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お昼休みにトイレの鏡を見たら、朝はきれいだった鼻のまわりに白いポツポツ。近づいてよく見ると、毛穴の形にファンデーションが沈んで、そこだけ浮き上がって見える。いわゆる「毛穴落ち」ですよね。私はサロンでお客様の施術前にメイクを落とすことが多いので、午後の小鼻がどうなりやすいかは、毎日のように見ています。
先に結論をひとつ。毛穴落ちは上からファンデーションを重ねても直りません。重ねるほど段差がくっきりします。直すのは「浮いた油を取る→落ちた粉をゆるめてなじませる→薄く整える」の順で、道具はティッシュと綿棒、あとは乳液かミストがあれば十分なんです。出先での直し方、鼻の白いポツポツの正体、よれとカサカサの対処法、そして朝の仕込みまで、順番に見ていきましょう。
毛穴落ちの正体——皮脂でファンデが浮いて、毛穴の底に沈む
毛穴落ちが起きる流れは、だいたい決まっています。
- 朝、ファンデーションは肌の表面に薄い膜として乗っている
- 時間がたつと、鼻や小鼻から皮脂が出てくる
- 皮脂がファンデーションの膜を下から浮かせて、ゆるめる
- ゆるんだ粉や油分が、毛穴のくぼみに集まって沈む
- 毛穴の底に溜まった部分だけ色が濃く、まわりは薄くなって、ポツポツやまだらに見える
つまり毛穴落ちは「粉が足りない」のではなくて、皮脂で浮いた粉が偏った状態。だから足すより先に、浮いた油を取って粉の偏りを均すのが先なんですよね。
出先での直し方——ティッシュ・乳液かミスト・綿棒・パウダーの4ステップ
持ち物はティッシュ、綿棒、あればミストか小さな乳液、フェイスパウダー。ポーチに全部入っていなくても、ティッシュと綿棒だけでもかなり整います。
- ティッシュで押さえて、浮いた皮脂を取る。こすらず、鼻のまわりにティッシュを当てて、指の腹で軽く押すだけ。あぶらとり紙よりティッシュのほうが取りすぎないので、午後に乾きにくいんです
- 乳液かミストを綿棒に少量とる。乳液は米粒の半分くらい、ミストなら綿棒の先にひと吹き。顔に直接たっぷり吹きかけると、ファンデーション全体がゆるんでよれるので、綿棒に含ませるのがコツ
- 毛穴の落ちている所を、綿棒でくるくる小さくなじませる。溜まった粉が乳液でゆるんで、まわりの薄い部分と均されます。ポツポツが消えたら、乾いた綿棒の反対側で余分な水分を軽く押さえる
- パウダーをほんの少しだけ。パフやブラシに取ったパウダーを、一度手の甲で払ってから、小鼻に軽く押さえる。ここで多く乗せると、また午後に同じことが起きます
ファンデーションを持ち歩いているなら、パウダーの前にスポンジの角に少しだけ取って「置く」程度に。塗り広げず、ポンと押さえるだけで十分です。
鼻の白いポツポツの正体と直し方——毛穴に溜まった皮脂とパウダーの塊
「毛穴落ち」より気になるのが、鼻の頭や小鼻に白い点々が浮いて見えるパターン。正体は、毛穴の中に溜まった皮脂と、そこに乗ったパウダーやファンデーションの粉が混ざって固まったものです。パウダーの白さが皮脂で濡れずに残るので、白く目立つんですよね。
- 直し方は毛穴落ちと同じ。ティッシュで押さえ、乳液を含ませた綿棒で白い点をなでて溶かし、乾いた面で拭き取る
- 綿棒でなでても取れない硬い白い点は、その場で無理に取ろうとしない。爪や指で押し出すと赤くなりやすいので、夜のクレンジングまで待ってくださいね
- パウダーを白っぽい明るめの色で仕上げている人は、ポツポツが目立ちやすい。鼻だけは肌色に近い色か、色のつかないタイプにすると和らぎます
朝の段階でも防げます。毛穴用の下地は、薄く伸ばしてから、指の腹で毛穴に押し込むように押さえるのがコツ。こすって塗ると、毛穴の縁に下地が溜まってかえって段差になります。下地の量は小鼻全体で米粒ひとつぶん程度で、十分に埋まりますよ。
ファンデーションがよれた時の直し方——重ねる?拭く?答えは「一度なじませる」
マスクを外した後や、笑いじわのまわりでファンデーションがよれて線になっているとき。ついパウダーやファンデを重ねたくなるのですが、よれの上に重ねると、線の凹凸がそのまま残って、厚みだけ増えていきます。
- よれた部分を、指の腹で軽くトントンとたたいて、まわりになじませる。指の体温で油分がゆるんで、線が広がって薄くなります
