※本記事にはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれています。
帰ってきてタイツを脱いだ瞬間、「あれ、におう」。自分だけかと思っていたけれど、玄関で靴を脱ぐ場面や、座敷のお店に上がる時を思い出すと、急に落ち着かなくなりますよね。しかも洗ったはずのタイツから、履いて数時間でまた同じにおいがしてくる。一日中バタバタ動いた日の帰り道に、そっと足のつま先に力を入れて「今日は大丈夫かな」と確かめてしまう、という方は多いと思います。
先に結論をひとつ。タイツのにおいは、タイツだけの問題ではありません。足から出た汗と皮脂が生地にたまり、そこに靴の中にいた菌が加わってにおいに変わる、という流れなんです。だから対策も「タイツを洗う」「靴の中を見る」「蒸れを減らす」の3つを少しずつ。難しいことはないので、今日できることから順番に見ていきましょう。
においの正体——汗そのものではなく、汗と皮脂を分解した後のにおい
足の裏は体の中でも汗をかきやすい場所で、一日で意外な量が出ています。ただし、汗そのものはほとんどにおいません。においになるのは、汗と皮脂、はがれた角質が生地にたまり、それを菌が分解したあと。靴の中は暖かくて湿っているので、菌にとってはとても居心地のいい場所なんです。
- タイツは生地が薄くて足に密着しているので、汗と皮脂が直に染み込みます。靴下より生地が少ない分、においが濃く出やすい
- ナイロンやポリウレタンは水を吸いにくい。汗が生地に吸われずに、そのまま靴の中に流れて、靴側ににおいがたまっていきます
- 洗っても取れないのは、皮脂が生地の奥に残っているから。普通の洗濯で落ちるのは表面の汚れまでで、繰り返し履いた分の皮脂は少しずつ蓄積します
- だから洗いたてのタイツを、においの残った靴に履いた日は、数時間でまた元通り。ここが「何をしても取れない」と感じる正体です
つまり、タイツ側の蓄積を一度リセットして、靴側のにおいも同時に減らす。この両方をやると、驚くほどあっさり落ち着くことがあります。
今日のリセット——裏返して手洗い、つけおきは「ぬるま湯」で
まずタイツ側から。においが染み付いてしまったものは、洗濯機に放り込むより洗面器で15分のほうが早いです。
- 裏返す。汗と皮脂が付いているのは内側です。表のまま洗っても、いちばん汚れている面が水に触れません
- 30〜40度くらいのぬるま湯を洗面器に張る。皮脂は冷水では動かないので、少し温かいほうがよく落ちます。ただし熱湯は厳禁。ナイロンとポリウレタンは熱に弱く、縮んだりゴムが伸びきったりして元に戻りません
- おしゃれ着用の中性洗剤を溶かして、タイツを沈めて15〜20分置く。もみ洗いはせず、ときどき押し洗いする程度で十分
- においが強い時は酸素系の漂白剤を少量足します。粉末タイプはお湯で先に溶かしてから。色柄にも使えて、黒いタイツでも色が抜けにくいのが酸素系の良いところです
- 塩素系は使わない。黒や濃い色は一発で色が抜けて、白っぽい筋が残ります。そして塩素系と酸性のものを混ぜないのは大前提。においが気になっても、洗剤を何種類も一緒に入れないでくださいね
- すすぎは2回。洗剤が残ると、それ自体がにおいのもとになります。最後にタオルで挟んで水気を取る(絞らない)
これで戻らないほど染み付いているものは、生地自体が寿命に近いことが多いです。足首やつま先が薄くなっている、履くとすぐずり落ちるようなタイツは、においだけ直しても履き心地が戻らないので、思い切って入れ替えたほうが気持ちよく履けますよ。
洗濯機で洗う時のコツ——ネット・弱い水流・裏返す
毎日のことなので、普段は洗濯機でいいと思います。ただそのまま放り込むと、においも落ちないうえに伝線します。次の5つだけ守ると、持ちが全然違いますよ。
- 裏返して入れる。手洗いと同じ理由です。汚れている内側を水に触れさせる
- 目の細かい洗濯ネットに1枚ずつ。何枚も一緒に入れると、中で絡まって汚れが落ちません。タイツ用の細長いネットか、靴下用の小さめのものが使いやすいです
- おしゃれ着コース(弱水流)で、おしゃれ着用の中性洗剤。強い水流はゴムを傷めます
- 水温は40度まで。お風呂の残り湯を使うなら、熱すぎない時間帯に
- フックや面ファスナーの付いたもの、金具のある衣類と一緒に洗わない。引っかかって伝線するのはたいていこれです
柔軟剤は、においを覆い隠す方向に働きます。少量なら静電気を抑えてくれて助かりますが、入れすぎると生地の表面に膜が残り、かえって汚れが落ちにくくなるので控えめに。「いいにおいで隠す」より「汚れを落とす」を優先したほうが、結果的ににおわなくなります。
