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お店で試して「わあ、いい香り」と思って買ったボディソープ。いざ家で使ってみると、洗っている最中はふんわり香るのに、湯船から上がってパジャマを着る頃にはもう分からない。だまされた気分になったこと、ありませんか。何本も買っては洗面所の棚に並べてため息、という方は多いと思います。
先にひとつだけお伝えしますね。ボディソープの香りが体に残りにくいのは、失敗でも不良品でもなくて、洗い流すものだからなんです。むしろ残らないほうが本来の作りに近くて、そこを知ると「じゃあどうすれば残るか」の道筋が見えてきます。
香りを長持ちさせる工夫、逆に強すぎて困る時の減らし方、汗のにおいとの関係、それから家族で分け合う時の選び方まで、お風呂まわりのことをまとめてお話ししていきますね。
そもそも香りが残らないのはなぜ?
理由は大きく3つあります。どれも「体質のせい」ではないので、安心してくださいね。
- 洗い流す前提で作られている。体につけたまま香らせるものと違って、ボディソープの香りは泡と一緒に排水口へ流れていくのが前提です。香りの成分がお湯で洗い流されるのは、当たり前のことなんです
- お風呂上がりは体温が高い。温まった肌の上では、香りの軽い成分がふわっと飛んでしまいます。湯気と一緒に浴室の中で香って、外に出る頃には落ち着いている、という流れですね
- 肌が乾いていると香りがとどまらない。乾燥した肌は香りをつかまえておく力が弱く、水分と油分がある肌のほうが長く香ります。冬に香りが持たなくなるのはこれが理由です
つまり、香りを残したいなら「肌の上に残るもの」を後から重ねるのがいちばん素直な答えになります。香りが変わってしまう保管の話は香りが変わる原因と保管の仕方にも書いています。
香りを少しでも長く残す工夫
- すすぎを短くしすぎない、けれど長すぎない。泡が残るとかゆみのもとになるので、すすぎはきちんと。そのうえで、最後に熱いお湯を長く浴びると香りごと飛んでしまうので、仕上げはぬるめのお湯にしてみてください
- タオルはこすらず、押さえて水気を取る。ごしごし拭くと、肌の上に残ったわずかな香りまで持っていかれます
- 体が湿っているうちに保湿する。お風呂を出て数分以内が目安。水分が逃げる前にふたをすると、香りも一緒にとどまります
- 同じ系統の香りのものを重ねる。ボディソープと同じ香りのミルクやクリームがあれば、それがいちばん自然につながります。別の香りを重ねると、どちらもぼやけてしまいがち
- 塗る場所を選ぶ。首の後ろ、胸元、ひじの内側、ひざの裏など、体温が高く動きのある場所は香りが立ちやすい所です。手首は手を洗うたびに流れてしまうので、意外と持ちません
- 髪と服のほうが香りは残る。肌よりも繊維のほうが香りをとどめます。柔軟剤の香りと喧嘩しないよう、どちらかを弱めに寄せると上品にまとまりますよ
塗ったあとに白く粉をふいたようになってしまう場合は、量か塗り方の問題であることが多いです。保湿クリームが白くなる原因と香りの持ちで詳しく触れています。
逆に「匂いが強すぎる」時の減らし方
香りが残ってほしい人がいる一方で、「浴室に入るだけで頭が痛くなる」「家族に強いと言われた」という悩みもよく聞きます。こちらのほうが切実だったりしますよね。
- まず量を半分に。泡立てネットを使うと、少ない量でもしっかり泡が立つので、香りだけを減らせます
- すすぎ残しを疑う。背中や腰まわり、ひざの裏は流し忘れやすい場所。残った分がそのまま香り続けます
- 保湿するものは無香料に。ボディソープが強い時に同系統を重ねると、香りが二重になります
- 柔軟剤と足し算しない。部屋干しの服の香りと重なって、自分では気づかないうちに強くなっていることがあります
- それでもつらいなら、無理をせず香りの弱いものか無香料に変える。合わないものを我慢して使い続ける理由はありません
- 職場や学校、病院のように香りが苦手な人が集まる場所では、控えめにしておくのがお互いに気持ちよく過ごせるコツです
汗のにおいはボディソープで変わる?
