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ダイニングチェアの背もたれ、汚れやキズが気になってきたけれど、市販のカバーはサイズが合わない。型紙から作ろうにも、背もたれの形が台形だったり、上が丸まっていたりで、どこから手を付ければいいのか迷いますよね。既製品の椅子カバーは、座面込みの全体を覆う物が多く、背もたれだけを部分的にきれいにしたい人には、そもそも選択肢が少ないという事情もあります。
先に結論をひとつ。型紙は自分で考えず、椅子そのものから直接取るのがいちばん早くて確実です。紙を背もたれに当てて写すだけで、複雑な形でもそのまま型になります。型紙の取り方、2つの作り方、ずり落ちない寸法、縫うのが苦手な人向けの案まで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:型紙の取り方を知りたい人|型を知りたい人|ずり落ちが心配な人|縫う順番を知りたい人|縫うのが苦手な人|子どもがいる家の注意を知りたい人
先に型紙——紙を背もたれに当てて写す
いちばん確実な型紙の取り方は、大きめの紙を背もたれに直接当てて、輪郭を鉛筆でなぞる方法です。新聞紙をつなげたものや、包装用のハトロン紙のような大きい紙が使いやすいです。前面と背面、それぞれ別に写し取ってください。厚みの分だけ、写した線の外側に1〜2cmの余裕を足しておくのがコツです。台形でも、上が丸い形でも、紙に写してしまえば同じように扱えます。
紙を当てる時は、椅子を横に倒すか、誰かに背もたれを軽く支えてもらうと作業がしやすくなります。輪郭をなぞったら、いったん紙を外して机の上で確認し、線がガタついている所は定規や曲線を使ってなめらかに整えてから布に写すと、仕上がりがきれいになります。同じ椅子が何脚もある家では、1脚分の型紙を厚紙に写し取っておくと、次に作る時にまた測り直す手間が省けます。
型は2つ——筒にしてかぶせる・前後2枚をゴムで絞る
作り方は大きく2つに分かれます。どちらも、前の章で取った型紙をもとに進めるので、裁つ段階で慌てることはありません。
| 型 | 特徴 | 向く背もたれ |
|---|---|---|
| 筒にして上からかぶせる | 1枚の布を筒状に縫うだけ。作業が少ない | 厚みが均一な背もたれ |
| 前後2枚を縫って下をゴムで絞る | 型紙どおりに前後を作るので形が合いやすい | 台形・凹凸のある背もたれ |
形が単純な背もたれなら筒型で十分ですが、台形や曲線がある背もたれには、型紙から前後2枚を作ってゴムで絞る方法のほうが仕上がりがきれいになります。
ずり落ちない寸法の決め方
作ったカバーがすぐにずり上がってしまう、という失敗は寸法の詰めが甘いことが多いです。下端は、背もたれの下端よりも長めに、少し余裕を持たせて裁つのが基本です。短く仕上げると、座ったり寄りかかったりするたびに上へずれてしまいます。裏側で紐を結ぶか、ゴムを通して絞ると、ずり落ちをさらに防げます。
座面と背もたれのつなぎ目に段差がある椅子では、その段差の分もカバーの下端に余裕として足しておくと安心です。実際に仮どめした状態で一度座ってみて、寄りかかった時にずれないかを確かめてから、本縫いに進むと失敗が少なくなります。
縫う順番——端の始末・両脇・ゴム通し
縫う手順はシンプルです。初めて縫う人は、まず端切れで一度練習してから本番の布に進むと、力加減や針目の間隔がつかみやすくなります。
- 裁った布の端をほつれ止めに縫う(端の始末)
- 前後の布を中表に合わせ、両脇を縫う
- 下端を折り返してゴム通し部分を作り、ゴムを通す
- 表に返してかぶせ、長さを確認する
縫わない案——手ぬぐいと伸びる布
ミシンを出すのが億劫な時は、縫わない案を先に検討してみてください。大きめの手ぬぐいや、伸びのある布を背もたれにかぶせて、後ろで結ぶだけでも見た目はすっきりします。伸縮性のある生地なら、背もたれの上からすっぽりかぶせるだけで、思ったよりしっかりフィットすることもあります。手芸店で売られている伸びるニット生地の端切れも、縫わずに使える手軽な材料のひとつです。
作業する時は、ミシン・アイロン・裁ちばさみ・目打ち・グルーガンはけがのもとです。アイロンは当て布をして直接布に当てないようにしてください。まち針を使う時はまち針を数えて始めて、数えて終えることを忘れずに。手元になければ、縫わない案から試してみるのがいちばん安全です。
洗い替えと安全の注意——ゴム・紐の輪の長さ
できあがったカバーは、椅子にかぶせた状態で全体を見直し、生地が余ってたるんでいる所や、逆に突っ張っている所がないか確認してから使い始めると安心です。気になる所があれば、その場で軽く縫い直しておくと、あとで着脱を繰り返すうちに傷んでしまうのを防げます。
汚れやすい背もたれカバーは、洗い替え用にもう1枚作っておくと、洗濯の間も椅子を使い続けられます。仕上げに気をつけてほしいのは、紐・ゴムの輪を子どもの首に回る長さにしない・椅子の後ろに長く垂らさないことです。特に結んで留めるタイプは、遊んでいるうちに輪の部分に首が入ってしまう心配があります。長さは最小限にとどめ、結び目は椅子の内側に隠すようにしてください。
洗濯する時は、ゴムを通した状態のまま洗濯機に入れると、脱水でゴムが傷みやすくなります。可能ならゴムを外して洗い、乾いてから通し直すと長持ちします。布の色柄は、食べこぼしの汚れが目立ちにくい濃いめの色や、細かい柄を選んでおくと、日々の手入れがぐっと楽になります。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、型紙を自分で計算しようとすると一気に難しく感じますけど、紙を椅子に当てて写すだけで済むと分かれば、意外と気軽に手が動くと思います』
1脚だけ試しに作ってみて、着せ心地やずり落ち具合を確認してから、残りの脚を量産するという順番も進めやすいです。最初の1脚で気になった点を直しておけば、2脚目以降はぐっと早く仕上がります。
ベビーチェアのベルト穴に合わせたカバーで悩んでいる人はベビーチェアのカバーの手作りも参考にしてください。型紙の紙は、包装用のハトロン紙のような大きくて透けにくい物があると作業がしやすくなります。
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ベビーチェアのカバーを手作りしたい人はベビーチェアのカバーの手作り、座面も含めて全体を覆いたい人はダイニングチェアカバーの手作り、作るより先に100均や代用で足りるか知りたい人は椅子カバーの100均と代用にまとめています。
まとめ:型紙は椅子から取る。下端は長めに、縫わない案も検討する
- 型紙は紙を背もたれに当てて写すのがいちばん確実
- 型は筒型と前後2枚+ゴム絞りの2つ。台形には2枚型が向く
- 下端は背もたれより長めに裁つ。ずり落ちを防ぐ
- 縫うのが苦手なら手ぬぐいや伸びる布から。縫わない案を先に
- 紐・ゴムの輪を子どもの首に回る長さにしない。垂らしたまま仕上げない
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