段ボールのパーテーションが倒れない作り方——倒れる原因は「面が1枚」。L字・T字・ジグザグ・足の4つの形、足の作り方、高さと幅のバランス、補強とつなぎ方、子どもの秘密基地や在宅ワークの目隠しに

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子どもの「秘密基地を作りたい」に付き合って、段ボールで仕切りを立てたら、3秒でぱたん。在宅ワークの目隠しに立てても、ドアを開けた風でゆらっと倒れて、そのたびに立て直す。段ボールのパーテーションって、作るのは簡単なのに「立たせ続ける」のが意外とむずかしいんですよね。

先に結論をひとつ。倒れるのは段ボールが弱いからではなくて、「1枚の面をまっすぐ立てている」からなんです。面を折って角を作るか、足を付けて底を広げるかすれば、同じ段ボールでもちゃんと自立します。倒れない形、足の作り方、高さと幅のバランス、補強とつなぎ方、そして子どもが遊ぶ時の注意まで、順番に見ていきましょう。

なぜ倒れる?——1枚の面は、それだけでは立てない

紙を1枚、机の上に立ててみると分かりますが、まっすぐな面は底の幅がほとんどないので、少し傾いただけでそのまま倒れます。段ボールも同じで、厚み5mmほどの底で、高さ1mの面を支えている状態。ちょっとした風や、子どもがふれた振動で倒れるのは当たり前なんです。

  • 底の幅が狭い:面の厚みだけで立っているので、重心がすぐ底の外に出る
  • 高さのわりに幅が足りない:縦長になるほど、上のほうの揺れで倒れやすい
  • 段ボールが反っている・へたっている:湿気や折り目で面がゆがむと、片側に傾いて自然に倒れる
  • 波(中の筋)の向きが横:段ボールの中の波の向きが横だと、面が途中で「く」の字に折れやすい

つまり対策は「底を広げる」「面を折って角を作る」「面そのものを強くする」の3つ。ここから形の話に入りますね。

倒れない形4つ——L字・T字・ジグザグ・足

  1. L字。1枚の面を途中で直角に折って、上から見て「L」の形にします。折った部分が底の幅になるので、それだけで立ちます。折る幅は高さの3分の1以上が目安。1mの高さなら30〜40cmは折ってください
  2. T字。まっすぐな面の真ん中に、別の板を直角に差し込んで「T」の形にします。両側に支えができるので、L字より倒れにくく、机の真ん中に立てる仕切りに向いています。差し込む板は、面の下半分に切り込みを入れてかみ合わせるか、ガムテープで留めます
  3. ジグザグ。長い面を屏風のように何度も折って、上から見てギザギザにします。折る回数が多いほど自立が強く、広い範囲を仕切りたい時にいちばん楽。子どもの基地の壁にするなら、これがおすすめです。折り目は山と谷を交互に、折り幅は30cmくらいで揃えると安定します
  4. 足を付ける。面はまっすぐのまま、下に足を付けて底を広げます。両端と真ん中に足を付けると、L字やジグザグにできない「まっすぐ立てたい」場面でも自立します。作り方は次の見出しで

どの形も「底の幅を広げる」ことをしています。まずL字かジグザグを試して、まっすぐでないと困る時に、机の中央ならT字、というふうに選んでみてください。

面を折るか、足を付ける→底の幅は高さの3分の1L字途中で直角に折る折り幅は高さの1/3隅や机の端に(上から見た形)T字真ん中に板を差す両側に支えができる机の中央向き(上から見た形)ジグザグ屏風のように折る折り幅30cmで揃える広い範囲・基地向き(上から見た形)足を付けるコの字に折って差す両端と中央の3か所重しは低い位置に(横から見た形)補強:波の向きを縦に/2枚重ね/ふちを折り返す/折る前に定規で筋を付けるつなぎ:ガムテープは表と裏の両面から/結束バンドは穴を開けて通す/差し込み式でも安全:カッター・目打ちは大人が/子どもは登らない・上に乗らない/ストーブや火のそばに置かない

