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電子ピアノを置いてしばらく経つと、鍵盤の隙間にうっすらほこりが積もっていることに気づきます。専用カバーを買うほどでもない気がするけれど、このままでいいのかも気になる。そんな「必要かどうか」の判断に迷っている人は多いですよね。
先に結論をひとつ。鍵盤ふたが無い機種で、ペットや小さな子どもがいる家、窓際で日差しが当たる場所に置いている家は、何らかのカバーがあった方が安心です。逆に、毎日弾いていてふた付きの機種なら、無理に用意しなくてもいいケースもあります。必要かどうかの分かれ目、ほこりで起きること、大判の布での代用、代用が向かない物まで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:まず何に気をつける人|必要か知りたい人|ほこりの影響が気になる人|代用したい人|代用が向かない物を知りたい人
先に守る安全——かけたまま弾かない・電源を切る
必要かどうかを考える前に、かける時の確認だけ先に押さえておきましょう。使用中・弾き終わった直後はかけない(電源を切ってから)。吸気口や放熱口、コードをふさがない。綿か難燃表示のある生地を選び、化繊の薄手やレース・ビニール・ナイロンは避ける。メーカーがカバーの使用を想定していない機種もあるので、取扱説明書を先に見る(効果や安全性を断定しない)。子どもが引っ張って本体ごと落ちる位置に布を垂らさない。そして電子ピアノ特有の2つ。かけたまま弾かないこと、鍵盤ふたのある機種はふたを閉めてからかけること。スピーカーの穴がある機種は、その部分をふさがない厚みを選んでください。
必要かの分かれ目——鍵盤ふたの有無とペット・子ども・日差し
「絶対に必要」とは言い切れませんが、次のような家庭は、何らかのカバーがあった方が安心です。
毎日弾いていれば、鍵盤に触れる頻度そのものが多く、ほこりが積もる前に自然と拭き取られます。逆に、練習の頻度が少ない、リビングの一角に置きっぱなしという家庭では、気づかないうちにほこりが積もりやすくなります。窓際に置いている場合は、日差しによる色あせや、急な温度変化も気になるところです。カバーはほこりよけだけでなく、こうした環境の影響を和らげる役目も果たしてくれます。
「毎日は弾かないけれど、ふた付きの機種だから大丈夫」という家庭もあると思います。その場合でも、鍵盤ふたと本体の隙間からほこりが入ることはあるので、月に一度は開けて拭く習慣があると安心です。
ほこりで起きること——鍵盤の隙間に入る
ほこりが鍵盤の隙間に入り込むと、見た目が気になるだけでなく、鍵盤の戻りが渋くなるといった相談を見かけることがあります。ただし、これは機種や使用環境によって差があり、必ず起きるとは言い切れません。断定はできませんが、「隙間にほこりが入りやすい構造である」という点だけは押さえておくとよいでしょう。気になる症状が出た場合は、無理に自分で分解せず、メーカーや販売店に相談してください。
日常の手入れとしては、乾いた柔らかい布で鍵盤の表面をなでるように拭くだけでも違います。掃除機のノズルを使う場合は、鍵盤の隙間に強く押し付けず、軽く当てる程度にとどめてください。力を入れすぎると、鍵盤の縁を傷めることがあります。
代用——大判の布・手ぬぐい
専用カバーを買わなくても、大判の布や手ぬぐいを2枚つなげてかけるだけで、ほこりよけとしては十分に役目を果たします。特別な形に縫う必要はなく、鍵盤の上に広げてかけるだけでも効果があります。ずれるのが気になる場合は、両端に軽い重しを置くか、裾をクリップで留めるとよいでしょう。
似た響きの言葉に「キーボードカバー」がありますが、これはパソコンのキーボードにかぶせる別物です。混同して購入しないよう、探す時は「電子ピアノ」「鍵盤」といった言葉を添えて検索するのがおすすめです。
布のサイズが足りない時は、無理に1枚で済ませようとせず、2枚をつなげて広げる方法で対応できます。鍵盤全体を覆えなくても、よく使う中央部分だけでも覆っておけば、ほこりが積もりやすい場所を優先的に守れます。
代用が向かない物——ビニールは静電気と湿気
手近にあるからといって、ビニール袋やビニールシートでの代用はおすすめできません。静電気を帯びやすく、かえってほこりを引き寄せてしまいます。さらに通気性が無いため、内側に湿気がこもりやすく、木製や樹脂製の部分にとって好ましい環境ではありません。代用するなら、通気性のある綿の布を選んでください。
布を選ぶ時は、洗って乾かせるかどうかも基準にしておくと後が楽です。汗ばむ季節は鍵盤にほこりだけでなく湿気もこもりやすいので、こまめに外して風を通す習慣をつけておくと、木製や樹脂製の部分を長持ちさせやすくなります。
「まずは代用で試して、本格的に使うなら作る」という順番で考える人も多いです。型紙が無くても、鍵盤の幅・奥行き・高さを測れば1枚の布から作れるので、興味があればそちらの手順も見てみてください。代用でしばらく使ってみて、着脱のしやすさや見た目が気に入れば、そのまま使い続けても問題ありません。無理に作り替える必要はなく、生活に合う形を選ぶのがいちばんです。
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まとめ:ふたが無い機種・ペットや子どもがいる家は用意すると安心
- 先に電源を切り、かけたまま弾かない。鍵盤ふたのある機種は閉めてから
- 鍵盤ふたが無い機種・ペットや子どもがいる家は用意した方が安心。毎日弾く家は無理に用意しなくてもよい
- ほこりは鍵盤の隙間に入りやすい。効果は断定できないので気になる症状は相談を
- 大判の布や手ぬぐいで十分代用できる。パソコン用のキーボードカバーとは別物
- ビニールは静電気と湿気で向かない。本格的に使うなら作る方法もある
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