リップクリームを最後まで使い切る方法——底に残る仕組み、綿棒・リップブラシでの取り出し方、小さな容器への移し替え、折れた時の直し方、使い切りやすいリップの選び方

美容

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リップクリームを回して回して、もう出てこない。でも容器をのぞくと、底のほうにまだ1cmくらい残っている。唇に直接は届かないのに、捨てるにはもったいない量なんですよね。うちでは冬の終わりに、こういう「あと少しのリップ」がポーチや机の引き出しから何本も出てきます。

先に結論をひとつ。底に残った分は、綿棒かリップブラシで取れば、普通に最後まで使えます。毎回取るのが面倒なら、小さな容器に移し替えてしまうのが一番ラクです。なぜ残るのかという仕組みから、取り出し方、移し替え、折れた時の直し方、そして「無理に使い切らないほうがいい」場合まで、順番に見ていきましょう。

なぜ底に残る?——繰り出し式の「受け皿」の仕組み

スティックタイプのリップクリームは、底のダイヤルを回すと、中の受け皿がねじに沿って上がってきて中身を押し出しています。この受け皿には中身を固定するための深さが1cm前後あって、その深さの分は、一番上まで上がっても筒の縁から顔を出せないんです。

  • 受け皿が一番上まで来ても、皿の中に入っている分は筒の縁より下のまま
  • だから「回し切った=空」ではなく、「回し切った=受け皿の中に残っている」が正しい
  • 残る量は製品によって違いますが、全体の1〜2割くらいが目安

つまり残るのは不良品でも、使い方が悪いわけでもなくて、構造上そうなるもの。そう覚えておくと、「まだ回るはず」と底のダイヤルを無理に回して壊してしまうことも減ります。

底に残ったリップの取り出し方——綿棒・リップブラシ・爪楊枝

  1. 綿棒でこすり取る。一番手軽です。綿棒の先を受け皿に当てて、くるっと回すように取り、そのまま唇にのせる。1回ごとに新しい綿棒を使うと、容器の中に雑菌が入りにくくなります
  2. リップブラシですくう。少量ずつ取れて、唇の縦じわにも塗りやすい方法。口紅用の細いブラシで十分です。使ったあとはティッシュで拭っておくと次も気持ちよく使えます
  3. 爪楊枝で切り出す。固くて綿棒に付かない時は、爪楊枝で受け皿の縁に沿って一周切り込みを入れると、かたまりごと外れます。外れたかたまりは、次の見出しの「移し替え」へ
  4. 指で直接はおすすめしません。取れないことはないのですが、爪の間に入って不衛生になりやすく、容器の中にも指の雑菌が残ってしまいます

出先で綿棒がない、という日のために、ポーチに個包装の綿棒を2〜3本入れておくと安心ですよ。手元に綿棒がない時の代わりは綿棒がない時の代用にまとめています。

小さな容器に移し替える——「かき出す」か「溶かして固める」

毎回綿棒で取るのが面倒なら、思い切って別の容器に移してしまいましょう。やり方は2つあります。

①そのままかき出して詰める。爪楊枝で外したかたまりや、綿棒で取った分を、100均などで売っている小さなクリームケース(直径3cmくらいのもの)に入れて、清潔なスプーンの背で押し固めるだけ。溶かさないので一番安全で、5分もかかりません。

②湯せんで溶かして固め直す。何本分かの残りをまとめて1個にしたい時に向いています。手順はこちら。

  1. 残りを、耐熱のガラスか陶器の小さな器に集める(かき出すのは金属のスプーンでOK)
  2. 電気ケトルやポットで沸かしたお湯を、マグカップなど別の器に注ぐ。コンロの火にはかけません
  3. リップを入れた器をそのお湯に浮かべるように当てて、竹串で混ぜながら溶けるのを待つ。60〜70度あれば溶けます
  4. 溶けたら、乾いたクリームケースに流し入れて、常温でそのまま固める。急ぐなら冷蔵庫へ

気をつけたいのが火傷です。お湯を注ぐ時と器を取り出す時はミトンかタオルで持つこと。小さな器はすぐ熱くなります。子どもが手を伸ばしそうな場所ではやらないでくださいね。

電子レンジで溶かす方法も見かけますが、金属の容器や、アルミの内ぶたが付いたものは絶対に入れないでください。火花が出ます。プラスチックの容器も溶けたり変形したりするので、使うなら耐熱のガラスの器に移してから、10秒ずつ様子を見ながら。温度の見えない電子レンジより、湯せんのほうが失敗は少ないと感じています。

溶かして固め直したリップは一度熱が入っているので、1〜2か月を目安に早めに使い切るのがおすすめです。

折れた・取れた時のくっつけ方

回し出しすぎて根元からポキッ。冬の乾燥した日に多いですよね。これも捨てなくて大丈夫です。

  1. 折れた側と残った側の断面に、ドライヤーの温風を2〜3秒当てて、表面だけ少し溶かす
  2. すぐに断面同士を合わせて、まっすぐ押し当てる。ぐりぐり動かさない
  3. キャップをせずに、そのまま冷蔵庫で10〜15分冷やす
  4. くっついたら、繰り出しは2〜3mmだけ出して使う。出しすぎるとまた折れます