乾かし方——熱に弱いので、乾燥機は使わない
ここは意外と落とし穴です。乾燥機の熱で、ナイロンとポリウレタンは縮み、ゴムが傷んで伸びきります。一度ずり落ちるようになったタイツは元に戻りません。においを取ろうとして高温にかけるのは、いちばんやってはいけないことなんです。
- 陰干しで、風の通る所に。直射日光は生地を弱らせて、黒が色あせます
- ハンガーに二つ折りでかけるか、平らに広げて干す。ウエストのゴムだけをつまんで長時間つるすと、重みで伸びることがあります
- 完全に乾かす。生乾きのまま引き出しにしまうと、あの独特なにおいが出ます。部屋干しでにおう時の対策は生乾きのにおいの取り方にまとめているので、そちらもどうぞ
- 厚手のタイツは足首とつま先の部分が乾き残りやすいので、最後に手で触って確かめて
靴と中敷きも同じ日に見直す——ここを飛ばすと戻ります
タイツをどれだけきれいに洗っても、靴の中がそのままなら、履いた日にまた菌をもらってきます。ここが「洗っても取れない」の本当の原因であることが、けっこう多いんです。
- 中敷きを外して乾かす。外せるタイプなら、帰宅後に取り出して風に当てるだけで違います。においがきついものは新しいものに替えるのが早いです
- 同じ靴を毎日履かない。1日履いた靴は、中がしっかり湿っています。丸一日休ませて乾かすと、菌が増えにくくなります
- 帰宅後に靴の中に丸めた新聞紙を入れる。湿気を吸ってくれて、翌朝には軽くなります
- 靴用の除菌や消臭のスプレーを、乾いた靴に。濡れた靴にかけても効きません。ぬれてしまった靴の手当ては濡れた靴のにおいと洗い方のほうに書いています
- 足そのものも指の間まで洗って、よく乾かす。お風呂で足の指の間をていねいに洗って、上がったら水気をしっかりふく。これだけで翌日が変わることがあります
- かゆみ、発疹、皮がむける、においが急に強くなったといった変化が続くときは、洗い方の問題ではないこともあります。自己判断で市販のものを重ねず、皮膚科で相談してみてください
そもそも蒸れにくくする——履き方と選び方のちょっとした工夫
- 厚さを場面で使い分ける。暖かい室内で過ごす日に厚手を履くと、そこで一気に汗をかきます。移動が多い日は薄手、外にいる時間が長い日は厚手、と分けるだけで蒸れ方が違います
- 綿の混ざったタイツを選ぶ。汗を吸ってくれる分、においが出にくいです。ただし乾きは遅いので、乾かす時間は長めに
- 職場や出先で履き替える。予備を1足バッグに入れておくと、長い日でも夕方からリセットできます
- 足の裏に汗を吸う薄手の靴下を重ねる。タイツの上から短い靴下を履くと、汗の受け皿になります。ブーツの日にはこれがいちばん効くと思います
- 履く前に足をよく乾かす。お風呂上がりに湿ったままタイツを履くと、そのまま一日蒸れます
ちなみに、洗い方を丁寧にすると毛玉やずり落ちも同時に減ります。表面がけばだってきた時の手当てはタイツの毛玉の取り方、歩くたびに下がってくる悩みはタイツが落ちてくる時の対策にまとめています。
ゆきこ( ゚Д゚)『子どもの行事で体育館に上がる日、上履きに履き替える瞬間が怖い、という気持ちはよく分かります。原因はタイツじゃなくて、毎日同じブーツを履いていたこと、というのはよくある話。靴を2足で回して、帰ったら中敷きを出す。それだけで「今日は大丈夫かな」と足元を気にする時間が減るはずです』
タイツを洗濯機で洗うなら、目の細かい洗濯ネットが1枚あるかどうかで持ちがまるで違います。絡まないので汚れも落ちますし、伝線も減るので、結果的にタイツの買い替えも減ると思います。靴下用の小さめのものを何枚か用意しておくと、家族の分もまとめて回せて楽ですよ。
あわせて読みたい
タイツまわりの悩みは、においの他にもいろいろありますよね。表面がけばだってきたらタイツの毛玉の取り方、歩くたびに下がってくるならタイツが落ちてくる時の対策へ。部屋干しのにおいが気になる方は生乾きのにおいの取り方、靴側から見直すなら濡れた靴のにおいと洗い方もあわせてどうぞ。
まとめ:タイツと靴を同じ日にリセットして、熱を避けて乾かす
- においの正体は汗と皮脂を菌が分解したもの。タイツだけの問題ではありません
- 今日のリセットは裏返してぬるま湯に15分。強い時は酸素系を少量足す
- 洗濯機なら細かいネットに1枚ずつ、弱水流、40度まで。柔軟剤は控えめに
- 乾燥機と熱湯は使わない。縮んでゴムが伸びきり、元に戻りません
- 靴と中敷きも同じ日に。かゆみや発疹が続くときは皮膚科へ
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめました。



コメント