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新学期の朝、帽子をかぶらせようとしたらあごゴムがだらーん。伸びきって顔の下でぶらぶらしているか、片側がぷつんと切れているか、ひどい時はゴムを通す小さな輪(ループ)ごと取れている。「今日はこのまま行かせて、帰ってから直そう」と思いつつ、夜になると忘れる。うちはこれを2回繰り返しました。
先に結論。帽子のゴムは、ミシンがなくても平ゴムと針と糸で手縫いで付け直せます。かかる時間は15分ほど。ポイントは「長さを本人にかぶらせて測る」ことと「返し縫いで3往復する」こと、この2つだけ。ループが取れていても、綾テープで輪を作れば大丈夫なんです。
この記事では、ゴムの選び方と長さの測り方、手縫いの手順、ループの付け直し、針が通らない麦わら帽子の紐の付け方、そしてゴムの交換時期まで、順番に見ていきましょう。
まず見る:伸びただけ? 切れた? ループごと取れた?
直し方は、いまの帽子の状態で少し変わります。裏返して、ゴムの両端がどこにどうついているかを見てみてください。
- ゴムが伸びただけ(付け根は無事)→ 古いゴムを外して、新しい平ゴムを同じ場所に付ける。いちばん簡単
- ゴムが切れた・片方が外れた→ 残った側も一緒に外して、両側とも新しく付け直す。片方だけ新しいと長さが合いません
- ゴムがループ(輪)に通して結ばれているタイプ→ 新しいゴムを通して結び直すだけ。針すら要らないことも
- ループごと取れた・最初からループがない→ 綾テープか共布で輪を作って縫い付ける(後で詳しく)
- ボタンに掛けるタイプ→ ゴムの端に輪を作ってボタンに掛けるだけ。園によってはこの形が指定されています
園や学校の帽子は、内側の汗止めテープ(スベリ)の裏にゴムが直接縫い込まれているものが多いです。この場合も、縫い目を糸切りばさみでほどけば外せます。
用意するもの:平ゴム・針・糸だけで足ります
- 平ゴム:幅6〜8mmくらいの、いわゆる「帽子ゴム」。園児は細め(6mm前後)、小学生なら8mmでも。白か黒が無難で、100均の手芸コーナーや手芸店で数百円。丸ゴムは食い込みやすく、伸びも早いので、あごに当てるなら平ゴムがおすすめです
- 手縫い針と糸:糸は帽子の色に近い普通の手縫い糸を2本取りで。ボタン付け糸があれば丈夫でさらに安心
- 糸切りばさみ・メジャー(なければ紙テープに印を付けて定規で測る)
- ループを作るなら綾テープ(幅1cm前後)か、同じ生地の切れ端
針を使うので、子どもの手の届かない場所で、針の本数を数えてから始めて、終わったら同じ本数を確認。落とした針を踏むのがいちばん怖いので、ここだけは毎回お願いします。
ゴムの長さの測り方——「あごの下に指1本」
ここが仕上がりを決めます。ネットに出ている「園児は何cm」という数字は目安であって、うちの子の顔の大きさも髪の量も違いますよね。本人にかぶらせて測るのがいちばん確実です。
- 帽子をいつもの深さでかぶらせる
- メジャーの端をゴムの付け根(片側)に当て、あごの下を通して反対側の付け根までの長さを測る
- その時、あごとメジャーの間に大人の指1本が入るくらいの余裕をもたせる。ぴったりだと食い込んで嫌がります
- 測った長さに縫い代を片側2cmずつ、合計4cm足す。これがゴムを切る長さ
目安だけ言うと、園児で25〜30cm前後、小学生で30〜35cm前後になることが多いです。ゴムは付けたあと数日で少し伸びるので、迷ったら短めにするのではなく「指1本」を守るくらいでちょうどよく落ち着きます。きつすぎるゴムは首に跡がつくし、子どもは自分で外してしまうので、結局かぶらなくなるんです。
手縫いでゴムを付け直す手順(返し縫いで15分)
- 古いゴムを外す。縫い目を糸切りばさみで少しずつ切って、古い糸も全部抜きます。どこに付いていたか分かるように、位置をチャコペンや洗って落ちるペンで小さく印を
- ゴムの端を1cm折り返す。切り口をそのまま縫うとほつれて抜けるので、折って二重にした部分を縫い付けます
- 汗止めテープの裏側に当てて、返し縫い。ひと針進んで半分戻る、を繰り返す縫い方です。ゴムの幅いっぱいに横に一往復、さらにもう一往復、最後に縫い目の上を縦にひと針。3往復が目安で、ここを2本取りでやると、まず抜けません
- 玉止めは帽子の内側で。外側に出すと肌に当たります。玉止めの上からもう一度ゴムの中に針を通して糸を切ると、玉が隠れて引っかかりません
- 反対側も同じ位置に。左右の位置が耳の前でそろっていないと、かぶった時にゴムが斜めになります
- 最後にもう一度かぶらせて、あごの下に指1本を確認。長ければ片側をほどいて折り込みを増やせば調整できます
ミシンがあるなら、ゴムの端を汗止めテープに重ねてジグザグか直線で2往復。でも帽子は筒の形で押さえにくいので、私は手縫いの方が早いと感じています。
ループ(ゴムを通す輪)が取れた時の付け直し
ゴムを結んで通す小さな輪が、片方だけぶちっと取れていることがあります。園の帽子だと「ゴムはループに結んでください」と指定されることもあるので、輪そのものを作り直しましょう。
- 幅1cmの綾テープを3cmほど切る。なければ同じ色の生地を細く切って、端を内側に折り込んで使います(共布)
- 二つ折りにして小さな輪にし、折った両端を帽子の内側、汗止めテープの裏側に当てる。位置は耳の少し前、反対側と左右対称。取れていない側の輪を見て、同じ高さに
- 両端を返し縫いで縫い付ける。輪の根元は引っ張られる場所なので、ここもゴムと同じく3往復
- 新しいゴムを輪に通して、結び目が帽子の内側に来るように固結び。結び目の先は1cm残して切ると、ほどけにくいです
綾テープが手元にないなら、平ゴム自体を短く切って輪にしてもOK。伸びる輪になるので、少し当たりが柔らかくなります。ベルトのループを後付けするのと発想は同じで、ベルトループを後付けする方法を読んだ方なら、もう手が覚えていると思います。
麦わら帽子の紐・リボンはどう付ける?
