ノンフライヤーの洗い方——部位で分ける4つ、バスケットの油はお湯でつけ置き、網のこびりつきは重曹、食洗機OKかは説明書、本体の内側とヒーター周りは「拭くだけ」

キッチン

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唐揚げも冷凍ポテトも油なしでカリッと仕上がって、買ってよかったと思ったノンフライヤー。ところが数回使ったころから、バスケットの底に油がたまってぬるぬる、網には衣がこびりついてスポンジが引っかかる、本体の中をのぞくと油がはねた跡。「これ、どこまで洗っていいの?」と手が止まりますよね。

先に結論をひとつ。ノンフライヤーの洗い方は、「洗える部位」と「拭くだけの部位」を分けると迷いません。バスケットと網は外して普通に洗えるもの、本体の内側とヒーター周りは水をかけずに拭くもの、この線引きさえ覚えておけば、油の落とし方も食洗機の判断も自然と決まります。順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へどこまで洗っていい?→洗える部位と拭くだけの部位を分ける→第2章バスケットの油が落ちない→お湯と中性洗剤でつけ置き10〜20分→第3章網がこびりつく→お湯と重曹でつけ置き。アルミは不可→第4章食洗機に入れていい?→説明書のお手入れページで決まる→第5章本体の中の油はね→水をかけず、冷めてから拭くだけ→第6章

ケース別に読む:洗う前に確かめたい人|どこを洗うか迷う人|バスケットの油が落ちない人|網がこびりつく人|食洗機に入れたい人|本体の中を掃除したい人|毎回洗うか迷う人

洗う前に必ず——電源を抜いて、冷めてから

当たり前のようでいて、忙しい夕食後にやりがちなのが「熱いうちにさっと洗おう」なんです。調理が終わった直後は、バスケットもヒーターの周りもかなりの温度になっています。

  • プラグをコンセントから抜く。スイッチを切るだけでなく抜く。本体の中に手や布を入れる作業なので、ここは省かないで
  • 触れる温度まで冷ます。取っ手は持てても中の金属は熱いままです。目安として30分ほど置いてから
  • 熱い金属に冷たい水をかけるとコーティングが傷みやすくなります。冷ましてから洗うのは、長持ちの意味でも大事なんです
  • お子さんが近くにいる時は、冷めるまでバスケットをキッチンの奥に置いておくと安心ですね

部位で分ける4つ——洗えるところと、拭くだけのところ

ノンフライヤーは、だいたいこの4つの部位でできています。手入れの仕方がそれぞれ違うので、まず全体像から。

  1. バスケット・網(受け皿と、食材を載せる網や仕切り)。取り外して、お湯と中性洗剤、柔らかいスポンジで洗う。いちばん油がたまる場所で、毎回洗う部位です
  2. 本体の内側(バスケットを差し込む空間)。ここには電気の部品がつながっているので、水をかけない。冷めてから、固く絞った布で油はねを拭くだけ
  3. ヒーター周り(天井の熱線と、その手前のファンのカバー)。油の煙が固まって茶色くなりやすいところ。冷めてから乾いた布や柔らかいブラシで、なでる程度。熱線をこすらない、分解しない
  4. 外側(本体の表面・操作パネル)。固く絞った布で拭くだけ。パネルの隙間に水が入らないように

「バスケットの油が落ちない」「網がこびりつく」という悩みは、①だけの話で解決できることがほとんどです。順番に見ていきますね。

バスケットの油が落ちない時——お湯と中性洗剤で「つけ置き」

ノンフライヤーの油は、食材から出た油が熱風で焼きつけられたものなので、冷えると固まってスポンジをはじきます。ゴシゴシこするより、ゆるめてから流すのがいちばん楽で、コーティングも傷めません。

  1. 洗い桶やシンクに40〜50度くらいのお湯をためて、中性洗剤を溶かす。熱すぎるお湯はゴム手袋をして
  2. バスケットと網を沈めて、10〜20分置く。油が白っぽく浮いてきたら、ゆるんでいる合図です
  3. 柔らかいスポンジでなでるように洗う。角や取っ手の付け根の油は、古い歯ブラシが便利
  4. すすいだら、しっかり乾かしてから本体に戻す。濡れたまま戻すと、次に使う時に油と水が混ざってはねやすくなります

