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唇がカサカサして、皮がめくれそう。ポーチをひっくり返してもリップクリームがなくて、つい唇をなめてしまって、余計に乾く。冬の朝や、暖房の効いたオフィス、子どもの学校行事で外に立っている時など、「今この瞬間だけ何か塗りたい」という場面って多いですよね。私も長男の運動会で、風に吹かれながら唇がひりひりして、バッグの底を探し続けたことがあります。
先に結論をひとつ。リップクリームの代用は「口に入っても大丈夫なもの」だけが条件で、家にあるものならワセリンが第一候補です。唇は食べたり飲んだりするたびに、塗ったものが少しずつ口に入る場所。だから「肌に塗れるもの」ではなく「なめても平気なもの」で選ぶと、迷いません。何が使えて何を避けるか、子どもに使えるもの、塗り方、出先での対処、そして皮膚科に行く目安まで、順番に見ていきましょう。
代用の考え方——「口に入っても大丈夫なもの」だけ
唇には皮脂腺がほとんどなく、角質もとても薄いので、顔の他の部分より乾きやすくて、塗ったものも吸収されやすい場所です。そして、食事のたびに、話すたびに、塗ったものは口の中へ入っていきます。
- 口に入る前提で選ぶ。「手には塗れるけど口には入れたくないもの」は候補から外す
- 刺激のないもの。すーっとする成分、強い香り、ピリピリするものは、乾いた唇には刺激が強すぎます
- アレルギーのあるものは使わない。食べてアレルギーが出るもの(はちみつ、ナッツ由来の油など)は、唇に塗るのも同じこと
- あくまで一時しのぎ。代用でしのいで、リップクリームが手に入ったら戻す
代用できるもの——ワセリン・馬油・シアバター・無香料のハンドクリーム・食用油
- ワセリン(白色ワセリン):第一候補。石油由来の油ですが、精製されていて刺激が少なく、唇の水分が逃げないようフタをしてくれます。医薬品として売られているものは口に入る前提の安全性が確かめられていて、小さな子どもにも使いやすい。1つあると、手・かかと・子どもの鼻の下と、リップ以外にも活躍します
- 馬油:昔から唇やあかぎれに使われてきた油。伸びがよく、少量で足ります。においが気になる人は精製されたものを
- シアバター:植物の油脂で、体温で溶けます。無香料・無添加のものなら唇にも。ナッツ由来なので、ナッツにアレルギーがある人は避けてください
- 無香料・無着色のハンドクリーム:条件つきの候補です。成分表示を見て、尿素・メントール・香料・アルコールが入っていないものなら、ごく少量を一時的に。「手のためのもの」なので、口に入ることを考えて選ぶ気持ちで
- 食用の油(オリーブオイル・ココナッツオイル・米油):口に入っても平気という点では合格。ただしさらさらしていてすぐ落ちるので、本当に一時しのぎ。綿棒で薄く乗せる程度に
- 乳液やフェイスクリームの残り:顔用のものは香料や美容成分が多く、唇にはしみることがあります。使うなら無香料のものを少しだけ
この中で「家に1つ置いておくなら」は、やっぱりワセリンです。安くて、減らなくて、家族みんなで使える。リップクリームを切らした時の保険として、洗面所に1つあると安心ですよ。
やめた方がいいもの——メントール・強い香料・尿素入り・1歳未満のはちみつ
- メントール入り(すーっとするもの):スッとして気持ちいいのですが、乾いてひび割れた唇には刺激で、ひりひりの原因になります
- 香料の強いハンドクリームやボディクリーム:香りの成分がしみますし、口に入った時の味も気になります
- 尿素入りのハンドクリーム:かかとや手荒れ用の尿素は、角質を柔らかくする成分。薄い唇には強すぎて、しみたり赤くなったりすることがあります
- はちみつ:「唇に塗ると保湿になる」と聞いたことがあるかもしれません。大人が使う分にはひとつの方法ですが、1歳未満の赤ちゃんには絶対に使わないでください。1歳未満にはちみつを与えないのは食品の基本ルールで、唇に塗るのも口に入るので同じです。大人でも、べたついて拭き取る時に唇をこすりがちなので、私はワセリンの方をおすすめします
- 色つきの口紅・グロスだけ:保湿成分が少ないものは、上から塗ると乾燥がかえって進むことがあります。下にワセリンを薄く塗ってから
- 消毒用のアルコール、ハンドジェル:乾燥がひどくなります。口にも入れないでください
子どもに使えるものは?
