【図解あり】柚子の木に白い虫——貝殻のような虫・綿のような虫の見分け方と、枝の手入れ

家事

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柚子の枝や葉に、白い粒や綿のような物がついているのを見つけて、「これは何の虫だろう」とぎょっとした人は多いと思います。動かないので虫かどうかも分かりにくく、さわるのもためらいますよね。柚子の木に白い虫を見つけた時は、まず落ち着いて、何がついているのか見分けるところから始めましょう。

先に結論をひとつ。白く見えるものの多くは、枝や葉に張りついて動かない貝殻や綿のような虫か、葉の裏で白く小さく飛ぶ虫のどちらかです。数が少ないうちは、こすり落としたり、枝ごと切ったりするだけでも対処できます。薬を使うなら、ラベルの表示を必ず確かめるのが大前提です。見分け方、少ない時の手入れ、薬を使う時の確かめ方、出にくくする枝の整え方まで、順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ動かない白い粒や綿→こすり落として枝を整える第2章へ ▶葉の裏で飛ぶ小さな虫→葉の裏を水で流す第2章へ ▶葉が黒くすすけた→まず虫を減らす第1章へ ▶薬を使いたい→ラベルを表示どおりに確認第3章へ ▶

ケース別に読む:何の虫か知りたい人|少ない時の手入れを知りたい人|薬を使いたい人|出にくくしたい人|実についている人|作業の安全を確かめたい人

柚子の木に白い虫——何がついているかの見分け方

柚子の木で「白い」と感じるものは、見た目と動き方で、おおよその見当がつきます。早見表にしてみました。

見た目 正体の目安 まずやること
枝や葉に張りついた、白や茶色の貝殻のような粒。さわっても動かない カイガラムシのなかま 少なければこすり落とす。ついた枝を切る
白い綿のようなふわふわが、枝のつけ根や葉についている カイガラムシのなかま(綿のような形) 同じく、こすり落とすか、枝ごと切る
葉の裏に白く小さな虫。枝をゆらすと飛び立つ コナジラミのなかま 葉の裏を水で流す。混んだ枝を間引く
葉や枝が黒くすすけたようになる 虫の出す汁にカビがついた状態のことが多い まず虫を減らす。汚れは拭き取る

見分けのコツは、動くか、動かないかです。動かずに張りついているなら、カイガラムシのなかまの可能性が高く、さわると飛び立つなら、コナジラミのなかまを考えます。虫そのものはよく分からなくても、「葉や枝が黒っぽくべたべたしている」ことがあれば、虫が出した汁に黒いカビが育っているサインかもしれません。この黒い汚れは、虫がいなくなれば出にくくなります。ただし、見た目だけでは判断しきれないこともあります。迷ったら、写真を撮って、園芸店や地域の園芸相談の窓口に見せてみてください。

少ない時は、こすり落とす・枝を切る・葉の裏を流す

虫がまだ数えられるくらいの数なら、薬を使わなくても手入れで対処できます。

少ない時の手入れ1こすり落とす古い歯ブラシでやわらかいヘラで枝を傷つけない→2枝を切る多くついた枝は切る袋に入れて処分手袋と長袖で→3風を通す葉の裏に水を当てる混んだ枝を間引く落ち葉も片付ける
  • こすり落とす。古い歯ブラシや、やわらかいヘラで、張りついた虫をそっとこすり落とします。枝の皮を傷つけないよう、力を入れすぎないでください
  • ついた枝を切る。多くついた枝は、切り取って袋に入れて処分します。落とした虫を庭にそのまま残さないのがポイントです
  • 葉の裏を水で流す。コナジラミのなかまは、葉の裏に水を勢いよく当てると、数が減りやすくなります

この作業の時は、とげに気をつけてください。柚子の枝には、思いのほか長くて硬いとげがあります。素手や薄い手袋で枝を持つと、手に刺さるだけでなく、顔の近くで作業すると目に入るおそれもあります。厚手の手袋、長袖、目を守る眼鏡が基本の装備です。

薬を使う時は、ラベルの表示を確かめてから

虫が増えてきて、手入れだけでは追いつかない時は、薬を使う方法もあります。ただし、ここは必ずラベルを読んでからです。使う前に、次の4点を確かめてください。

  • 使える植物に「かんきつ」が入っているか。柚子に使えるかどうかは、ラベルで確かめます
  • 収穫前に使える時期。実を食べたり、柚子湯に使ったりする予定なら、収穫の何日前まで使えるかを必ず見ます
  • 使える回数。決められた回数を超えて使わない
  • 薄める割合と使い方。表示どおりに、多めにも少なめにも調整しない