麦わらやペーパー素材の帽子は、針を無理に通すと編み目が割れてしまいます。編み目そのものを穴として使うのがコツなんです。
- あご紐:細めの平ゴムか綿の紐を、内側の汗止めテープの裏から、編み目のすき間に通して、内側で結ぶ。汗止めテープがある帽子なら、そのテープに縫い付けてもいい(テープは布なので針が通ります)
- 飾りリボンが取れた:透明のミシン糸(またはリボンと同じ色の糸)で、リボンの下端を編み目に数か所ちょんちょんと留める。全部を縫い付けようとせず、4〜6か所でじゅうぶん
- 風で飛ぶのが困る:あごゴムをつけるか、帽子の内側と襟元をつなぐ「ハットクリップ」を足す。海や公園で子どもの帽子が飛んだ時、追いかける親の身になると、ゴム一本の有り難みが染みますよね
汗じみでツバの内側が茶色くなっているなら、ゴムを直すついでに麦わら帽子の洗い方も。ゴムを外した状態の方が洗いやすいので、順番としては「洗う→乾かす→ゴムをつける」です。
よくある質問:交換の目安、痛いと言う時、ゴムを外してもいい?
- どのくらいで替える?——ゴムは1シーズンから1年が目安。伸びて戻らない、あごの下でたるむ、白いゴムが黄ばんでゴワゴワしてきたら替える時期です。洗濯のたびに少しずつ伸びるので、新学期に一度チェックする習慣にすると忘れません
- 「ゴムが痛い」と言う——短すぎるか、丸ゴムで食い込んでいるか、あごではなく首に掛けているか。平ゴムに替えて長さを見直すと、たいてい落ち着きます。首に紐やゴムが掛かる状態は遊具に引っかかる危険があるので、園から「伸びるゴムで」「ボタン式で」と指定があれば、そこは必ず守ってください
- ゴムを外して使ってもいい?——風のない室内やお散歩ならなくても平気。ただ園では「ゴムをあごに掛ける」が決まりのことが多いので、外す前に確認を
- ゴムに名前を書きたい——ゴムに直接だと伸びてにじむので、汗止めテープに名前タグを縫い付けるか、アイロン接着の名前シールをテープ側に
ゆきこ( ゚Д゚)『下の子の帽子、ゴムが伸びたまま3週間放置して、参観日に園庭で帽子が飛んでいくのを見ました。その夜15分で直したら「ママすごい」と言われて、3週間何してたんだ私、と。針と糸と平ゴム、それだけでした』
平ゴムは100均でも買えますが、幅と長さがちゃんと表示されていて、白と黒がセットになったものを1つ持っておくと、兄弟分をまとめて替えられて楽です。
あわせて読みたい
汗じみや色あせが気になる布の帽子は、ゴムを替えるついでに帽子の染め直しを自分でする方法もどうぞ。雨の日の通学まわりではランドセルのレインカバーを100均でそろえる話も一緒に読まれています。
まとめ:かぶらせて測る、返し縫いで3往復、ループは綾テープで作る
- 平ゴム6〜8mm幅と針と糸だけで、手縫いで15分ほどで付け直せる
- 長さは本人にかぶらせて、あごの下に指1本。縫い代は片側2cmずつ足す
- ゴムの端を1cm折り返し、返し縫いを3往復。玉止めは内側に隠す
- ループが取れたら綾テープ3cmを二つ折りにして、耳の少し前に左右対称で縫う
- 麦わら帽子は編み目に紐を通す。交換の目安は1シーズン〜1年
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめました。



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