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チェーンから音が出てきた、注油しようと思ったら肝心のオイルが切れていた。近くの店がもう閉まっていたり、今日中に乗る予定があったりすると、家にある油で何とかならないか考えてしまいますよね。
結論からいうと、ミシン油や機械油のようなさらさらした油なら一時しのぎとして使える一方、食用油やグリス、エンジンオイルは使わない方がよいです。系統ごとにどう違うのか、洗剤の代用もあわせて見ていきましょう。
チェーンは雨や砂ぼこりにさらされながら回転を伝える部品なので、油が切れたまま走り続けると、金属どうしが直接こすれ合って摩耗が早まります。少しの間くらいなら平気だろうと思いがちですが、音が出始めている時点ですでに油分が足りていないサインなので、できるだけ早めに何らかの手を打っておきたいところです。
ケース別に読む:代用できる油を知りたい人|洗剤の代用を知りたい人|代用後の手入れを知りたい人|常備品を選びたい人
系統別の代用早見表——使える・条件付き・使わない
チェーンオイルの代用を考える時は、油の種類ごとに整理すると分かりやすいです。
| 分類 | 油の種類 | 特徴 |
|---|---|---|
| 使える(一時しのぎ) | ミシン油・機械油 | さらさらして注油しやすいが、持ちは短い |
| 条件付き | 浸透性の潤滑剤 | 洗浄向きで油分が残りにくく、注油の代わりにはならない |
| 条件付き | シリコンスプレー | 樹脂部品には向くが、チェーンには弱い |
| 使わない | 食用油・ベビーオイル | 酸化してベタつき、ほこりを呼び寄せる |
| 使わない | グリス | 外側に塗っても内部のすき間まで入らない |
| 使わない | エンジンオイル | 飛び散りやすく、処理にも困る |
今すぐ乗る必要があって手元にミシン油や機械油しかない、という場合は、少量を関節に差して一時しのぎにするのは現実的な選択です。ただし、あくまで応急の対応なので、後日必ず専用のチェーンオイルに戻すことを前提に考えてください。浸透性の潤滑剤は汚れを落とす洗浄には向きますが、油膜が長く残らないため、これだけで注油を済ませようとすると、かえってサビや摩耗を早めてしまいます。
シリコンスプレーは、樹脂やゴムの部品にはやさしく使える一方で、チェーンのような金属どうしがこすれ合う部分では油膜が薄く、すぐに切れてしまう傾向があります。ブレーキのレバー周りやスタンドの可動部など、他の場所での代用には向いていても、チェーンにはあまり向かないと覚えておくとよいです。手元にある物を何にでも使い回すのではなく、部品ごとに向き不向きがあることを知っておくと、失敗が減ります。
洗剤の代用——食器用中性洗剤を薄めて
チェーン専用のクリーナーが手元にない時は、食器用の中性洗剤を水で薄めた物で代用できます。古い歯ブラシなどにつけて汚れをこすり落とし、そのあとしっかり水気を拭き取ってから注油してください。塩素系の洗剤や、強いアルカリ性の洗剤は金属を傷めることがあるので使わないようにしましょう。洗った後に水分が残っていると、そこからサビが進みやすくなるので、乾拭きは念入りに行ってください。
代用した後にやること——早めに専用オイルへ戻す
一時しのぎの油で走った後は、なるべく早いタイミングで専用のチェーンオイルに戻すのが理想です。放置していると、油膜が薄れてサビや摩耗が進みやすくなります。買い物のついでや、次に自転車を使う予定の前などに、一度きれいに拭いてから専用のオイルを差し直すと、状態を良く保ちやすくなります。
代用の油をそのままにしておくと、走るたびにほこりや砂を巻き込みやすく、チェーン全体がざらついた手触りになっていきます。そうなってから元に戻そうとすると、汚れを落とす手間も増えてしまうので、気づいた時点で早めに手を打つのがいちばん楽な方法です。専用オイルに戻した後も、走った後に軽く拭く習慣を続けると、次に切れる心配をせずに乗り続けられます。
注油の作業は、可燃性の油を使うため、火の気のない換気のよい場所で行ってください。衣類や床に付くと滑りやすくなるので、汚れてもよい服装で、下に古い布を敷いておくと安心です。ブレーキ面やリムに油が付かないよう、チェーンだけに絞って差し、スプレータイプを使う場合は目に入らないよう顔を離し、吸い込まないよう気をつけてください。作業中は回転する部分に指を近づけすぎないようにし、道具や油は子どもの手の届かない場所に保管しましょう。
代用しないで済ませる——メンテナンスセットを常備しておく
そもそも代用を考えなくて済むように、専用のチェーンオイルとクリーナー、ブラシがひとまとめになったメンテナンスセットを1つ常備しておくと安心です。使う頻度が低くても、いざという時に慌てずに済みますし、洗浄から注油までひと通りの道具がそろっているので、次にサビがひどくなる前に手入れする習慣もつきやすくなります。
複数台の自転車がある家では、それぞれに使うたびに買いに行くより、まとめて置いておける場所を1か所決めておくと、次に使う時にも迷わず済みます。天気のよい休みの日に、まとめて全部の自転車の手入れをする、という習慣にしてしまうのも一つの方法です。道具はまとめてケースに入れ、直射日光や高温になる場所を避けて保管しておくと、劣化を防ぎやすくなります。
ゆきこ( ゚Д゚)『油を切らして焦って代用するより、最初からセットを1つ置いておく方が結局は手間が少ないと感じます。安心して手入れできる環境を先に整えておく、という考え方ですね』
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まとめ:一時しのぎはさらさらの油、食用油とグリスは使わない
- ミシン油・機械油は一時しのぎとして使える。あくまで応急の対応
- 食用油・グリス・エンジンオイルは使わない。ベタつきや飛び散りの原因になる
- 洗剤は食器用中性洗剤を薄めて代用できる。塩素系・強アルカリは避ける
- 代用した後は早めに専用オイルへ戻す。油膜が薄れる前に
- 油は換気しながら使う。ブレーキ面とリムには付けない
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手順を1枚にまとめました。



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