足の作り方——コの字に折って差し込む・重しは低い位置に

足は、余った段ボールで簡単に作れます。

  1. コの字の足。幅10〜15cm、長さ30cmくらいの段ボールを切り出し、両端を折り上げてコの字にします。開いた側を上にして、面の下端をコの字の溝にはさむように差し込むと、面がまっすぐ立ちます。両端と中央の3か所に付けると安定。ぐらつくなら、溝の内側にガムテープを貼って面を留めてください
  2. 差し込み式の足。面の下端に、10cmほどの切り込みを2本入れ、そこに別の板を直角に差し込む方法。切り込み同士をかみ合わせるだけなので、ガムテープなしで作れて、片づけも楽です
  3. 重しを下に。足を作ったうえで、足の上や面の裏側の下端に本やペットボトルを置くと、風でも倒れにくくなります。重しは低い位置に。上のほうに置くと逆に倒れやすくなります

段ボールを切る作業はカッターを使うので、必ず大人がやってください。刃はこまめに折って切れ味を保ち、切る時は刃の進む先に手を置かない。使い終わったら刃をしまって、子どもの手の届かない所へ。子どもには折る・貼る・飾る係をお願いしましょう。

高さと幅のバランス——高くするなら、底を広く

目隠しにするなら、座った時の目線を隠せる高さ70〜90cmくらいで十分なことが多いです。子どもの基地なら子どもの身長くらい、1m前後。高くしたくなるのですが、高さが増えるほど底の幅も必要になります。

  • 高さ60cm以下:L字に折るだけで安定。折り幅は20cmほどで足りる
  • 高さ60〜100cm:L字なら折り幅30〜40cm、または足を3か所。ジグザグなら折り幅30cm
  • 高さ100cm以上:ジグザグに足を足す、または2枚重ねで面を強くする。上のほうが揺れるので、片側を壁や家具に寄せて置くと安心

目安は底の幅を高さの3分の1以上。それより狭いと、揺れた時に重心が外に出て倒れます。「高いのに薄い」が、いちばん倒れる組み合わせだと覚えておくと迷いません。

補強——波の向きを縦に・2枚重ね・ふちを折る

形を決めたら、面そのものを強くしておくと長持ちします。

  • 波の向きを縦にする。段ボールの切り口を見ると、中に波のような筋が見えます。この波が床に対して縦になる向きで使うと、面が縦につぶれにくく、上からの重さにも強くなります。横向きだと、途中で折れやすいです
  • 2枚重ねにする。同じ大きさの段ボールを、波の向きを直角に交差させて重ね、ガムテープで貼り合わせると、厚みも強さも倍以上になります。子どもがもたれかかる基地の壁は、重ねておくと安心
  • ふちを折り返す。上端や横のふちを3〜5cm折り返してテープで留めると、よれずにきれいです
  • 折る前に定規を当てて、軽く筋を付ける。いきなり折ると斜めに折れて面がゆがみます。定規でなぞってから折るとまっすぐ折れます

つなぎ方——ガムテープの貼り方と結束バンド

面同士をつなぐ時は、貼り方でぐらつきが変わります。

  • ガムテープは「表と裏の両面から」。つなぎ目の表だけに貼ると、裏側に折れた時にすぐはがれます。表から貼ったら、裏からも同じ位置に貼って、テープ同士ではさむようにすると、ちょうつがいのようにしっかり動きます
  • 布テープが向いている。紙のガムテープは折り曲げに弱く、手で切りにくい。布テープは折り目のつなぎ目に強く、はがす時も段ボールの表面を傷めにくいので、後で分別する時も楽です
  • 結束バンドで留める。つなぎ目の両側に、きりや目打ちで穴を開けて結束バンドを通すと、テープよりもがっちりつながり、外す時は切るだけ。何度も作り替える子どもの基地に便利です。穴を開ける道具はカッターと同じく大人が扱ってください。結束バンドの切り口は鋭いので、根元まで切り詰めて、切り口を内側に向けておきます
  • 差し込み式でつなぐ。2枚の面の端に、それぞれ半分の深さの切り込みを入れてかみ合わせる方法。テープなしでつながり、直角に固定できるので、L字やT字を作る時に向いています