小学生くらいの子どもは、冬になると唇をなめて、口の周りまで赤くなることがありますよね。うちの次男もこのタイプです。子どもに使う代用は、大人以上に「なめても平気」「刺激がない」の2つで選びます。
- ワセリンが基本。口の周りの赤みにも、唇にも、薄く伸ばして
- 塗る前に、唇と口の周りを濡らしたガーゼでそっと押さえて、水分を拭いてから。よだれや食べこぼしの上に塗ると、かえって荒れます
- 「なめないでね」と言っても難しいので、寝る前にたっぷり塗るのが続けやすい
- はちみつ・メントール・香りつきは使わない
- 赤みが広がる、かゆがる、ジュクジュクしてくる時は、代用で様子を見ずに小児科か皮膚科へ
塗り方——縦じわに沿って、こすらない、なめない
何を塗るかと同じくらい、塗り方で差が出ます。代用でもリップクリームでも、コツは同じです。
- 唇の水分を軽く押さえてから。乾いたままより、少し湿った状態で塗ると、水分にフタをする形になって長持ちします。ただしなめて湿らせるのはNG。唾液は蒸発する時に唇の水分まで持っていきます
- 縦じわに沿って、縦に塗る。横に塗ると、しわの溝に入りません。指か綿棒に少量取って、縦の方向に軽く乗せていきます
- 薄く、こすらない。厚く塗ってもべたつくだけ。押さえるように置く感じで
- 皮がめくれても、むかない。ワセリンをたっぷり塗って、翌朝そっと拭くと、自然に取れます
- 寝る前にたっぷり。日中は話したり食べたりで落ちてしまうので、夜がいちばん効く時間です
出先でリップクリームを忘れた時——コンビニで買える範囲
外にいて、家にあるものが使えない時。コンビニやドラッグストアに寄れるなら、小さなワセリンか、無香料のリップクリームがすぐ見つかります。数百円で、その後もポーチに入れておけるので、代用を探すより早いことも多いんです。
- 寄れる店がない時は、水を飲む・なめない・皮をむかないの3つだけ守って、家まで持ちこたえる
- マスクをしていると、呼気の湿気で少し楽になります。ただしマスクの内側で唇をなめるクセがある人は逆効果なので気をつけて
- お弁当についていた小さなオリーブオイルやバターは、口に入るものなので一時しのぎには使えます。綿棒か清潔な指で薄く
ひび割れ・出血が続く時は皮膚科へ
ここは私が「サロンで見てきた範囲」を超えるので、はっきり書いておきます。ワセリンを数日塗っても、ひび割れがふさがらない・血がにじむのが続く・腫れる・かゆい・口角が切れて治らないという時は、乾燥以外の原因が隠れていることがあります。代用やリップクリームで様子を見続けず、皮膚科で診てもらってください。代用のもので赤みやかゆみが出た時も、すぐ使うのをやめて、落ち着かないなら受診を。
ゆきこ( ゚Д゚)『わが家の冬は、次男の口の周りが真っ赤になるところから始まります。なめるなと言ってもなめるので、寝る前にワセリンをたっぷり塗るのが日課。私自身も、リップを忘れた日はサロンの手洗い場に置いてあるワセリンを指先でひと塗り。あれ1つで、手も唇もかかとも何とかなるので、正直リップより減りが早いです』
リップクリームの代用を毎回探すより、白色ワセリンを1つ、洗面所に常備しておくのがいちばん楽な答えだと思います。唇にも、手にも、子どもの鼻の下にも使えて、切らしてもすぐ買い足せる値段です。
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「ない時に何で代用するか」の話は、家の中のあちこちにありますよね。唇に薄く塗る時にも活躍する綿棒は、綿棒がない時の代用で身近な代わりを書いています。輪ゴムがない時の代用もあわせてどうぞ。そして、リップクリームがまだ底に残っているなら、買い足す前にリップクリームを最後まで使い切る方法も参考になると思います。
まとめ:条件は「口に入っても大丈夫なもの」だけ
- 代用の条件は口に入っても平気で刺激がないもの。アレルギーのあるものは使わない
- 第一候補は白色ワセリン。馬油・無香料のシアバターも可、食用油は一時しのぎ
- メントール・強い香料・尿素入りは避ける。1歳未満にはちみつは使わない
- 塗り方は縦じわに沿って縦に・薄く・こすらない・なめない。寝る前にたっぷり
- ひび割れ・出血・腫れが続く時は、代用で様子を見ずに皮膚科へ
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