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洗面台の前のマット、毎週洗うのが地味に面倒だったり、気づけばずれていたり、しますよね。そもそも要るのかな、と思い始める人は少なくありません。ここでいう洗面所マットは、洗面台の前に敷く小さいマットのことで、脱衣所で体を拭く足ふきマットとは別物として話を進めます。同じ「マット」という言葉でも、置く場所によって求められる役目が違うので、まずはこの2つを分けて考えるところから始めましょう。
先に結論をひとつ。マットを置くかどうかより先に、濡れた床は滑るという前提を押さえてください。マットは万能な安全対策ではなく、置かないなら置かないで、別の形で床を守る対策が要ります。役目、要る家と要らない家の分かれ目、置かない時の回し方まで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:まず安全が気になる人|そもそも必要か知りたい人|敷くか置かないか迷っている人|置かない暮らしにしたい人|置くなら何を選ぶか知りたい人
先に安全——濡れた床は滑る。置かないなら「拭く物」を
マットを置く・置かないの話の前に、これだけは押さえてください。濡れた床は、マットの有無にかかわらず滑ります。マットを置けば安心、置かなければ危ない、という単純な話ではないんです。マットは水を吸い取って床を守る道具ではありますが、裏の滑り止めが床材に合っていないと、マットごと滑ることもあります。置かないと決めた家は、代わりに床を拭く物を用意しておくのが結論です。
特に、朝の身支度で家族が続けて洗面所を使う時間帯や、寝ぼけたまま夜中にトイレへ向かう時間帯は、床の濡れに気づきにくいものです。マットがあってもなくても、足の裏で「あれ、濡れているな」と感じたら、そこで一度止まって確かめるくらいの意識を、家族で共有しておくと安心ですよ。
マットの役目は3つ——水はね・足元の冷え・床の保護
洗面所マットが果たしている役目は、大きく分けて3つです。ひとつ目は水はねの吸収。手洗いや歯みがきのたびに床に飛ぶ水を受け止めます。2つ目は足元の冷え対策。フローリングやタイルは冬場ひんやりするので、素足で立つ時間が長い家では効果を感じやすいところです。3つ目は床の保護。水はねが同じ場所に繰り返し当たると、フローリングの継ぎ目から水が入り込み、劣化の原因になることがあります。
意外と見落とされがちなのが、この3つ目の「床の保護」です。水はねそのものは少量でも、毎日同じ場所に落ち続けることで、床材の表面や継ぎ目のコーキングがじわじわ傷んでいきます。賃貸住宅では退去時の原状回復にも関わってくるので、フローリングの洗面所は、床の保護という意味でもマットの価値が上がりやすいところです。
この3つのうち、自分の家にとって重要なのはどれか、を考えると、置く・置かないの判断がしやすくなりますよ。例えば「洗面所は毎回さっと使うだけで、床が濡れる量も少ない」という家なら、水はねの吸収はさほど重要ではなく、置かない選択が向いています。逆に「歯みがきの時間が長い子どもが複数いる」家では、水はねの量が多く、冷えより先に水はねの吸収を優先した方がよさそうです。
要る家・要らない家の分かれ目——床材・家族構成・洗濯機との距離
分かれ目になりやすいのは、次の3点です。
クッションフロアの家は水に強く、継ぎ目からの劣化も心配しにくいので、置かない選択がしやすい床材です。一方でフローリングの家は、水はねの積み重ねが継ぎ目に影響しやすく、マットで受け止める意味が大きくなります。小さい子どもや高齢者がいる家は、転倒のリスクを考えると、置いたうえで「濡れたら替える・干す」を習慣にする方が安心です。洗濯機がすぐそばにある家は、洗って干す手間が少ないぶん、マットを続けやすい傾向もあります。
反対に、洗濯機が別の階や別の部屋にあって、マットを持って移動するのが面倒な家では、置かない選択の方が暮らしに合っていることも多いです。3つの条件は、どれかひとつで決まるものではなく、組み合わせで考えると納得しやすくなりますよ。
置かない家の回し方——拭くタオル・防水シートで代用
置かないと決めた家でも、床を守る工夫は必要です。よくある回し方は、次のような形です。
- 洗面台のすぐ下に、拭き取り用の小さいタオルを掛けておき、水はねに気づいたらその場で拭く
- 床とタイルの継ぎ目には、薄い防水シートやコーキングで水の侵入を防ぐ
- 洗面台の周りだけ、撥水加工のフロアコーティングを検討する
「マットを置かない=何もしない」ではなく、マットの代わりに何を置くかを決めておくのがコツです。洗濯の手間はなくなりますが、拭く習慣が抜けると、結局は床が濡れたままになりやすいので、そこだけは意識してみてください。タオルは1週間ごとに交換して洗うと、拭き取り用でも清潔を保ちやすくなります。
置くなら薄手で洗える物を——洗う頻度は別記事で
置く方を選ぶなら、薄手で洗濯機に入れやすい物を選ぶと続けやすくなります。厚手のふかふかした物は乾きにくく、生乾きのにおいの原因になりがちです。速乾タイプの素材や、洗濯ネットに入れやすいサイズを選んでおくと、洗う頻度を上げても負担になりにくいですよ。洗う頻度の目安は、脱衣所の足ふきマットの話と重なる部分が多いので、バスマットを洗う頻度もあわせて読んでみてください。
実際に「置くのをやめてみた」という家の声を見ると、洗濯が減って楽になったという声と、床の水はねが気になって結局戻したという声、どちらもあります。どちらが正解ということはなく、床材と家族構成に合わせて、自分の家に合う形を選べば十分です。一度やめてみて、床の状態を見ながら決め直す、というくらいの気持ちで試してみてもいいと思います。決め直すタイミングは、季節の変わり目や大掃除の時期に合わせておくと、忘れずに見直せますよ。
選ぶ時は、裏の滑り止め加工が自宅の床材に合うかどうかも確認してください。ゴム製の滑り止めは床の色によってはうっすら色が移ることがあるので、購入直後は目立たない場所に少し置いて様子を見ると安心です。数日置いても変化がなければ、そのまま普段の場所に敷いて大丈夫です。
ゆきこ( ゚Д゚)『仕事柄、水回りの掃除の相談を受けることが多いのですが、マットの有無より、水はねに気づいた時にすぐ拭く習慣の方が、床のもちには効いている印象です』
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脱衣所の足ふきマットは今のままでいいのか気になる人はバスマットを洗う頻度、乾きの速さで珪藻土マットを検討している人は珪藻土マットのお手入れにまとめています。洗面所の水切りをまとめて見直すならコップ立ては100均で足りる?もどうぞ。水回りは一か所を見直すと他も気になってくるものなので、あわせてチェックしておくと安心です。
まとめ:濡れた床は滑るが前提。置かないなら拭く物を決めておく
- 濡れた床は滑る。マットは万能な安全対策ではない
- 役目は3つ。水はね・足元の冷え・床の保護
- 分かれ目は床材・家族構成・洗濯機との距離
- 置かないなら拭くタオルと防水対策を決めておく
- 置くなら薄手で洗える物。洗う頻度は無理なく続けられる範囲で
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