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「このギア、何段で走ればいいんだろう」。ママチャリの外装6段や内装3段のレバーを見ながら、そう思ったことはありませんか。数字は付いているのに、坂道でどれを選べばいいのか、平地では何段が楽なのか、説明書だけでは分かりにくいですよね。1速に入らない、6速から動かない、ペダルを漕ぐとガチャガチャ音がする、という困りごとも重なると、なおさら不安になります。
先に結論をひとつ。ギアの数字は「軽いか重いか」の目安であって、決まった正解の段数があるわけではありません。自分の脚の感覚で選ぶのが基本です。段数の考え方、変える時の操作、坂道や交差点で気をつけたいこと、入らない・変わらない時に自分でできること、ずれる・音がする時の見る所まで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:何段を使えばいいか知りたい人|変え方が分からない人|入らない・変わらない人|音がする・ずれる人|安全の確認をしたい人
段数の考え方の早見表——数字は「軽いか重いか」の目安
まず前提として、ギアの段数に「この場面ではこの数字」という決まった正解はありません。あくまで目安として、次の早見表を参考にしてください。
| 数字 | ペダルの軽さ | 向く場面の目安 |
|---|---|---|
| 小さい数字(1・2段目あたり) | 軽い。回しやすい | 発進する時・上り坂・向かい風の時 |
| 真ん中あたり | ほどよい | 普段の平地の走行 |
| 大きい数字(5・6段目あたり) | 重い。しっかり踏む | 下り坂・追い風・スピードを出したい時 |
坂の角度や自分の体力によって「ちょうどいい段数」は変わるので、数字そのものよりも、ペダルの重さを脚で感じながら選ぶのが基本です。発進する時は軽め、慣れてきたら重めへ、という具合に、少しずつ試してみてください。ママチャリの内装3段も考え方は同じで、1が軽く、3が重い作りになっています。
変える時の操作——外装と内装で違う、坂道や交差点で無理に変えない
ギアを変える操作は、外装(レバーやグリップで変える一般的なタイプ)と内装(車輪の中にギアが入っているタイプ)で、少しコツが違います。
- 外装の場合。ペダルを軽く回しながらレバーを操作します。ペダルを止めたまま変えようとすると、チェーンがうまく移らず、外れる原因にもなります
- 内装の場合。逆に、ペダルを止めてから変えます。回しながら操作すると変わりにくいことがあるので、取扱説明書の手順どおりに
- 共通の注意。坂の途中や交差点の中では、無理に変えようとしないでください。急に軽い段へ変えようとすると空回りしたり、バランスを崩したりすることがあります。変えるなら、坂に差しかかる前や、交差点を渡り終えてからにしましょう
自分の自転車が外装か内装か分からない時は、後輪の変速機(レバーから伸びる小さな部品)が外に見えているかどうかで見分けられます。見えていれば外装、見えなければ内装のことが多いです。
入らない・変わらない時に自分で見られる所——それ以上は自転車店へ
「1速に入らない」「6速から動かない」という時、自分で見られる範囲は限られています。無理をせず、次の順番で確かめてみてください。
- レバーの表示と実際のギアが合っているか。表示だけ動いて実際は変わっていないことがあります
- ワイヤーのたるみ。レバーからの金属のワイヤーがたるんでいると、力が伝わりにくくなります
- 泥や汚れの付着。変速機のまわりに泥が詰まっていると、動きが渋くなります。乾いた布で軽く拭くくらいならできます
ここまでで直らない場合、原因はアジャスター(微調整のねじ)のずれであることも多く、変速機が動かない時の直し方にもう少し詳しい見る所をまとめています。反対に「そもそも自分の乗り方なら段数を絞ってもいいのでは」と感じた人は、変速機はいらない?も参考になります。分解や、ワイヤーそのものの交換は、自分で無理をせず自転車店に相談してください。安全に関わる部分なので、餅は餅屋です。
ずれる・音がする時——注油と掃除の目安
ペダルを漕ぐとガチャガチャ音がする、ギアの位置がずれている感じがする、という時は、チェーンまわりの汚れや油切れが関わっていることが多いです。
チェーンオイルを軽くさして、余分な油を乾いた布で拭き取るところまでは、家でもできる範囲です。ブレーキの部分には油を付けないよう気をつけてください。ブレーキが効きにくくなる原因になります。掃除のやり方はチェーンの掃除、注油の選び方はチェーンオイルの代用にまとめています。何をしても直らない、チェーンが緩んで外れそうな感じがする、という時は無理をせず、チェーンを自分で交換する時の注意も確認したうえで、難しければ自転車店に相談してください。
乗る前に確認しておきたいこと——ブレーキと安全
ギアの調子と同じくらい大事なのが、ブレーキです。乗る前に、前後のブレーキがしっかり効くか一度握って確かめる習慣をつけると安心です。ギアの調整に気を取られて、ブレーキの確認がおろそかにならないようにしてくださいね。
- 走行中は下(ギアのレバーや変速機)を見続けない。前方から目を離すと危険です
- 坂の途中・交差点の中で無理に変えようとしない(第2章のとおり)
- 子どもを乗せる自転車は、特にブレーキの効きを念入りに確認する
- 異音や違和感が続く時は、様子見よりも早めに自転車店で見てもらう
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、ギアは「習うより慣れろ」の部分が大きいと思っています。坂の手前で早めに軽くする癖がつくと、それだけでだいぶ楽になりますよ』
💡 この困りごとへの提案
チェーンまわりを軽く手入れするだけで、ギアの入り具合が改善することもあります。1本持っておくと、音が気になった時にすぐ対応できて安心です。
あわせて読みたい
変速機が動かない・入らない時の詳しい見る所は変速機が動かない時の直し方、そもそも変速機はいらないのではと感じた人は変速機はいらない?へ。チェーンの掃除はチェーンの掃除、注油の選び方はチェーンオイルの代用、チェーンを自分で交換する時の注意はチェーンを自分で交換する時の注意にまとめています。
まとめ:数字は目安。変える操作は外装と内装で違う。無理をしないのが一番
- ギアの数字は目安。小さいほど軽く、大きいほど重い
- 外装はペダルを回しながら、内装は止めて変えるのが基本
- 坂の途中・交差点では無理に変えない。手前や渡り終えてから
- 入らない時はレバー表示・ワイヤー・泥まで自分で確認。分解と交換は店へ
- 乗る前にブレーキを確認。走行中は下を見続けない
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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