- それでも線が残るなら、乳液を含ませた綿棒でその線だけをなでて、ファンデを一度ゆるめてから、乾いたスポンジの角で押さえる
- 最後に、まわりと同じ薄さになったのを確かめてから、必要ならごく薄くファンデかパウダーを足す
「拭き取ってやり直す」のは最後の手段。拭くと下地まで取れて、そこだけ乾きやすくなり、午後にはまた同じ場所がよれます。まずはなじませる、で覚えておくと迷いません。
カサカサに見える時の対処法——粉を重ねない、油分を足す
頬や口まわりが粉っぽくカサカサに見えるのは、肌の水分が足りずにファンデーションの粉が浮いている状態です。ここでパウダーを重ねると、さらに粉が増えて余計に乾いて見えます。
- 出先なら、乳液を米粒大、手のひらで温めてから、カサつく所に手で押さえるように重ねる。こすらず、ハンドプレス。乳液の油分でファンデの粉が肌になじんで、粉浮きが落ち着きます
- ミストしかない時は、顔から20cmくらい離して軽く一度、そのあとティッシュで押さえて水分だけ取る。かけすぎるとよれるので、一度で止める
- 朝の対策は、パウダーファンデーションなら乳液を少し混ぜてスポンジで塗るか、クリームタイプやリキッドタイプに変えると粉浮きが減ります。仕上げのパウダーは、皮脂の出る鼻とおでこだけにして、頬は乗せないか、ごく薄く
- カサつく季節は、下地の前の保湿を一段しっかりめに。化粧水のあと、乳液かクリームを手でなじませて、1〜2分おいてから下地に進むと、粉浮きがかなり違います
もし、カサつきに赤みやかゆみ、ヒリヒリが一緒に出ているなら、それはメイクで隠す話ではなくなります。いったん化粧品の使用をやめて、皮膚科で相談してくださいね。私はエステティシャンで医師ではないので、肌の状態そのものについての判断は専門の先生にお任せします。
朝の仕込みで午後が変わる——サロンで見てきた「厚塗りほど崩れる」
サロンでお客様のメイクを落とす時、いちばん崩れているのは、たいていいちばん丁寧に厚く塗ってきた方なんです。毛穴を隠したくて重ねるほど、皮脂で浮く粉の量も増えて、落ちた時の段差が大きくなる。逆に、薄くしか塗っていない方は、多少浮いても目立たない。これは本当に、何百回と見てきた実感です。
- 下地は薄く、押さえて。小鼻は米粒ひとつぶん
- ファンデーションは鼻と小鼻を最後に、スポンジに残った分だけ。顔の中心を厚くしたくなりますが、崩れるのはそこ
- 仕上げのパウダーは皮脂の出る所だけ。ブラシで軽く払う程度で十分
- 塗ったあとに、ティッシュを1枚顔に当てて軽く押さえる。余分な油分が取れて、密着が上がります
- スポンジやパフが汚れていると、ムラの原因に。洗い方はファンデーションのブラシとパフの洗い方にまとめています
ゆきこ( ゚Д゚)『毛穴を隠そうとしてファンデを重ねていた20代の私に言いたい。隠すほど昼に目立つよ、と。サロンでいろんな方の午後の小鼻を見てきて、結局いちばん崩れないのは「薄く塗って、綿棒を1本ポーチに入れている人」でした。私も今はそれだけです』
直しの道具でひとつ足すなら、細かい霧が出る化粧水ミストがあると、綿棒に含ませる使い方も、カサつきに軽く一度、の使い方もできて楽ですよ。バッグに入る小さいサイズで十分です。
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そもそも肌質に合うファンデーションを選び直したい方は、ファンデーションの選び方と、ファンデーションの塗り方のコツと口コミもどうぞ。子どもと一緒にメイクを楽しむ日の話は子どものハロウィンメイクを簡単にする方法に書いています。
まとめ:重ねずに、取って・ゆるめて・薄く整える
- 毛穴落ちの正体は皮脂で浮いた粉の偏り。上から重ねると段差が増える
- 出先はティッシュ→乳液かミストを綿棒に→なじませる→パウダー少し
- 鼻の白いポツポツは皮脂とパウダーの塊。同じ手順で、硬い点は夜まで待つ
- よれは重ねず指でなじませる。カサカサは粉を足さず乳液を押さえる
- 朝は薄く・押さえて・粉は皮脂の所だけ。赤みやかゆみは皮膚科へ
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手順を1枚にまとめました。



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