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フロアモップを買ったはいいけれど、なんとなく前後に動かして「掃除した気」になっていませんか。私がそうでした。かけ終わったあとに床を見ると、ほこりの筋が残っていたり、水拭きしたはずの廊下がなんだかべたついたり。しかも数週間たつと、モップの布から雑巾みたいなにおいがしてきて、これを床にこすりつけていたのかと思うとげんなりしますよね。
先に結論をひとつ。モップは「奥から手前へ・一方向に・乾拭きが先」の3つを守るだけで、仕上がりが見違えます。そして布のほうは、外して洗濯機で洗えるものがほとんど。ただし柔軟剤だけは入れないでください。理由はあとで詳しく。かけ方、洗い方、臭くなった時の対処、絞り器の100均と代用、使い捨てシートとの使い分けまで、順番に見ていきましょう。
フロアモップの正しいかけ方——奥から手前へ、一方向に
- 部屋の奥から出入口に向かってかけます。自分が通ったあとに、きれいな床が残る動き方。手前からかけると、集めたほこりの上を自分が歩くことになります
- 一方向に、すーっと押す。前後にゴシゴシ往復すると、集めたほこりを撒き直しているのと同じなんです。奥から手前へ一度引いたら、モップを浮かせて隣の列に移り、また同じ方向に。フローリングの板の目に沿って動かすと、溝のほこりも取れます
- 広い部屋は8の字。モップの先を床から離さずに8の字を描くように動かすと、ほこりが常にモップの前に集まり続けて散りません。掃除機の届かない家具の下は、モップを寝かせて差し込む
- 壁ぎわ・部屋の隅は最初に。ほこりは部屋の隅と壁ぎわに寄っています。先に隅をなぞってから中央をかけると、取り残しが減ります
- 力は入れない。モップの自重で十分。押しつけるとほこりを床に押し込んでしまいます
掃除機の前にモップをかけるか、後にかけるかで迷う人もいますよね。ほこりの多い部屋は「乾いたモップ→掃除機」の順がおすすめです。掃除機の排気で舞う前に、モップで大きなほこりを寄せておくイメージ。
乾拭きと水拭きの順番——乾拭きが先、水拭きは「固く絞って」
ここが一番の分かれ目です。いきなり水拭きすると、ほこりが水で泥のようになって床に広がります。あの拭いたあとの筋は、これが原因なんですよね。
- まず乾拭き(またはドライシート)で、ほこりと髪の毛を取る
- それから水拭き。モップの布を水に浸けたら、水がしたたらないくらいまで固く絞ります。フローリングは木なので、水気が多いと反りや白っぽいシミの原因になります
- 皮脂や食べこぼしでべたつく所は、水で薄めた住居用の中性洗剤を布に含ませて。洗剤の原液を床に直接垂らさないでください。ワックスがはがれたり、乾いた後に白く残ったりします
- 洗剤を使ったら、もう一度水だけで固く絞った布で拭き取る。洗剤が残るとかえってほこりが付きやすくなります
- 最後に窓を開けて乾かす。乾く前に歩くと足あとがつきます
そして安全面でひとつ。水拭きしたばかりの床はとても滑ります。小さな子どもや高齢の家族がいるお家は、乾くまで「通行止め」を伝えてくださいね。うちは椅子を1脚置いて目印にしています。靴下より裸足のほうが滑りにくいですよ。
モップの布の洗い方——外して洗濯機へ。柔軟剤は入れない
マイクロファイバーの布は、ほとんどの製品がヘッドから外して洗濯機で洗えます。取り扱いのタグを一応確認してから、次の手順で。
- まず流水で、ほこりと髪の毛を落とす。そのまま洗濯機に入れると、他の洗濯物に髪の毛が付きます
- 洗濯ネットに入れて、普通コースか弱水流で。洗剤はいつもの液体洗剤でOK。タオル類と一緒に洗うと、衣類への毛玉移りが気になりません
- 柔軟剤は使わない。これが一番のポイントなんです。柔軟剤は繊維の表面をコーティングして、なめらかにする代わりに水を弾くようになります。マイクロファイバーは細い繊維の隙間で水と汚れをつかむので、柔軟剤を使うと吸水も汚れ落ちもがくんと落ちてしまいます。タオルも同じ理由で、吸わなくなったら柔軟剤を疑ってみてください
- 乾燥機は避けて、日陰で吊るして乾かす。マイクロファイバーは化繊なので、乾燥機の熱で縮んだり硬くなったりします。洗濯バサミで端をつまんで風通しの良い所に。薄いのですぐ乾きますよ
- 漂白剤は酸素系だけ。塩素系は繊維を傷めて、ふわふわ感がなくなります
洗う頻度は、毎日使うなら週1回が目安。使い終わるたびに水で軽くすすいで乾かしておけば、洗濯機に回すのは週1で十分もちます。
モップが臭くなった時——原因は雑菌。酸素系のつけ置きと「完全に乾かす」
