた出る 地下に茎が残っている 様子を見ながら繰り返し整える
隣の植え込みに入る 境界を越えて広がっている 越える前に境の際で切る
全体が混み合う 株が増えすぎている 株を分けて数を減らす

全部を一度に片づけようとすると、手間も体力もかかります。まずは「どこまで広がっていいか」を決めて、その線の外側だけ整える、という考え方で進めると楽です。

広がり具合は、次のような点で見分けられます。まだ手を入れなくていい段階か、整えたほうがいい段階かの目安にしてください。

  • 地面から出る芽が、株から離れた所に見える。地下の茎が伸びているしるしです
  • 通路や境界のきわに葉が出てきた。越える前に整える時期です
  • ほかの草花の根元に入りこんでいる。早めに切って、広がる線を決めます

はみ出した所を整える——手袋をして、手の届く範囲で

通路や隣の植え込みにはみ出した部分は、手の届く範囲で、地面の際から切るのが基本です。はさみを使う時は、必ず手袋をしてください。ヤブコウジにとげはありませんが、土や枝で手を傷つけることがあります。

整える時の3つの約束手袋をする作業のときは必ず着ける手の届く範囲で地面の際で切る無理はしないはさみは使ったらしまう子どもの手が届かない所へ
  1. 手袋をして作業する。土や枝で手を傷つけないようにします
  2. 手の届く範囲だけ切る。無理な姿勢での作業は避けます
  3. 地面の際で切る。残る部分が目立たず、見た目もすっきりします
  4. 混み合った所は株を分けて減らす。数を整えると風通しもよくなります
  5. 道具は使い終わったらしまう。子どもの手の届かない所に置きます

道具は、手で扱える小さなはさみで足ります。作業は、足元が乾いていて、明るい時間に行うと安全です。

切ったあとに、また芽が出てくることもあります。その時は、慌てずに同じ要領で、見つけたつど整えていきましょう。何度か繰り返すうちに、広がる勢いが落ち着いてくることもあります。

庭仕事のあとは、手袋が土でよごれます。汚れた軍手の洗い方は軍手の泥汚れと臭いの取り方にまとめています。

増やしたくない場所の考え方——鉢と仕切り

これから植える人や、植え替えを考えている人は、最初から広がる範囲を決めておくと、あとが楽になります。方法は大きく2つです。

広がる範囲を決める考え方鉢に植える広がる範囲が鉢の中に決まる地面に直接植える広がるので様子を見て整える
  • 鉢に植える。鉢の中なら、広がる範囲がはっきり決まります
  • 地面に植えるなら仕切りを入れる。花壇のふちなどに仕切りを入れて、広がる範囲を決める考え方があります
  • 別の草花と混ぜない。広がった時に、ほかの草花に入りこむと整えにくくなります

すでに広がってしまった場合も、鉢に分けて楽しむ方法があります。株を分けて鉢に移し、残りは整える、という流れです。ただし、掘り上げる作業は手の届く範囲で、無理のない量にとどめてください。

隣の敷地との境界に近い場所では、特に早めの対応が安心です。境を越えて広がってしまうと、お隣との間で気まずい思いをすることもあります。越える前に、自分の敷地の側で切って整えておきましょう。隣の敷地に入りこんでしまった場合は、勝手に手を入れず、まず声をかけて相談するのが基本です。

広がるのを止めたいのか、増えた分を楽しみたいのかで、向く方法は変わります。庭の景色の一部として広がるのを楽しむなら、通路や境界のきわだけ整えて、残りは自然に任せる選び方もあります。逆に、限られた場所で育てたいなら、最初から鉢を選ぶほうが長く付き合いやすくなります。自分の庭の使い方に合わせて決めてみてください。

抜いた株・切った茎の出し方——山や空き地に捨てない

整えたあとに出る株や茎は、山・空き地・川原に捨てないでください。広がる植物は、捨てた先でも根づいて広がることがあります。その場所の環境を変えてしまうことにもなりかねません。

出し方は、住んでいる自治体の分別で決まります。庭木のごみとして出せる地域もあれば、燃えるごみとして出す地域もあります。ごみ分別表やホームページ、窓口で確認してから出しましょう。

  • 自治体の分別で出す。ごみ分別表や窓口で、出し方を確かめます
  • 袋にまとめて口を閉じる。持ち運ぶ間に、土や茎がこぼれないようにします
  • 庭の隅にそのまま積まない。積んだ場所からまた根づくことがあります

ゆきこ( ゚Д゚)『広がるのは、育て方の失敗ではなくて植物の性質ですよね。範囲を決めて付き合う、と考えると気持ちが軽くなると思います』

赤い実は口に入れない——子どもとペットのいる庭で

ヤブコウジの赤い実は、小さくてかわいらしく、つい手に取りたくなります。でも、実も葉も、口に入れないでください。小さな子どもは、色のきれいな実を口に入れてしまうことがあります。犬や猫も、庭で拾い食いをすることがあるので注意が必要です。

庭で遊ぶ子どもやペットがいる家では、ヤブコウジを遊ぶ場所から離れた一角にまとめておくと安心です。鉢に植えて高い場所に置くのも、ひとつの方法です。

もし口に入れたかもしれない時は、医療機関や動物病院に相談してください。食べ物としての利用は考えず、庭で眺めるだけにしておきましょう。

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まとめ:広がる範囲を決めて、手の届く所だけ整える

  1. 広がるのは地面の下の茎のため。抜いてもまた出ることがあります
  2. 手の届く範囲で、手袋をして切る。地面の際から整えます
  3. 広げたくない所は鉢か仕切りで。範囲を先に決めておきます
  4. 抜いた株は山や空き地に捨てない。自治体の分別で出します
  5. 赤い実と葉は口に入れない。子どもとペットに注意します

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

ヤブコウジが増えすぎた時の早見表:ヤブコウジは地面の下を横に伸びる茎で広がるため、抜いてもまた出ることがある。通路にはみ出した部分は、手の届く範囲で手袋をして地面の際から切る。増やしたくない所は鉢に植えるか仕切りで範囲を決める。混み合った所は株を分けて数を減らす。抜いた株や切った茎は山や空き地や川原に捨てず、自治体の分別で出す。赤い実と葉は口に入れない、子どもとペットに注意。はさみは使い終わったら子どもの手の届かない所へしまう

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