やってはいけないのは、金属たわし・研磨剤入りのスポンジ・クレンザー。多くのバスケットはフッ素などのコーティングで油がつきにくくなっていて、そこを削ると以降はこびりつきがひどくなる一方なんです。「落ちない」時こそ力ではなく時間で、と覚えておくと迷いません。

バスケットの油は「ゆるめてから流す」140〜50度のお湯に中性洗剤熱すぎるお湯はゴム手袋をして210〜20分つけ置き油が白っぽく浮いてきたらゆるんだ合図3柔らかいスポンジでなでる角や取っ手の付け根は古い歯ブラシ4しっかり乾かして戻す濡れたまま戻すと油と水がはねやすい金属たわし・研磨剤・クレンザーは使わない。力ではなく時間で

網のこびりつき——お湯と重曹でつけ置き、それでもだめなら重曹ペースト

衣や皮のかけらが網の隙間に焼きついて、洗剤だけでは取れないことがありますよね。そういう時は重曹の出番です。油汚れはアルカリ性で落ちやすいので、中性洗剤で残ったものを一段階強く落とせます。

  1. お湯1リットルに対して重曹を大さじ2〜3ほど溶かし、網とバスケットを30分〜1時間つける
  2. 浮いてこない焦げは、重曹に少しの水を足したペーストを塗って、10分ほど置いてから柔らかいスポンジで
  3. 網の隙間は、歯ブラシや竹串でそっと。針金や金属のヘラは使わない
  4. 最後は中性洗剤で軽く洗い直して、重曹のざらつきを落としてから乾かす

ひとつ注意があって、アルミ素材の部品には重曹を使わないでください。アルミはアルカリで黒く変色することがあります。バスケットの材質が分からない時は、説明書の「お手入れ」のページに「重曹の使用可否」や素材が書いてあることが多いので、そこを見てから。それでも取れない頑固な焦げは、同じ考え方で書いたホットプレートの焦げ落とし、余熱と重曹で「浮かせて拭く」手順が参考になると思います。

電源を抜いて冷ます→洗う部位と拭く部位を分ける洗える:バスケット・網お湯+中性洗剤でつけ置き10〜20分柔らかいスポンジこびりつきは重曹で30分〜1時間つけ置き金属たわし・研磨剤NGアルミに重曹は使わない拭くだけ:本体の内側水をかけない(電装)固く絞った布で油はねヒーター周り冷めてから乾いた布柔らかいブラシでなでる熱線をこすらない分解しないやらないこと熱いうちに洗う本体に水をかける濡れたまま戻す油を残したまま次を焼く→ 煙・におい・発火食洗機の可否は説明書(コーティングが傷む機種)毎回:バスケットと網を洗って乾かす/ときどき:本体内側とヒーター周りを拭く「落ちない」は力でなく時間(つけ置き)で。熱いお湯はゴム手袋・子どもを近づけない必ず電源を抜いて冷ましてから/説明書の「お手入れ」ページが最終判断

食洗機に入れていい?——答えは「説明書の可否」で決まる

「バスケットは食洗機OK」と書いてある製品もあれば、「手洗いのみ」の製品もあって、ここは一般論では答えられないところなんです。判断の材料はこの3つ。

  • 説明書の「お手入れ」のページ。食洗機の可否は必ずここに書いてあります。手元にない時はメーカーの公式サイトで型番から
  • 可と書いてあっても、食洗機の高温と強い洗剤はコーティングを少しずつ傷めます。長く使いたいなら、普段は手洗い、忙しい日だけ食洗機、という使い分けが現実的
  • 網や仕切りなど小さな部品は、食洗機の中で動いて他の食器を傷つけたり、排水口に落ちたりすることがあります。かごの位置に気をつけて

「食洗機で洗ったらコーティングがはがれてきた」という声は、後悔の理由としてもよく聞きます。買う前の人は、お手入れの楽さも含めた選び方をノンフライヤーで後悔した理由と選び方に書いているので、そちらもどうぞ。