作業の時は、風のない日を選び、マスク・手袋・長袖を身につけてください。散布した薬が近所の洗濯物や庭に飛ばないよう気をつけ、子どもやペットが近づかない時間帯と場所で行います。使い終わった容器や余った薬液は、ラベルの処分方法に従ってください。薬の選び方は、ラベルの表示と購入した店の説明を最優先にしてください。不安なら、購入した店や園芸の窓口に相談するのが確実です。

出にくくするには——枝の間引きと風通し

虫は、風通しが悪く、枝や葉が混み合った場所を好みます。そこで、手入れの基本は枝の混みすぎを防ぐことです。内側に向かって伸びる枝、重なり合っている枝、地面に近い枝を、少しずつ切って、風と日光が通るようにします。

手入れと作業のOKとNGOK混んだ枝を少しずつ間引く落ち葉を片付けるこまめに葉の裏を見る平らな所で脚立を使う厚手の手袋と長袖NG一度に強く切りすぎるとげの枝を素手で持つぐらつく所で脚立を使う一人で高い所に登る目を守らずに枝を切る
  • 混んだ枝を間引く。一度に切りすぎず、少しずつ。強く切ると、木に負担がかかることがあります
  • 落ち葉を片付ける。落ち葉や枯れ枝は、虫の隠れ場所になりやすいものです
  • こまめに見る。葉の裏や枝のつけ根を、ときどき確かめる習慣をつけると、少ないうちに気づけます

💡 この困りごとへの提案

剪定の時期や切り方は、地域や木の育ち方で違いがあるので、園芸の案内や窓口で確かめてください。混んだ枝を切るには、手にフィットして切れ味のよい剪定ばさみがあると、作業がぐっと楽になります。刃物なので、扱いには注意し、使い終わったら刃を閉じて、子どもの手の届かない場所へ置きましょう。


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実についている時と、収穫した柚子の扱い

虫が実についている時は、収穫してから、流水で洗って、虫の跡を取り除きます。皮を料理に使う予定がある場合は、汚れや黒い点の見方を柚子の皮が汚い・黒い点があるにまとめています。柚子湯に使う時の注意は冬至にしてはいけないことはある?も参考にしてください。薬を使った木の実は、ラベルの収穫前の使用時期を過ぎているかを確かめてから、食べたり湯に使ったりするようにしてください。

大量に収穫できた時の使い道は柚子の大量消費アイデアに、皮を干して使う方法は柚子の皮の乾燥にあります。

作業の安全——とげ・脚立・薬の扱い

ここまで出てきた安全のポイントを、もう一度まとめておきます。

  • とげ。厚手の手袋、長袖、目を守る眼鏡。枝を引っ張る時は顔から離して
  • 脚立。平らで安定した場所に置く。ぐらつく時は使わない。一人で高い所に登らず、誰かに支えてもらう
  • 刃物。切る方向に手を置かない。使い終わったら閉じて、子どもの手の届かない所へ
  • 薬。ラベルの表示どおりに。子どもやペットが近づかない所で。風のない日に

ゆきこ( ゚Д゚)『正直、虫を見つけると気持ちが沈みますよね。でも、少ないうちに気づけば、こすり落とすだけで済むことも多いと思います。まずはゆっくり、葉の裏まで見てみてください』

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まとめ:柚子の白い虫は動くか動かないかで見分け、少ないうちは手入れで

  1. 動かない貝殻や綿は、カイガラムシのなかま。こすり落とすか、枝を切る
  2. 葉の裏で飛ぶのは、コナジラミのなかま。葉の裏を水で流す
  3. 薬はラベルの表示どおり。使える植物・収穫前の時期・回数を確かめる
  4. 混んだ枝を間引く。風通しを保ち、落ち葉を片付ける
  5. とげと脚立に注意。厚手の手袋・長袖・目を守り、平らな所で作業

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

柚子の木に白い虫がついた時の早見表:枝や葉に張りついて動かない白や茶色の貝殻のような粒や綿のような物はカイガラムシのなかま、少なければ古い歯ブラシややわらかいヘラでこすり落とし、ついた枝を切る。葉の裏に白く小さな虫が飛ぶのはコナジラミのなかま、葉の裏を水で流し混んだ枝を間引く。葉が黒くすすけるのは虫の出す汁にカビがついた状態でまず虫を減らす。薬を使う時はラベルの使える植物のかんきつ、収穫前に使える時期、回数を表示どおりに確かめる。柚子の枝にはとげがあるので厚手の手袋と長袖と目を守る、脚立は平らな所で一人で高い所に登らない

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