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浴室に敷く滑り止めマット、気づくと裏が黒い点々だらけ、ということありますよね。毎日は干せないし、そもそも要るのかな、と思う人もいるはずです。特に浴槽をまたぐ位置や、洗い場のしゃがむ場所に敷いている家では、湿気がこもりやすく、シャワーカーテンやお風呂のおもちゃと同じように、カビの温床になりがちな場所のひとつです。
先に結論をひとつ。滑り止めマットは「敷けば転ばない」道具ではありません。浴槽の底に合わない物や、吸盤が効かない床では、マットごと滑ることがあります。安全の話を先に押さえたうえで、カビさせない置き方、素材の選び方、防カビ剤の使い方まで、順番に見ていきましょう。買い替えのタイミングを考えている人にも、そのまま参考になる内容です。
ケース別に読む:まず安全が心配な人|なぜ裏がカビるのか知りたい人|カビさせない置き方を知りたい人|素材選びで悩んでいる人|防カビ剤を使うか迷っている人
先に安全——敷けば転ばないわけではない。乳幼児だけを残さない
滑り止めマットは、万能な転倒対策ではありません。浴槽の底の形に合っていない物や、吸盤が効かない凹凸のある床では、マットごとつるっと滑ることがあります。敷いているからと油断せず、立ち座りはゆっくり、手すりがあれば使う、を基本にしてください。そして、乳幼児だけを浴室に残さないこと。洗面器や手桶に残り湯を溜めたまま置いておかないことも、あわせて意識してください。バスブーツを使う家では、裏の溝にせっけんカスがたまると滑りやすくなるので、定期的に洗うことも忘れずに。
後の章で防カビ剤やくん煙剤の話にも触れますが、薬剤を使う時は、塩素系と酸性のもの(クエン酸・酢など)を絶対に混ぜない・同じ場所で続けて使わないでください。換気をしながら、手袋をして、子どもの手の届かない所で扱うのが基本です。
カビるのは裏の水——吸盤の中・折り目にたまる
お風呂マットの裏がカビやすいのには、はっきりした理由があります。吸盤の内側のくぼみ、折りたたみ式の蝶番の隙間、マットと床がぴったり密着する面、この3か所に水が残りやすく、乾く前に次の入浴が来る、を繰り返しているうちにカビが根を張ってしまうんです。浴室は日中も湿度が高く、換気扇を回していても、床に密着した部分だけは風が届きにくいという事情もあります。
つまり、マット自体の素材がどれだけ優秀でも、「水を残さない置き方」をしない限り、どんな素材でもいずれカビは出ます。逆に言えば、水さえ残さなければ、どんな素材でもカビの発生をかなり遅らせられるということでもあるんです。次の章で、そのための置き方を見ていきましょう。
カビさせない置き方——使ったら立てる・吸盤を外す・浴室乾燥
やることは意外とシンプルです。どれも1回数秒で終わる作業なので、入浴のルーティンに組み込んでしまえば、負担に感じることはほとんどありません。
- お風呂上がりにマットを壁に立てかけるか、フックで壁に掛けて、床との密着を解く
- 週に1〜2回は吸盤を外して裏側を洗う。くぼみの水気をタオルで拭き取る
- 浴室乾燥機があれば、入浴後30分〜1時間ほど回す。マットも一緒に乾きます
- 折りたたみ式は開いた状態で立てる。畳んだまま置くと蝶番の隙間が乾きません
- 洗濯機で洗える表示のある物は、月に一度ほど洗濯して天日に干す
特に効くのは「立てる」だけです。床に敷きっぱなしにする時間を短くするだけで、密着面が乾く時間ができるので、カビの出方がかなり変わります。忙しい朝でも、出る前にひと手間、マットを壁に立てかけるだけの習慣にしてみてください。家族で「最後に入った人が立てかける」と決めておくだけでも、習慣として定着しやすくなりますよ。
素材で変わる乾きやすさ——発泡・シリコンやPVC・すのこ型
素材選びも、乾きやすさに直結します。これから買い替えを考えている人は、今のマットがどの素材だったかを思い出しながら見てみてください。
| 素材 | 乾きやすさ | 特徴 |
|---|---|---|
| 発泡素材(スポンジ状) | 乾きにくい | クッション性が高いが内部に水を含みやすい |
| シリコン・PVC(樹脂) | 拭けば乾く | 表面がつるっとしていて水切れがよい |
| すのこ型 | いちばん乾きやすい | 底が開いていて風が通る。継ぎ目の汚れは拭きにくい |
発泡素材は肌当たりがやわらかい反面、内部までしっかり水を含むので、こまめに立てかけないとカビが出やすい素材です。シリコンやPVCは表面を拭くだけで水気が取れるので、忙しい家庭には扱いやすいはず。すのこ型は風通しが最優先の人向けで、継ぎ目の細かい汚れはブラシでのお手入れが必要になります。今使っているマットが発泡素材で、立てかける習慣をつけても改善しない場合は、思い切ってシリコンやすのこ型に替えるのもひとつの手です。
防カビ剤・くん煙剤の使い方——効果は断定しない
市販の防カビ剤やくん煙剤を併用したい場合は、パッケージの表示どおりに使うことが大前提です。「これを使えばカビが完全に出なくなる」と断定できるものではなく、あくまで置き方や換気と組み合わせて使う補助的な対策と考えてください。使用中と使用後しばらくは換気を続け、手袋をつけて扱い、子どもやペットが薬剤に触れない状態にしてから作業してください。塩素系のカビ取り剤を使う場合は、酸性の洗剤と絶対に混ぜず、最後に・薄めて・短時間で・すすぎ切ることを守ってください。
なお、浴槽の底がもともと滑り止め加工になっている家や、子どもが大きくなって転倒の心配が減った家では、そもそもマットを敷かない選択も十分あります。裏のカビに悩まされ続けるくらいなら、床を拭く習慣に切り替える方が楽、という声も少なくありません。敷かない場合は、洗い場の床自体が滑りやすくなっていないか、時々素足で確かめておくと安心です。すでに黒カビが根を張ってしまった場合の洗い方・落とし方はお風呂マットの洗い方とカビ取り・干し方にまとめています。
買い替える時は、裏面の水切れの良さと、吸盤やゴム部分の耐久表示を確認してから選ぶと、次のマットは今より長持ちしやすくなります。
ゆきこ( ゚Д゚)『カビ対策って、結局は「水を残さない時間をどれだけ作れるか」なんですよね。マットを立てかけるだけの1秒の習慣が、いちばん効くと思っています』
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すでにカビが出てしまって洗い方や落とし方を知りたい人はお風呂マットの洗い方とカビ取り・干し方へ。ピンクのぬめりとカビは正体が違うので、浴室のピンク汚れが気になる人は浴室のピンク汚れの正体を先に読むと見分けがつきやすくなります。お風呂のおもちゃのカビが気になる人はお風呂おもちゃのカビ対策もあわせてどうぞ。
まとめ:敷けば転ばないわけではない。カビは「立てる」習慣でかなり減らせる
- マットは万能な転倒対策ではない。乳幼児だけを浴室に残さない
- カビるのは裏の水。吸盤の中・蝶番の隙間・床との密着面
- 使ったら立てる・吸盤を外す。これだけでかなり変わる
- 素材はシリコン・PVCやすのこ型が乾きやすい。発泡はこまめなケアが必要
- 防カビ剤は表示どおりに。塩素系と酸性は混ぜない。効果は断定しない
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手順を1枚にまとめました。



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