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食器棚の引き出しを開けるたびに、シートがめくれてぐしゃっと寄ってしまう。角から浮いてきて、食器を出し入れするたびに少しずつずれていく。そんな小さないらだちを抱えている人は多いですよね。敷いたばかりの頃はぴたっと収まっていたはずなのに、いつの間にかずれ始める、という声もよく見ます。
先に結論をひとつ。ずれには理由があり、理由に合わせて固定の手を選べば、テープの跡を残さずに直せます。闇雲に両面テープを全面に貼ってしまうと、今度は剥がす時に苦労することになるんです。ずれる理由、跡を残さず固定する3つの手、テープの選び方、敷き方と切り方のコツ、シートを使わない代用まで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:とにかくずれて困っている人|跡を残さず固定したい人|テープ選びで迷っている人|敷き方や切り方のコツを知りたい人|シートを買わずに代用したい人
ずれる理由は3つ——棚板がつるつる・シートに粘着がない・奥行が短い
食器棚シートがずれる原因は、突き詰めると3つに絞られます。棚板の表面がつるつるしている、シートの裏面がもともと粘着していない、シートの奥行が棚より短い。この3つのどれに当てはまるかで、直し方が変わってきます。
- 棚板がつるつる。ステンレスやメラミン化粧板の棚は、シートが滑りやすい素材です
- シートに粘着がない。切って使うタイプの滑り止めシートは、貼るのではなく置くだけの物が多く、摩擦だけで止まっています
- 奥行が足りない。棚の奥行より短く切ってしまうと、引き出しのたびに奥へ押されてずれていきます
まずは自分の棚がどれに近いかを見てから、次の固定の手を選ぶと遠回りになりません。3つが重なっている棚も珍しくなく、その場合はいちばん強い原因(多くは奥行不足)から順に見直すと、直る確率が上がります。
跡を残さず固定する3つの手——滑り止めシート・マスキングテープ・弱い両面テープ
固定の仕方は、強く貼ればいいというものではありません。跡を残さないことを優先すると、試す順番があります。
- ①滑り止めシートを下に敷く。粘着ではなく摩擦で止めるタイプなら、跡が残る心配がいちばん少ない方法です
- ②マスキングテープで四隅を留める。紙製で粘着が弱く、剥がす時に色移りしにくいテープです。シート全体を貼るのではなく、四隅を軽く押さえる使い方にとどめます
- ③弱い粘着の両面テープを点で使う。それでもずれる時だけ、四隅の裏に小さく切った両面テープを点で貼ります。全面に貼らないのがコツです
選ぶ基準はシンプルで、まずは①を試し、それでもずれるなら②、最後に③という順番です。棚板の素材が金属やメラミンでつるつるが強い場合は、①だけでは止まりにくいので、はじめから①と②を組み合わせてもかまいません。
跡が残らないテープの選び方——マスキングテープが先、両面テープは剥がせる表示を見る
賃貸に住んでいる人ほど、テープ選びで悩みますよね。跡の残りやすさを早見表にしました。
| テープ | 跡の残りやすさ | 向く場面 |
|---|---|---|
| マスキングテープ | 残りにくい | 四隅を軽く留めたい時 |
| 剥がせる表示の両面テープ | 表示どおりなら残りにくい | 点でしっかり留めたい時 |
| 普通の両面テープ | 残りやすい | 賃貸ではすすめない |
賃貸の棚では、退去時の原状回復を考えて、まずマスキングテープから試すと安心です。両面テープを使う時は「剥がせる」と表示された製品を選び、全面ではなく四隅の点で留めるにとどめてください。剥がす時は、ゆっくり温めながら引くと粘着が残りにくくなります。
敷き方と切り方のコツ——奥行を測る・角は少し短く・重ねない
固定の仕方が決まったら、次は敷き方です。ここでもずれにくさは変わります。
- 奥行を先に測る。棚の奥行より2〜3mm短く切ると、押し込んでもつっかえません。メジャーがなければ、厚紙を棚に合わせて折り、型紙にしてから写し取ると失敗しにくいです
- 角は少し短く。ぴったり合わせるより、角を気持ち丸めておくと引っかかりにくいです
- 重ねて敷かない。古いシートの上に新しいシートを重ねると、段差ができてかえってずれやすくなります
カッターで切る時は、下に厚紙を敷き、刃を自分の体に向けないでください。指を切るけがは、シートを切る作業でよく起きる事故のひとつです。刃はこまめに折って、切れ味の悪いまま力を入れないことも大事です。
シートを使わない代用——新聞紙・包装紙・滑り止めシートだけ
専用のシートを買う前に、家にある物で試したい人もいますよね。代用できる物を挙げます。
- 新聞紙。インクが食器に移らないよう、上にもう1枚白い紙を重ねると安心です
- 包装紙・不要になった紙。厚みがあると滑り止めの役目も少し果たします
- 滑り止めシートだけを敷く。防虫・防カビをうたう物ではなく、ずれ防止だけを目的にするなら、これがいちばん手軽です
どの代用でも、汚れたら取り替える前提で考えてください。敷きっぱなしにせず、季節の変わり目などに一度めくって、棚板を拭く習慣をつけると、シートの傷みにも早く気づけます。
靴箱・冷蔵庫に使う時の注意と、地震の転倒防止との違い
食器棚シートは、靴箱や冷蔵庫の棚にも応用できます。ただ、場所が変わっても守ってほしいことがあります。
- 靴箱。湿気がこもりやすいので、こまめに外して拭く前提で敷いてください
- 冷蔵庫。食品に触れる場所なので、食品用と表示のある物を選びます
防虫・防カビをうたうシートもありますが、効果を断定はできません。そして、ここがいちばん大事なところなのですが、地震の転倒防止はシートでは代わりになりません。食器棚が倒れないようにする対策は、L字金具や突っ張り棒など、専用の道具が必要です。転倒防止の具体的な方法は本棚の落下防止の100均グッズにまとめているので、シートを敷いたことで安心しきらず、あわせて確認しておいてください。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、全面に両面テープを貼るより、四隅だけ留める方が結果的に長持ちすると感じています。剥がす時の苦労を考えると、最初から弱い粘着を選ぶ方が賢いやり方ですよね』
四隅だけを留める使い方なら、切って使えるタイプの滑り止めシートが扱いやすいです。棚の奥行に合わせて切れるので、シート選びに迷った時の基本の一枚になります。
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「そもそもシートは必要なのか」を考えたい人は食器棚シートは必要かへ。地震で食器棚が倒れないようにする方法は本棚の落下防止の100均グッズ、粘着フックの跡が気になる人は粘着フックが取れない・跡が残る時にまとめています。
まとめ:ずれる理由は3つ。跡を残さず固定し、地震対策は別の道具で
- ずれる理由は3つ。棚板がつるつる・シートに粘着がない・奥行が短い
- 固定は跡を残さない順に。滑り止めシート→マスキングテープ→弱い両面テープを点で
- 両面テープは剥がせる表示を選ぶ。全面ではなく四隅の点で留める
- 切る時は奥行を測り、刃を体に向けない。角は少し短く、重ねて敷かない
- 地震の転倒防止はシートでは代わりにならない。専用の道具と別に考える
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手順を1枚にまとめました。



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