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自転車に乗っていて、ハンドルが左右にぐらぐらする、段差を越えるたびにカタカタと音がする。そんな時、どこがゆるんでいるのか分からないまま、なんとなく乗り続けてしまっていませんか。急いでいる朝ほど「後で見よう」と後回しにしがちですが、ハンドルは進む方向を決める大事な部分なので、早めに見当をつけておきたいところです。
先に結論をお伝えすると、ハンドルのゆるみは、ゆるんでいる場所によって自分で直せるかどうかが変わります。そしてどこがゆるんでいても、ゆるいまま乗り続けるのは転倒の危険があるので避けてください。どこがゆるいかの見分け方、確かめ方、自分で締めていい所と店に任せる所、締め直した後の確認まで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:どこがゆるいか知りたい人|確かめ方を知りたい人|自分で締めたい人|店に出す所を知りたい人|締めた後の確認をしたい人
どこがゆるいかの早見表――4つの分類
ハンドルのゆるさは、ゆるんでいる場所によって自分で直せるかどうかが変わります。下の表で近いものを探してみてください。
| 症状 | ゆるんでいる場所 | 対処 |
|---|---|---|
| 左右に軽い力でくるっと回る | ステムの固定ボルト | 自分で締め直せます(第3章) |
| 段差で前後・上下にガタつく | ヘッド(前輪の付け根)のゆるみ | 自分で直すのは難しく、店へ(第4章) |
| グリップだけが回る・ずれる | グリップの固定 | この記事の範囲外。別記事で解説 |
| ハンドルバーだけが回る | バーの固定ボルト | 自分で締め直せます(第3章) |
グリップが回る・ずれるという場合の止め方と、今日しのぐための代用はグリップがゆるい時の止め方と代用にまとめているので、そちらを見てみてください。この記事では、ステム・ヘッド・バーの3つを中心に見ていきます。
確かめ方――3つのチェック
どこがゆるいか見当をつけたら、実際に確かめてみましょう。特別な道具がなくてもできる方法です。
- 前輪を足で挟んでハンドルをひねる。左右にくるっと動けば、ステムかバーの固定ボルトがゆるんでいます
- 前ブレーキを握って車体を前後に揺する。ハンドルの付け根あたりでカタカタと動く感触や音があれば、ヘッドのゆるみのサインです
- ハンドルごと少し持ち上げて床に落とす。カタッという音がする時も、どこかにガタつきがあります
前ブレーキを握った状態での揺すり方で異音や動きを感じた場合は、次の章で説明するとおり、自分で直すのが難しい部分になります。無理に締めようとせず、店に相談する前提で読み進めてください。
自分で締めていい所――ステムとバーの固定ボルト
ステムの固定ボルトと、ハンドルバーの固定ボルトは、六角レンチがあれば自分で締め直せることが多い部分です。
- 使うボルトに合う六角レンチを選ぶ。サイズはメーカーや年式によって違うため、現物に合わせて選んでください(この記事では断定しません)
- 対角の順番で少しずつ締める。片側だけを強く締めないようにします
- 締めすぎない。力任せに締めるとボルトが破断してしまうことがあります
- ステムの高さも一緒に見直す場合は、限界線(最低挿入線)より下まで差してあるかもあわせて確認してください。アヘッド式(ボルトが上にある型)は構造が違うため、高さそのものを変える時は説明書と店に相談してください
もしボルトがサビて固く、潤滑剤を使いたい場合は、鍵穴専用ではなく隙間にしみ込ませるタイプの浸透潤滑剤を、換気のよい場所で、火の気のない所で、少量だけ使ってください。ブレーキ面(リムやディスク)に付かないよう注意し、叩いたりこじったりせず、固着して動かない場合は無理に締めずハンドルが固着して動かない時の直し方も参考にしてください。
店に出す所――ヘッドのガタ・なめたボルト
次のような場合は、自分で締めるのではなく自転車店に相談してください。
| 症状 | 理由 |
|---|---|
| 段差で前後・上下にガタつく(ヘッドのゆるみ) | 専用工具での増し締めや分解が必要 |
| ボルトを締めても、また戻ってしまう | ネジ山やパーツの摩耗の可能性 |
| ボルトが空回りする・なめてしまった | 無理に回すと部品を傷めます |
ヘッドのゆるみを放置すると、走行中にハンドル操作が不安定になり転倒の危険があります。増し締めや点検を月1回の習慣にする方法は月1回の自転車の点検にまとめているので、あわせて見ておくと安心です。ベルやライトなど、ハンドル周りの小物のゆるみが気になる人はハンドル周りの小物の直し方も参考にしてください。
直した後の確認
締め直しても、それで終わりにせず、乗り出す前に確認しておきたいことがあります。
- 前輪を足で挟み、ハンドルを左右にひねって動かないか確かめる。少しでも動けば、ゆるいまま乗らずもう一度締め直します
- ブレーキワイヤーが引っ張られたり、突っ張ったりしていないかもあわせて見ておきます
- 使った工具をしまい忘れていないか確認します
子どもの自転車も、同じ手順で大人が定期的に点検してあげてください。子ども自身は気づきにくい小さなガタつきでも、大人が確かめれば早めに見つけられます。乗る前のひと手間が、転倒を防ぐいちばん簡単な方法です。
ゆきこ( ゚Д゚)『ハンドルのゆるみは、乗り始めてすぐに気づく人もいれば、しばらく経ってから「あれ、なんか変」と気づく人もいますよね。段差でガタッと感じたら、その日のうちに確かめる習慣をつけておくと安心だと思います』
ステムやバーのボルトを締め直すには、自転車でよく使うサイズがそろった六角レンチのセットが1つあると便利です。工具の径は自転車によって違うので、現物に当てながら合うサイズを選んでください。セットで持っておけば、サドルの高さ調整やチャイルドシートのボルトなど、ハンドル以外の増し締めにも使えるので、1つ用意しておくと長く役立ちます。
あわせて読みたい
ヘッドまわりの点検を月1回の習慣にしたい人は月1回の自転車の点検、ベルなどハンドル周りの小物のゆるみが気になる人はハンドル周りの小物の直し方を見てみてください。ハンドルの高さ調整で固着して動かない人は、同日公開のハンドルが固着して動かない時の直し方、グリップが回る・ゆるい人はグリップがゆるい時の止め方と代用もどうぞ。
まとめ:ゆるみは4つに分類、締めすぎず、締めた後は必ずひねって確認
- ゆるみは4つに分類できます。ステム・ヘッド・グリップ・バーの固定ボルトです
- 確かめ方は3つ。前輪を挟んでひねる・ブレーキを握って揺する・持ち上げて落とす
- 自分で締めるのはステムとバーの固定ボルトまで。締めすぎに注意します
- ヘッドのガタ・なめたボルトは店へ。無理に回さないでください
- 締め直した後はひねって確認。子どもの自転車も大人が点検します
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめました。



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