ガムテープが手元にない時の代わりは、ガムテープの代用になるもので詳しく書いています。

用途別のコツ——子どもの秘密基地・在宅ワークの目隠し・猫対策・段ボール棚

  • 子どもの秘密基地。ジグザグの壁を2枚重ねで作り、角は結束バンドか差し込み式で。窓を切り抜く時は大人がカッターで。中に入って遊ぶので、登らない・上に乗らない約束を先にしておいてください。段ボールは体重を支えられないので、崩れて上から落ちたり、角で顔を打ったりします。それから、ストーブやヒーター、キッチンの火のそばには置かないこと。段ボールはよく燃えるので、暖房の季節は置き場所を離してくださいね
  • 在宅ワークの目隠し。机の端に置くならL字、机の真ん中ならT字。カメラに映る背景を隠すだけなら高さ70cmほどで十分です。表面に無地の包装紙や布を貼ると、画面越しでも段ボール感が消えます。熱くなる照明は近づけないように
  • 猫の爪とぎ対策。猫は段ボールが大好きなので、下半分は爪とぎされる前提で。爪とぎ用の面を1枚別に置いておくと、仕切り本体が長持ちします
  • 段ボール棚を作りたい時。仕切りと同じ考え方で、コの字を積み重ねると棚になります。波の向きを縦にした板を2枚重ねて、上からの重さに耐えるように。載せるのは軽いものまでにしてください

ゆきこ( ゚Д゚)『次男の基地、最初はまっすぐ1枚で立てて、ドアを開けるたびに倒れて呼ばれていました。ジグザグに折り直したら、その日から呼ばれなくなって。「お母さんすごい」と言われましたが、すごいのは折り目です。登るなと言っても登るので、屋根は付けない方針にしています』

段ボール工作に1つ用意しておくなら、幅50mmくらいの布テープ。貼る・つなぐ・ふちを補強するの全部に使えて、はがす時も表面を傷めにくいので、後で段ボールを資源に出す時にも楽ですよ。


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遊び終わった段ボールは、資源回収に。段ボールの簡単な縛り方で、ゆるまない縛り方を図解しています。紐がない時や、紐なしで出せるかどうかは段ボールを紐なしで捨てる方法へ。切れ味が落ちたカッターの刃を折るタイミングはカッターの刃の折り方でどうぞ。

まとめ:面を折るか、足を付ける。底の幅は高さの3分の1

  1. 倒れる原因は1枚の面をまっすぐ立てているから。底が狭い
  2. 形はL字・T字・ジグザグ・足の4つ。まずL字かジグザグ
  3. 足はコの字に折って差し込む。重しは低い位置に
  4. 底の幅は高さの3分の1以上。波の向きは縦・2枚重ねで補強
  5. テープは表裏から。カッターは大人・登らない・火気から離す

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

段ボールのパーテーションが倒れない作り方の早見表:倒れる原因は1枚の面をまっすぐ立てていて底の幅が狭いこと。倒れない形はL字(途中で直角に折る・折り幅は高さの3分の1)、T字(真ん中に板を差す・机の中央向き)、ジグザグ(屏風のように折り幅30cmで折る・広い範囲や子どもの基地向き)、足を付ける(コの字に折って差し込む・両端と中央の3か所・重しは低い位置)。底の幅は高さの3分の1以上。補強は波の向きを縦に、2枚重ね、ふちを折り返す、折る前に定規で筋を付ける。つなぎ方はガムテープを表と裏の両面から、布テープが向く、結束バンドは穴を開けて通す、差し込み式でも。安全はカッターと目打ちは大人が扱う、子どもは登らない・上に乗らない、ストーブや火のそばに置かない

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