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市販の三角巾は子ども用が多くて、大人の頭には小さい、というもどかしさを感じたことはありませんか。調理や掃除、給食の手伝いのたびに、結び方に手間取るのも地味に大変ですよね。子ども用のサイズを無理に着けると、頭頂部が覆いきれずに髪がはみ出してしまうこともあります。
先に結論をひとつ。大人の三角巾は、正方形の布を対角線で半分に切るだけで型が取れます。ゴムを入れておけば、結ばずにかぶるだけで使えるようになります。頭囲とかぶる深さの測り方、落ちない工夫、生地の選び分けまで、順番に見ていきましょう。裁縫が得意でなくても、切って縫うだけの単純な工程なので、初めて三角巾を手作りする人にも向いています。なお、この記事は調理・掃除・給食でかぶる三角巾についての話です。骨折した腕をつる時の三角巾の使い方は、腕をつる三角巾の使い方にまとめているので、そちらをご覧ください。
ケース別に読む:自分のサイズを測りたい人|型紙なしで作りたい人|結ばない形にしたい人|落ちるのが心配な人|生地選びに迷う人
大人の三角巾は「頭囲+かぶる深さ」で決まる——測り方
頭囲は、眉の少し上から後頭部のいちばん出っ張った所を通ってぐるっと測ります。そこに、頭のてっぺんからどれくらい深くかぶりたいかを足すと、必要な布の一辺の長さが決まります。
| 部位 | 測り方 | ひとこと |
|---|---|---|
| 頭囲 | 額の生え際から後頭部を一周 | メジャーはきつく締めすぎない |
| かぶる深さ | 頭頂から覆いたい位置まで | 浅めなら束ねた髪が出しやすい |
数値は個人差が大きいので、必ずメジャーで実際に測ってから布を裁ってください。目安として、頭囲55〜58cm前後の人なら、一辺60cm前後の正方形から作ると余裕を持たせやすいです。髪をまとめる位置や、後ろで留める分の重なりも考えて、少し大きめに裁っておくと失敗が少なくなります。
正方形を半分に切るだけの型
子ども用と同じで、型紙は要りません。正方形の布を対角線で半分に切ると、三角形が2枚取れます。1枚は本体に、もう1枚は別の用途や予備に使えます。裁つ前に一度水通しをしておくと、洗濯した時の縮みを防げます。特にリネンや綿は、洗うと数パーセント縮むことがあるので、先に済ませておくと仕上がりの寸法が安定します。
はさみやミシンを使う時は、手元に集中して、刃先を自分や周りの人に向けないでください。まち針を使うなら、本数を数えてから始めて、縫い終わったらまた数えます。切り口は内側に折り込み、角は丸めておくと、着け心地がよくなります。アイロンをかける時は当て布をして、直接生地に当てないように。蒸気のやけどにも気をつけて、コードは足元に垂らさないようにしてください。ミシンを出すのが面倒な時は、布用の接着剤で縁を留めるだけでも仕上げられます。
ゴムを入れて結ばない形にする——後ろで留める
ゴムは後頭部に回します。あごの下に指1本入るくらいのゆるさが目安で、これは子ども用の三角巾と同じ物差しです。きつく締めすぎると、頭が痛くなったり、跡が残ったりします。輪になった状態のゴムを、そのまま首に通さないでください。後ろで結ぶ代わりに、ゴムを通して縫い留めておけば、毎回結び直す手間もなくなります。留め方は、ゴムのほかに、面ファスナーで後ろを合わせる方法もあります。面ファスナーなら、頭の大きさが多少違う家族とも共有しやすいという利点があります。どちらの留め方でも、着け外しのたびに強く引っ張らないよう、縫い付けはしっかりめにしておくと長持ちします。
落ちない工夫——滑り止めのテープ・前髪の生え際に合わせる
髪が多い人や、さらさらした髪質の人は、内側に滑り止めのテープを貼っておくと安定します。かぶる位置は、前髪の生え際に合わせると、視界をふさがずにずれにくくなります。ショートヘアの人は面積が広く覆われる分ずれにくく、ロングヘアの人は先にまとめてから三角巾をかぶると安定しやすいです。調理中や火のそばで作業する時は、途中でずれてきても、片手で作業しながら結び直そうとしないでください。いったん火から離れてから直す方が安全です。
生地の選び分け——リネン・綿・ポリエステルの違い
生地によって、乾きやすさや着け心地が変わります。用途に合わせて選んでみてください。
| 生地 | 特徴 | 向く場面 |
|---|---|---|
| リネン | 乾きやすく涼しい | 汗をかく調理・立ち仕事 |
| 綿 | 柔らかく肌当たりがいい | 長時間かぶる給食当番 |
| ポリエステル | しわになりにくい | 火を使わない掃除・軽作業 |
コンロやIHなど火を使う日は、ポリエステルなど溶けやすい生地を選ばないでください。綿かリネンなど、燃えにくい天然素材の方が安心です。これはエプロンを選ぶ時と同じ考え方です。洗濯の頻度が高い人は、乾きが早いリネンの方が、朝の支度で慌てずにすみますよ。
エプロンと同じ布で揃える
同じ生地で三角巾とエプロンをそろえると、見た目がまとまるだけでなく、洗濯のタイミングも合わせやすくなります。余った生地で三角巾を作れば、新しく買う分も少なくてすみます。色違いで何枚か作っておけば、曜日ごとに替えたり、来客の日に合わせたりと使い分けもしやすくなりますよ。生地を買う時にまとめて多めに用意しておくと、後から同じ布が見つからずに困ることもありません。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、生地選びは見た目より先に「火のそばで使うかどうか」で決める方が安心だと思っています。おしゃれさは、その後で選べば十分ですよ』
リネン生地は、三角巾にもエプロンにも使えて、洗うほどに柔らかくなじんでいきます。1mあれば、大人用の三角巾は何枚か作れます。
あわせて読みたい
エプロンを手作りするか買うか迷っている人、代用できる物を探している人はエプロンの代わりになるものを先にどうぞ。子ども用のかぶるだけの三角巾を作りたい人は三角巾をかぶるだけの作り方にまとめています。
まとめ:寸法は頭囲とかぶる深さ。火の近くはポリエステルを避ける
- 寸法は頭囲とかぶる深さで決まります。測ってから布を裁ちます
- 正方形を対角線で半分に切るだけ。型紙は要りません
- ゴムは後頭部に回し、きつくしない。あごの下に指1本が目安です
- 火を使う日は綿かリネンを選びます。ポリエステルなど溶けやすい生地は避けます
- 骨折時に腕をつる三角巾の使い方は別記事へ。この記事は調理・掃除・給食用です
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめました。



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