ドライヤーを当てすぎると全体が溶けて垂れてしまうので、「断面がつやっとしたらすぐ止める」くらいで。うまくつかなかった時は無理せず、折れた分をクリームケースに入れて、指やブラシで塗る用にすれば無駄になりません。

底の残りは「取る・移す・直す」で使い切る取り出し方綿棒でこすり取るリップブラシですくう固い時は爪楊枝で 一周切り込みを入れる→ 指で直接は避ける (雑菌が入る)移し替え①かき出して クリームケースに詰める②湯せんで溶かして固める ケトルのお湯・火にかけない→ 金属容器は電子レンジNG ミトンで持って火傷防止折れた時断面にドライヤー温風 2〜3秒だけまっすぐ押し当てる冷蔵庫で10〜15分→ 繰り出しは2〜3mm 出しすぎると再び折れる底に残るのは受け皿の構造。全体の1〜2割は回し切っても残る次に買うならチューブかジャーが残りにくい。ジャーはブラシで衛生的に古い・においが変わった・白い粉が浮いた→使い切らず処分。ヒリヒリしたら皮膚科へ

使い切りやすいリップクリームの選び方——スティック・チューブ・ジャー

「残りがもったいない」がストレスになるなら、次に買う時に形を変えてみるのもひとつです。

最後まで使える? 向いている場面
スティック(繰り出し式) 底に1〜2割残る 手を汚さず塗りたい時・出先用
チューブ 最後は口を切って中を出せる ほぼ残らず使いたい人・寝る前のたっぷり塗り
ジャー(缶・小さな容器) 指かブラシで底まで取れる 家用・家族で使う時はブラシで

チューブは最後に口をはさみで切って、中をリップブラシで拭い取れば本当に最後まで使えます。ジャーは指で塗ることが多いので、手を洗ってから使うか、ブラシを使うと衛生的です。スティックの手軽さはそのままに残りだけ減らしたいなら、繰り出しの受け皿が浅いものや、細身のものを選ぶと残る量は少なめになります。

使い切らないほうがいいリップもある——衛生の話

「最後まで使い切る」記事でこう言うのも変ですが、古いリップは無理に使い切らないのも大事な判断なんです。

  • 開けてから1年以上たっている、去年の冬の残り
  • においが油っぽく変わった、色が黄色っぽくなった
  • 表面に白い粉が浮いている、ぬめりや水滴が付いている
  • 口の周りが荒れていた時期に使っていたもの → 治まったら新しいものに

リップは唇に直接つけるものなので雑菌が付きやすく、油分は時間がたつと酸化します。塗って唇がヒリヒリする、皮がむける、赤くなるなら使うのをやめて、続くようなら皮膚科で相談してくださいね。処分の仕方(中身と容器の分け方)はアイシャドウや口紅の捨て方で詳しく書いています。

ゆきこ( ゚Д゚)『わが家は毎年3月ごろ、底が残ったリップを4〜5本まとめて湯せんで1個のケースに固め直すのが恒例です。息子たちは「ママの合体リップ」と呼んでいて、寝る前に指でぺたぺた塗っています。最初の年に電子レンジでやろうとして、ふたの金具から火花が出た時は本当に肝が冷えました。それ以来、湯せん一択です』

底の残りを取るのにも、移し替えたリップを塗るのにも、リップブラシが1本あると、綿棒を使い捨てるより結局ラクです。数百円のもので十分ですよ。


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リップクリームを忘れた・切らした日に、家にあるもので代わりになるものはリップクリームの代用に書いています。取り出しに使う綿棒がない時は綿棒の代用、使い切れなかったコスメの処分はアイシャドウ・口紅・ファンデーションの瓶の捨て方もあわせてどうぞ。

まとめ:底の残りは「取る・移す・直す」、古いものは無理に使い切らない

  1. 底に残るのは受け皿の構造。全体の1〜2割は回し切っても残る
  2. 取り出しは綿棒・リップブラシ・爪楊枝。指で直接は雑菌が入るので避ける
  3. 移し替えはかき出して詰めるか湯せん。火にかけず、金属容器は電子レンジNG
  4. 折れたら断面をドライヤーで2〜3秒温めて押し当て、冷蔵庫で冷やす
  5. 古い・においが変わったリップは使い切らず処分。ヒリヒリが続けば皮膚科へ

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

リップクリームを最後まで使い切る方法の早見表:底に残るのは繰り出しの受け皿の構造で、全体の1〜2割は回し切っても残る。取り出し方は綿棒でこすり取る、リップブラシですくう、固い時は爪楊枝で一周切り込みを入れる、指で直接は雑菌が入るので避ける。移し替えはかき出して小さなクリームケースに詰めるか、湯せんで溶かして固め直す。ケトルのお湯で火にかけない、火傷に注意、金属容器は電子レンジに入れない。折れた時は断面にドライヤーの温風を2〜3秒、まっすぐ押し当てて冷蔵庫で10〜15分、繰り出しは2〜3mmだけ。古い・においが変わった・白い粉が浮いたリップは使い切らず処分、ヒリヒリが続けば皮膚科へ

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