クローゼットの扉の外し方と外れた時の直し方——折れ戸・引き戸・開き戸で違う手順、ピボットのピンの向き、レールから外れた時の戻し方、重い扉を1人で外さないコツ

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クローゼットの扉を外して、奥までしっかり掃除したい。模様替えで扉なしにしてみたい。あるいは、勢いよく閉めたら扉が片側だけだらんと外れて、閉まらなくなった。どれも「扉ってどうやって付いているの?」が分からないと手が出せませんよね。うちは次男が扉にぶら下がって遊んで、折れ戸の下がレールから外れたことがあります。

先に結論をひとつ。クローゼットの扉は、ほとんどが工具なしか、ドライバー1本で外せます。ただし折れ戸・引き戸・開き戸で仕組みがまるで違うので、自分の扉がどれかを最初に見ること。それさえ分かれば、外し方も、外れた時の戻し方も、順番どおりにやるだけなんです。順番に見ていきましょう。

まず扉の種類を見る——折れ戸・引き戸・開き戸で仕組みが違う

  • 折れ戸:2枚の板がつながっていて、開けると「く」の字に折れる。上下のレールに、扉の端の「ピボット(軸のピン)」が差さっていて、もう片方の端の「ランナー(ローラー)」が上のレールを走る。クローゼットで一番多いタイプ
  • 引き戸:横にスライドする。扉の下に「戸車」という小さな車輪が付いていて、床側のレールの上を転がる。上は溝にはまっているだけ。押し入れの襖と同じ仕組み
  • 開き戸:手前にパタンと開く。枠に「蝶番(ちょうつがい)」で留まっている。家具のクローゼットや、洋室のドアと同じ

扉を開けて、上のレールと扉の端を見てみてください。ピンが差さっていれば折れ戸、下に車輪があれば引き戸、横に金具で留まっていれば開き戸です。

折れ戸の外し方——上のピボットを押し上げて、下を先に外す

折れ戸の軸のピンは、上側がバネで押し上げられていて、下側は受け金具に乗っているだけという作りが多いんです。この仕組みが分かると、外し方が見えてきます。

  1. 扉を半分ほど開いて、「く」の字にする。全開でも全閉でもなく、真ん中くらいが動かしやすい
  2. 上のピボット(軸のピン)を、扉ごと真上に押し上げる。バネが縮んで、下のピンが受け金具から浮きます
  3. 浮いたら、扉の下側を手前(自分側)に引いて、下のピンを受け金具から外す。この時、上はまだ差さったまま
  4. 扉を少し下げると、上のピンがレールから抜けます。ランナー(ローラー)も同じように、下を外してから上を抜く
  5. 外した扉は、床に毛布かダンボールを敷いて、壁に立てかけずに寝かせて置く

ピンの向きで迷ったら、バネが入っていて押すと縮む方が上、と覚えておくと戻す時も迷いません。上下を逆に付けると、扉が浮いて閉まらなくなります。ピンにねじ込み式の高さ調整が付いているものもあって、その場合は先に少しゆるめておくと外しやすいですよ。

引き戸の外し方——持ち上げて、下を手前に、戸車を確認

  1. 扉を、上の溝の深い側(たいてい中央か端)まで動かす
  2. 扉を両手で持って真上に持ち上げる。下の戸車が床のレールから浮きます
  3. 浮いたまま、扉の下側を手前に引き、レールから外す
  4. 扉を下げて、上の溝から抜く。抜けない時は、上の溝に外れ止めの金具が付いていることがあるので、ドライバーでゆるめる
  5. 2枚ある時は、手前の扉から。奥の扉は手前を外してから同じ手順で

引き戸は思ったより重くて、持ち上げた瞬間にバランスを崩しがち。持ち上げる高さは1〜2cmで十分です。外したついでに、戸車のまわりに巻き付いた髪の毛やほこりを取っておくと、動きが見違えますよ。

開き戸の外し方——蝶番のピンを抜くか、扉側のネジを外す

  • ピンを抜くタイプ:蝶番の軸に上から棒状のピンが差さっているもの。ピンの下からマイナスドライバーを当てて、金づちで軽くたたき上げると抜けます。上下(3つあれば3か所)すべて抜いてから、扉を持って手前へ
  • ネジで外すタイプ:家具のクローゼットに多い「スライド蝶番」は、扉側の金具にワンタッチで外れるレバーか、ネジが付いています。扉を開けて、蝶番のレバーを押すか、扉側のネジを外す。枠側のネジは触らない(戻す時に位置がずれます)
  • 外す時は、扉を下から支える人がもう1人いると安心。最後の1か所を外した瞬間に扉が倒れてくるので、1人ならクッションを下に置いて、扉の重さを受ける準備を
扉の種類を見る→外し方→外れた時は3か所を確認折れ戸上下レールにピン①上のピンを押し上げ②下を手前に外す③扉を下げて上を抜くバネがある方が上戻す時は上から入れる引き戸下に戸車・上は溝①1〜2cm持ち上げる②下を手前に外す③下げて上の溝から抜く外れ止め金具はドライバーでゆるめる開き戸蝶番で枠に固定ピンは下からたたき上げスライド蝶番はレバー枠側のネジは触らない最後の1か所で倒れる→下から支える人を外れた時:レールのゴミ→ピンのゆるみ→戸車の高さ調整ネジ、の順に見る戻し方は「上から入れて、下を落とす」。力ではなく順番重い扉は2人・床に毛布・立てかけない・指はさみ注意・子どもは部屋の外・ネジは元の穴へ