結論から言うと、ボディソープを変えるより「洗い方」を変えるほうが効くことが多いです。汗そのものはほとんど無臭で、においになるのは皮脂や汗が肌の上の菌で分解されてからなんですね。
- よく泡立ててから、泡で包むように洗う。手のひらか、やわらかいもので。原液を直接肌につけてこするのはおすすめしません
- ごしごしこすらない。強くこすると肌を守る油分まで落ちて、かえって皮脂が多く出ることがあります
- においが出やすい場所は丁寧に。脇の下、首の後ろ、耳の後ろ、足の指の間。ここだけ意識するだけでずいぶん違います
- 洗いすぎない。1日に何度も洗うと乾燥して、肌が荒れる原因にもなります
- 洗ったあとはしっかり乾かす。湿ったままだと菌が増えやすい環境になってしまいます
肌に合わないものを使うと、においより先にかゆみや赤みが出ることがあります。ひりつく、かゆい、赤くなるといった変化が出たら使うのをやめて、症状が続く時は皮膚科で相談してくださいね。香りの強いものが合わずに首が赤くなった、という話も珍しくありません。
実は体ではなく「タオル」のにおいかもしれません
お風呂上がりなのに、なんだかにおう。それ、体ではなくタオルのほうが原因ということが本当によくあります。せっかく洗った体を、生乾きのタオルで拭いてしまっては元も子もありませんよね。
- 顔を近づけた時に雑巾のようなにおいがしたら、タオルの生乾き臭を疑ってみてください
- 洗ったばかりのタオルでも、乾くのに時間がかかっていると菌が残ります
- 枕カバーやパジャマも同じ。肌に長く触れるものほど、においの元になりやすいです
- 浴室に干しっぱなしのタオルは、湿度の高さでにおいが戻りやすい所です
タオルのにおいが取れない時の手当ては洗ってもタオルが臭い時の対処にまとめました。ここが解決すると、ボディソープを変えなくても悩みが消えることがあります。
家族で共用する時の選び方
うちのように男の子2人の家だと、選び方はこうなります。1本を家族で使うので、香りは無香料か、ごく弱いものに寄せています。強い香りだと、子どもが学校で「においがする」と言われることもありますし、大人と子どもでは肌の状態も違いますから。
- 詰め替えの手間を減らすため、家族用は1種類に統一。自分だけの香りを楽しみたい日は、保湿するもので調整すると気分が変わります
- 子ども用は目にしみにくいものを。頭から泡をかぶる年齢のうちは、これがいちばんの平和です
- ボトルの置き場所を低くしすぎない。小さな子は面白がって全部押し出してしまいます
- 合わないと感じた家族がいたら、その人だけ別のものに。1本にそろえることより、肌が落ち着いていることのほうが大事です
ゆきこ( ゚Д゚)『いい香りのボディソープを奮発して買ったのに、寝る前にはもう香っていない、という話はよく聞きます。だから湯上がりに保湿するもので香らせる派、という考え方には私も賛成です。子どもに「ママいいにおい」と言われるのが、正直いちばんうれしいですよね』
香りを長持ちさせたい方も、乾燥が気になる方も、結局は湯上がりの保湿にたどり着きます。ボディソープと同じ系統の香りか、無香料のミルクを1本、脱衣所に置いておくだけで、香りの持ちも肌のかさつきも変わりますよ。塗るのは体が少し湿っているうちに。
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香りまわりの困りごとは、原因が別のところにあることも多いんです。保湿クリームが白くなる原因と香りの持ちでは塗り方の話を、香りが変わる原因と保管の仕方では置き場所で香りが変わってしまう話を書いています。お風呂上がりのにおいが気になる方は、まず洗ってもタオルが臭い時の対処を試してみてください。
まとめ:残らないのが普通、残したいなら後から重ねる
- 香りが残らないのは洗い流すものだから。不良品ではありません
- 残すコツは湿ったうちの保湿と、同じ系統の重ねづけ
- 強すぎる時は量を半分に、すすぎ残しを疑う
- 汗のにおいは泡でやさしく、こすらず、洗いすぎない
- かゆみ・赤みが出たら中止。続く時は皮膚科で相談を
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手順を1枚にまとめました。



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