本体の内側とヒーター周りは「拭くだけ」——水をかけない、こすらない

バスケットを外した本体の中をのぞくと、壁に油がはねた跡、天井に茶色い焼きつき。「ここも洗いたい」と思うのが自然なのですが、ここは水をかけてはいけない場所です。天井の熱線とファンの奥には電気の部品があって、水が入ると故障だけでなく、次に電源を入れた時の危険につながります。

  • 本体の内側の壁:冷めてから、固く絞った布で拭く。油が固まっている時は、お湯で絞った布を当てて少し置くとゆるみます。洗剤を使う時は布に含ませて、最後は水拭きで洗剤を残さない
  • ヒーター周り:乾いた布や柔らかいブラシで、なでる程度。熱線に力をかけると曲がったり傷んだりします。ファンのカバーは、ブラシでほこりと油を落とす程度まで
  • やらないこと:本体をシンクに持って行く、内側にスプレーを直接吹く、ヒーターのカバーやネジを外す。分解はメーカーの修理の範囲なので、どうしても落ちない時は相談を
  • 外側と操作パネルは固く絞った布で。隙間に水が入らないよう、上から下へ

本体の内側の油は、放っておくと次の調理で温められて煙とにおいの元になります。魚を焼いたあとに特に残りやすいので、においの取り方はノンフライヤーで焼いた魚のにおいが残る時の取り方と予防で別に書きました。

本体の内側とヒーター周りは「拭くだけ」内側の壁冷めてから固く絞った布で拭く固まった油はお湯の布を当てる洗剤は布に含ませ最後は水拭きヒーター周り乾いた布や柔らかいブラシでなでる程度。熱線をこすらないファンのカバーはブラシで軽くやらないこと本体をシンクに持って行く内側にスプレーを直接吹くヒーターのカバーやネジを外す→落ちない時はメーカーに相談

毎回洗う?——「油を残したまま次を焼く」が煙と発火のもと

正直なところ、疲れた日は「明日まとめて洗おう」と思いますよね。でもノンフライヤーは、バスケットと網だけは毎回洗ってほしい道具なんです。理由は衛生だけではなくて、安全の話でもあるから。

  • バスケットの底に残った油は、次の調理で高温の熱風にさらされて煙が出ます。油がたまっていくと発火の原因にもなります
  • 網に残った衣のかけらは、次に焼く時に焦げて食材ににおいがつきます
  • 放置した時間が長いほど油は固まって落ちにくくなるので、結局「毎回すぐ洗う」がいちばん手間が少ないんです

目安は、バスケットと網は毎回、本体の内側は週に1回、ヒーター周りは月に1回のぞいて汚れていたら、で十分回ります。「使ったら洗う」までが1セット、と家族で共有しておくと、誰が使っても油がたまらずに済みますよ。

毎回洗う理由と、部位ごとの目安洗う目安バスケットと網は毎回本体の内側は週に1回ヒーター周りは月に1回のぞいて汚れていたら油を残したまま焼くと底の油が熱風で煙になるたまっていくと発火の原因にも衣のかけらが焦げてにおいがつく→放置するほど固まって落ちにくい「使ったら洗う」までが1セット、と家族で共有しておく

ゆきこ( ゚Д゚)『子どもが冷凍ポテトを自分で焼くようになって、バスケットを洗わずに戻すのが続いて、ある日唐揚げを入れたら台所が煙で真っ白、という話はよく聞きます。底の油が焼けるんですよね。うちで決めるなら「焼いた人が洗う」がルールで、つけ置きの桶に沈めておけばあとは大人が洗うだけなので、怒らずに済むと思います。』

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網のこびりつきや本体まわりの油汚れは、家じゅうの油汚れと同じ考え方で落とせるので、掃除用の重曹を大きめの袋で1つ置いておくと、ノンフライヤーにも換気扇にも使えて便利です。


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エアフライヤーの洗い方も同じ——呼び方の違いと、形で変わる所

