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ギターのボリュームノブやトーンノブを外して掃除をしたいのに、引っ張っても全然外れない。そんな時、つい力任せに引っ張ってしまいがちですよね。ギターのノブは大きく分けて2つの留め方があり、見分け方を間違えたまま作業を進めると、内側のシャフトを折ってしまったり、ボディに傷を付けてしまったりすることがあります。まずは自分のギターがどちらの型か、落ち着いて確認するところから始めましょう。
先に結論をひとつだけ。作業を始める前に必ず弦をゆるめておくこと、そして外す時は片側だけをこじらないこと。この2つさえ守れば、外す作業も戻す作業も、思ったより難しくありません。留め方の見分け方、外し方と戻し方、やってはいけないことまで、順番に見ていきますね。
ケース別に読む:留め方を見分けたい人|外し方の手順を知りたい人|失敗が不安な人|戻し方・交換したい人
2つの留め方を見分ける——差し込み式とイモネジ式
ノブが外れない時、まず確認したいのが留め方の種類です。ギターのノブには大きく分けて差し込み式(プッシュオン)とイモネジ式(セットスクリュー)の2種類があり、外し方がまったく違います。
差し込み式は、ノブの内側にある溝をポットの軸にそのままはめ込んでいる作りで、外側にネジは見当たりません。手頃な価格帯のギターやベースのボリュームノブ・トーンノブによく使われている型です。一方のイモネジ式は、ノブの横や下側に小さな穴があり、そこに六角レンチかマイナスドライバーで回すネジが埋め込まれています。このネジで軸を固定しているので、ネジをゆるめない限りいくら引っ張っても外れません。パッと見て分からない時は、ノブの側面を明るい場所でぐるっと見渡し、小さな穴がないか確認してみてください。エレキギター・アコースティックギター・ベースのどれでも、この2つのどちらかに当てはまることがほとんどです。まれに、差し込み式とイモネジ式を組み合わせたような作り(差し込んだ上で横から軽く押さえるだけの補助ネジ)もあるので、力任せに引く前に、横や下に小さな凹みや穴がないかもう一度だけ見てあげると安心です。
外し方の手順——弦をゆるめてから、型に合わせて
型が分かったら、実際に外していきます。どちらの型でも、作業を始める前に弦をゆるめておくことが大切です。弦を張ったままだと、外れた拍子に手が弦に強く当たったり、思わぬ方向に力が入って弦が切れたりする心配があります。
- 差し込み式:ノブの下に薄い布かビニール袋を通し、左右均等に真上へ引き上げます。指だけで滑る時は、スプーン2本をノブの両側に差し込んでてこにする方法もありますが、ボディに当たる部分に布を挟んで傷を防ぐのがポイントです
- イモネジ式:ノブの横や下のネジを、サイズの合う六角レンチかドライバーで反時計回りに数回ゆるめます。ネジは完全に外さず、軸から離れる程度で十分です。ゆるめたら真上に引き抜きます
どちらの型でも、力を入れる方向はまっすぐ上です。斜めに引くとシャフトに横向きの力がかかり、根元から折れてしまうことがあります。布の代わりに厚紙を折って使う方法もありますが、角が硬いとボディの塗装を傷つけることがあるので、できるだけ柔らかい布を選んでください。市販の「ノブプーラー」という専用工具を使うと、力が均等にかかりやすく、初めての人でも扱いやすいと言われています。頻繁にノブを外す機会がある人は、こうした専用工具を1つ持っておくのも一つの方法です。
やってはいけないこと——シャフトの折れとボディの傷
ノブが外れない時ほど、力任せの方法に頼りたくなりますが、次のようなやり方は避けてください。
片側だけをペンチで挟んで引っ張るのは、シャフトを折ったりノブ自体を割ったりする一番の原因です。ドライバーをノブの下に差し込んでてこのように使うのも、ボディの塗装を傷つけてしまいます。イモネジ式なのに気づかずに引っ張り続けると、ネジ山をつぶしてしまい、次に外す時にさらに苦労することになります。外したイモネジは非常に小さいので、作業中に落として見失わないよう、小皿や容器にまとめておくと安心です。お子さんが近くにいる時は、小ネジを床に置きっぱなしにしないようにしてください。なお、ヘッド部分の穴あけや、ポットの内部・配線などの電気系統には触れないのが基本です。この範囲の分解は保証の対象外になることが多く、動作が不安定になった時は無理をせず楽器店に相談してください。
戻し方・交換する時の注意
戻す時は、外した時と逆の手順です。差し込み式は、ノブの内側にある溝の向き(スプリット)をシャフトの形に合わせて、まっすぐ押し込みます。高さが左右のノブでばらばらだと見た目も操作感も落ち着かないので、隣のノブと高さをそろえるようにしましょう。イモネジ式は、軸に差し込んでからネジを軽く締めます。締めすぎるとまた抜けにくくなったり、次に外す時にネジ山を傷めたりするので、しっかり固定される程度で止めておくのがおすすめです。
| 確認する所 | チェック内容 |
|---|---|
| 軸の径 | インチ規格かミリ規格か |
| 溝の形 | スプリット軸かギザギザ軸か |
| 留め方 | 差し込み式かイモネジ式か |
ノブを新しい物に交換したい時は、この3点を元のノブと見比べてから選ぶと、はめてみたら合わなかったという失敗を防ぎやすくなります。特に軸の径はミリ規格とインチ規格で微妙に太さが違い、見た目では区別がつきにくいので、購入前に元のノブの径を測っておくと選びやすくなります。電気部分に手を加える改造は行わず、ノブ本体の交換にとどめておくのが安心です。交換した後の音の変化については個人差が大きく、断定できるものではありません。デザインを変えたいだけであれば、まずは今のポットやシャフトに合う物を探すところから始めるのがおすすめです。
💡 この困りごとへの提案
どうしても外れない、シャフトが心配、という時は無理をせず楽器店に相談するのも一つの方法です。予備のノブを手元に置いておくと、割れたり傷付いたりした時にすぐ交換できて安心ですよ。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、無理に引っ張るより先に型を確認したほうが、結果的に早いと思います。工具のサイズを合わせるのも、面倒でも先にやっておくと安心ですよ』
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まとめ:留め方を見分けて、弦をゆるめてから
- 差し込み式かイモネジ式かを先に見分ける
- 作業前に弦を必ずゆるめておく
- 片側だけこじらず均等に引くか、イモネジを緩める
- 戻す時は軸の向きと高さをそろえる
- 電気部分やヘッドの加工は楽器店に相談する
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手順を1枚にまとめました。



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