扉が外れた・脱線した時の戻し方——ゴミ・ピン・戸車の3か所を見る

勢いよく閉めた、子どもがぶら下がった、荷物が当たった。扉が外れる時の原因は、だいたい次の3つです。戻す前に、原因のほうを先に確かめてください。原因を残したまま戻しても、また外れます。

  • レールのゴミ・ほこり:レールの溝に小物やほこりがたまって、ピンや戸車が乗り上げて外れる。掃除機で吸って、綿棒か割り箸に布を巻いて拭く。溝の中にシリコンスプレーやロウを少し塗ると滑りが戻ります(床にこぼすと滑って転ぶので、少量ずつ、布で受けながら)
  • ピボットのピンのゆるみ:折れ戸の下のピンは、ねじ込み式で高さを変えられるものが多く、これがゆるんで下がると、受け金具から浮いて外れます。ピンを回して締め直し、扉と枠の上下のすき間が均等になるように
  • 戸車の高さ調整ネジ:引き戸の戸車の横に、小さな調整ネジがあります。左右の戸車の高さがずれると、扉が傾いてレールから外れる。ネジを少しずつ回して、扉と枠のすき間が上下で同じになる高さに合わせる

戻し方は、外し方の逆です。折れ戸は上のピンを先にレールへ差してから押し上げて、下のピンを受け金具に落とす。引き戸は上の溝に入れてから持ち上げて、下の戸車をレールに乗せる。「上から入れて、下を落とす」と覚えておくと迷いません。

戸車そのものが割れている、ローラーが回らない、という時は、戸車を交換すると扉が新品のように動くようになります。戸車はサイズと形(溝の形に合うか)で選ぶので、外した戸車を持ってお店で照らすか、扉の型番で探すのが確実です。

重くて1人で外せない時——2人・毛布・扉を倒さない

  • 鏡付きの扉や木製の大きな扉は10kgを超えることもあります。1人で外そうとせず、扉を支える人と、ピンや金具を外す人の2人で
  • 外した扉は壁に立てかけない。倒れてきた時に、子どもや自分の上に落ちます。床に毛布を敷いて寝かせるのが基本。うちは次男が立てかけた扉の後ろに入ろうとして、ひやっとしました
  • 作業中は子どもとペットを部屋に入れない。折れ戸は「く」の字の内側に指が入ると、閉じた時に指をはさみます。戻す時に扉が急に閉じることもあるので、指の位置に気をつけて
  • ネジを外した時は、元の穴に戻す。別の穴に打つと扉の位置がずれて閉まらなくなります。外したネジは養生テープで金具の横に貼っておくと迷子になりません
  • ピンや金具が折れている、レールが曲がっている時は、部品の交換になります。賃貸なら管理会社へ先に連絡を

ゆきこ( ゚Д゚)『次男が折れ戸にぶら下がって、下のピンが外れて扉がぷらーん。最初は力で押し込もうとして全然入らず、「上を押し上げてから下を落とす」を知ったら5秒でした。扉は力じゃなく順番。そして子どもは扉にぶら下がる生き物』

引き戸の動きが重い、ガタガタ音がする、という時は、戸車の交換で見違えることが多いです。サイズと溝の形を確かめてから選んでくださいね。

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クローゼットの扉を触るついでに、部屋の他の「付いているもの」の話も。カーテンレールの取り付けで失敗しないコツは、石膏ボードの壁にネジを打つ時の注意として参考になります。冬に扉のノブでバチッとくる人はドアノブの静電気を防ぐ方法を。扉を外したついでにクローゼットの中を整えるなら、ハンガーが足りない時の代用もどうぞ。

まとめ:種類を見る、上から入れて下を落とす、重い扉は2人

  1. 扉は折れ戸・引き戸・開き戸の3種類。ピン・戸車・蝶番で見分ける
  2. 折れ戸は上のピンを押し上げて、下を先に外す。バネがある方が上
  3. 引き戸は1〜2cm持ち上げて下を手前へ。開き戸は蝶番のピンか扉側のネジ
  4. 外れた時はレールのゴミ・ピンのゆるみ・戸車の高さを見てから戻す
  5. 重い扉は2人で、床に毛布、立てかけない。ネジは元の穴へ

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

クローゼットの扉の外し方と外れた時の直し方の早見表:扉は折れ戸・引き戸・開き戸の3種類で、ピン・戸車・蝶番で見分ける。折れ戸は扉を半分開いて上のピンを押し上げ、下のピンを手前に外し、扉を下げて上を抜く、バネがある方が上。引き戸は上の溝の深い側へ動かし、1〜2cm持ち上げて下を手前に外す、外れ止め金具はドライバーでゆるめる。開き戸は蝶番のピンを下からたたき上げるか扉側のネジを外す、枠側のネジは触らない。外れた時はレールのゴミ、ピボットのピンのゆるみ、戸車の高さ調整ネジの順に見て、上から入れて下を落とす。重い扉は2人、床に毛布を敷いて寝かせる、壁に立てかけない、指はさみに注意、子どもは部屋の外、ネジは元の穴へ、部品の破損は交換で賃貸は管理会社へ

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