売り場や説明書では、「ノンフライヤー」「エアフライヤー」「ノンオイルフライヤー」など、同じ家電がいくつかの呼び方で並んでいます。どれも上のヒーターで熱した空気を回して焼く仕組みなので、この記事の洗い方、つまり「電源を抜いて冷ましてから」「洗う部位と拭くだけの部位を分ける」「油はお湯と中性洗剤でつけ置き」「こびりつきは重曹」「食洗機は説明書の可否」は、エアフライヤーと書かれた物にもそのまま使えます。

違いが出るのは、呼び方より形です。

  • 引き出し式(バスケット型):この記事で説明してきた形です。バスケットと網を外して洗い、本体の内側とヒーター周りは拭くだけ
  • 扉を開けて網やトレーを差し込む箱型:網・トレー・受け皿が何枚かあるので、外せる物は全部外して洗います。庫内の壁と天井のヒーターは、冷めてから固く絞った布で拭くだけ。庫内に直接水をかけたり、洗剤を吹きつけたりはしません
  • 中が見える窓の付いた物:窓の内側に油がはねやすいので、冷めてから柔らかい布で拭きます。研磨剤や金属たわしで、ガラスや周りの部品に傷を付けないようにします

網を2段にして焼ける機種では、上の段から落ちた油が、下の段の網や受け皿にたまります。見た目がきれいな上の段より、下の段と受け皿から先につけ置きにすると、油が固まる前に落とせます。受け皿の油をためたまま次を焼くと煙や発火のもとになるのは、引き出し式と同じです。

回転するかごや串などの付属品がある物は、細かい隙間に油が残りやすいので、つけ置きの後に古い歯ブラシで。どの形でも、食洗機に入れていい部品、使えない洗剤やスポンジ、内側の手入れの仕方の3つは、機種ごとに説明書で決まっています。説明書をなくした時は、本体の底や背面の表示にある型番で、メーカーのサイトから説明書を探せることが多いです。

エアフライヤーも洗い方は同じ引き出し式かごと網を洗う中は拭くだけ扉のある箱型網・トレーは全部洗う庫内は拭くだけ窓付き冷めてから窓の内側を柔らかい布で拭く食洗機・洗剤・内側の手入れは説明書で

あわせて読みたい

ノンフライヤーまわりの話をいくつか書いています。買う前に「うちのトースターやグリルで似たことができないかな」と思っている方はノンフライヤーの代用、トースターや魚焼きグリルでどこまでできるかを。魚を焼いたあとのにおいが気になる方はノンフライヤーの魚のにおいの取り方をどうぞ。手入れが楽な機種の見分け方を含めた選び方はノンフライヤーで後悔した理由と選び方にまとめています。

まとめ:冷ましてから、洗う部位と拭く部位を分ける

  1. 電源を抜いて冷めてから洗う。熱いうちに水をかけない
  2. バスケットと網はお湯と中性洗剤でつけ置き。金属たわしと研磨剤は使わない
  3. こびりつきはお湯と重曹でつけ置き。アルミの部品には重曹を使わない
  4. 本体の内側とヒーター周りは水をかけずに拭くだけ。熱線をこすらず分解しない
  5. 食洗機の可否は説明書。バスケットは毎回洗う。油の放置は煙と発火のもと

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

ノンフライヤーの洗い方の早見表:必ず電源を抜いて冷ましてから。洗える部位はバスケットと網で、40〜50度のお湯と中性洗剤に10〜20分つけ置きして柔らかいスポンジで洗う、こびりつきはお湯1リットルに重曹大さじ2〜3で30分〜1時間つけ置きか重曹ペースト、金属たわしと研磨剤は使わない、アルミの部品には重曹を使わない、しっかり乾かしてから戻す。食洗機の可否は説明書のお手入れページで、可でも普段は手洗いが長持ち。拭くだけの部位は本体の内側で水をかけずに固く絞った布で油はねを拭く、ヒーター周りは冷めてから乾いた布や柔らかいブラシでなでる程度、熱線をこすらない、分解しない、外側は固く絞った布。バスケットと網は毎回洗い、本体内側は週1回、ヒーター周りは月1回。油を残したまま加熱すると煙とにおいと発火のもと。熱いお湯はゴム手袋、子どもの手の届かない所で

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