あの生乾きのにおいは、布に残った皮脂や汚れをえさに、雑菌が増えたにおいです。洗剤で洗っただけでは落ちないことが多いので、次の順で試してみてください。
- 40〜50度のお湯に酸素系漂白剤を溶かし、布を1〜2時間つけ置き。バケツか洗面器で。においの元の雑菌と皮脂がここで落ちます
- そのまま洗濯機で普通に洗う
- 今度こそ完全に乾かす。生乾きのまま次に使うと、またすぐにおいます。厚みのある布は裏返して干すと乾きが早いです
におわないようにする一番のコツは、洗い方より干し方と保管の仕方なんですよね。使い終わったモップを、濡れた布をヘッドに付けたまま玄関の隅に立てかけていませんか。それだとヘッドとの間がいつまでも湿ったままで、雑菌の温床になります。布は外して干す、外せないタイプはヘッドを上にして立てるか、壁にかけて風を当てる。サーキュレーターを回している部屋なら、その風下に置くだけでも違いますよ。
絞り器は100均で足りる?——代用はバケツ+ザル、洗濯バサミ
水拭きモップを固く絞るのは、手でやると正直しんどいですよね。手首も痛くなるし、冬は冷たい。
- 100均の絞り器(小さめサイズ):バケツに引っかけて使う小さなローラー式や、押し付けて絞る網タイプが330〜550円くらいで売られています。幅の狭いモップや雑巾サイズならこれで十分。ただ、大きな平型モップのヘッドは入らないことが多いので、モップの幅を測ってから買いに行くと失敗しません
- 代用①:バケツにザルを重ねる。大きめのボウル型のザルをバケツの口に乗せ、その上で布を手のひらで押しつぶすように絞る。ひねるより繊維が傷まず、しっかり水が切れます
- 代用②:洗濯バサミで吊るして水を切る。すすいだ布をハンガーに洗濯バサミで留めて、浴室で数分吊るしておくだけ。「固く絞る」ほどにはなりませんが、乾拭きに近い水気にはなります
- 代用③:古いバスタオルで挟んで押す。床に広げたバスタオルの上に布を置いて、二つ折りにして上から体重をかける。タオルが水を吸ってくれます
- バケツ一体型のモップセット:足踏みや回転で絞る本体つきのものは、毎日水拭きする人なら手間がまったく違います。置き場所が取れるかだけ確認を
使い捨てシートと布モップの使い分け
- 毎日のほこり取り→使い捨てのドライシート。洗う手間がないので、続けやすいのが最大の長所。髪の毛が多い家はこちらが楽です
- 週1の水拭き→洗える布(マイクロファイバー)。使い捨てのウェットシートは水分が少なく、べたつきまでは落ちにくい。しっかり拭きたい日は布で
- お財布にやさしいのは布。シートを毎日1枚使うと月に数百円、布は洗えば1年以上使えます
- 両方使えるヘッドを選ぶと迷わない。最近のフロアモップは、シートを挟む爪と布を貼る面ファスナーの両方がついているものが多いです
ゆきこ( ゚Д゚)『モップの布に柔軟剤を入れて洗っていた時期があって、「なんか最近水を弾くな」と思いながら半年使っていました。柔軟剤をやめた次の週、床の拭き上がりが別物で、ひとりで台所に立ちつくしました。良かれと思ってやることが逆効果って、家事あるあるですよね』
毎日のように水拭きするなら、絞り器付きのバケツとセットになったフロアモップにしてしまうと、手で絞る工程がなくなって「水拭きが面倒」という気持ちごと消えます。替えの布が2枚以上付いているものだと、洗って乾かしている間も使えて便利ですよ。
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モップの布と同じ悩みで、雑巾を洗濯機で洗っていいのかという話も書いています。他の洗濯物と分けるかどうかの考え方はモップの布と一緒です。買い替えた時の古いモップやバケツはほうきとバケツの捨て方を、床の次にラグまで洗いたくなったらラグを自宅で洗う方法もどうぞ。
まとめ:奥から手前・乾拭きが先・柔軟剤は入れない
- かけ方は奥から手前へ一方向。往復させない、隅から先に、力を入れない
- 乾拭きが先、水拭きは固く絞って。洗剤は薄めて布に、原液を床に垂らさない
- 布は外してネットに入れ洗濯機へ。柔軟剤は吸水が落ちるので使わない
- 臭いは酸素系でつけ置き→完全に乾かす。布は外して干す
- 絞り器は幅を測ってから100均へ。バケツ+ザル・洗濯バサミで代用できる
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手順を1枚にまとめました。



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