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「水筒カバーの底を丸くしたいけれど、円の大きさがよく分からない」。筒を折って底にする作り方はよく見かけますが、丸い布を別に用意して底に付けるタイプは、水筒の形にぴったり沿って自立感が出るのが魅力ですよね。ただ、円のサイズと側面の布の長さの出し方でつまずきやすいところでもあります。
先に結論をひとつ。丸底の円は「水筒の底の直径+縫い代×2」、側面の布の長さは「直径×3.14」の式で出せます。式さえ分かれば、水筒のサイズが変わっても自分で計算できるようになります。円のサイズの出し方、側面の布の長さ、丸い布をきれいに縫うコツ、キルティングで作る時の注意、保冷シートを底に入れる時のアイロンの扱いまで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:円のサイズを知りたい人|側面の布の長さを知りたい人|丸い布をきれいに縫いたい人|キルティングで作りたい人|保冷シートを入れたい人|紐の安全を確認したい人
丸底の円のサイズ——水筒の直径+縫い代×2
丸底を作る時、まず迷うのが円の大きさです。基本の式は「水筒の底の直径+縫い代×2」。たとえば水筒の底の直径が7cmなら、縫い代を1cmずつ足して、直径9cmの円を裁ちます。
コンパスがなくても大丈夫です。水筒の底をそのまま布の上に当てて、鉛筆かチャコペンで円をなぞり、そこから縫い代分を外側に足して裁てば、道具がなくても正確な円が取れます。厚紙で先に型紙を作っておくと、次に作る時も同じ形をすぐ再現できて楽ですよ。型紙は厚紙のほか、クリアファイルを切って作ると、透けて生地の柄の位置を確認しながら裁てるので、キルティングなど柄のある生地を使う時に便利です。
側面の布の長さ——円周は直径×3.14
側面に使う布の長さは、円周の計算式「直径×3.14」で出します。底の直径が9cmなら、円周はおよそ28cm。そこに縫い代と、出し入れのゆとりを1〜2cmほど足した長さが、側面の布の目安になります。
早見表に頼らず、この式を覚えておくと、水筒のサイズが変わっても自分で計算できて応用が利きます。高さは水筒の高さに、上の折り返し分と縫い代を足してください。数値はあくまで目安で、実際は使う布の厚みで多少前後するので、断定はできません。仮縫いで一度合わせてから本縫いに進むと安心です。水筒の形がまっすぐな円柱ではなく、底に向かって少し細くなっているタイプもあります。その場合は底の直径ではなく、側面のいちばん太い位置の直径を基準にすると、布がきつくなりすぎません。
丸い布をきれいに縫う3つのコツ——合印・切り込み・ゆっくり回す
丸い布と側面の布を縫い合わせる時、まっすぐの布同士を縫うよりつれやすいので、コツを3つ押さえておきましょう。
①合印を4か所打つ。底の円と側面の布、それぞれに十字の位置で印をつけ、合わせながら縫うとずれにくくなります。②縫い代に切り込みを入れる。カーブに沿って、縫い代に浅い切り込みを数か所入れておくと、布が伸びて丸くなじみます。縫い目まで届かせないよう、浅めに入れてください。③ミシンはゆっくり、少しずつ回す。カーブの部分は特に、一気に縫おうとせず、少し縫っては布の向きを直す、を繰り返すときれいに縫えます。慣れないうちは、端切れで小さめの丸を一枚縫って練習してから本番の布に進むと、力加減や縫い代の取り方がつかみやすくなります。ミシンの返し縫いは、縫い始めと縫い終わりだけで十分です。
キルティングで作る時——厚みぶんのゆとりと縫い代の始末
キルティング生地は厚みがあるぶん、寸法をそのまま使うと少しきつく感じることがあります。円のサイズにも、側面の布の周囲にも、数ミリのゆとりを足しておくと仕上がりに余裕が出ます。
裏地なしでキルティングだけで作る場合も、縫い代をジグザグ縫いか、バイアステープで包んでおくとほつれにくくなります。厚みがある分、まち針は生地の奥までしっかり刺して固定してください。切り口の角は丸めておくと、擦れて糸が出るのを防げます。キルティング同士を縫い合わせると縫い目にボリュームが出るので、アイロンで縫い代を軽く割ってから次の工程に進むと、厚みが偏らずすっきりまとまります。この時もアイロンは低温で、当て布を忘れずに。
保冷シートを底に入れるなら——アイロンは当て布が必須
底に保冷シートの生地を挟むと、飲み物の冷たさが伝わりにくくなります。表布と底布の間に一枚重ねて縫い込むだけなので、丸底の作り方に一手間足すイメージです。
ここで気をつけたいのが、アイロンです。保冷シートはアルミの層が入った生地が多く、アイロン不可の生地として扱ってください。当て布をせずに直接アイロンを当てると、溶けたり縮んだりします。必ず当て布をして、低めの温度で様子を見ながら当ててください。蒸気が出るアイロンは、やけどにも注意が必要です。アイロンのコードを作業台から垂らさない、子どもをアイロン台に近づけない、という基本も忘れずに。保冷シートを使わない場合でも、底布だけ厚手のキルティングにする、接着芯を一枚足す、といった方法で保温性を多少補うことができます。保冷効果を数値で断定はできませんが、生地の厚みは体感に関わってきます。
肩掛け紐の安全——首に回る長さにしない
丸底で仕上げたカバーに肩掛け紐を付ける時も、注意点は変わりません。子どもの首に回る長さの紐にしないでください。斜めがけの紐は、遊具・自転車・エスカレーター・ドアに引っかかることがあります。子ども用は短めに作り、引っ張ると外れる留め具を選んでください。
大人用として作る場合でも、紐の付け根は補強しておくと安心です。四角に×の縫い・当て布をする補強のしかたです。作業で出る小さな端切れやまち針は、誤飲する年齢の子どもの手が届く所に置かないでください。縫い終えたあとは、紐の付け根を軽く引っ張って、糸がほつれていないか毎回確認する習慣をつけておくと安心です。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、丸底は最初の1個だけ手間がかかって、型紙さえ取れれば2個目からはかなり早く作れると思っています』
保冷シートの生地を用意しておくと、丸底の底にも側面にも使い回せて便利です。アイロンに弱い生地なので、扱いには気をつけてくださいね。
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基本の採寸の計算式や、筒を折って底を作る型は水筒カバーの作り方(肩掛けタイプ・ミシン)にまとめています。裏地ありで縫い代を隠したい人は水筒カバー 裏地ありの作り方、大人用の大きい水筒に合わせたい人は水筒カバー 大人用1Lの作り方もどうぞ。
まとめ:丸底の円は直径+縫い代×2。側面は円周=直径×3.14で出す
- 丸底の円は水筒の直径+縫い代×2。水筒の底を布に当てて写せば道具いらずです
- 側面の布の長さは円周=直径×3.14。ゆとりを1〜2cmほど足します
- 丸い布は合印・切り込み・ゆっくり回すの3つでつれを防ぎます
- キルティングは厚みぶんのゆとりを。保冷シートは当て布をして低温でアイロンを
- 肩掛け紐は子どもの首に回る長さにしない。付け根も補強します
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手順を1枚にまとめました。



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